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出典

この記事はEVEネーム「Mikori Miras Mikutsu」さんが当Wiki向けに寄稿してくださったものです。

ポクヴェン(Pochven)旅行記

こんにちは。カルダリ生まれのガレンテ育ち、持ち場はアマー、ときどきミンマターの駆け出し商人です。カルダリ時代に苦渋を舐めさせられてきたトリグラビアンと交流を持って半年ほどになりますが、彼らとの付き合いにも慣れてきました。ポグヴェン宙域でのローグドローン駆除作業・・・下積みという他ありませんが、何事にも信頼を得るには真摯な姿勢と長期的な実績が必要です。よくカプセラが余らせていたスコダイトを有益な鉱石に変貌させられる彼らの力を持ってすれば、新米カプセラにも新たな商機を見いだせそうな気がします。

トリグラビアンに対抗したのか、YC123年、四大帝国は船舶製造におけるパイライトの必要量を引き上げた。
その影響でスコダイトの需要も復調している。


ポクヴェンでどんなことができるとか、どうやってスタンディングを上げるとか、何をすれば儲かるとかは他の方がまとめてくださっているので、自分は移動に焦点を当てた記事を書きます。

参考外部リンク:

ポクヴェン(Pochven)への侵入、既知宇宙への脱出

ポクヴェンシステムとの往来は近辺の既知宇宙に出現するワームホールの使用と、インバウンド(侵入)またはアウトバウンド(脱出)フィラメントの使用によるものがあります。
ワームホール
逆固定穴とも呼ばれるC729ワームホールによる侵入は、既知宇宙でのワームホールの捜索から始まります。該当ワームホールのレベルはIIです。システムによっては出現範囲がリージョン、国家をまたぐものもあり、既知宇宙におけるスターゲートでの接続が近かったためポクヴェン宙域にC729ワームホールが出てしまうシステムもあります。既知宇宙におけるC729ワームホールの出現情報に関しては、上記の POCHVEN ENTRY MANUAL で確認しましょう。

このワームホールはEDENCOM討伐にワームホール周辺に張り付いているカプセラも多いです。彼らは遠距離戦仕様の事が多く、様子見にワームホールサイトから100km離してワープしても狙撃される可能性があります。ワームホールを使用する場合は指向性スキャンでワームホールの状況を確認しましょう。

発見したワームホールに角度を細めた指向性スキャナを当て、設置物はなく、カプセラの船舶もいない・・・それでも用心することがあります。遮蔽艦です。

筆者はポクヴェン側のワームホール周辺で遮蔽状態で獲物を待ち、獲物と見るや遮蔽解除からスマートボムを叩きこむ戦艦フリートに遭遇したことがあります。スマートボムはロックオンに依存しない武装で、耐久力の低い船舶はワームホールを出入りする前に焼き切られてしまいます。伏兵の多いシステムはマップ画面の統計情報でおおよそ把握できるのでしっかり目を配りたい所です。

その他、システム内ではローグドローン宙域と呼ばれる東部のヌルセクや、スリーパードローンやドリフター艦隊の住まうアノイキス宙域に繋がるワームホールが出現しますが、どちらも行先の敵性艦隊がワームホール周辺を哨戒しており、当然こちらでもカプセラが活動している可能性は存在します。

ワームホールによるポクヴェンの往来はどこに向かうにせよ、細心の注意を払うべき手法といえます。

フィラメント
ポクヴェンジャンプフィラメントによる往来は種類によってある程度はジャンプ先を絞ることはできますが、インバウンド、アウトバウンドどちらもランダム要素が絡みます。NPCの販売していないフィラメントを入手するには既知宇宙、ポクヴェン宙域に陣取っているEDENCOMやトリグラビアン艦隊を撃墜する必要がありますが、両陣営に対して中立性を保つのであれば、ポクヴェン宙域での抗争によって発生する残骸を漁夫の利で狙うことになります。カプセラ達が商都などで販売しているものを購入する手段もありますが、フィラメント相場はポクヴェンを取り巻くカプセラ達の状況によって常に変動しており、供給量の少ない種類は買い占めによる独占も度々引き起こされています。

ポクヴェンではトリグラビアンスタンディング値によってゲートの使用が制限されるため、インバウンド使用時に選出されたシステムのワームホールの発生状況によってはシステム内で身動きが取れなくなる可能性があり、アウトバウンドは使用フィラメントの種類、使用するシステムによってはローセク、ヌルセクに飛ばされることがあります。自身の船舶、獲得しているトリグラビアンスタンディングと相談してどのフィラメントを使うか判断しましょう。

フィラメント使用後はインバウンド、アウトバウンド共に選出されたシステムのいずれかの惑星周辺にジャンプします。周囲に敵対船舶が存在しなければ即座に遮蔽装置を作動させることで一応の身の安全を確保できるため、フィラメントによる往来はランダム要素こそあれど、使用時に作動する戦闘タイマーによる待ち時間、入手に必要な手間やISKを惜しまないなら確実性の高い手段といえます。

ポクヴェン(Pochven)を移動するにあたって

チャット欄でカプセラのアクティブ状況を確認できませんが、マップ画面から該当システムの統計情報は確認できます。ヌルセクとワームホール宙域の中間といったところです。それでも情報の反映はリアルタイムではないので、現地では指向性スキャナが頼りです。ポクヴェン間のジャンプゲートは規則的に配置されているので、狭めのシステムならゲート状況を確認しやすいです。

敵性船舶にロックオンされにくい船に乗る(アライン2秒切り、疑似含むクロークワープ)、ワープ妨害フィールドを突破できる船を使う(シャトル、要撃型フリゲート等)というのは大前提ですが、ローグドローンはウルトラロック(※ロックオン対象の行動前にロックオンを成功させるテクニック)ばりの反応で照準をあわせてくるので、彼らの集中砲火で沈まない程度に防御力は必要です。クローク作動時の軸合わせ→クロークの間にバーストジャマーを挟むことで幾らかドローンのターゲットを外せるかもしれませんが、付近にEDENCOMやトリグラビアンの船舶が存在した場合は敵対行為とみなされ、兵器使用を目撃された勢力にシステム内で追っかけまわされるようになるのでご注意を。

滞在するシステムのセーフスポット、現地ステーションの入港用の位置、出港用の位置を取るのも重要です。インバウンドフィラメントでステーションの無いシステムを引くと色々と潰しがきかないので、必ず帰還用のアウトバウンドフィラメントは持参しましょう。

ポクヴェン難関コンテンツのひとつ、カルダリトレードステーションのアンドックポイント取得。
既知宇宙に建ててある同タイプのものもそうだが、ここはステーションと角度を付けておかないと即座にワープできない。
トリグラビアンがポール状のガイドビームを設置してくれているので、これとタクティカルオーバーレイを目安に角度を合わせてステーションを発つ。この後ステーションとの距離を150km以上離した位置にブックマークを取れば次の出港から最速ワープが可能となるが、ドリフター艦の狙撃から逃れるためにも300km以上離したい。



参考外部リンク:

ポクヴェン構成システムの紹介

ボーダー星系(各コンステレーションの境界に位置する星系)

※ゲート通過に1.0のトリグラビアンスタンディングが必要でしたが、2021年5月 アップデートで緩和されて自由に通行できるようになりました。

ポクヴェンを構成する3つのクレードの境界に位置する星系です。ゲート使用の前提スタンディングが軽く、すべてが元カルダリ領ということもあってボーダー星系用のインバウンドフィラメント(ボーダー-5,15「ポクヴェン」フィラメント/Border-5,15 'Pochven' Filament)はニューエデン各地とジタを結ぶ直通航路として重宝します。ラッティングによるボーダーフィラメントの供給量は多い部類に入るものの、時には希少なクレード用のインバウンドフィラメントに匹敵する価格で取引がなされています。

ニューエデンの地下鉄とも言えるポクヴェンの中でも交通量の多い星系群であり、それゆえに抗争も多いです。元々あったステーションは健在なものの、長期滞在には向かない土地柄です。

アルバサラス(Arvasaras)、サケンタ(Sakenta)、ウルヒニチ(Urhinichi)、センダ(Senda)
この4つは既知宇宙においてジタに隣接しているボーダー星系です。システム内でエクストラクトフィラメント(プロクシミティ-5,15「エクストラクト」フィラメント/Proximity-5,15 'Extraction' Filament)を使用すると商都ジタ5ジャンプ圏内に迫れます。ワームホールに頼らずハイセクとポクヴェンを往来しやすくなります。

アルバサラスはC729ワームホール出現候補にローセク(ジャン/Jan)が混じっているため、使う場合は自身の船舶と相談すべきです。エクストラクトフィラメント使用時もジャン(Jan)星系が選出される可能性がありますが、1ジャンプでハイセクに戻ることができます。

ウルヒニチとセンダは、エクストラクトフィラメント使用時、ごく稀にミンマター領(トドリル/Todrir)に繋がることがあります。エクストラクトフィラメントによるジャンプ先は元々あったゲートでなく、既知宇宙における星系間の距離に依存するためです。この場合ジタまで20ジャンプ程必要になり、当然ハイセクギャングの巣窟であるウエダマも通過します。安全を取るなら予備のフィラメントを用意した方がいいでしょう。

オタヌオミ(Otanuomi)
旧カルダリ領のボーダー星系です。前述の4星系より若干ジタから遠くなり、フィラメントで戻った場合ジタへの移動に15ジャンプ前後要するようになります。C729ワームホールの出現候補にローセク、または位置的に近いポクヴェン内の星系が絡むため若干使いづらい星系です。エクストラクトフィラメント使用時もローセクが選出される可能性がありますが、1ジャンプでハイセクには戻れます。

オタヌオミからウルヒニチにゲートジャンプしてジタに近づいてもいいですが、航路の安全は保証できません。

アーティラ(Ahtila)
ボーダー星系の中で唯一残存ステーションが存在せず、C729ワームホール、エクストラクトフィラメントによるハイセクへの往来が安定しない外れ枠です。フィラメント経由で飛んできたカプセラは、少しでもジタとの距離を詰めるためにセンダ行きゲートを使用する傾向があります。そのため定着者は全く居ませんが、人通りはそれなりに多い・・・そんな星系です。近い将来、横着者を仕留める狩猟者が息を潜める場所になるかもしれません。

対策として、「デヴァナフィラメント(グロリフィケーション-1,5,15「デヴァナ」フィラメント/Glorification-1,5,15 'Devana' Filament)で帝国領内のトリグラビアンが駐屯する星系に飛ぶ→再度のフィラメントジャンプで試行回数を稼ぐ」という手段があります。準侵略システム、通称トリグラビアン辛勝星系もカルダリ領が多いので、運が良ければローントレック辺りに出れるかもしれません。

再度のボーダージャンプでもアーティラを引いてしまった…それは、その日の運がとても良いという証です。その運勢を向けるべき方向がハイパーネットリンクであれば!というオチがつきますが。

インターナル星系(コンステレーションを構成する一般的な星系)

※ゲート通過に3.0のトリグラビアンスタンディングが必要でしたが、2021年5月 アップデートで緩和されて自由に通行できるようになりました。

各クレードを構成する星系群です。ペルンには元カルダリ領が、ヴェレスには元ガレンテ領が、スヴァログには元アマー領が集中しています。数少ないミンマターの陥落領地はペルン、スヴァログに点在しています。

現在のクレードフィラメントのジタ価格は、元カルダリ宙域にジャンプする確率の高いペルンフィラメントが最も高いです。ミンマター勢も買ってるかもしれません。スヴァログ、ヴェレスもそれぞれアマー、ガレンテに飛びやすいので需要はあります。
(この相場は記事を書いている時のものであり、クレードフィラメントは供給量が少なく、エクストラクトフィラメント共々定期的に買い占められているため相場は安定しません)

ランダムでインターナル星系に飛ぶフィラメントはホームフィラメントと並んで価値が低いです。どこでもいいから、とりあえずポクヴェンに行きたい人向けです。

はじめたてのカプセラもまずインターナルフィラメントを使用し、システム内の手近なローグドローンを討伐しておくと、トリグラビアンに実力を認められて後々のハイセクでの活動が捗ります。小型艦対策の武装を積んだ巡洋艦(カラカル等)が確実ですが、1匹倒すだけなら駆逐艦でもいけるそうです。巡洋戦艦のスマボで焼くという手もありますが、経費的にやりすぎな気もします。この過程で船舶が撃墜される可能性はありますが、カプセラは死んでも死にきれない生き物なので命はとても軽いです。たとえ撃墜されても船舶保険を掛ければ元手は幾らか戻ってきます。

トリグラビアンは新米カプセラにも容赦がない。
10連ミッションの積み荷が落とされたという報告も多数。

とはいえ、最近では日本人有志のポクヴェン観光ツアーも盛んになってきているので、もし機会があればそちらを頼ることをおすすめします。カプセラ同士の交流のきっかけにもなります。
クリラルド(Krirald)
ペルンに属するインターナル星系です。ポクヴェンにおいてミンマターの商都ヘクに最も近い星系ではありますが、C729ワームホールの出現候補はローセクが多く、出入りするカプセラは少ないです。

ペルンフィラメントでカルダリに行きたいカプセラにとってはあまりありがたくない星系です。一応、オタヌオミゲートからカルダリを目指せます。

イグネベナー(Ignebaener)
ペルンに属するインターナル星系です。ペルンでは唯一の元ガレンテ領になります。隣り合う元カルダリ領にゲートジャンプする際は注意しましょう。

ペルンフィラメント使用後、妥協してエクストラクトフィラメントでここからジタに向かう場合、かの悪名高いウエダマを越えていく必要があります。人によってはクリラルド以上に引きたくないシステムかもしれません。

コノラ(Konola)
ペルンに属するインターナル星系です。ジタに隣接するシステムではありますが、C729ワームホールの出現システム、エクストラクトフィラメントでの選出システムにおいてどちらもローセクが絡んできます。

この星系が陥落し既存のスターゲートの接続が絶たれたことで、既知宇宙においてハイセク(エイトゥ/eitu)が周囲のローセクの中に孤立したという歴史があります。

ナルブラ(Nalvula)
ペルンに属するインターナル星系です。カルダリの北部に大きく突き出た位置にあり、C729ワームホールはヌルセクにも出現します。特にM-OEE8システムは往年よりゲートキャンプの名所で、盛況時はゲート周辺に設置型バブルが至る所に配置され航行は困難を極めます。内部もキノ星系のホームゲートから現地民が睨みを効かせています。ペルンフィラメントの泣き所かもしれません。

ワームホール、フィラメント、ゲートのどの手段でも侵入が難しいため活動の活発なシステムではありませんが、いつでも一触即発の状況が発生する条件が整っていることは認識しておくべきです。

ララボス(Raravoss)、ハルバ(Harva)
スヴァログに属するインターナル星系です。ナイアルジャの脇を固める元アマー領にあたります。ポクヴェンにおけるアマー宙域への玄関先といえるでしょう。

「スヴァログフィラメント使用→ララボス、またはハルバに移動→C729ワームホールまたはエクストラクトフィラメント使用」で商都アマーまで約5ジャンプの距離まで詰めることができます。ララボスはワームホールの出現先がローセク、ローセクに挟まれ飛び地となったハイセクとなることがあるので、スヴァログフィラメント使用後の航路はハルバの方が無難でしょう。

新時代のカルダリ⇔アマー航路ではありますが、ゲートの前提スタンディングがあったために過疎気味でした(これからは変わっていくでしょう)。将来的にゲートを超える旅行者の狩り場になっていてもおかしくないように思えます。

クハラー(Kuharah)
スヴァログに属するインターナル星系です。C729ワームホールの出現候補は主に南部ヌル勢力のジャンプフレイターの発着場で、システム自体も元ローセクということもあり船舶の往来は少ないです。既知宇宙での星系の位置はエンジェルカルテル領カースリージョン目前なので、南部のヌルセクに向かうカプセラには逆に需要がある・・・かも。

スカーコン(Skarkon)
スヴァログに属するインターナル星系です。トリグラビアンから領地を守り続けてきたミンマター領の中でも主要システムから遠く、故に陥落に繋がったとされています。この星系の陥落により、ミンマター領からローグドローン宙域に繋がるヌルセク航路が絶たれました。こういった経緯もあり、スカーコンはナイアルジャに匹敵するポクヴェン指折りの激戦区としてニューエデンの報道記事を席巻していました。位置的にC729ワームホールでヌル側と繋がることもあります。

ポクヴェンにおいてもインターナル星系ということもあり、カプセラの出入りは減ったものの現地では諸勢力の小競り合いが続いています。

ベイル(Vale)、アリア(Ala)、アンジーモン(Angymonne)
ヴェレスに属するインターナル星系です。アーチーの脇を固める元ガレンテ領。ポクヴェンにおけるガレンテ宙域への玄関先といえます。

アンジーモン以外の星系は商都ドディクシーと既知宇宙での距離が離れています。ガレンテはニューエデンの中心ということもあり、行きたい場所によっては各種フィラメントを使うより帝国領を突っ切った方が早いかもしれません。アリアは既知宇宙においてローセクであるブリークランド宙域と隣接しており、C729ワームホール、エクストラクトフィラメントの使用はどちらも不安が残ります。

カウノッカ(Kaunokka)、ワイラショダ(Wirashoda)、イチョリヤ(Ichoriya)、ツヌダン(Tunudan)
元カルダリ領にあたるインターナル星系です。共通点はC729ワームホールの出現星系候補にポクヴェン宙域の星系がある点です。他の出現先もローセクが絡んでおり不穏です。ワイラショダは稀にヌル宙域にも出現します。

カウノッカ、ワイラショダはボーダー星系に繋がるゲートが存在しますが、イチョリヤ、ツヌダンはインターナル星系のみです。航路の安全性は不透明なので、脱出の際にはアウトバウンドによる仕切り直しも視野に入れたいところです。

コモ(Komo)、オテラ(Otela)、ナニ(Nani)
元カルダリ領のインターナル星系です。ハイセクへ繋がるC729ワームホール出現率が高いですが、一部は出現範囲が広すぎて探索に骨が折れるでしょう。

C729ワームホールのハイセク出現率が高いためにステーションが残存するポクヴェンのシステムでは惑星開発に赴く輸送船も多く見られますが、惑星間は無差別攻撃のローグドローン、ドリフター艦、遮蔽したカプセラのステルス爆撃機、T3巡洋艦などが巡回しているため、摘出資源の運搬には困難を伴います。


一部星系では残存ストラクチャによる現地勢力の衛星採掘が盛んに行われている。
だが、トリグラビアンの取り決めによりストラクチャの建て直しが効かないこともあり、いつまで施設を存続できるかは誰にもわからない。

ホーム星系(コンステレーションの主要星系。ゲート通過に7.0のトリグラビアンスタンディングが必要)

通過のために非常に高いスタンディングを必要とするため、現状はかつての戦争をトリグラビアン側で戦ったカプセラのみがゲートによる通行を許される領域です。
収益性の高いサイトが発生しやすいそうですが、現地のカプセラ勢力の本拠地であり、ポクヴェン巡回部隊の出港地点であることを考えると、一般のカプセラがホームフィラメントで飛んで得することはあまりないです。

ホームフィラメントによるジャンプは、三角形状に構成されたリージョンの角にランダムに飛ぶためギャンブル性が高く、現地の情勢もあって市場価値は振るいません。

キノ(Kino)
ペルンのホーム星系です。ジタ近郊かつ、ハイセクへのC729ワームホール出現率が高いのでワームホールによる往来はできなくもないでしょう。

ホーム星系で唯一NPCステーションが存在します。カプセラが運営するポクヴェン内のストラクチャがすべて破壊された場合、この星系が現地勢力のホームにおける最終拠点になると思われます。

ナイアルジャ (Niarja)
スヴァログのホーム星系です。元々がアマーとカルダリの境界に存在していたため、C729ワームホールによる侵入は困難を極めます(※元の接続で近いところに出現するため)。

元はアマーとカルダリを繋いだ交易路でKAMIKAZEの名所です。大戦時はトリグラビアンによる制圧後も侵入を試みる船舶は後を絶たず甚大な被害を出しました。

アーチー(Archee)
ヴェレスのホーム星系です。ドディクシー近郊かつ、ハイセクへのC729ワームホール出現率が高いのでワームホールによる往来はできなくもないでしょう。

ポクヴェンを移動する船舶を「狩る」

移動する側の自衛も兼ねて、ポクヴェンを往来する船舶を沈める手段も考察してみます。

ポクヴェン宙域のゲートに張り込む
ボーダーシステムに繋がるゲートならそれなりに人通りもありそうですが、数を動員できる現地民がそんなにやらないということはそれだけ獲物が少ないということだし…。気まぐれにゲート前にやってくるドリフター艦隊は対処を誤ると命に関わるので、狩る側としても大掛かりな準備はしづらいはずです。現地では弱小勢力とされるローグドローンも数が多すぎてクロークワープの妨げになったりするので、狩られる側も現地勢力への対応が第一になります。

※ローグドローン、スリーパー、ドリフターはコンジットゲート前でキャンプを行わなくなりました。彼らは恒星や戦闘サイトに集結しています。そのため、ゲート前に集結するNPCを危険視することは、現状では必要ありません。

ポクヴェン宙域のステーションに張り込む
フィラメント使用後、ジャンプタイマー中に接続が切れると無防備な自艦が宙域に取り残されることになるので、万一に備えて入港しておきたいのが移動側の心情です。仕掛けられた時の対策は「包囲が解かれるまで待つ」です。ほとぼりが冷めるまで別のことをしましょう。そのうちドリフター艦隊が追い払ってくれるかもしれません。そのためかどうかはともかく、ポクヴェンステーションはクローンベイが常設してあります。使用にはスタンディングが3.0必要ですが。

既知宇宙と繋がるC729ワームホールで張り込む
ワームホールはポクヴェン側から探せば苦労しませんが、これは現地で不自由なく飛べるトリグラビアンスタンディングがあればという前提込みです。実のところ、これは狩られる側がセーフティスポットでアウトバウンドフィラメントを使用することで対策できてしまうので、失うものの少ない船舶しか掛からなそうです。

まとめ
ポクヴェンでのPvPは現地勢力の抗争にカプセラ達が参入することで発生します。そしてそれがポクヴェンのテーマです。なので中立性を保てば通り抜けるぐらいなら許されそうではあります。どっちつかずの傍観者のままで居られるかは今後の戦況次第になりそうですが。

おわりに

いかがでしたでしょうか?一部ポクヴェンフィラメント紹介記事のようになってしまいましたが、サイノ炊きやワームホール探しなど、複数アカウントの運用を前提とせず、単艦で長距離ジャンプを実現できるのはポクヴェンフィラメントの強みのように思えます。フィラメントの船舶制限、人数制限もあり使用は小規模の艦隊に限られますが。

日本語圏のユーザーは再ローカライズで増加傾向にあるとはいえ、まだまだ危険地帯への進出には足踏みされている方が多いです。大戦期にEDENCOMにもトリグラビアンにも属さなかったカプセラは両勢力と中立性を保ちやすいので、その点で新規も優位性を出せる面があります。なので新人カプセラがポクヴェンを通じて未知の宇宙へと一歩踏み出すきっかけになれば・・・と、こうして文章として残した次第です。現地の海賊を相手にせずハイセクを目指せるポクヴェンのフィラメントは、ローセクやヌルセクでの活動の助けになります。2022年2月まではワームホールからの移動にも使用できましたが、現在これはできません。

ただし、ポクヴェン現地の本格参入を目指すと下準備となるトリグラビアンのスタンディング稼ぎに相当な日数を要します。そこに関しては古参新参問わず、覚悟を決めて飛び込むべき場所だということです。




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このページへのコメント

お疲れ様です。現行の仕様にそぐわない内容の項目があるので、お手隙の際に修正して頂ければ幸いです。

【ポクヴェン(Pochven)を移動するにあたって】
・項目下部の「加えて言うことがあれば〜」から外部リンクまでの文章を削除。

・「敵性船舶にロックオンされにくい船に乗る」に加え「ワープ妨害フィールドを突破できる船を使う(シャトル、要撃型フリゲート等)」

・randomsoloplayer’氏の記事へのリンクを削除(リンク切れのようです)


以上になります。初めて来た頃からすっかり様変わりしましたが、独特の文化が形成されましたね。

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Posted by MMM 2023年01月03日(火) 11:52:36 返信数(1) 返信

お疲れ様です。最初こそ手探りでしたが、確かに今ではひとつの文明圏です。ご指摘の箇所は直しておきました。今後のポクヴェンにも期待大ですね。

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Posted by  quote_mraz quote_mraz 2023年01月06日(金) 03:57:54

報告です。アップデート(おそらく昨年)により、ローグドローン、スリーパー、ドリフターはコンジットゲート前でキャンプを行わなくなりました。彼らは恒星や戦闘サイトに集結しています。

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Posted by MMM 2022年04月06日(水) 00:28:47 返信数(1) 返信

確かPochven内のNPCの挙動変更のアプデがどこかで入っていましたね。とりあえず同様の内容を「ポクヴェンを移動する船舶を「狩る」」のあたりに追記しておきました。

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Posted by  quote_mraz quote_mraz 2022年04月07日(木) 02:28:27

v20.02アップデートによりワームホール宙域で各種フィラメントを起動できなくなったようです。

他にも古くなった情報が幾つかありますが、この部分は特別影響度の高い項目なので、お手隙の際に更新していただければと思います(記事最下部:おわりにの一部分)。

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Posted by MMM 2022年02月08日(火) 20:39:13 返信数(1) 返信

ありがとうございます。とりあえず「おわりに」の途中のところの表現を変えておきました。他にも何かあったらお願いします。

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Posted by  quote_mraz quote_mraz 2022年02月09日(水) 00:24:47

報告です。ウルチニヒもエクストラクトフィラメント使用時にトドリルに出る可能性があるようです。近所が賑やかなためかセンダほど選出率は高くないようですが。

0
Posted by MMM 2021年06月27日(日) 07:38:15 返信数(1) 返信

ご指摘ありがとうございます。記載を付け足しておきました。まあ狙って飛んだり、確率を正確に算出するのは難易度が高い話だと思いますから、深く悩まなくてもよいところかもしれないですね。

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Posted by  quote_mraz quote_mraz 2021年06月29日(火) 20:11:57

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