ノスタルジアとの出会いとOp.2を振り返って
ノスタルジアスコアネーム:L.v.B
「クラシック音楽を好きになり、それがきっかけで音ゲーを始めた」……。
などと言う音ゲーマーは多分私くらいであろう。
ノスタルジアもそれがきっかけだ。
ピアノでクラシック曲を弾きたいが、私はピアノが弾けない……。小学校の頃よりエレクトーンを習っていたのに、あまりに無様すぎる…!ろくに練習をしていなかったから仕方がない。今更後悔しても遅い……。
後悔していたそんな時に私は「ノスタルジア」と出会った。
ピアノ風の音ゲー。そして、収録されている多数のクラシック曲……。何よりも私のピアノの目標であった、私の崇拝するベートーヴェンの「月光」第3楽章が収録されていたことだ。
そして、ノスタルジアの虜となった。……いや、「ノスタルジアに逃げた」と言った方が適切かもしれない。
ここまでは何故か私の過去の話になってしまった。
「Op.2」で衝撃だったのは二つある。一つは「Real」譜面の存在であった。「Real」譜面の登場により、譜面が本家により一層近付いた。それまでの月光 第3楽章では私も納得がいかなかった。
「これは私の求めていた『月光 第3楽章』じゃない!」と…。
「Real」譜面の登場により「月光 第3楽章」の難易度が格段に上がったのだ。嬉しかった。「これでようやく私の求めていた『月光 第3楽章』が弾ける!」と(正直言うと本当はまだちょっと物足りないと思っている)。その反面、怖くもあった。
ベートーヴェンの曲の演奏難易度の高さは尋常ではないからだ。私にこの曲を弾きこなすことが出来るのか…。それが心配でならなかった。「お前にはまだ早いんじゃないか…?」とベートーヴェンの声が聞こえてくるようであった。
また、「Real」譜面の登場により、「この曲が収録されてReal譜面が来たらこうなるだろうなぁ…」とか「この曲のReal譜面が来たら絶対ヤバい……」とか、いろいろYoutubeのクラシックやゲームミュージックの楽曲などの楽譜を見ながら、妄想することも楽しみの一つとなった。。
そして、二つ目は「熱情」第3楽章の登場である。この曲も大好きな曲の一つであるため収録が決定した時は本当に嬉しかった。「いつか収録されるだろう」と思っていたものの、この曲は第2楽章とのアタッカであるため、半ば諦めていたからだ。
ロケテストで収録か決まってからというもの、まだ稼働してもいないのにやけにテンションか高かったのを覚えている。
この曲も「Real」譜面で猛威を奮う。そして「革命」、「魔王」、「幻想即興曲」などが「熱情」や「月光」に続き猛威を奮っていった。
私はこれらの曲を弾けるようになるべく必死で努力をした。前回のバージョンの何倍も……。
「魔王」Realの登場の頃辺りだったろうか…?やりすぎで右肘を痛めたのは……。今までで指の関節を痛めた事はあったが、肘を痛めたのは恐らくこれが初めてだっただろう…。他の音ゲーでもそうなのだが、私は技術譜面が得意で、体力譜面が苦手なのだ。体力が無いのにクレを重ねたり、無理して「魔王」Realを連奏したのが原因なのかもしてない。
「まだ収録されていない曲でやりたい曲が沢山あるのに」。「もっと上手くなりたいのに」……。「これ以上ノスタルジアを続けることが出来なくなるかもしれない…」と絶望の淵に立たされたこともあった。
これを機に少しプレイ回数を控えるようにした。その甲斐あってか、いつもの調子を取り戻すことが出来たのだ。
しかし、いつまたやってしまうかも分からない。当然の事であるが、ノスタルジアプレイヤーにとって手や腕は大切なものである。それ以来、過度のプレイは避けるようにしている。
「Op.2」での目標は「熱情」第3楽章のRealをランクA乗せすることであった。最初はランクCギリギリでクリアしていた。なんとか「Op.2」のうちに目標は達成したが、今でもランクB+の時もある。なかなか安定しないのだ。しかも、ランクAを取っているときは、最近では決まって「調子の悪い時」に限られてしまっている。これは流石に謎である。
また、ノスタルジアは何回か判定に修正が入っている。果たして、これで「私は上達した」と自信を持って言って良いものなのだろうか?
あ…。なんか今、「まだまだだな」と彼の声が聞こえた気がする……。
もうすぐ「Op.3」稼働である。
「Op.3」の目標はまだ決めていないが、ノスタルジアを始めて以来、左手がまともに動いてくれない。「Op.2」の時より16分で左指が規則正しく動くようになってくれれば、Ex12やReal◆2や◆3の曲も出来るようになる気がする。
あと、内心では「地元で師匠と呼べる人を作りたい」と思っている。
今現在、私はスランプに陥っている。しかし、停滞期やスランプは誰にでも起こりうることである。それを乗り越えて人は上達していくものである。
「もうこれ以上上手くならないかもしれない」と思ってしまうかもしれない。人生、自分の思い通りにはいかないもの。
しかし、そこで焦ってしまったら…?辞めてしまったら…?諦めてしまったら…?もうそこでお終いである。
2019/11/28
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