ノスしるべ　(ノスタルジア紹介wiki)

このレベルに手を出し始めた頃では気づきにくい事ですが、
左右同時押しでスタートではないのです（ポップンのクラシック4で経験した方もいらっしゃるのでは）。
右手は16分だけ遅れた4連階段が続きます。
対して左手は拍子に沿って規則正しく打鍵するので、こんがらがってしまいますね。
そこで、下図の黄色で示した5音に着目し、5連階段として流れるように始めると良いと思います。
後は右手を広めにして1234の繰り返しでOKです。筆者は手が大き目なのでこれでいけますが、
本来なら小指を混ぜるスタイルで弾くべきなのでしょう。千年の理が良い練習曲になると思います。
どうしても階段のタイミングが合わない時は、メトロノームや左手と一致する4番の音を意識してみてください。
4番のゴミ→123の3連階段という考え方で弾くと上手くいくかもしれません。

右手は最初で16分遅れたぶん、同時押し直前が3連階段で終わっていますね。
筆者は階段を123と弾き、同時押しは135や124で打鍵しました。
連打にならない運指にするかどうかはお好みでどうぞ。
注意しなければならないのは、3連階段終わりの3と番号をふった音で、この子には強打鍵の判定があります。
譜面画像を作るまで気づきませんでした。

1小節目と2小節目のような配置がこの先続きますが、階段部分で毎回1、2個ミスタッチが出ても気にしなくて大丈夫です。
どうしてもできなければ捨てちゃってOKです。その際はノーツの取捨選択をきっちり決めておきましょう。

右手が16分ですが、全て餡蜜でOK。
強部分でBPMが1くらい上がってそうなのは気のせいでしょうか…？
真面目に押す場合は右手は15トリルか14トリルがオススメです。

ここだけ右手の同時押しが2個押しになっています。
階段から自然に繋げやすくなっていると思います。

この右手の螺旋はミスタッチの元なので適当にあしらってしまいましょう。
押したところでたいしたスコアにもなりません。
ただ、テヌート直前の階段は今までの階段よりも2鍵分狭くなってるので、若干指を狭めながら押すとミスタッチを抑えられると思います。

短いトリルがありますが、基本ノーツと同じ押し方で1回打鍵するだけでOKです。
これだけで5個同時押し分のスコアになるのですから美味しいですが、リサイタルではあまり旨味はありません。

右手の階段はスライド（グリッサンド）でOKです。グリッサンドでも強判定は意外と出ます。
強判定部分だけ運指を使うのもありです。
真面目に取ろうものならミスタッチの山ができます。
押しすぎでハミ出てミスタッチもありますのでご注意ください。
真面目にやるなら、21234543と取るか、12312321と取るかになると思います。
スライドする場合はこんな感じです。

とにかく、ノーツをある程度零してでもミスタッチを出さないようにしましょう。

左手の跳躍＆交互連打は根性で。

山場です。優雅さとミスタッチ双方を見られます。
42小節目で強打鍵した直後に弱打鍵を迫られます（ピアノの楽譜ではクレッシェンドまで付いて直後に弱打鍵）。
リサイタルになれた方なら感じると思いますが、強弱を捌くよりもミスタッチを防ぐほうが辛いです。
片手単位で見ても、同時押しが広がったり狭まったり、急に遠くへ飛んだりと、ミスタッチを出す要素が多くあります。
コツとしては、左手が大きく動くのに対して右手がほとんどが動かない部分で、左手につられない事や、
音が変わるのに対して意外と動きが少なく、まるでそのまま連打できちゃいそうな部分を見つける事でしょうか。
動き過ぎないという事だと思います。

右手は無理に押そうとせず、捨てる勇気も必要です。

実はこの部分、右手の左側のノーツが重なってるので、ただの16分片手トリルとしての処理も可能です。
ただ、幅が1鍵しかなくて相当シビアなので、よく練習したり上手くやらないとミスタッチを量産してしまうため、普通に押せる人は普通に押した方がいいと思います。一方ベーシックでは光らせるために使えると思うので、頭の片隅に入れてくださると嬉しいです。

最初とほぼ同じです。間違い探しで遊べる程度には酷似しています。

左手が苦手なら1級の検定で一番の難所になります。
左手で5131を高速で繰り返す上に、それを全部弱い打鍵で行う。
筆者は以下のように対策しました。

（厳密には32分ほど上にずらすべきですが、簡単のためにこの配置にしています）
無理にテヌートまでしなくても良いのですが、
指が横にずれるのを防いだり、時間差で4鍵全部押すだけのただの同時押しのイメージになるので、敢えてこう記しています。
リズムはCarezzaの左手に出てくるアレを想像していただければと。
また、直前にある強判定のテヌート同時押しから、そのまま右に2鍵分手を移動させるとスムーズに入れると思います。

もう一つ、同箇所をどうしても出来ない人に向けた運指も貼ります。

左側のノーツを全部捨てて、「最小限に」くの字でスライドするのを繰り返すだけです。この速さできちんと3連片手トリルの繰り返しができる場合はそっちの方がいいです。
この運指の利点:めちゃくちゃ楽＆ある一定のところまでは優雅さも伸びやすい。
欠点:捨てノーツ前提なので優雅さがある一定のところから伸びず、最終的には押せるようになった方がいい。また、ミスタッチが出やすいため、少しは練習が必須

最後のノートが階段から外れているのでご注意ください。
左手が大きく動くこと以外は今まででてきた階段とさほど変わりません。気合いで頑張りましょう。

テヌート6つ同時押し2回は、左手が移動しない事に着目すると楽になるかもしれません。

楽譜を見てみたところ、この楽曲は2/4拍子でしたので、小節数が凄いことになります。よろしくお願いします。
頻発する特徴的な右手の階段は、20小節目と21小節目に示したような運指で演奏できます。
また、半透明にしたノーツは、優先して捨てちゃって良いノーツです。

左手に見られる難しい配置は、適度に捨ててしまっても大丈夫です。

解説画像はありません。
ベーシックでは最大の難所になりがちです。
リサイタルでは意外とミスタッチが出ない配置となっているので、ここでテンポ点を稼ぐのは有効な手段です。

大階段はグリッサンドでもOKです。ただし優雅さを重視したい場合は運指をうまいこと組んであげる必要があります。
Op.2の検定で唯一？の2鍵幅ノーツが登場します。4つ同時で厄介な事に隙間が空いている上に途中で押す鍵盤が変わるという意地悪な配置です。
図のような押し方にすれば、同じ鍵盤を連打するだけで良くなるのでおすすめです。
強弱判定の無いゾーンの同時押し地帯は、いい感じに捨ててしまいましょう。

右手が苦手だと1級の検定で最大の難所になると思います。
グリッサンドは全くと言って良いほど得点にならないので、全て無視してしまっても大丈夫です。
グリッサンドの押しすぎによるミスタッチは意外とよく起こります。
空いた左手は右手をカバーするなり、審査員猫にちゅ〜るをちらつかせるなりしましょう。
左手パートを良く見ると、動きが少なくて済む事がわかります。