いつかスペインの宮廷で若き王女が踊っていた舞踏曲に思いを寄せて
パヴァーヌとは舞曲の1つで,原題の「パヴァーヌ・プールュヌ・アンファント・デファント」は,韻を踏んだしゃれになっている。事故で記憶障害が悪化したラヴェルは自らのこの曲を聴いた時,「美しい曲だ。誰が作ったのだろう」と尋ねたという。
やはりノスタルジアに収録されている「亡き王女の為のセプテット」のタイトルは,この曲がネタ元である。Op.3になって,ついに両曲が並ぶ事になった(あいうえお順に並べた場合)。
紹介No.128 【パネル編集】 【PC編集】 ? | ||||
Normal | Hard | Expert | Real | |
3 | 6 | 10 | ||
Op.3追加 2019.12.02 収録デフォルト楽曲 | ||||
コナステ版:ベーシックコース楽曲 | ||||
ベラスケスの描いた,マルガリータ王女の絵から着想を得たという楽曲。ノスタルジア筐体で表示される説明文のようなイメージで作られている。 | ||||
所属カテゴリ:クラシック/ジャズ | ||||
関連:ラヴェル | ||||
ノーツ数:N-154 H-322 Ex-663 演奏時間:2分強 |
パヴァーヌとは舞曲の1つで,原題の「パヴァーヌ・プールュヌ・アンファント・デファント」は,韻を踏んだしゃれになっている。事故で記憶障害が悪化したラヴェルは自らのこの曲を聴いた時,「美しい曲だ。誰が作ったのだろう」と尋ねたという。
やはりノスタルジアに収録されている「亡き王女の為のセプテット」のタイトルは,この曲がネタ元である。Op.3になって,ついに両曲が並ぶ事になった(あいうえお順に並べた場合)。
モーリス・ラヴェル。1875-1937。フランスの作曲家。
フォーレのもとで学ぶ。エリック・サティのジムノペディ(リミックス版がダンスラッシュ等に収録済み)に衝撃を受け,影響を受けた事を語っている。ドビュッシーとも交友があった。
身嗜みには気を配り,お洒落にしていた。また彼独自の美学があり,敵国の音楽を禁じる運動には賛同しなかった。
言語や記憶の障害を抱えていたが,交通事故に遭ってそれらが悪化。頭の中で作った音楽を書き表す事も発表する事もできなくなり苦しんだ。最終的に脳の手術を受けるが,その甲斐もなく亡くなった。
生涯独身だった。彼の抱えていた病気が何だったのか,今でも議論の的になっている。
フォーレのもとで学ぶ。エリック・サティのジムノペディ(リミックス版がダンスラッシュ等に収録済み)に衝撃を受け,影響を受けた事を語っている。ドビュッシーとも交友があった。
身嗜みには気を配り,お洒落にしていた。また彼独自の美学があり,敵国の音楽を禁じる運動には賛同しなかった。
言語や記憶の障害を抱えていたが,交通事故に遭ってそれらが悪化。頭の中で作った音楽を書き表す事も発表する事もできなくなり苦しんだ。最終的に脳の手術を受けるが,その甲斐もなく亡くなった。
生涯独身だった。彼の抱えていた病気が何だったのか,今でも議論の的になっている。
◆マ・メール・ロワより眠りの森の美女のパヴァーヌ
こちらもパヴァーヌだが,ピアノ連弾版はため息の出る美しさ。曲の長さも1分台と短く聴きやすい。
◆ボレロ
基本リズムは
○_○○○○_○○○○_○_○_○○○○_○○○○○○○○○
の繰り返し.これに2種類のリズムが繰り返される,至ってシンプルな構成.これが最後の2小節を除いて終始演奏される.
最初は小太鼓のみだが,曲が進むにしたがってフルート,ファゴット,トランペットなどが加わっていき,次第に豪華になっていく.
原曲は 15 分もあるため,ノスタルジアへの移植の可能性は低いかもしれない.
因みに,この曲は「TV チャンピオン」,「行列のできる法律相談所」で聴いたことが有る人が多いかもしれない.
◆左手のためのピアノ協奏曲
文字通りピアノ協奏曲なのだが、なんとピアノ独奏は全ての旋律を左手のみで弾ききる。左手のみにも関わらず、難度は高い。しかしながら演奏効果は絶大で、ラヴェルの才能の深さを思い知らされる。
第一次大戦で右手を失ったピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタインのために作曲された。
◆バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
吹奏楽界隈では非常に有名な曲。
特に有名なのは第二組曲の三曲で、ダフニスとクロエが困難を経て再会し、希望に満ちたような陽が昇る様子を表した「夜明け」、再会を神に感謝し、神に奉じた「パントマイム(無言劇)」、熱狂の大団円「全員の踊り」で構成されている。
ラヴェルの色彩に溢れたオーケストレーションを楽しめる壮大な作品。
◆道化師の朝の歌
「鏡」より。コミカルな楽曲で,単体で演奏される事も多い。テレビで聞いた事のある人もいるのではないか。
こちらもパヴァーヌだが,ピアノ連弾版はため息の出る美しさ。曲の長さも1分台と短く聴きやすい。
◆ボレロ
基本リズムは
○_○○○○_○○○○_○_○_○○○○_○○○○○○○○○
の繰り返し.これに2種類のリズムが繰り返される,至ってシンプルな構成.これが最後の2小節を除いて終始演奏される.
最初は小太鼓のみだが,曲が進むにしたがってフルート,ファゴット,トランペットなどが加わっていき,次第に豪華になっていく.
原曲は 15 分もあるため,ノスタルジアへの移植の可能性は低いかもしれない.
因みに,この曲は「TV チャンピオン」,「行列のできる法律相談所」で聴いたことが有る人が多いかもしれない.
◆左手のためのピアノ協奏曲
文字通りピアノ協奏曲なのだが、なんとピアノ独奏は全ての旋律を左手のみで弾ききる。左手のみにも関わらず、難度は高い。しかしながら演奏効果は絶大で、ラヴェルの才能の深さを思い知らされる。
第一次大戦で右手を失ったピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタインのために作曲された。
◆バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
吹奏楽界隈では非常に有名な曲。
特に有名なのは第二組曲の三曲で、ダフニスとクロエが困難を経て再会し、希望に満ちたような陽が昇る様子を表した「夜明け」、再会を神に感謝し、神に奉じた「パントマイム(無言劇)」、熱狂の大団円「全員の踊り」で構成されている。
ラヴェルの色彩に溢れたオーケストレーションを楽しめる壮大な作品。
◆道化師の朝の歌
「鏡」より。コミカルな楽曲で,単体で演奏される事も多い。テレビで聞いた事のある人もいるのではないか。
たいへんゆっくりしたテンポの楽曲である。とは言えあまりにもゆっくり弾いていた人が,「この曲は王女のための死んだパヴァーヌではなく,亡き王女のためのパヴァーヌなのだ」とラヴェルに注意されたという話がある。ラヴェルに怒られないよう,優雅に弾いていただきたい。
「別れの曲」に見られるような,内声(第3のパート)が登場する譜面。序盤にある駆け上がる5連符は,最後の手前がテヌートになっている。そのテヌートには右手を残したまま,左右に飛んでくる音符を捌かなければならない。中盤からはおなじみのメロディの左手が,時間差で弾くアルペジオに強化されている。テヌートが多く脳トレ要素もある為,レベル自体は低いが油断できない。
序盤、右手に来る和音スタートの5連階段は、最初の2和音を左手で取ってしまうと良いです。
ピアノで弾いている動画でもそのように取っている人がほとんどで、楽譜にもそう書かれていたという噂も聞いた事があります。
ピアノで弾いている動画でもそのように取っている人がほとんどで、楽譜にもそう書かれていたという噂も聞いた事があります。
以前から好きな曲だったので,ノスタルジアに収録されて嬉しい!
昔、家にあったFMVなるパソコンで初めて出会いました。多分midiプレイヤーか何かのサンプル曲として入っていたのでしょう。電子音オーケストラ(?)でしたが、無防備な琴線に突き刺さった感覚は忘れられません。
そして今、ノスタルジアで二重の感動をもって奏でています。
そして今、ノスタルジアで二重の感動をもって奏でています。
Op.3稼働初期、「名前を知ってる」ということでプレビューの綺麗な音にも釣られてリサイタルで選曲。
…そして酷い目に遭ったのがこの曲との出会いでした。
…そして酷い目に遭ったのがこの曲との出会いでした。
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Op.3稼働初期、「名前を知ってる」ということでプレビューの綺麗な音にも釣られてリサイタルで選曲。
…そして酷い目に遭ったのがこの曲との出会いでした。
(EX)序盤、右手に来る和音スタートの5連階段は、最初の2和音を左手で取ってしまうと良いです。
ピアノで弾いている動画でもそのように取っている人がほとんどで、楽譜にもそう書かれていたという噂も聞いた事があります。