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プロジェクタイルタレット(Projectile Turret)

プロジェクタイルタレットは、炸薬の力で実体弾を射出します。「プロジェクタイル(Projectile)」という名前の通りです。これはローテクな面もありますが、発射の際にキャパシタを消費しないという大きな利点があります。

種類

プロジェクタイルタレットは、短射程型のオートキャノン(Autocannon)と、長射程型のアーティレリキャノン(Artillery Cannon)に分けることができます。アーティレリキャノンは、通常は「アーティレリ(Artillery)」とだけ呼ばれることの方が多いです。

特徴

広い精度低下範囲、そして最強のボレー

プロジェクタイルタレットは、他のタレットと比べて2倍弱〜3倍強という、広大な精度低下範囲を持ちます。これは弾薬の「最適射程距離の変化値」の関係上、近・中・遠の3種類しかないことに起因していますが、艦船を戦闘で運用するにあたって多少最適射程距離を外れてもあまりダメージが減衰しないという扱いやすさを生んでいます。もちろんこの利点は大きく最適射程距離を外れるとまったく意味をなさないので、プロジェクタイルタレットの運用はここと決めた射程距離周辺をしっかりキープしながら行うのが基本です。

プロジェクタイルタレットは他のタレットと比較すると発射間隔が長いという欠点があります。オートキャノンも近距離用にしては長めで、特に遠距離型のアーティレリキャノンは長く、小型ですら8秒、大型になると40秒というものも存在します。これはシールドなどの自動回復する相手とあまり相性がよくありません。ダメージを重ねてアーマーなどを削りたいところが、どんどん回復されてしまうからです。
しかしこの欠点については悲観することはありません。プロジェクタイルタレットは他のタレットと比較するとそこまで大きく秒間ダメージ(DPS)に差がありません。これは、発射間隔が長いが1回の攻撃のダメージが非常に大きいということを意味しています。
特に艦隊を運用するにあたって、この1回の攻撃のダメージ(1ボレーのダメ―ジ)が大きいということは重要です。プロジェクタイルタレット艦をたくさん集めて標的を狙えば、ロジスティクス艦による回復を許さず、大きなボレーダメージによって一撃で撃沈することすら可能になります。会敵の瞬間が極めて短いゲートキャンプなどの戦闘(あるいはKAMIKAZEなど)においてもこの特性は猛威を振るいます。

キャパシタを使用しないタレット

プロジェクタイルタレットは発射時にキャパシタを消費しません。この特性は特にキャパシタ性能が低めのミンマター艦と噛み合っており、また全力運転によりキャパシタが枯渇した状態でも戦闘を継続できるので、PvPなどにおいても大きな利点になります。

弾薬

プロジェクタイルタレットは、その名前によるところのプロジェクタイル弾(Projectile Ammo)を使用します。性能をチェックするとわかる通り、プロジェクタイル弾は「射程が短くなる高威力の弾」「射程は変わらず、追跡速度が上がり、威力がぼちぼちの弾」「射程が伸び、低威力の弾」の3種類があり、それぞれに異なるダメージ属性パターンを持つ弾が含まれています。すなわちプロジェクタイルタレットは、相手の防御属性に合わせて弾薬を選択することができる非常に実戦的なタレットであり、対シールド防御にも対アーマー防御にも、対NPC戦においても優れています。

関連ページ:データ・タレット用弾薬の種類 プロジェクタイル弾の一覧

遠・中・近の三択である弾は、前述の通り広大な精度低下範囲をあてにして運用するものです。プロジェクタイルタレットが弾薬をリロードする時間は10秒と非常に長く、また弾薬が想定する最適な射程距離にも大きな幅があります。接近したから切り替え、距離が離れたから切り替え、としていると戦闘のテンポはどんどん悪くなってしまうので、基本的には装填した弾薬による最適な射程からあまり動かず戦うのが基本になります。
もちろん、弾薬切れのリロードの時間は戦闘において大きな隙となるので注意が必要です。

武装の特性と艦船への適性

プロジェクタイルタレットのボーナスを持つのは以下の勢力です。

Minmatar Republic(ミンマター共和国)
The Angel Cartel(エンジェルカルテル)

ミンマター艦にはミサイルランチャーに適性のある艦船も多く、プロジェクタイルタレットにボーナスを持つ艦船は思うほど多くありません。しかしプロジェクタイルタレットには「発射時にキャパシタを消費しない」という特性があるため、タレットにボーナスを持たない艦船が何らかのタレットを搭載しようとした際に、その国が得意とするタレットの代わりに選択されることがあります。例えばドローン艦のVexor(ベクサー)Myrmidon(ミュルミドン)、あるいはProphecy(プロフェシー)などです。タレットのキャパシタ消費を考えることなく他のモジュールを動かすことができるため、特にPvP用の艦船では常道となります。

艦船のプロジェクタイルタレットに対するボーナスは大別すると以下のようになります。

・ダメージ増加
・追跡速度増加
・精度低下範囲の拡大
・発射間隔の短縮

特にプロジェクタイルタレットの特性を活かすものはダメージ増加、そして精度低下範囲の拡大です。また、発射間隔の短縮もペナルティを抑えるために重要になってきます。これらの特性にあったボーナスを搭載しているのは、特に戦闘用の艦船として認識されている艦で間違いないでしょう。

他のタレットのようにバースト制御(Controlled Bursts)は必要ありませんが、プロジェクタイルタレットの特性を活かすため、高速発射(Rapid Firing)軌道分析(Trajectory Analysis)のスキルを上げていくと扱いやすくなります。

オーバーヒートボーナス

短射程型のオートキャノン(Autocannon)は、オーバーヒート(オーバーロード)ダメージボーナス15%を持ちます。これは単純に威力が上がるボーナスで、殴り合いのときに役に立ちます。

長射程型のアーティレリキャノン(Artillery Cannon)は、オーバーヒート(オーバーロード)発射間隔ボーナス-15%を持ちます。発射間隔が破滅的に長いアーティレリにとっては効果が大きなボーナスですが、それでも元々の値が値なので過信は禁物です。

関連ページ:オーバーヒートガイド

Techレベルやメタレベルによる特性の変化

タレットはそのサイズごとにいくつかの基本の種類があり、それの特性をもとにして変化していきます。

Tech 1の最も基本的なものをもとに、ネームド品はメタレベルが上がるごとにCPUの消費や射程距離、発射間隔やダメージ修正乗数などの性能が少しずつ改善していきます。最も強力なメタレベル4のものになるとほぼTech 2品と同じ性能になります。Tech 2はそれに加えて、発射時のキャパシタ消費(起動コスト)とパワーグリッドとCPUの消費が他に比べて非常に大きくなるというデメリットの代わりに、Tech 2関連スキルが乗ることで強力な性能を発揮するようになります。

勢力品は、共和国海軍、そしてドミネーションです。ドミネーションは一見わかりづらいですが、エンジェルカルテルのエリート部隊のような扱いで、強力なNPCの名前にもちょいちょい出てきます。超大型(XL)のタレットにはCONCORD品が存在しており、これはCONCORDのLP(サンシャインカ−ジョンでもらえる)によってBPCを引き換えることができます。

Tech 2弾薬についてはTech 2と勢力品が使用できるので、これをもとにFITを構成する場合はどちらかを選ぶことになります。比較的安価なTech 2品に比べて勢力品は高価(かつ出品が不安定)なので、だいたいがTech 2が選択される傾向にあります。

大型プロジェクタイルタレットに存在する「士官品(Officer)」のモジュールは、非常に強力な性能である反面入手が非常に難しく、天文学的な値段がついています。

オートキャノン(Autocannon)一覧

小型(Small)



小型のオートキャノンは125mm150mm200mmの3種類があります。口径(?)が上がるごとに射程距離や威力が改善され、追跡速度がやや落ちるという変化があります。小型オートキャノンはパワーグリッドの消費が非常に少なくて装備しやすい武装ですが、最適射程距離がブラスター並に短く、例え精度低下範囲が広くてある程度雑に撃っても当たるものであるにしても、至近距離での戦闘になるため操船にはコツが求められます。

Tech 2には特殊な「偏光200mmオートキャノン(Polarized 200mm AutoCannon)」が含まれています。この偏向型(Polarized)というモジュールは、強力な攻撃性能を持ちますが、代わりに全種のシールド・アーマー・船体の防御レジスタンスが全てゼロ固定になる(防御性能が無くなる)というデメリットを持ちます。

125mm150mm200mm
(※画像をクリックして拡大)

Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

中型(Medium)



中型のオートキャノンは180mm220mm425mmの3種類があります。口径(?)が上がるごとに射程距離や威力が改善され、追跡速度がやや落ちるという変化があります。180mmには漏れなく「デュアル」がついていますが、レールガンのように特殊な仕様のものを指すわけではなく、外見から名づけられたものと思われます。

Tech 2には特殊な「偏光425mmオートキャノン(Polarized 425mm AutoCannon)」が含まれています。この偏向型(Polarized)というモジュールは、強力な攻撃性能を持ちますが、代わりに全種のシールド・アーマー・船体の防御レジスタンスが全てゼロ固定になる(防御性能が無くなる)というデメリットを持ちます。

180mm220mm425mm
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Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

大型(Large)



大型のオートキャノンは425mm650mm800mmの3種類があります。口径(?)が上がるごとに射程距離や威力が改善され、追跡速度がやや落ちるという変化があります。425mmと650mmには「デュアル」がついていますが、レールガンのように特殊な仕様のものを指すわけではなく、外見から名づけられたものと思われます。そのわりに800mmもデュアルっぽくてかなり分類が怪しいものではありますが、タレットのデザインも変化しているのでそのあたりの綾でしょう。大型のオートキャノンにもなると近距離用の武装ながらかなり精度低下範囲が広く、近〜中距離の敵をコンスタントに狙うことができるようになります。

Tech 2には特殊な「偏光800mmリピートキャノン(Polarized 800mm Repeating Cannon)」が含まれています。この偏向型(Polarized)というモジュールは、強力な攻撃性能を持ちますが、代わりに全種のシールド・アーマー・船体の防御レジスタンスが全てゼロ固定になる(防御性能が無くなる)というデメリットを持ちます。ほとんど用途が無い武装ではありますが、反撃が予想されない戦場で高い火力が求められる時などなら、使う価値はあるかもしれません。
425mm650mm800mm
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Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

士官品(Officer)

超大型(Extra Large)



超大型のオートキャノンは、通常の対主力艦・対ストラクチャ用の超大型タレットであるヘキサ2500mmリピートキャノン(Hexa 2500mm Repeating Cannon)と、高角タレット(High Angle turret)という種類の、準主力艦向けのタレットであるクワッド800mmリピートキャノン
(Quad 800mm Repeating Cannon)
に分かれます。大型タレットの800mm(4連装)が3基並んでいるようなデザインで、見た通り大量の大型タレットによる準主力艦(戦艦など)の掃討用です。

超大型タレットはその用途によってどちらを選ぶかははっきりと決まっています。また、攻城艦(Dreadnought)という高価で強力な艦船を運用する都合上、タレットがダウングレードされることはほぼありません。Tech 1やネームド品が使用されることはほぼありえないでしょう。
ヘキサ2500mmリピートキャノン
(Hexa 2500mm Repeating Cannon)
クワッド800mmリピートキャノン
(Quad 800mm Repeating Cannon)
(※画像をクリックして拡大)

Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2


アーティレリキャノン(Artillery Cannon)一覧


小型(Small)



小型のアーティレリキャノンは250mm280mmの2種類が存在します。小型の場合はそこまで大きく性能が変わることはありませんが、280mmの方が長射程かつ高威力で、発射間隔は長くなります。280mmはパワーグリッドの消費がかなり多くなるので、火力と引き換えに防御などをあきらめざるを得なくなることもあります。小型の時点ですでに発射間隔は10秒・・・ということもあるので、取り回しには習熟を重ねる必要があるでしょう。
250mm280mm
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Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

中型(Medium)



中型のアーティレリキャノンは650mm720mmの2種類が存在します。口径で見る通り、720mmの方が長射程かつ高威力で、発射間隔は長くなります。発射間隔を比較すると650mmと720mmではかなり開きがあり、弾薬の消費量にも影響してきます。巡洋戦艦ならともかく、巡洋艦に中型アーティレリを積もうとするとかなりパワーグリッドの負担が大きく、場合によってはタレットの数を削らざるをえなくなります。アーティレリは元々パワーグリッドの負担が大きなタレットなので、狙撃に使うなら使うと割り切って防御などを切り捨てていくのも重要です。
650mm720mm
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Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

大型(Large)



大型のアーティレリキャノンは1200mm1400mmの2種類が存在します。口径で見る通り、1400mmの方が長射程かつ高威力で、発射間隔は長くなります。大型になると発射間隔は致命的なまでに差があるので、スキルレベルなどがまだ低くタレットの命中率に不安がある場合は無理して1400mmを使用するとそのポテンシャルを活かせないこともあります。いずれもしっかりとした最適射程距離とゆったりとした精度低下範囲を持ち、中距離から遠距離までを十分カバーできるタレットなので、弾薬の消費が気にならなければ1200mmの方が使いやすい場合も多々あるでしょう。むしろ1400mmは完全にボレーダメージ特化の狙撃仕様のTornado(トルネード)などに装備し、致命的な一発を与えるために用いるのだと割り切ってしまうこともできます。パワーグリッド消費も莫大なものになるため、戦闘シーン(継続的な使用の有無など)をよく意識してタレットを選択したいところです。
1200mm1400mm
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Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

士官品(Officer)

超大型(Extra Large)



超大型のアーティレリキャノンはクワッド3500mmシージアーティレリ(Quad 3500mm Siege Artillery)のみです。クアッドとついていますが高角タレットではなく、ちゃんとした超大型、対主力艦用のタレットです。攻城艦や旗艦級戦艦で遠距離から殴り合いをしたいと思った場合、おそらくはこの中で一番良いものを積むことになるでしょう。

クワッド3500mmシージアーティレリ
(Quad 3500mm Siege Artillery)
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Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2




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