氷上を滑るような流麗で華麗なる叙事詩
ある日突然収録された。なぜこの曲?と当時は思ったが,曲の説明文を見て当時テレビでやっていたフィギュアスケート繋がりか・・・と納得。
どんな曲?と聞かれても,一言では説明しづらい。それもそのはず,バラードは曲そのものが1つの物語となっているのだ。
この曲についての情報は,特にシューマンの手紙から得られる。
ある日ショパンは,知り合いだったシューマンのもとを突然訪問した。ショパンの大ファンだったシューマンはもちろん大喜び。ショパンはそこで幾つかの新曲・・・木枯らしのエチュードを含む練習曲Op.25などを披露した。シューマンはその中でもバラード第1番が大変気に入り,「あなたの曲の中でこれが一番好きです」と言った。
それを聞いたショパンはしばし沈黙し・・・感情を込めてこう言ったという。「それは嬉しい。私もこの曲が好きです。かけがえのないものと感じているんだ」。
ショパンは普段シューマンの論評には関心がなく彼の楽曲も酷評していたが,ここでそのシューマンに対し珍しく本心を口にしている。それほどまでにショパンはこの曲が気に入っていたのだろう。
赤眼鏡さんによると,業界では「バラ1」と呼ぶらしい。
紹介No.052 【パネル編集】 【PC編集】 ? | ||||
Normal | Hard | Expert | Real | |
4 | 7 | 11 | ||
ƒORTE登場 2018.03.21 デフォルト楽曲 | ||||
コナステ版:ベーシックコース楽曲 | ||||
曲そのものが,1つの物語となっている。 楽曲の説明文の通り,フィギュアスケートでもたびたび使われた。 中盤の発狂地帯を経て,ラストの両手スケールへなだれ込む怒涛の展開を見せる。 ノスタルジアに収録されているトロイメライの作者・シューマンは,ショパンの曲ではこの曲が一番好きだったという。 | ||||
所属カテゴリ:クラシック/ジャズ | ||||
関連:ショパン | ||||
ノーツ数:N-247 H-542 Ex-926 演奏時間:約2分 |
ある日突然収録された。なぜこの曲?と当時は思ったが,曲の説明文を見て当時テレビでやっていたフィギュアスケート繋がりか・・・と納得。
どんな曲?と聞かれても,一言では説明しづらい。それもそのはず,バラードは曲そのものが1つの物語となっているのだ。
この曲についての情報は,特にシューマンの手紙から得られる。
ある日ショパンは,知り合いだったシューマンのもとを突然訪問した。ショパンの大ファンだったシューマンはもちろん大喜び。ショパンはそこで幾つかの新曲・・・木枯らしのエチュードを含む練習曲Op.25などを披露した。シューマンはその中でもバラード第1番が大変気に入り,「あなたの曲の中でこれが一番好きです」と言った。
それを聞いたショパンはしばし沈黙し・・・感情を込めてこう言ったという。「それは嬉しい。私もこの曲が好きです。かけがえのないものと感じているんだ」。
ショパンは普段シューマンの論評には関心がなく彼の楽曲も酷評していたが,ここでそのシューマンに対し珍しく本心を口にしている。それほどまでにショパンはこの曲が気に入っていたのだろう。
赤眼鏡さんによると,業界では「バラ1」と呼ぶらしい。
静かな始まりを見せるが,徐々に加速し中盤の発狂地帯を経て終盤の両手スケールへなだれ込む怒涛の展開を見せる。ぜひシューマンが,そしてショパン自身が特別なものと感じていた楽曲を味わってみよう。なおYuri on ICEも続けて弾けば,フィギュアスケート気分が味わえる事間違いなし。
イントロのオクターブ奏法部は,しっかり両手で平行移動が要求される。またこの曲に限った事ではないが,発狂地帯は多くの場合Normal譜面において両手の同時押しに改められている。しっかりついて行こう。
序盤の加速する所はしっかり運指を組まないとこんがらがってミスしやすい。発狂地帯の両手交互連打では,蠍火の終盤にあるような片手で2連続の打鍵部分に注意しよう。長い両手スケール(グリッサンド)も,スピードを保たないと取りこぼしてしまう。なんとこれでも,原曲からは端折った譜面になっているという事実。
内部レベル13。序盤はテヌートを弾きながらの同時押し。右手は小指でしっかりテヌートを取ることを意識しよう。これくらいのレベルに挑む腕前なら弾けて当然。
だんだんテンポが上がって忙しくなるが、これでもまだ◆3ではない難易度。同時押し混じりの4連下り階段はしっかり指を潜らせないと綺麗に弾けない。
終盤、縦連打混じりの右手乱打が出てきた辺りからが本番。左手はほぼ単調な配置なので、ひたすら右手の動きが試される。
最後にはとどめとばかりに右手上り階段→下り階段→両手スケール。特に右手上り階段は幻想即興曲や四季より「夏」のような縦2連打ずつの階段なので、スライドでのごまかしは全く利かない。トリル気味に弾くのが正解だが、前2曲よりかなり速いので注意。
残り2つの階段はほぼスライドでよい。リサイタルでも有用な技だ。
だんだんテンポが上がって忙しくなるが、これでもまだ◆3ではない難易度。同時押し混じりの4連下り階段はしっかり指を潜らせないと綺麗に弾けない。
終盤、縦連打混じりの右手乱打が出てきた辺りからが本番。左手はほぼ単調な配置なので、ひたすら右手の動きが試される。
最後にはとどめとばかりに右手上り階段→下り階段→両手スケール。特に右手上り階段は幻想即興曲や四季より「夏」のような縦2連打ずつの階段なので、スライドでのごまかしは全く利かない。トリル気味に弾くのが正解だが、前2曲よりかなり速いので注意。
残り2つの階段はほぼスライドでよい。リサイタルでも有用な技だ。
原曲は7,8分程度ある。音源を探すには若干努力が必要かも。ショパンのバラード集や,「四月は君の嘘」のアルバム,フィギュアスケートのコンピレーションCDなどを探してみては。ただし収録にあたって短縮されている場合もあるので収録時間にも注意しよう。
全音では難易度F(上級上)となっており,実際に弾くのは難しい。とはいえ,簡単にした楽譜もいろいろ出ているので興味があれば挑戦してみては。
全音では難易度F(上級上)となっており,実際に弾くのは難しい。とはいえ,簡単にした楽譜もいろいろ出ているので興味があれば挑戦してみては。
この長い曲を2分に縮めたのは凄い。当時はどうなる事やら・・・と思いましたが。
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