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YC117年が終わる頃から、7年以上に及ぶ帝国海軍最大の危機が始まった。女帝ジャミル・サルムが謎のドリフターフリートの手に落ちた後もドリフターの帝国への侵入が止むことはなく、兵力が広い範囲に分散されて弱小化した海軍によってかろうじてスローンワールドを死守できているという状態であった。この状況を受けて、帝国は必要が生じればその都度カプセラの同盟相手に援軍を求めた。従来型の海軍ではなくカプセラによる使用を第一に考えて設計された初めての海軍仕様艦船がクルセファー海軍版である。圧倒的な近距離用の兵器妨害機能と、強力なレーザーシステムを併せ持つこの艦船は、兵力の補強が求められる帝国の前線といったセキュリティステータスの低い紛争地帯におけるカプセラ戦の実態を考慮して設計されている。

ニュートライザ方面に方向転換したTech 2艦のセンチネルとは異なり、素体となったクルセファーの性能を純粋に強化したモデル。なのだが、砲のボーナスを得ているクルセファー海軍仕様のコンセプトは、戦闘性能を作る邪魔をしない兵器妨害である。ボーナスによって微小なリソースでトラッキングディスラプタを使える反面、クロスレンジ距離まで射程距離が削減されてしまう。殴りあいでさらに当たりません！殴れ殴れ、こちとら海軍艦だ。まったくワクワク感の少ない船である。
スクラムレンジぎりぎりを遊弋しつつ、トラッキングディスラプタを併用した武装で殴るにしても。今度はこちらのトラッキングが削られてしまう。Lvを上げれば火力はたっぷり上がるが、運用が上級者向けのピーキーな艦だ。なお、ミサイル用のガイダンス妨害機にもボーナスは乗るのだが、超近距離で運用する都合上非常に活かしづらい。

そんなのはさておき、ミディアムパワースロットが４つというのは他のアマー艦にはない強みである。つまりクルセファー海軍仕様の実用方法は、豊富なミディアムパワースロットを活かしたデュアル・ウェビファイヤー仕様だ。これでガチガチに相手を固めることによって、速度の利を殺しつつ型にはめることができる。

アマーフリゲートのレベルは可能な限り上げよう。Lv5になれば実質砲４門分の火力を発揮する。ドローンも合わせればさすがは海軍艦と言えるだけの高火力フリゲートになる。トラッキングディスラプタ系を意識して遠距離から支援・火力支援を行うのも良いが、少人数、あるいは単独である場合はデュアルウェビファイヤー仕様を検討するべきだろう。速度増加用のモジュール、そしてワープスクランブラーなどに加えて、何を積むか、という方向性に結局のところなっていってしまうためだ。

ローパワースロットは防御をある程度固めて臨むが、自信があるか、命が惜しくない場合は火力をさらに増加させた変態的なFITにしてもいい。もちろん生還はお約束できません。

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