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ブラッドレイダー盟約は、アマー海軍とカプセラのアライアンスという2つの敵と繰り返される衝突において、彼らに対抗し得る能力の獲得の必要に迫られた。オミール・サリクサは狂信的な信者達に、主力艦を自ら開発することで海戦における占有率を上げるように指示した。これはアマー艦のデザインをいつも通りにブラッドレイダー艦隊のドクトリンに無理やり合わせたものとなった。こうして生まれたケモシュ級攻城艦は、ブラッドレイダーズの特徴であるエネルギーノスフェラトゥテクノロジーを盛り込んでいる。

名前の由来は”古代モアブの主神ケモシ、または悪魔カモス”

着々と実装される海賊勢力主力艦の一隻、ブラッドレイダー盟約の攻城艦。近年インフレが進む攻城艦のハイパワースロット増加がついに６つを数えた記念すべき艦である。ローパワースロットの８と合わせた発狂っぷりはデルヴ・リージョンで産出されるコンバットブースターだけが原因ではないはずだ。

おなじみのタレット３基とシージモジュール１を載せても、強力なボーナスを持つニュートライザを２基積めるという鬼のような性能。ダメ押しのようなウェビファイヤーのボーナス。勢力別主力艦特有の高いヒットポイント。そのくせ、レベレーションに毛が生えた程度の”何かの間違いであると心の底から信じたい”生産コスト。頑丈さとエネルギータレットにより攻城艦の中では特に人気の高い艦種であるレベレーションの完全な上位互換として君臨する。相手は死ぬ。

ブラッドレイダー勢力が幅をきかせているヌルセクでのみBPCが産出されるということだが、BPCの出現率によっては主力艦級の戦闘が全て「始めにケモシュありき」となってしまうのではないか・・・。New Edenの火薬庫たるかの地に、また一つ巨大な火種が投じられたのだ。

スロット構成はほぼRevelation（レベレーション）と一緒なので、タレットやアーマー防御、ミディアムパワースロット用のモジュールの構成などは本家を踏襲する。

タレットハードポイント３、シージモジュール１のスロット４構成だった攻城艦に５つ目のハイパワースロットがついたのはエントーシスリンクを装備するためだが、このケモシュのハイパワースロット６個中の空き２つについては、明確にエネルギーニュートライザやエネルギーノスフェラトゥを装備させるためにある。ただしキャピタルサイズのエネルギーニュートライザとエネルギーノスフェラトゥの最適射程距離は35 km程度であり、攻城艦にしたら「至近距離」だ。勢力のキャピタルは単価が高いこともあり、ケモシュをレベレーションのごとく遠距離の砲戦で使用するのはおすすめできない。ケモシュが最も輝くのは、哀れな獲物となった主力艦の傍にドカンとドロップして使うことであり、小数かつ大火力の艦隊で巨大な艦を撃沈するまさに「海賊」の生き様だ。

ノスフェラトゥで味方の艦から電力を吸うこともできるが、ほとんどやる価値はない。

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