最終更新:ID:ZrOhVHbvuA 2020年02月06日(木) 19:03:22履歴
悪魔に魂を売ったと言われるバイオリニストの超絶技巧変奏曲
リストのピアノ作品における代表作のひとつ。かの「ラ・カンパネラ」は同じ練習曲集の第3番にあたる曲。
「パガニーニによる大練習曲」は題名のとおり『悪魔的ヴァイオリニスト』と評された超絶技巧のコンポーザー・ヴァイオリニストであるニコロ・パガニーニの作品群に着想を得ており、この第6番はパガニーニの代表作である「24の狂詩曲」の第24番が元となっており、原曲のヴァイオリンにおける超絶技巧を可能な限りピアノで表現しようとした(技法的にも演奏者に対しても)挑戦的な作品である。
ノスタルジアでは主題、第1変奏、第3変奏、第4変奏、第8変奏、Codaの抜粋となっている。
この作品を元にして、wacとL.E.D.のユニット「度胸兄弟」によってアレンジされたのがあの「DIAVOLO」である。
紹介No.118 【パネル編集】 【PC編集】 ? | ||||
Normal | Hard | Expert | Real | |
5 | 8 | 12 | 3(13.5) | |
Op.2追加 2019.02.21 デフォルト楽曲 | ||||
コナステ版:ベーシックコース楽曲 | ||||
度胸ステップの原曲と言うと音ゲーマーの頭の中ではあの旋律が聞こえるのかもしれません。 大練習曲・主題と変奏とあるように、特徴的な旋律が何度も形を変えて、たくさんの演奏上の関門となりながら繰り返されます。 あなたは巨匠からの挑戦に立ち向かえるかな? | ||||
所属カテゴリ:クラシック/ジャズ | ||||
関連:リスト | ||||
ノーツ数:N-370 H-827 Ex-1731 Real-1949 演奏時間:約2分 |
リストのピアノ作品における代表作のひとつ。かの「ラ・カンパネラ」は同じ練習曲集の第3番にあたる曲。
「パガニーニによる大練習曲」は題名のとおり『悪魔的ヴァイオリニスト』と評された超絶技巧のコンポーザー・ヴァイオリニストであるニコロ・パガニーニの作品群に着想を得ており、この第6番はパガニーニの代表作である「24の狂詩曲」の第24番が元となっており、原曲のヴァイオリンにおける超絶技巧を可能な限りピアノで表現しようとした(技法的にも演奏者に対しても)挑戦的な作品である。
ノスタルジアでは主題、第1変奏、第3変奏、第4変奏、第8変奏、Codaの抜粋となっている。
この作品を元にして、wacとL.E.D.のユニット「度胸兄弟」によってアレンジされたのがあの「DIAVOLO」である。
フランツ・リスト。『ピアノの魔術師』とも呼ばれる。
ハンガリー出身のコンポーザーでサリエリの生徒の1人でもある。パガニーニのヴァイオリンを聴き,超絶技巧の道を歩むよう決意する。派手なパフォーマンスで魅せる美形のスーパースターで,多くの女性たちを虜にした。ピアノの弦を切ってしまう程の力で鍵盤を叩いたので,メーカーは彼に壊されないよう耐久力のあるピアノを開発していった。ちなみに,ノスタルジアのリアルリサイタルでおなじみトークを挟みながらの演奏会という形式は,リストが始めたものとも考えられている。
後には人格者としても知られるようになり,多くのコンポーザーと親交をもち生徒からも慕われていた。彼の演奏を聴いた伊藤博文は,リストを日本に招いて音楽教育をさせたいと駄々をこねたとか。74歳没。
なお、彼の楽曲の譜面に頻発する交差演奏は実際に彼がそのようにして奏でていたものである。
ショパンがノスタルジアにおけるボス的存在であるならば、リストは「裏ボス」的存在である。作曲者名としては表記されていないが、ノスタルジアに収録された管弦楽曲のピアノ用編曲は、多くがリストによって高難度譜面として制作されたものがベースとなっている。
音の響きにリストらしさが現れているので、新曲に「奴の気配」を感じたなら、間違いなくそこにリストが潜んでいるはずだ。
ハンガリー出身のコンポーザーでサリエリの生徒の1人でもある。パガニーニのヴァイオリンを聴き,超絶技巧の道を歩むよう決意する。派手なパフォーマンスで魅せる美形のスーパースターで,多くの女性たちを虜にした。ピアノの弦を切ってしまう程の力で鍵盤を叩いたので,メーカーは彼に壊されないよう耐久力のあるピアノを開発していった。ちなみに,ノスタルジアのリアルリサイタルでおなじみトークを挟みながらの演奏会という形式は,リストが始めたものとも考えられている。
後には人格者としても知られるようになり,多くのコンポーザーと親交をもち生徒からも慕われていた。彼の演奏を聴いた伊藤博文は,リストを日本に招いて音楽教育をさせたいと駄々をこねたとか。74歳没。
なお、彼の楽曲の譜面に頻発する交差演奏は実際に彼がそのようにして奏でていたものである。
ショパンがノスタルジアにおけるボス的存在であるならば、リストは「裏ボス」的存在である。作曲者名としては表記されていないが、ノスタルジアに収録された管弦楽曲のピアノ用編曲は、多くがリストによって高難度譜面として制作されたものがベースとなっている。
音の響きにリストらしさが現れているので、新曲に「奴の気配」を感じたなら、間違いなくそこにリストが潜んでいるはずだ。
◆パガニーニによる大練習曲第6番「主題と変奏」
◆愛の夢
◆ラ・カンパネラ
◆ハンガリー狂詩曲第2番 ※期間限定解禁楽曲
ピアノ編曲
◆結婚行進曲
◆魔王
◆交響曲第5番第1楽章"運命"
◆交響曲第7番第1楽章?
◆交響曲第9番第4楽章"歓喜の歌"
◆ウィリアム・テル序曲?
◆死の舞踏?
◆愛の夢
◆ラ・カンパネラ
◆ハンガリー狂詩曲第2番 ※期間限定解禁楽曲
ピアノ編曲
◆結婚行進曲
◆魔王
◆交響曲第5番第1楽章"運命"
◆交響曲第7番第1楽章?
◆交響曲第9番第4楽章"歓喜の歌"
◆ウィリアム・テル序曲?
◆死の舞踏?
◆超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」
タイトルからして物騒。8分ほどの曲だが,最初の2分を聴くだけでもその迫力は伝わるはず。弾ける人はそうそういない。
◆演奏会用練習曲より ため息
まさにため息が出るほど美しい楽曲。ノスタルジアに収録されたら,えんえんグリッサンドが続く事うけあい。
◆ハンガリー狂詩曲 第2番
8分程の長い曲であるが,終盤に,なんとクシコス・ポストの元ネタと思われるフレーズが登場する。当時の著作権って一体・・・。
◆ヘクサメロン
この辺からは,知識として知っていただければ・・・。6人のピアニストによる合作。ツェルニーやショパンも参加しており,リストがまとめ上げた。リストはこの曲が気に入っていたらしく,たびたび弾いていたという。みんなで楽しく作っていた思い出があったのかもしれない。コンポーザー達の合作って,音楽ゲームに始まった事ではないんだなぁ。
◆孤独の中の神の祝福
「詩的で宗教的な調べ」第3曲。ガンガンに掲載されていた漫画「スパイラル」で取り上げられていたので,知っている人もいるのでは。傑作だが,15分と長く深い作品なので少々難解ではある。
◆無調のバガテル
音楽を極めたリストは,ついに調のない楽曲まで作ってしまう。それがこのピアノ曲・「無調のバガテル」である。全体を通して,何とも言えない独特の雰囲気が漂う。だがさらにその上を行くのが,下記の「暗い雲」である。
◆暗い雲
「不安な雲」「灰色の雲」など,表記には揺れがある。2分程度の曲だが,聴くには注意が必要。この曲,とてつもなく暗いのである。エリック・サティのヴェクサシオンと良い勝負かも知れない。リストが晩年に作った作品であり,現代音楽に通じる部分もあるという。
一方のパガニーニは,リストと同時代のヴァイオリニストでギタリスト。超絶的な演奏技術と派手なパフォーマンスで話題となった。悪魔に魂を売ってテクニックを手に入れたのだという噂が広まり,観客の中には十字を切る者や宙に浮いていないか彼の足元ばかり見る者もいたという(一体何をしに会場へ来たのか・・・)。パガニーニの,ある種異様な風貌や衣装も噂が広まる事に一役買った。
シューベルトは家財を売り,友人の分の代金まで払ってパガニーニの演奏を聴きに来た。またショパンは,パガニーニの曲をピアノで再現した「パガニーニの思い出」という曲も作っている。
パガニーニはまた,偽物のチケットを使われたり楽譜が流出しないよう厳しくチェックしていたという。晩年には病でヴァイオリンが弾けなくなり,引退。57歳で亡くなったが,前述の噂があり遺体はなかなか埋葬されなかった。パガニーニは亡くなる前に楽譜を焼き捨て,残された作品も遺族がほとんど売却してしまった為,今日まで伝わっているパガニーニの曲は少ない。
タイトルからして物騒。8分ほどの曲だが,最初の2分を聴くだけでもその迫力は伝わるはず。弾ける人はそうそういない。
◆演奏会用練習曲より ため息
まさにため息が出るほど美しい楽曲。ノスタルジアに収録されたら,えんえんグリッサンドが続く事うけあい。
◆ハンガリー狂詩曲 第2番
8分程の長い曲であるが,終盤に,なんとクシコス・ポストの元ネタと思われるフレーズが登場する。当時の著作権って一体・・・。
◆ヘクサメロン
この辺からは,知識として知っていただければ・・・。6人のピアニストによる合作。ツェルニーやショパンも参加しており,リストがまとめ上げた。リストはこの曲が気に入っていたらしく,たびたび弾いていたという。みんなで楽しく作っていた思い出があったのかもしれない。コンポーザー達の合作って,音楽ゲームに始まった事ではないんだなぁ。
◆孤独の中の神の祝福
「詩的で宗教的な調べ」第3曲。ガンガンに掲載されていた漫画「スパイラル」で取り上げられていたので,知っている人もいるのでは。傑作だが,15分と長く深い作品なので少々難解ではある。
◆無調のバガテル
音楽を極めたリストは,ついに調のない楽曲まで作ってしまう。それがこのピアノ曲・「無調のバガテル」である。全体を通して,何とも言えない独特の雰囲気が漂う。だがさらにその上を行くのが,下記の「暗い雲」である。
◆暗い雲
「不安な雲」「灰色の雲」など,表記には揺れがある。2分程度の曲だが,聴くには注意が必要。この曲,とてつもなく暗いのである。エリック・サティのヴェクサシオンと良い勝負かも知れない。リストが晩年に作った作品であり,現代音楽に通じる部分もあるという。
一方のパガニーニは,リストと同時代のヴァイオリニストでギタリスト。超絶的な演奏技術と派手なパフォーマンスで話題となった。悪魔に魂を売ってテクニックを手に入れたのだという噂が広まり,観客の中には十字を切る者や宙に浮いていないか彼の足元ばかり見る者もいたという(一体何をしに会場へ来たのか・・・)。パガニーニの,ある種異様な風貌や衣装も噂が広まる事に一役買った。
シューベルトは家財を売り,友人の分の代金まで払ってパガニーニの演奏を聴きに来た。またショパンは,パガニーニの曲をピアノで再現した「パガニーニの思い出」という曲も作っている。
パガニーニはまた,偽物のチケットを使われたり楽譜が流出しないよう厳しくチェックしていたという。晩年には病でヴァイオリンが弾けなくなり,引退。57歳で亡くなったが,前述の噂があり遺体はなかなか埋葬されなかった。パガニーニは亡くなる前に楽譜を焼き捨て,残された作品も遺族がほとんど売却してしまった為,今日まで伝わっているパガニーニの曲は少ない。
開幕と最後以外ほとんどReal譜面と同じ。かなり難しく感じるだろう。
第一変奏のポリリズムが16分/12分で非常にとりにくい。左手に集中して右手を意識せずに弾けるようにできると失点が少なくなる。
第一変奏のポリリズムが16分/12分で非常にとりにくい。左手に集中して右手を意識せずに弾けるようにできると失点が少なくなる。
超危険!!!
かつてバグで◆2だった事があるらしい。
開幕がすべて単音ノーツになったり、道中の物量やズレアルペジオが増していたりと、定数13.5に恥じない譜面が降ってくる。
最後の大階段はトッププレイヤーの人すら指押しを諦める程の難易度。同じ作品が元になっているDIAVOLOと同じように坂が降ってくる。しかも両手で。
かつてバグで◆2だった事があるらしい。
開幕がすべて単音ノーツになったり、道中の物量やズレアルペジオが増していたりと、定数13.5に恥じない譜面が降ってくる。
最後の大階段はトッププレイヤーの人すら指押しを諦める程の難易度。同じ作品が元になっているDIAVOLOと同じように坂が降ってくる。しかも両手で。
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