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今日も事務所には俺と藍子しかいない。チャンスだ。

P「藍子ーちょっと応接室に来てくれないかー」
藍子「はいー? なんでしょうかー?」

ガチャリ。
藍子を招き入れ、おもむろに鍵をかける。

パァンッ

わざとらしい手拍子。
途端、それまでぽかんとしていた藍子の顔がみるみる青ざめていった。
密室が出来たことに危機感を抱いただとかそんな生易しいものではない。

藍子「ひっ……!」
P「藍子…。「また」よろしくな…?」

藍子は今、「思い出して」いた。
自分がこれまで、何度も何度も目の前の男に嬲られていたことを。
そして一度事が済むと、その時の記憶が綺麗に消し去られてしまうというループを延々繰り返し続けてきたことを。

藍子「っや、やだ……、もう、やだぁ…!」
P「ははっ、その反応ももう何度目だろうな? どうだ? またあの醜態を忘れさせられていた感想は」
藍子「もう、やめて…。」
P「やめる? お前を犯すことをか? それとも忘れさせることをか?」

藍子「……! そっ、そんなの…どっちも 「飽きたな」 」
藍子「え…?」
P「飽きた。5回目、いや6回目か。いくら積み重ねてきたとはいえいい加減変化も乏しくなってきたな。」
藍子「ど、どういう…」

最初はただの証拠隠滅に過ぎなかった。
それを「繰り返す」ことに思い至ったのは、歌鈴が2度3度と茶を取り忘れて戻ったのを見たのがきっかけだった。
目論見通り2度目に呼び出した時はわけも分からず混乱していた。
3度目には「自分が2度も記憶をいじられ、辱めを受けたことさえ綺麗に忘れていた」ことに絶望していた。
次に呼んだ時には取り乱したんだったか。あの狂乱は普段の藍子からはとても想像できないものだけにとても見物だった。
しかし繰り返される刺激への反応と言うのは鈍くなるもの。
そこから先は弱弱しく抵抗の意思を見せるだけになっていった。

P(このまま無抵抗になるまで続けるのもアリだが…それは別で試すとするか)
藍子「あ、あの…いったい…?」
P「まあ最初は取りあえずシンプルに…」
藍子「きゃあっ、っ!」


-
藍子「ぁ…、うっ…」

何度目か数えるのも嫌になる行為に、服を整えた後もただひたすら涙を流すばかりの藍子。
さて…。

P「藍子」
藍子「うっ…、ひぐっ…」

パァンッ

P「藍子?」
藍子「あっ…あれ? プロデューサーさん?」
P「ソファで寝ちゃってたのか? 藍子はのんびり屋だなあ」
藍子「え? 私、寝ちゃってました?」
P「なんだ、覚えてないのか?」
藍子「えへへ、お恥ずかしながら…」

パァンッ

藍子「…あ………えっ?」
P「あんなことも覚えてないなんて、本当にのんびり屋なんだな」
藍子「やっ、私、またっ」
P「あれだけ襲われてるのに、何も知りませんって顔でキョトンとするの、たまらないな」
藍子「そ、そんな…! 忘れちゃったら、」
P「助けも呼べない、な。本当に都合がいい」
藍子「いやっ…そんなの…た、助け…」

パァンッ

藍子「?」
P「どうした藍子。まだ寝ぼけてるのか?」
藍子「あ、あはは…。そうなんでしょうか」
P「本当に覚えてないのか?」
藍子「? なんのことですか?」

パァンッ

藍子「……! …!」
P「よう。1分ぶり」
藍子「許せない…! こんなの…!」
P「おっ、そうそう。その反応がほしかった」
藍子「ふざけないで!」
P「けど、いくら俺を憎んでも、次の瞬間にはそんなことは忘れちゃうんだよな」
藍子「いや! もう勝手な…」

パァンッ

藍子「あ、あれ?」
P「ははっ、さすがにボーッとしすぎだ。顔を洗ってきなさい」
藍子「えへへ、そうしますね」

直前の剣幕がウソのように穏やかに席を立つ藍子。
その後ろから手を鳴らす。

パァンッ

藍子「…!」ダッ

一瞬呆気にとられた後、自由になった今この瞬間の状況を把握して出口へと駆けだす藍子。
だが、手拍子の音速は出口に向かう藍子を無情にも捉える。

パァンッ

藍子「?」キョトン

道を間違えたとばかりにトイレへ向きを変える藍子。
トイレから出口への距離も十分にある。

…今度は「直前の記憶の復活」も忘れさせてみる。

パァンッ

一瞬呆気にとられた後、自由になった今この瞬間の状況を把握して出口へと駆けだす藍子。
だが、手拍子の音速は出口に向かう藍子を無情にも捉える。

パァンッ

藍子「?」キョトン

…滑稽なほどにさっきと全く同じ。
道を間違えたとばかりにトイレへ向きを変える藍子。
今度はあらかじめ出口の前に立ちふさがる。

パァンッ

藍子「!」
P「俺が憎いか? 藍子」
藍子「…にk」

パァンッ

藍子「ぅえっ…?」
P「唐突だけどさ。俺のこと信頼してくれてる? 藍子」
藍子「えっ、それはもちろん信頼していますけど…」

パァンッ

P「そっか。ありがとな」
藍子「! ひっ…」
P「今回は結構楽しかった。これからはまた色々工夫してみるか」
藍子「やっ、やめ…」

パァンッ
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