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サンダーチャイルド級戦艦は、ニューエデン共通防衛構想がまだトリグラビアンの反トリグラビアン戦略グループであった頃に、カシーハ・ヴァルカニル最高元帥が率いるニューエデン共通防衛構想がアップウェルから委託を受けて建造したものである。YC122でEDENCOMがニューエデン防衛の新しい中央司令部として正式に発表された時、トリグラビアンがアップウェルの開発施設を襲撃したことを受けて、急進的な新兵器を搭載可能な艦船の研究開発が広く噂された。

アップウェル・コンソーシアムは、キープスター城塞での対艦隊兵器としての成功以来、アーク式ヴォートンプロジェクター兵器の船型への応用に取り組んできた。YC121年半ばのトリグラビアンの最初の侵略は、EDENCOMがプロジェクトを支援する前からその努力に拍車をかけ、4つの中核帝国の秘密兵器プログラムやSoCTの科学者や技術者にアクセスを提供していた。

サンダーチャイルド級は、EDENCOMの委託を受けて、トリグラビアン艦隊への対抗戦力として構想された戦艦である。この戦艦は、高出力の急速充電式アーク式ヴォートンプロジェクターを搭載し、敵艦の分隊に向けて吹雪のようなアーク・ストライクを繰り出すことで、最大の火力を発揮することを目的としている。

EDENCOM艦の集大成ともいえる戦艦。超長距離から範囲攻撃を連発できるという強みがある。ただしEDENCOM艦船特有のダメージ量の小ささや、戦艦の鈍重さもあって、実戦で役に立つかどうかは微妙なラインである。
大量に敵が出てくる、しかも相手が密集している、というようなミッションなどではかなりのちからを発揮するのだが、戦艦などが標的のミッションだと群れていなかった場合に逆に撃沈に時間がかかるため、相手の編成や動線に左右される。また、フリゲートや駆逐艦などの小型艦にはダメージが通らず、本来ついでに処理したい船を効率よく処理できないことがある。また、戦艦を撃沈するには単純に火力が低い。
PvPのシーンだとこのデメリットは顕著で、極論味方同士がきちんと距離を取っていれば脅威にならない。数を重ねてロジスティクス艦あたりを殴れば、相手の機動力を制限する効果はあるだろう。ただし数を重ねる必要があり、そうなると普通の狙撃艦で撃沈を狙うのとどっちがいいかは微妙なところである。

この艦は投入するシーンを選べば効果を発揮するかもしれない。しかし全体的にどうも必要とされるシーンに微妙に合わない不遇の船である。

HPが他の艦船と比べても低く、EDENCOMの他の艦船にあるようなレジスタンス増加ボーナスもないため、接近戦にはひたすら弱い。ヴォートンプロジェクターを遠距離から撃ち、相手から距離をひたすらに取りながら攻撃することが必要となる。その分レベルを上げたときの火力（巡洋艦〜巡洋戦艦相手には）の期待値はわりと高く、相手が密集していれば一気に殲滅することも可能だろう。
密集していれば。

悲しいかな、NPCですら戦艦などはそこまで密集しない。

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