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arahito_tajima 2014年10月19日(日) 00:51:14履歴
目標であった電撃大賞の1次選考を突破して半年ぐらいたった頃のこと。
2次選考に落ちた私は別の賞への応募作品を書いていたのですが、何かの手違いでGoogle検索に自分のペンネーム「但馬荒人」を入れて検索してしまいました。
「あっ」と思ったのですが、当時このペンネームは電撃の1次選考に通っただけで別にどこにも登録していませんでした。だから、何も検索されないと思い込んでいたのです。
次の瞬間、私は想像を絶する光景を目の当たりにします。
「但馬荒人」でとんでもない量のページがヒットしていたです!
頭の中が真っ白になりました。
その時思ったのは「但馬荒人」という作家が既に存在するということでした。自分がヒットしているとは思わなかったからです。
震える手つきでトップのリンクをクリックしました。たぶんTwitterのつぶやきで、今はもう見られなくなっていると思います。
五人ほどの名前と作品名が載せられたつぶやきで、確かに「但馬荒人」と自分が電撃大賞に投稿した作品名『黒虹のイスカディオン』が書かれているのです。しかも、他の四つのタイトルも『黒虹のイスカディオン』と激似です。
私はしばらく事態が呑み込めなかったのですが、同種のリンクをクリックしていってやっと理解できました。
ようは、第17回電撃大賞の1次選考通過タイトルで、厨二っぽいものをどこかのスレで吊し上げていたのです!
再び最初に押したTwitterのつぶやきを見に戻った私は大笑いしました。
本当に続巻かと思うぐらいどれも名前が似ていたからです!
ここからは言い訳なのですが、当初早川文庫の洋モノっぽく『Iscadion -The Black Rainbow-』というタイトルにしていました。ただ、当時は『電撃のカンヅメ』という電撃文庫付属の小冊子に1次選考通過作品のタイトルが載せられていました(第17回はなかったかも……)。ローマ字だと縦書きで結構な文字数をとるためこれだけでも落とされかねんと危惧した私は提出直前で『黒虹のイスカディオン』に作品名を変更して提出したのです。
結局、コレが裏目に出たのでした。
しかし……。
私は自分が笑いものにされていることに気づいたのは祭りになったほぼ半年後でした。しかも三年かけて目標であった電撃大賞の1次選考突破を果たしたことから、「この1次選考のタイトルがひどい!」に選ばれてもむしろ光栄だと思っています。
ただ、そうでなかった人々、特に私のように直前にタイトルを変更したのではなく、本当に練りに練ってタイトルを決めた人たち、その中でも通過直後に揶揄されているのをリアルタイムで見てしまった人は、かなりつらかっただろうなあ……と思う次第です。
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