絵画に着想を得た国民楽派を代表する組曲
ムソルグスキーはある時,画家のガルトマンと親しくなった。
音楽会へ行った帰り,ガルトマンは突然息苦しさを訴えて壁にもたれかかった。しかしその時,ムソルグスキーは友人の身に異変が起きている事に気付かなかったという。その後間もなく,ガルトマンは動脈瘤で亡くなった。
ムソルグスキーは,自分は友人の身を気遣ってもいなかった。自分の配慮のなさが友を殺してしまったのだ・・・と自責の念にかられたという。
・・・そのガルトマンの遺作展が開催される事になり,会場へ足を運んだムソルグスキー。インスピレーションを受けたのか,異例の速さで「展覧会の絵」組曲を作曲した。
しかし当時としては斬新過ぎる作品だったのか評価は芳しくなく,やがてムソルグスキーはこの曲に対する関心を失ってしまう。そのうちに彼自身も乱れた私生活がたたって亡くなってしまった。
ムソルグスキーと同じロシア5人組の1人だったリムスキー=コルサコフが,彼の遺稿を整理していた時に「展覧会の絵」の楽譜を発見した。それを発表し,後には編曲もされ・・・今となっては有名な楽曲となっている。
・・・実は,ガルトマン自身も例の音楽会の帰りに起きた出来事を手紙に記していた。
「私が取り乱してしまったにも関わらず,ムソルグスキーはとても親切にしてくれました。彼は私にとって,いつも神様のような存在です」
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Normal | Hard | Expert | Real | |
3 | 6 | 8 | ||
Op.2 2018.10.11登場 デフォルト楽曲 | ||||
コナステ版:ベーシックコース楽曲 | ||||
「展覧会の絵」組曲よりプロムナード。ピアノ版。亡くなった友人の展覧会の会場を歩いている,ムソルグスキー自身の様子を表すという。 | ||||
所属カテゴリ:クラシック/ジャズ | ||||
関連:ムソルグスキー | ||||
ノーツ数:N-254 H-407 Ex-639 演奏時間:約1分半 |
ムソルグスキーはある時,画家のガルトマンと親しくなった。
音楽会へ行った帰り,ガルトマンは突然息苦しさを訴えて壁にもたれかかった。しかしその時,ムソルグスキーは友人の身に異変が起きている事に気付かなかったという。その後間もなく,ガルトマンは動脈瘤で亡くなった。
ムソルグスキーは,自分は友人の身を気遣ってもいなかった。自分の配慮のなさが友を殺してしまったのだ・・・と自責の念にかられたという。
・・・そのガルトマンの遺作展が開催される事になり,会場へ足を運んだムソルグスキー。インスピレーションを受けたのか,異例の速さで「展覧会の絵」組曲を作曲した。
しかし当時としては斬新過ぎる作品だったのか評価は芳しくなく,やがてムソルグスキーはこの曲に対する関心を失ってしまう。そのうちに彼自身も乱れた私生活がたたって亡くなってしまった。
ムソルグスキーと同じロシア5人組の1人だったリムスキー=コルサコフが,彼の遺稿を整理していた時に「展覧会の絵」の楽譜を発見した。それを発表し,後には編曲もされ・・・今となっては有名な楽曲となっている。
・・・実は,ガルトマン自身も例の音楽会の帰りに起きた出来事を手紙に記していた。
「私が取り乱してしまったにも関わらず,ムソルグスキーはとても親切にしてくれました。彼は私にとって,いつも神様のような存在です」
モデスト・ムソルグスキー。ロシア5人組の1人。
軍人をやめて作曲家になり,役人としても働いた。チャイコフスキーは彼の性格を嫌いつつも,音楽は高く評価していた。アルコール依存性で倒れて療養中に,何とある人が酒を持ち込んでしまい・・・。42歳没。
軍人をやめて作曲家になり,役人としても働いた。チャイコフスキーは彼の性格を嫌いつつも,音楽は高く評価していた。アルコール依存性で倒れて療養中に,何とある人が酒を持ち込んでしまい・・・。42歳没。
◆ゴパック
オペラ「ソロチンスクの市」より。約2分の楽曲。ラフマニノフも,この作品をピアノに編曲している。
◆禿山の一夜
怖い曲なのでおすすめはしないが,知識としては知っておこう。ムソルグスキーの代表的な曲である事に間違いはない。出だしの部分は,多分みんなどこかで聞いた事があるだろう。
◆キエフの大門
組曲「展覧会の絵」の最終曲.この曲は「ナニコレ珍百景」のメインテーマに起用されているので,聴いたことが有る人は多いはず.因みにゲームに収録されている「展覧会の絵」は第1プロムナードである.
オペラ「ソロチンスクの市」より。約2分の楽曲。ラフマニノフも,この作品をピアノに編曲している。
◆禿山の一夜
怖い曲なのでおすすめはしないが,知識としては知っておこう。ムソルグスキーの代表的な曲である事に間違いはない。出だしの部分は,多分みんなどこかで聞いた事があるだろう。
◆キエフの大門
組曲「展覧会の絵」の最終曲.この曲は「ナニコレ珍百景」のメインテーマに起用されているので,聴いたことが有る人は多いはず.因みにゲームに収録されている「展覧会の絵」は第1プロムナードである.
テヌート特化譜面。次の音符が来るギリギリまで,手を離さないように。4分の5拍子と4分の6拍子が交互に入れ替わる。展覧会の会場を歩く姿をイメージし,ムソルグスキーとガルトマンの友情の証であるこの曲を堂々と演奏しよう。
音源は,ちょっと探さないといけないかも。展覧会の絵組曲のアルバムでも,ピアノ版かどうか確認しよう。ノスタルジア版に近いのは最初のプロムナードだが(尺も同じ),曲の最後はアタッカで次の曲「小人(グノーム)」とつながっている関係上,突然切れるような不自然な終わり方になっている音源もある。
和音を2音に絞れば比較的弾きやすい曲になる。ピアノなどで練習してみては。実際の楽譜にもかなりの部分に音符を強調するテヌートがついている。
和音を2音に絞れば比較的弾きやすい曲になる。ピアノなどで練習してみては。実際の楽譜にもかなりの部分に音符を強調するテヌートがついている。
![](https://image02.seesaawiki.jp/n/l/nstl/aSFf4XGzMB.jpg)
この曲を聴いていると心が落ち着く・・・
![](https://image02.seesaawiki.jp/n/l/nstl/EIJhVNOZMo.jpg)
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