個人的な備忘録。事実と妄想は峻別していきたい。

 この時代のイーラーンの宗教を語るのであれば、やはり太陽神であるミスラ信仰にも触れなくてはならない。

 古代アーリア人のミスラ信仰はバクトリア地方から始まったのではないかと考えられているが、このミスラ信仰は世界中に拡散した。西はローマ、東は日本の弥勒菩薩まで非常に広範な影響を残している。

 この神はその正義を司るという性質上戦の神であるヴェレスラグナと習合することが多く、アルメニアのヴェレスラグナはヴァハグンと呼ばれモロ太陽神になってしまっている。
 当然カルマニアの「戦の神」というのもミスラである可能性はあるのだが、位置的にカルマニア起源ではないので外した。(ヴェレスラグナもカルマニア起源かどうかは定かではないのだが、現在のところ出身地不明なので逆にそれを利用しているだけである。)

 カルマニアから見てミスラ信仰とは東北部からやってきた太陽神信仰で、教義的にもヴェレスラグナに近く悪い奴らではないという位置づけであろう。

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備忘録本編

「獲加多支鹵」の読み方について
銅鐸時代

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