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前説

EVE Onlineにおいても珍しいT2戦艦。光学迷彩戦艦あらため、「秘密工作戦艦(Black Ops)」。Tech2 Battleshipsとして名前は聞いたことは多くても、実際に運用している人はHi-Secではまず見かけません。

Marauder(襲撃型戦艦)と同じくT1戦艦2種の能力を併せ持っているものの、ジャンプドライブを搭載しているために大変装甲が薄く、間違いなくこの船はミッションには向いていません。しかし・・・この艦船は以下の大きな特徴を持ちます。
  1. 潜伏用サイノシュラルフィールド(Covert Cynosural Field)をジャンプ先として利用できる
  2. 主力艦以外で唯一ジャンプドライブを搭載し、サイノシュラルフィールドに向けてぶっ飛ぶことが出来る。
  3. 潜伏用ジャンプポータルジェネレーター(Covet Jump Portal Generator)を搭載可能。

ジャンプドライブの使用については別に書くとして、ここでは潜伏用サイノシュラルフィールドおよび、潜伏用ジャンプポータルについて解説していきます。

潜伏用サイノシュラルフィールドについて


旧名:光学迷彩サイノシュラルフィールド

潜伏用サイノシュラルフィールドジェネレーターI(Covert Cynosural Field Generator I)は、通常のサイノと同様にジャンプドライブを使用する際の目標ビーコンとして使用します。ただし、この種類のサイノを用いることが出来るのは秘密工作戦艦(Black Ops)に限られることに注意しましょう。旗艦級戦艦のポータルはこのサイノシュラルフィールドを目標とすることができません。
逆に秘密工作戦艦は通常のサイノやサイノジェネレータも利用することが出来ます。

通常のサイノについてはサイノシュラルフィールドガイドを参照。
Low-Sec以下で使用可能な点、ジャンプ位置など基本的なところは全て同じです。


「取るのがすごい手間なくせに使いどころが限られる」


潜伏用サイノシュラルフィールドだけの特徴


・燃料消費が通常のサイノの1/10である。スキルLv5前提なので、使用には25個の液体オゾン(Liquid Ozone)が必要となる。
・稼働時間が通常のサイノの1/10である。通常のサイノは10分間であるが、潜伏用は1分間。
・近く(グリッド内)にいないときはオーバービューに映らない。(ただしサイノを出している艦船やユニットはスキャンなどで丸見え)
・ワールドマップに映らない。
・サイノシュラルフィールドジャマーの効果を受けない。

2015年12月8日のAcheronアップデートでグリッドが7800kmに拡大されたので、ヘタなところからだと見えてしまう可能性があります。一応注意しましょう。



「アイコンはサイノのアイコンになりました。でも遠くからは見えません。」



通常のサイノシュラルフィールドとはグラフィックが異なります(右が潜伏用サイノ)。


(クリックで拡大)


必要スキル

  • ・サイノシュラルフィールド理論(Cynosural Field Theory)Lv5が必要。(20日コース)

これだけならまだ良いのですが、搭載できる艦が上の画像の通り限定されています。
秘密工作戦艦(Black Ops)
隠密行動型フリゲート(Covert Ops、Stealth Bomber)
電子戦型巡洋艦(Recon Ship)のうち、軍事偵察艦(Force Recon Ships)(分かりやすく言うと隠密行動用遮蔽装置を積める方)
特化型輸送艦(Transport Ship)のうち、封鎖突破型輸送艦(Blockade Runner)※遮蔽積める方(軽トラ)
戦略的巡洋艦(Strategic Cruiser) ※隠密リコンフィグレーション・サブシステムを搭載している場合
長距離型フリゲート(Expedition Frigate)のうち、Prospect(プロスペクト)
Etana(エターナ)Rabisu(ラビス) ※アライアンストーナメント報酬の特別版艦船

最後の奴はアライアンストーナメントの景品なので論外として、スキルの軽い光学迷彩フリゲートでも「・フリゲート(Frigate)Lv5」および「・エレクトロニクス強化(Electronics Upgrades)Lv5」が必要となります。大体15日くらいコースで、1から育てるとそれなりに時間を取られてしまいます。
また、潜伏用サイノシュラルフィールドがいくら他者から見えないからといって、運用するには少なくとも

・遮蔽(Cloaking)Lv4 ・・・隠密行動用遮蔽装置II(遮蔽しながらワープできる奴)の前提
・高速操作(High Speed Maneuvering)Lv1 ・・・マイクロワープドライブの前提

などは覚えておいたほうが良いでしょう。危険地域でCovertOpsや、補給艦を兼ねたTransport shipを利用するなら尚更です。
軍事偵察艦(Recon Ships)で展開するとさらにサイノ時間が半分になり、30秒になります。便利!しかもDスキャンにも映らないので、この艦を補足することはかなり困難です。

潜伏用サイノシュラルフィールドの運用について

通常のサイノはオーバービューに映ってしまうため、即ドックインできるステーション前や、テザリングの支援が受けられる範囲での使用が推奨されています。ですが潜伏用サイノシュラルフィールドは、むしろセーフスポット(Safe Spot、SS)での使用が推奨されます。もちろんこれはオーバービューに映らないためです。迷彩艦は使い捨てにするには高いので、隠れて使うというわけです。

相手がこちらの動向に勘付いており、なおかつ腕の良いカプセラならすぐに全天スキャンからコンバットプローブで位置を特定してくるかもしれませんが、ワープも含めて1分というのはかなり制約が大きいため、ほとんどの場合は逃走することが出来るでしょう。
Recon shipなら30秒でサイノが切れるためほぼ確実に逃げられますし、思い出してみましょう。迷彩ポータルで飛んでくる船はT3の強力なCluserかもしれないのです。明確な敵の只中でない限り、潜伏用サイノの位置を特定するような労力を使うカプセラはどこにも居ないと言ってよいでしょう。

ちょっとした注意点:
サイノシュラルフィールドジェネレーターは、燃料のある限り稼動し続けます。
潜伏用サイノシュラルフィールドジェネレーターは燃料が非常に少なく、何回転分かをカーゴに蓄えておくことができます。
うっかり2回転目に入ってしまわないよう、サイノシュラルフィールドジェネレーターを「オートリピート不可」に設定しましょう。
それでも慌ててショートカットを押してしまい、さらに回転を続けることがあります。その場合は慌てず騒がす、モジュールをオフにしましょう。
さらに土壇場でドジを踏まないように、燃料を分割しておくことが推奨されています。ジャンプやサイノの燃料は必要個数スタックされていない場合、つまり重なっていない限り、総量が足りていても稼動しません。迷彩サイノなら24個と1個に分けておけば、不慮の事故を避けることができます。



潜伏用ジャンプポータルについて



「ハイパワースロットに装備します。」


旧名:光学迷彩ジャンプポータルジェネレーター

そもそもジャンプポータル自体があまり知られていないモジュールです。移動先がサイノシュラルフィールドであるためLow-Sec以下に限られますし、何よりジャンプポータルジェネレーターを搭載可能な船が「旗艦級戦艦、タイタン(Titan)」だからです。

潜伏用ジャンプポータルも原理としては変わりませんが、通常のジャンプポータルジェネレーターには無いいくつかの特徴があります。

・ポータルを開くことではなく、飛んだ船の質量によってのみ燃料を消費する。(Skill Level 1で充分)
通常のジャンプポータルジェネレーターは開くのにストロンチウム化合物を最大450単位消費しますが、光学迷彩ジャンプポータルでは不要です。
ポータルを船が通過するたびに一定量の燃料を消費していくのはジャンプブリッジと同じです。

・ポータルの起動時間が、通常版の1/3である20秒。
・言うまでもなく、潜伏用サイノシュラルフィールドに対して起動できる。
・秘密工作戦艦がハイ・セキュリティ宙域に立ち入れるため、そこから(安全に)起動できる。
これは実に大きな利点です。タイタンはハイ・セキュリティ宙域に来ることは出来ないので、安全な場所に艦隊を待機させておける利点は
計り知れないものがあります。

ただし目標地点はセキュリティステータスが0.4以下のロー・セキュリティ宙域に限ることになります。また、大半のヌル・セキュリティ宙域にはハイセクからはどうやっても届かないため、ローセクから飛ぶこともあるでしょう。

POSのフォースフィールド内からも通常のポータルと同じく起動することが出来ます。

・隠密用遮蔽装置IIを搭載可能な、一部の艦船にしか利用できない。

これは大体潜伏用サイノシュラルフィールドジェネレーターを展開できる船と同一です。秘密工作戦艦以外は「隠密行動用遮蔽装置II(Covert Ops Cloaking Device II)」を搭載できる艦船と考えるとわかりやすいです。
秘密工作戦艦(Black Ops)
隠密行動型フリゲート(Covert Ops、Stealth Bomber)
電子戦型巡洋艦(Recon Ship)のうち、軍事偵察艦(Force Recon Ships)(分かりやすく言うと隠密行動用遮蔽装置を積める方)
特化型輸送艦(Transport Ship)のうち、封鎖突破型輸送艦(Blockade Runner)※遮蔽積める方(軽トラ)
戦略的巡洋艦(Strategic Cruiser) ※隠密リコンフィグレーション・サブシステムを搭載している場合
長距離型フリゲート(Expedition Frigate)のうち、Prospect(プロスペクト)
Stratios(ストラティオス)Astero(アステロ)
Victorieux Luxury Yacht(ヴィクトリュース級高級ヨット)
Etana(エターナ)Rabisu(ラビス) ※アライアンストーナメント報酬の特別版艦船
Metamorphosis(メタモルフォーシス)

Rubicon Updateから追加されたSOEの艦はT2などに比べても非常にスキルが軽いです。

アステロ(Astero)・・・ Amarr FrigateとGallente FrigateをLv3
ストラティオス(Stratios)・・・Amarr CruiserとGallente CruiserをLv2

その代わり、T2艦と比べてもお値段は4倍以上となります。性能を吟味して検討すると良いでしょう。

ヴィクトリュース級高級ヨットは前提条件が宇宙船操作(Spaceship Command)Lv1なので、現在もっとも軽いスキルで飛べる船です。この艦船はインターディクション無効化関連のボーナスも持ち、ヌル・セキュリティ宙域の移動に適しています。

これらの船が飛ぶための燃料については下に表としてまとめました。こちらを参照してください。また、DOTLANのサイトなどを利用すると計算も行ってくれます。

必要スキル


前提
・ジャンプドライブオペレーション(Jump Drive Operation)Lv5
・天文位置測量(Astrometrics)Lv5
・科学(Science)Lv5

・ジャンプポータル生成(Jump Portal Generation)Lv1(迷彩で使う以上、Lv1以上は必要ありません)

ただし何度も言うようですが光学迷彩ジャンプポータルジェネレーターは秘密工作戦艦(Black Ops)にしか搭載できません。
艦本体のスキルトレーニングも考慮に入れるべきでしょう。

・戦艦(Battleships)Lv5
・ジャンプドライブキャリブレーション(Jump Drive Calibration)Lv4

ジャンプポータル生成とジャンプドライブオペレーションが重複しているため、+40日くらいで取得可能となります。ジャンプドライブキャリブレーションスキルは前提としてのLv4で満足せず、最大の飛距離を得られるLv5を目指すべきです。

潜伏用ジャンプポータルの生成


アクティブなモジュールを想像していたかもしれませんが、ジャンプポータルジェネレーターは、パッシブデバイスです。それ自体は何もしません。その代わり装備していると、ジャンプ以外にブリッジを出すという選択肢が出てきます。

ジャンプポータルの飛距離は、ジャンプドライブの飛距離と等しいことを覚えておきましょう。
秘密工作戦艦(Black Ops)ならデフォルトでジャンプドライブキャリブレーションLv4がついてくるので、
7.2光年(7.2light year、7.2ly)です。
最大はLv5の8光年です。

大体ひとつのリージョンの中心にいれば、全体をカバーできるかできないかくらいの距離です。

では始めましょう。とにかくまずサイノアップ!

サイノを出したキャラクターの名前に相当するもの、またはブロードキャストを右クリックすると以下のような選択肢が表示されます。


「ブリッジよりメンバー、応答せよ。応答せよ。」


なお「メンバーまでジャンプ」を選択すると当然ながら自分がジャンプしてしまうため、注意が必要です。
第二のアサカイ会戦を起こしてみたいのなら話は別ですが。


ブリッジよりメンバーをクリックするとワープポータルが起動します。(20秒)



「時空転換!」




「おわかりいただけただろうか?」





ステーションをも飲み込むかと思われるこのサイズですが、実際にポータルによってジャンプするにはまず2000m以内に接近し、秘密工作戦艦(Black Ops)を右クリックして操作しなくてはなりません。

必要な燃料

ジャンプポータルを通過する船の燃料は、秘密工作戦艦(Black Ops)の燃料ベイに入れておく必要があります。
燃料は各Factionの秘密工作戦艦がジャンプするときの同位体と同じ種類の同位体を使用します。

燃料ベイのサイズは1,250m3なので、多くの船を飛ばすなら途中で補給が必要になります。まあ、燃料ベイには自艦のカーゴホールドや宇宙空間に浮いたコンテナから比較的自由に燃料を注入できるため、そこまで不便にはなりません。
補給の練習はしておきましょう。


燃料の消費は、以下の計算式により導かれます。

JP:ジャンプポータル JD:ジャンプドライブ
船の質量(kg) × JPの燃料コスト× (秘密工作戦艦のJD燃料消費量(個) - 秘(略)JD燃料 × 0.1 × ジャンプ燃料管理技術Lv )× 飛距離(光年) (小数点以下切り上げ)

ジャンプポータルの燃料コストは0.000000135です。1kgごとなのでそのまま代入。以前は0.00000018でしたが、燃料ベイが1,250m3になるのと同時に緩和されました。
古い資料を見ると古い方で計算されているので注意が必要です。

秘密工作戦艦のジャンプドライブ燃料消費量は一律450(個/ly)です。
(2014/07/21のCrius 1.0 Updateから、1.5倍になりました)

従って「船の質量 × 0.000000135 ×(450 -(45 × ジャンプ燃料管理技術Lv))× 飛距離(光年)」となります。

なお・・・スキルが要求されるのはもちろんポータルを出す人で、ジャンプする人は艦船以上の制限は受けないので安心ですね。

質量(Mass)と1光年あたりのジャンプ燃料使用個数は以下の表のようになります。

JFC:ジャンプ燃料管理技術(Jump Fuel Conservation)

単位:個 / ly
Ship NameMass(kg)JFC 1JFC 2JFC 3JFC 4JFC 5
Amarr Covert OpsAnathema1,147,0006356494235
Purifier1,396,0007768605143
Caldari Covert OpsBuzzard1,270,0007062554739
Manticore1,446,0008071625344
Gallente Covert OpsHelios1,271,0007062554739
Nemesis1,421,0007870615244
Minmatar Covert OpsCheetah1,430,0007970615344
Hound1,370,0007567595042
SOE FrigateAstero975,0005448423630
Expedition FrigatesProspect1,400,0007769605243
Amarr Recon ShipsPilgrim11,370,000622553484415346
Caldari Recons ShipsFalcon12,230,000669595521446372
Gallente Recon ShipsArazu11,650,000637567496425354
Minmatar Recon ShipsRapier11,040,000604537470403336
Amarr Transport ShipsProrator10,750,000588523458392327
Caldari Transport ShipsCrane11,500,000629559490420350
Gallente Transport ShipsViator11,150,000610542475407339
Minmatar Transport ShipsProwler10,000,000547486426365304
Amarr Strategic CruisersLegion12,815,000701623545468390
Caldari Strategic CruisersTengu14,201,000777691604518432
Gallente Strategic CruisersProteus11,341,000621552483414345
Minmatar Strategic CruisersLoki12,540,000686610534458381
SOE CruiserStratios9,350,000512455398341285

SOEの船は全体的に質量が軽く、非常に燃費がよいことがわかります。


注意!:
燃料の使用は質量によるため・・・マイクロワープドライブ起動中や、アーマープレート装備などの質量増加状態でゲートを追加すると余分な燃料を使用することになります。逆にナノファイバー構造などの質量低下装備を使用すると使用燃料が減少します。
特に燃料が増える装備をつけて通過するときは、燃料の点から厳重な注意が必要でしょう。

あともうひとつ、皆が頼りにするDOTLANだとT3巡洋艦のジャンプを計算できないので燃料を手で計算して飛ぶことになります。



「オマケ、追いかけてすっとんできたBlack Opsさん」


ジャンプ疲労について

秘密工作戦艦にはジャンプによる疲弊が飛行距離に及ぼす影響を75%低減するボーナスを持ちます。
これは秘密工作戦艦自身がジャンプした際にジャンプ疲労を75%減らして計算してくれるというものですが、これは迷彩ジャンプポータルでジャンプする艦船にも適用されます。同じジャンプドライブユニットを使っている以上、それは当然のことでしょう。

関連ページ:ジャンプドライブ基本 ジャンプ疲労について


ジャンプポータルの航路を決める


ジャンプ航路設定ガイドにて。


dotlan Jump planner



ISCS jump planner




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