最終更新:ID:DQ1AsWrqbA 2016年08月04日(木) 00:30:26履歴
出産ssでけました
今回は肇ちゃん編です
なげます
「ふうっ、ふうっ…プロデューサーさん、いつも、すみませっ…ん…」
「気にするな。肇が決めたことだしな」
「はうっ…私は、大事な2人の、どちらかなんて…選べませんでした、からっ」
大きなお腹を抱えて、分娩台に座る私。
既に破水は始まっていて、体全体がビクンビクンって震えています。
だけどお薬のおかげで、クラクラするくらい気持ちいいんです。
お腹の中にいるのはおじいちゃんの赤ちゃん。これが三人目です。
プロデューサーさんの赤ちゃんも、今までに二回産んでいます。
つまり、合わせて今日で五回目。
「にしても、母親ってすごいよな…」
「うあっ…お、おまんこ、き…て、いいっ…」
不思議なもので、2人の赤ちゃんは産む時の感じが全く違うんです。
おじいちゃんの子は、繊細で、気持ちよさを積み上げていく感じ。
プロデューサーさんの子は、大胆で、私を根っこから変えてしまいそうな感じ。
…まるで、創造と破壊みたいです。
「…ふあ、あっ…ひーっ!ひいいっ!しきゅ!子宮うっ…開いて…っ」
赤ちゃんの動きが、手に取るようにわかる。
柔らかくなった私の子宮口をゆっくり開いて、産道を通り抜けてくる。
いき過ぎたせいか、胸からミルクまで溢れてきました。
「はあっ、はあっ、産まれますねっ…ああっ…産まれる産まれるうっ…!」
とても気分が安らぐ。
こんなにいってるのに、家で昼寝してるみたいな心地よさ。
…幸せ。
「ほら、もう一息っ!」
「ひっ、ひっ…あっ…プロデューサーさんっ、見て…くださっ…うみますっ、うっ…うまれうううっ!?」
ズルッと引き抜かれ、赤ちゃんがプロデューサーさんの手に収まる。
へその緒でしっかり繋がった、赤ちゃん。
私は余韻の中で激しく呼吸を繰り返しながら
2人に目を奪われていました。
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