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「ほら、忍ちゃん。もう少し足開いて?」
「ん、うん……これくらい、ですか……?」
「もっとだよ。もっとガバッと」
「も、もっと……?これくらい……?」


 足を大きく広げるように言われて、恥ずかしさに顔が熱くなるのを感じながら。
 あたし―――工藤忍は、ご主人様に言われたとおりに股を開く。
 椅子に座りながら、短いスカートの中身を見せつけるくらいに。
 目の前にさっき設置されたカメラが、その光景を包み隠さず記録していってるみたいだった。


「そうそう!」


 満足そうに頷くご主人様。
 別に生放送してるわけじゃないとはいえ、カメラであたしの姿、それも下着丸出しの恰好を撮られるなんて、やっぱりすごく恥ずかしい……。
 けど、これもアイドルになるために大事なこと……なんだよね?
 

 だってご主人様がそう言ってたんだもん。
 たっくさんエッチなことして、誰に負けないくらいエッチになって、みんなにエッチになった工藤忍を見てもらうっていうのが、アイドルになれる近道だって。
 今やってるのは、そのための撮影。
 たくさんエッチなあたしの姿を撮ってもらって、それをご主人様が編集して、ネットに上げたり色んな会社に送ったりして、売り込みをするらしい。
 そういう大事な撮影だから、ご主人様に丸っきりエッチに変えられちゃったあたしの身体、くまなく見てもらわなくっちゃ。
 それがあたしが青森から、ここ東京まで家出してまで出てきた理由―――り、ゆう?
 あれ?なんだっけ……?
 あたし、何か大切なこと……ううん、あたしには、なにかだいじなゆめが……。


「どうした?もう撮影は始まってるよ?」
「う、うん……な、なんかいきなり頭が痛くなって、怖くなっちゃって……」
「……そうか。けどそういう時、どうするかは教えたろう?」
「う、うんっ……!そう、でした……」


 そう、忘れてた。
 いきなり頭が痛くなったとき。
 辛いことを、思い出しちゃいそうになったとき。
 そういう時に、ご主人様からは、気持ちいいことたくさんおねだりして忘れなさいって言われてたんだった。
 たくさんエッチして、セックスして、嫌なこと全部塗りつぶしちゃいなさいって。

 
 それに従って、あたしは椅子に座って股を開いたまま、カメラ側のご主人様にねだるような視線を向ける。
 あたしの意図をご主人様はすぐに察してくれて、あたしに顔を近づけてきてくれた。
 あたしを膝に乗せるような形で。
 そのまま、啄むようなキス。
 口づけの度に頭がほわほわになって、嫌なことが全部どこかに飛んでいく。
 ご主人様の言う通りだ。
 頭が痛いのもすぅっと引いていって、もう大丈夫。


「じゃあ、手筈通りに。今から始めるからね……」
「はい……」


 あたしの様子が落ち着いてきたのを見たご主人様が、合図とともに囁いてくる。
 それに頷いて、あたしは事前の打ち合わせ通り、アイドルのための大事な撮影を開始していく。
 工藤忍のPVを。
 みんなに見てもらうための映像を。


『みなさんっ、初めましてっ!あたし、工藤忍っていいます♪今日は、みなさんにあたしのことを知ってもらおうと、このビデオを撮ってます……』


 何度も何度も読み込んで暗記した台本通り、セリフを紡いでいく。
 年齢、趣味、血液型、誕生日……。
 出身地のことを紹介する段になって、またジワジワ、頭痛が襲ってきたけれど、あたしを乗せて座ったままのご主人様の手を握って気持ちを落ち着かせた。
 大丈夫、大丈夫……。
 これから、カメラの前でご主人様とエッチなことたくさんして、エッチなあたしをたくさん見てもらうんだから。
 怖くない、怖くない……。

 
『―――つっ、次は、スリーサイズを紹介しちゃいますねっ……。あたしのおっぱいは―――ひゃうんっ!?』


 胸のサイズを発表しようとすると同時、ご主人様が後ろから不意におっぱいへ手を伸ばしてくる。
 服―――薄いキャミソールの上から、両手で鷲掴みにして。
 下着を付けてなくて、ふにふに状態のおっぱいが、揉むたびに形を変えられる。
 あんまり大きくないけど、たくさん触られて敏感になっちゃったそこは、あたしの頭に我慢できないくらいの快感を伝えてきた。


『―――バストサイズ78で……んひっ!?うぅっ……さ、サイズはないけど、その分ご主人様がエッチに改造してくれました……♡うぅんっ、そ、そこ、乳首引っ掻くのすきぃ……!』


 キャミを捲られて、カメラの前で直におっぱいの感じるところを責められる。
 マッサージするみたいに全部を揉まれて、乳輪をクリクリ、輪を描くようになぞられて、時折乳首をピンっと弾かれて……。
 おっぱいだけで2回くらい軽くイっちゃって、足を開いてカメラに見せたままの下着が、べしょべしょに濡れてきた。
 いつもなら、ここらへんでご主人様にセックスをおねだりして、おちんちんを恵んでもらう頃合いなんだけど……今は撮影中。
 何とか平静を保つように努力しつつ、事前の撮影プログラムを続けていく。


『はぁ、はぁ……♡んと……次は……♡』


 ピンク色に染まりかけてる頭で、あたしは次の撮影プログラム、おまんこ公開の準備をするため、下着をいそいそと脱ぎはじめる。
 べちょってエッチな愛液が糸引く様を出来るだけカメラに見せつけながら、ご主人様がおまんこの紹介がてら、あたしのクリとGスポットを弄りまわすのを待って―――そして。


『あっ……はっ……♡はひ……いぃぃっ……!!?』
「……ほら、紹介はどうした?」
『ひぎゅぅっ!いっ、い゛っっ……!!しょ、しょうかい……ひゃうぅ……♡』


 訪れる、ご主人様の手マン。
 けれど、それに合わせて自分のおまんこがどういう調教されて、どういう風にエッチになっちゃったかは、言葉が紡げなかった。
 気持ちよすぎて。
 イキマンコをご主人様の手で無遠慮にほじくり回されるのがどうしようもなく最高で、死ぬほど幸せで、気持ちよすぎて、どうしようもない。
 もう、言葉になんかならない。


 結局、あたしのおまんこの紹介は、全部ご主人様がしてくれた。
 クリトリスが、一番最初―――あたしがまだご主人様のことを『ご主人様』と呼んでなかった時―――から虐められ続けて、親指くらいの大きさになっちゃったこと。
 皮をバチンと切られて、完全にご主人様の所有物だってことを示すために、手術してリングを付けたこと。
 数えきれないくらいご主人様とセックスして、ご主人様の命令で色んな男の人と『研修』したおかげで、おまんこの色がエッチに黒ずんできてること。
 Gスポットとか、開発されまくって、今はもう2秒くらい続けて触られるだけで潮をプシュッと噴いちゃうこと。
 最近、何回も連続してイキ続けると、おしっこが漏れてくるようになったこと。
 おしっこ穴でも気持ちよくなるように練習した成果が出て、この前普通にトイレでおしっこするだけでイっちゃったこと。
 毎日、おまんこ開発のために3回以上オナニーするようにしていること。


 それら全部を、あたしのご主人様はおまんこを実際に弄りながら、逐一全部カメラの前で紹介していく。
 本来ならそれを説明しなきゃいけないあたしは、けれどそんなご主人様の手マンに、翻弄されるがまま。
 イって、絶頂して、昇天して、アクメして、またイって―――。
 所々意識も飛びかけて、紹介が全部終わるころには、息も絶え絶えで舌をだらしなく突き出したまま、涙と涎でぐっちゃぐちゃの顔をカメラの前に曝け出していた。
 何度も何度も潮を吹いて、おしっこまで漏らした姿まで、ばっちり撮影完了済み。
 自分で紹介できなかったのは残念だけど、こんなえっちなのぜったいみられちゃいきていけないいやちがうあたしはあいどるに―――。


「……もう、セックスしたい?」
『――っ、し、したいっ!エッチしたいですっ!おまんこにチンポっ、ハメてください……っ!』


 また頭が痛くなってきたから、あたしはご主人様の問いかけに乗っかるようにして、カメラの前で交尾をねだる。
 出来るだけ腰を下品にくねらせて、雄に勃起していただくために。
 びしょ濡れのおまんこにハメてもらって、気持ちよくなりたい。
 怖いこと全部忘れて、ご主人様に使っていただくだけのメス穴になりたい。
 撮影とかも全部ほっぽって、あたしの気持ちはその思いだけで支配されていた。
 

「仕方ないな……じゃあ、チンポ狂いの忍ちゃんに、お待ちかねのチンポ、恵んであげよう」
『は、はいっ……!ありがとうございます……っ!!』


 必死のおねだりに苦笑しながら、ご主人様がいよいよペニスを取り出して、あたしの入り口にあてがってくる。
 膝に乗せたまま、いわゆる背面座位の体位で。
 依然として撮影を続けるカメラに結合部が見えるように、ドチュンッと勃起した肉棒が嵌めこまれた。


『んん゛っっ!!!??ぉお゛っ……!!』
「くく……そんなチンポジャンキーみたいな声出しちゃって……奥の奥までマン汁でぐしょ濡れなのに、忍ちゃんのマンコうねって締め付けてくるよ」
『はひぃぃっ!?んんっ……んあぁっ!!!』
「ほら、忍ちゃんもザーメン子宮にぶちまけて欲しいんだったら腰振って!」
『はひぃっ、こっ、腰ふりましゅぅっ!ほひっ、ひぃっ、いぃぃんっ!!』


 赤ちゃんのお部屋の入り口までガッツリ貫かれて、呂律が全然回らない。
 チンポでぐりぐり、子宮口小突き廻されて、半狂乱になりながら腰を必死で動かした。
 最近開発が進んできたポルチオが、ぐらぐら煮え立つような気持ちよさを全身に刷り込んでくる。
 

『……お゛っ……!!お゛お゛……!!!?』


 イった。
 いや―――1回きりじゃない。
 イキっぱなしだ。
 勝手に腰が跳ねて、子宮がチンポに吸い付く。
 この世に気持ちいい以外の感覚がなくなった気さえして、あたしは情けなく声を上げた。
 

「ははは、撮影してるってのに白目剥きかけで感じちゃって……。もうザーメン子宮にぶちまけるよ?アイドル志望の忍ちゃんに種付けセックスするけどいいよね?」
『い゛い゛っ!してぇっ!!おまんこがんがんおかひてぇ!!』


 ついに受精まで肯定しちゃって、ガクガク引きつけを起こしたように頷きながら、膣肉を締めつつ射精をねだる。
 そんな反応を待っていたといわんばかりに、おまんこの中がグリグリ攪拌された。
 女の子の頭の中を、ご主人様のチンポのことでいっぱいにさせる動き。
 こんな動きで犯されたら、誰だって堕ちちゃう。
 堕ちるに決まってる。


『あ゛ひぃっ!!ごしゅじんさまっ、ごしゅじんさまぁっ……!!!』


 子宮を叩かれる衝撃がそのままてっぺんまで届く。
 無理矢理押し広げられた膣肉が、気が狂うほどの気持ちよさをくれる。
 心も体も、全部男の人のモノにされるって、なんてきもちいいんだろう。
 たまらない。
 おとうさんもおかあさんも、なんでだめっていったんだろう。
 こんなにきもちいいのに。
 ごしゅじんさまにおとしてもらうの、さいこうにしあわせなのに。


「くぁっ……!出すよっ……忍……!!」
『――――――っ!!!』


 ご主人様の言葉と同時、子宮に注ぎ込まれるマグマのようなザーメン。
 生での射精が身体の奥を焼き尽くして、声にならない叫びが漏れる。
 壊す気まんまんの、暴力的なセックスにあたしは感じまくって、恍惚とした表情でただ種付けを食らっていた。


『お゛っ……ぉ、ぁ……』
「ふぅ……いいイキっぷりだねぇ。そんなに気持ちよかった?」
『んぅ……ぁ゛ぁぁぁ……』
「……おいおい、忍ちゃん、帰ってこ〜い」
『……ぇへ、んぁ……ああ……?』


 トンじゃってた頭が、ご主人様に頬を張られることで無理矢理現実に引き戻される。
 精液の残り汁まで全部粘膜に擦り付けられた後、静かに絶頂を続けながら、焦点の合わない目でご主人様に寄りかかって虚空を見つめた。
 ぼやけた視界に、後ろからあたしの様子を覗き込むご主人様が映る。


「おお、何とか大丈夫そうだね。もっともっと、カメラにセックス見せつけるよ」
『ふぇ……?もっろ……?』
「そう。忍ちゃんがザーメン大好き女のメス奴隷だって、みんなに知ってもらわなきゃいけないじゃないか。そのために撮影してるんだよ?」
『はっ……あぁ……そ、そう……れしたっけ……?』


 そうだよ。
 と力強く頷くご主人様の姿に、頭の奥から何かの叫びが聞こえて、微かな痛みが生まれる。
 その叫びは必死で目の前の状況を否定する言葉を吐いているようだったけど、その言葉はひどく遠くて、よく聞こえない。
 だんだんそのうち叫びの意味を聞き取ろうとするのも面倒になって、あたしは考えるのをやめた。
 パタッと、声が聞こえなくなる。
 これでいい。
 むずかしいことなんか、かんがえてもしょうがないもん。
 ごしゅじんさまと、せっくす。
 きもちいいことだけかんがえて、いきていければそれで―――。


「じゃあ、忍ちゃんのセックスショーを再開するよ?ガンガンイキまくって、潮吹きまくって、エッチ大好きなところを存分にアピールしてね?」
『……はーっ……はーっ……♡うん……♡あたし、がんばるからぁ……んひぅっ!!?』


 また、おちんぽがあたしのおくをいじめはじめる。
 もう、どうなってもいい。
 なにもかもをおちんぽにゆだねて、あたしはきもちいいことだけに、あたまをしゅうちゅうさせていった―――。

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