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トランジット法(食検出法)とは

トランジット法は太陽系外惑星(Exoplanet)を発見するための手法のひとつです。

恒星と観測者の間を惑星が横切るとき、惑星に遮られてわずかに光が弱くなります。超遠方から届く恒星の光を観測し続けた結果をグラフ(光度曲線)で表すと、惑星が通過(トランジット、Transit)した時は通常の周期的な変動とは異なる沈下が現れることになります。


Wikipediaより転載)


この手法は、惑星が恒星の前を横切らないようなケース(公転軸方向に地球がある場合など)には適用できないのですが、ちょっとした望遠鏡と冷却CCDカメラや分光器等があればアマチュアでも行うことができるという利点があります。近年は観測衛星によって宇宙空間から継続的に一つの方面を観察し続けることができ、それによって地球の大気や太陽光の影響を避けることもできるようになったため、高い成果を上げています。

観測結果とシチズン・サイエンス
ヒトタンパクの解析と同じく、今回の観測結果もシンプルな関数ではなく、多くのノイズを含んでいたり、似た形が多くあったりするために、コンピューターによる解析では限界、あるいは取りこぼしがあるのだと思われます。対して人の目は、全体をざっくりと捉えたり、印象によって判断することに長けています。この場合に問題になるのは手数であり、これを解決するために広く情報を公開し、解析結果を集めているというわけです。

プロジェクト・ディスカバリー以外にも、Planet Huntersというプロジェクトが存在します。



恒星の現象の二次分類(Secondary classifications)

プロジェクト・ディスカバリー画面右下にあるアイコンは、恒星の活動と光度曲線の動きを紐づけたサンプルデータです。



惑星の通過を直接発見するのではなく、紛らわしい現象や、光度曲線全体の動きを理解するための手助けとして利用することで、より惑星の通過を発見しやすくする・・・かもしれません。

食連星(Eclipsing binary)



食連星は、互いに周回する2つの恒星を持つ星系です。 光度曲線は、光束(フラックス)が急激かつ周期的に低下することを特徴としています。
これは、通過する惑星の効果に似ていますが、フラックスの減少は通常、主星も伴星も惑星よりもはるかに大きいため、はるかに大きくなります。

食連星は連星としての分類で、変光星(見た目の明るさが変わる星)として見た場合は食変光星(eclipsing variable star)と呼ばれます。なぜ見た目の明るさが変わるのかというと、この食連星というタイプは互いに周回する2つの星のどちらか一方がもう一方を隠す、という動きを繰り返すために、光度曲線は周期的な2つの沈下部分を作るためです。つまり相互に食を起こすために、食連星と呼ぶわけですね。

惑星の通過ではなく恒星の通過になるので、通常この沈下部分は惑星のものと比べてはっきり大きいものになります。周期的な沈下は一見惑星のもののように見えるため、注意が必要です。大きさや、対となる溝が存在するかどうか、などが判断基準になると思われます。

なお、恒星同士の距離が近い場合、恒星はお互いの重力に引かれて楕円形に変形します。そのため、サンプルとなる食連星の中には、非常になだらかな波を作っているものも見られます。

サンプル・ビジュアル



回転する星 / 回転変光星(Rotating star / Rotating variable star)



回転変光星は、不均一な表面の明るさ(斑点)および/または楕円形の形状に起因して、光度曲線の変化を生じます。
私たち自身の太陽のように、星は熱かったり冷たかったりする表面の領域を持ち、結果として光度がそれぞれより大きくなるか、またはより小さくなります。
得られた光度曲線のフラックスは、星が回転することによって異なる領域が観察者に向くことによって、これらのスポットの進化とともに変化します。
楕円体の変光星は、非球形の星を生成する密接なバイナリコンパニオン(重力源が互いに影響を及ぼしあう現象)の結果であり、重力効果が観察者に対する星の軸回転と結びつきます。
結果として生じる歪みは、異なる時間に、より大きいまたはより小さい量の星表面が観察者に面することを意味します。

太陽の黒点を想像してみてください。太陽の表面温度は約6000度ですが、黒点の温度は4000〜5500度と低くなっています。だから黒く見えるわけですが、このような温度の違う領域が広く、表面温度が一定でない恒星だと、その恒星の自転によって暗い面が観測者(地球)の方向を向いたときに暗くなるという現象が起こるわけです。
また、楕円形の恒星(他の重力源によって歪んでいる)の場合も、自転するたびに観測者(地球)から見る形が変化し、結果として光度曲線がカーブを描くわけです。

これといった決まった形はありませんが、自転を原因としているので、短周期かつ規則的なカーブを描くものがこれに該当すると思われます。なお、実際の変化は非常に小さく、今回のように巨大な望遠鏡で観測した場合でないとわからないようです。

サンプル・ビジュアル



急激な変化(Eruptive variables)



急激な変化(急激な変化を見せる変光星)は、恒星の最上層やその外側の領域で起こる暴力的なプロセスやフレアによって輝度が変化する星です。該当する部分はそれぞれ彩層とコロナです。
これらの軽い変化は性質上周期的ではありません。 フレアは、星の流れの中で大きく突然のスパイクが特徴です。

彩層やコロナはいずれも恒星の外縁に存在するガス層で、磁場の影響などによりジェット状の噴出現象などが起きるとされています。また、おなじみのフレアのような恒星表面における爆発現象も存在します。
特に恒星全体でこのような現象が起きると、一時的に光度が増大します。これは光度曲線の中で、しっかりと上向きのトゲになって表示されます。このような現象を起こす恒星を閃光星、あるいはフレア星(flare star)などと呼びます。

今回のプロジェクトディスカバリーで発見したい惑星の光度変化とは、逆向きのトゲになることを改めて確認しましょう。惑わされることはありませんが、サンプルの中には活発なフレア現象により、上向きのトゲが大量に立った結果、逆に溝が見えるようなものも存在します。

サンプル・ビジュアル



脈動する星 / 脈動変光星(Pulsating star / pulsating variable star)



(恒星が)脈動するメカニズムは星の表面層の周期的な膨張と収縮の結果です。
放射は星のエンベロープ内に閉じ込められ、星を熱してエンベロープを広げます。
星の包絡線が広がるにつれて、放射は逃げることができ、温度は低下します。
星の重力が放射圧より大きな力を発揮してエンベロープを収縮させるまで、エンベロープの外向きの圧力は減少します。
エンベロープが収縮すると、放射線が再び捕獲されるようになり、サイクルが繰り返されます。

エンベロープ(envelope)は、惑星の外縁部、というような意味でとらえています。

恒星が寿命を迎え始めるとき、恒星自身の重力によって収縮を始めます。このとき恒星が放出する放射線などと膨張のバランスが崩れ、恒星が周期的に膨張と収縮を繰り返すようになります。ざっくりと理解したところによると、膨張させるためのエネルギーが減少した結果恒星が収縮し、それによって少なくなったエネルギーを捕獲できるようになり、その力で再び膨張を開始します。膨張するとエネルギーが逃げてしまうので再び収縮が始まる・・・というメカニズムのようです。

まあ、重要なのは、このタイプの恒星の光度曲線はサンプルのように非常にわかりやすい波型を描くということです。この周期はとても規則正しいので、比較的簡単に把握することができます。

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