「夢想」「空想」を意味するシューマンを代表する名曲
原曲は約3分。
トロイメライは「夢」などとも訳される。シューマンの恋人・クララの,「私は時々,子供のように見えるでしょう?」という言葉から幼少時代を思い起こし,生み出された曲の1つ。決して子供向けの練習曲という意味ではなく,あくまで大人から見た子供の世界を描写している。十分に表現する為には,高度な技術を要する。リストもこの,「子供の情景」曲集を絶賛した。
右手が主旋律で左手がベースという常識はこの曲に通用せず,左右の音が複雑に絡み合う。10度に及ぶアルペジオも特徴。
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Normal | Hard | Expert | Real | |
3 | 4 | 5 | ||
初代デフォルト楽曲 2017.03.02 | ||||
コナステ版:ノスタルジア 楽曲パック8 | ||||
シューマンの「子供の情景」Op.15より。トロイメライは,その中でも名曲と名高い第7曲。 | ||||
所属カテゴリ:クラシック/ジャズ | ||||
関連:シューマン | ||||
ノーツ数:N-169 H-218 Ex-245 演奏時間:約2分 |
原曲は約3分。
トロイメライは「夢」などとも訳される。シューマンの恋人・クララの,「私は時々,子供のように見えるでしょう?」という言葉から幼少時代を思い起こし,生み出された曲の1つ。決して子供向けの練習曲という意味ではなく,あくまで大人から見た子供の世界を描写している。十分に表現する為には,高度な技術を要する。リストもこの,「子供の情景」曲集を絶賛した。
右手が主旋律で左手がベースという常識はこの曲に通用せず,左右の音が複雑に絡み合う。10度に及ぶアルペジオも特徴。
ロベルト・シューマン。
ドイツのコンポーザーだが,指の故障でピアニストの道を断念する。音楽雑誌の執筆活動もしていた。ショパンの大ファンで,曲のタイトルに「ショパン」とつけるほど。本人に会った時に抱き締めたらしい(当のショパンは当惑していたという)。徐々に精神に異常をきたすようになり(梅毒によるものと考えられている),46歳で没した。
ドイツのコンポーザーだが,指の故障でピアニストの道を断念する。音楽雑誌の執筆活動もしていた。ショパンの大ファンで,曲のタイトルに「ショパン」とつけるほど。本人に会った時に抱き締めたらしい(当のショパンは当惑していたという)。徐々に精神に異常をきたすようになり(梅毒によるものと考えられている),46歳で没した。
◆見知らぬ国と人々について
「子供の情景」より第1曲(「トロイメライ」は第7曲)。約2分。異国に思いを馳せる子供の姿が思い浮かぶ,シンプルながら美しい楽曲。あのリストを感動させたというエピソードも有名。
◆飛翔
約4分。トロイメライとはまた違った,ドラマチックな楽曲。私の中では嵐の中を,傷付きながらも力強く飛んで行く鳥のようなイメージ。カッコいい。音楽ゲームのDEEMOに収録されているようだ。
◆クライスレリアーナ 第7番
約2分の激しい曲。この曲を含むクライスレリアーナはショパンに献呈された。しかし残念ながら,ショパンには理解不能な音楽だったようだ。
◆春の夜
約2分の非常に美しい歌曲。歌詞もこの上なく素敵だが,リストがピアノ編曲したバージョンもそれはそれは美しい旋律。
◆謝肉祭 第12番「ショパン」
シューマンは「ダヴィッド同盟」という架空の団体を創作しており,そのメンバーがシューマンの論評や楽曲にたびたび登場している。ただし何人かのキャラクターは,実名(!)で登場しており,ショパンもその1人。この曲は,言わばショパンのテーマソングといったところか。夜想曲(ノクターン)風の楽曲で,要するになんちゃってショパンである。一方ショパン本人は謝肉祭の事を「あれは音楽ではない」と酷評していたとか何とか。
「子供の情景」より第1曲(「トロイメライ」は第7曲)。約2分。異国に思いを馳せる子供の姿が思い浮かぶ,シンプルながら美しい楽曲。あのリストを感動させたというエピソードも有名。
◆飛翔
約4分。トロイメライとはまた違った,ドラマチックな楽曲。私の中では嵐の中を,傷付きながらも力強く飛んで行く鳥のようなイメージ。カッコいい。音楽ゲームのDEEMOに収録されているようだ。
◆クライスレリアーナ 第7番
約2分の激しい曲。この曲を含むクライスレリアーナはショパンに献呈された。しかし残念ながら,ショパンには理解不能な音楽だったようだ。
◆春の夜
約2分の非常に美しい歌曲。歌詞もこの上なく素敵だが,リストがピアノ編曲したバージョンもそれはそれは美しい旋律。
◆謝肉祭 第12番「ショパン」
シューマンは「ダヴィッド同盟」という架空の団体を創作しており,そのメンバーがシューマンの論評や楽曲にたびたび登場している。ただし何人かのキャラクターは,実名(!)で登場しており,ショパンもその1人。この曲は,言わばショパンのテーマソングといったところか。夜想曲(ノクターン)風の楽曲で,要するになんちゃってショパンである。一方ショパン本人は謝肉祭の事を「あれは音楽ではない」と酷評していたとか何とか。
音源は,大抵のクラシック系アルバムに入っている。もちろんシューマンのアルバムで探しても良い。なおiTunesでも買える「泣きピアノクラシック30」に収録されているトロイメライは,尺が2分程度でノスタルジア版に近いように思える。おすすめ。
ノスタルジアで難易度が低く設定されているように,単に弾くだけなら難易度はそれほど高くない(表現力がどうかはさておき)。初心者向けにアレンジされている楽譜なら,実際の演奏にも挑戦しやすいだろう。
余談だが,音楽ゲームのDEEMOに収録されているシューマンの「飛翔」(表記はAufschwung)も屈指の名曲である。トロイメライとはまた違って力強い楽曲となっているので,ぜひ聴いてみて欲しい。
ノスタルジアで難易度が低く設定されているように,単に弾くだけなら難易度はそれほど高くない(表現力がどうかはさておき)。初心者向けにアレンジされている楽譜なら,実際の演奏にも挑戦しやすいだろう。
余談だが,音楽ゲームのDEEMOに収録されているシューマンの「飛翔」(表記はAufschwung)も屈指の名曲である。トロイメライとはまた違って力強い楽曲となっているので,ぜひ聴いてみて欲しい。
![](https://image02.seesaawiki.jp/n/l/nstl/aSFf4XGzMB.jpg)
難易度が低いせいで地味なイメージがありますが,実は凄い楽曲なんです。シューマン自身も面白いエピソードが満載の魅力的な人物で,漫画「僕のショパン」では主人公の1人になっていたり。
![](https://image01.seesaawiki.jp/n/l/nstl/g4adCfxlqJ.jpg)
シューマン「子供の情景」の第7曲。#トロイメライ
1838年の数か月間に30曲ほど作成し、その内12曲を選択したとの事。日記によると、これは2月24日に作られたらしい。
ちな、リストはシューマンに手紙で「生涯最大の喜びを味わうことができた」と伝え、娘の為に週に何回も弾いていると
1838年の数か月間に30曲ほど作成し、その内12曲を選択したとの事。日記によると、これは2月24日に作られたらしい。
ちな、リストはシューマンに手紙で「生涯最大の喜びを味わうことができた」と伝え、娘の為に週に何回も弾いていると
![](https://image01.seesaawiki.jp/n/l/nstl/cvflr8IRZx.jpg)
ノスタルジアでの譜面が簡単でも実際の譜面がかなり難しいってのはよくあることだけどその極端な例がトロイメライ
レベル6だけど実際の譜面はピアノソナタ15番(レベル12)よりも難しいっぽい…
レベル6だけど実際の譜面はピアノソナタ15番(レベル12)よりも難しいっぽい…
![](https://image02.seesaawiki.jp/n/l/nstl/EIJhVNOZMo.jpg)
![](https://image02.seesaawiki.jp/n/l/nstl/lLCGZ27T4n.jpg)
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