個人的な備忘録。事実と妄想は峻別していきたい。

ナルヨー・サンハ

ペルセポリスから発掘された文書によると、アウラマズダー、ミスラとともに「ナルヨー・サンハ」なる神への供物が捧げられていたことが分かっている。

ナルヨー・サンハの意味は「使者」「仲介者」である。ゾロアスター教は火が神々との交感に用いられていたため、火の神「アータル」がこの仕事を担っている。また、「使者」という意味から「天使」も想像されるが、ゾロアスター教の天使はヴォフ・マナフをはじめとする六大天使である。

思うに、ナルヨー・サンハはイーラーン固有の天界との通信役だったと思われる。倫理的神格好きの古代イーラーン人の性格からして、神との通信を担当する神を創造したのだろう。

ギリシア語化されたイーラーンの神々

 どこに書こうか悩んだがとりあえずここに置いておく。

オロマスデス

 アフラマズダーのこと

オマノス

 ヴォフ・マナフのこと

アルタグネス

 ヴェレスラグナのこと

アナイティス

 アナーヒターのこと

 なお、ミトラのみミトラ、ミスラという名前でギリシア語においても変化しなかった。

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「獲加多支鹵」の読み方について
銅鐸時代

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