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先駆者のタレット、プリカーサータレット(Precursor Turrets)

この武装は、正式名称を「エントロピック・ディスインテグレーター(Entropic Disintegrator)といって、トリグラヴィアン集合体、トリグラヴィアン・コレクティブ(Triglavian Collective)の艦船の専用装備です。「先駆者」という呼称は、トリグラヴィアンの艦船が既知宇宙内で初めて発見されてからこの勢力がニューエデンで暮らす人類の先駆者である(地球人類がルーツではあるらしい)という話になり、イベントの中心にあって特別な勢力であったトリグラヴィアンがポクヴェン・リージョンを獲得してニューエデンで確固たる地位を築いた後も折に触れてこう呼ばれていることに由来します。トリグラヴィアンの艦船のスキル名にもこれを見て取ることができます。

一般的な「タレット」とは異なり、この武装は謎のちからで宙に固定されている黒い球体にしか見えません。アクティブになるとこの球体から謎のエネルギーが迸ります。



種類

エントロピック・ディスインテグレーターはモジュール内のバリエーションはありません。後述しますが、このタレットは弾薬によって近距離と遠距離を切り替えることができる特殊なモジュールです。

特徴

照射し続けるとダメージが増加する

エントロピック・ディスインテグレーターの最も大きな特性は、なんといっても「サイクルごとにダメージが7%増加する」という特殊なボーナスにあります。これは最大で基本ダメージ+基本ダメージの212.5%(30サイクルで到達)まで増加します。この特性によりトリグラヴィアンの艦船はサーペンティスのブラスター艦などを超える超火力を叩き出すことが可能になっています。



ただし、このダメージ増加ボーナスは何らかの原因で照射が止まる(あるいは外れる)とリセットされます。例えば「射程外に出る」「ECMによってターゲットが外れる」などの要因によってです。エントロピック・ディスインテグレーターはタレットなので、命中の判定・計算もタレットの追跡速度や相手の速度、シグネチャ半径などによって行われます。判定の結果タレットが外れた場合も、ダメージ増加ボーナスはリセットされます。
ダメージを意識するのであれば、攻撃を外さないようにFITを工夫したり、立ち回りをうまくしたりすることが求められます。
バランス調整
元々のエントロピック・ディスインテグレーターの仕様は「サイクルごとに5%ダメージ増加」「最大ダメージは+150%」というものでした。数字で見れば現在の仕様の方が上に見えます。しかし、この変更時にエントロピック・ディスインテグレーターの基本ダメージが20%下がっているため、最大ダメージ値は変更前と変わらなくなっています。

この修正はエントロピック・ディスインテグレーターの「ダメージが上がると強い」という点をもっと押し出すために2024/2/20のアップデートで変更されました。
なお、このアップデートでは主力艦用のモジュールは変更されていません。


精度低下範囲がない

エントロピック・ディスインテグレーターには精度低下範囲がありません。これはどういうことかというと、最適射程距離を少しでも越えると命中率が0%になり、攻撃が不可能になってモジュールが停止するということです。射程距離の範囲外ではモジュールを再起動することができません。

命中率が重要になるエントロピック・ディスインテグレーターでは、これはデメリットとは言い切れません。他のタレットにおける精度低下範囲は、結局のところ最適射程距離を越えることによって命中率と期待DPSの低下を引き起こすものだからです。しかし操艦のミス、あるいは相手艦のあがきによって一瞬でも最適射程距離を飛び出してしまえばダメージ増加ボーナスがリセットされてしまうということでもあり、目標との距離を保持することはトリグラヴィアン艦の最重要課題になるでしょう。

弾薬

エントロピック・ディスインテグレーターはエキゾチックプラズマチャージ(Exotic Plasma Charges)と呼ばれる弾薬を使用します。

この弾薬はサーマル&エクスプローシブという一風変わった攻撃属性を持ちます。他の弾薬に比べて一発のダメージが大きく見えますが、これはエントロピック・ディスインテグレーターがトリグラヴィアンの艦船に1基しか装備できず、タレットのダメージ修正乗数が小さいことに起因してます。他国の艦船とのバランスを取り、なおかつダメージ増加ボーナスの累積によって強力になっていく部分を強調しています。

関連ページ:データ・タレット用弾薬の種類 エキゾチックプラズマチャージの一覧

エキゾチックプラズマチャージは種類ごとの射程距離の変化が大きく、弾薬を切り替えることで近・中・遠全てに対応できます。射程距離がシビアなエントロピック・ディスインテグレーターではありますが、戦闘距離をフレキシブルに変化させることができるのは大きな利点です。

一見連射しているようには見えませんが、起動サイクル(発射間隔)ごとにチャージが1個ずつ消費されています。攻撃を連続させる必要があるエントロピック・ディスインテグレーターの仕様上、このチャージの装填可能な個数は500個と非常に多く、弾切れによるリロードを意識することはほとんどありません。弾薬の切り替えなどによってリロードが発生しても、このチャージのリロード時間は0秒なので、まったく苦になりません。

武装の特性と艦船への適性

エントロピック・ディスインテグレーターは専用装備なので、以下の勢力の艦船にしか装備できません。

Triglavian Collective(トリグラヴィアン集合体)

タレットのサイズの問題もあり、実質ほとんど装備の選択肢がありません。艦船についても、例えばタレットを積まないなどの奇抜なFITが介在する余地はあまりなく、艦船を用意したらそれに適したタレットを積む、というところまでほぼワンセットです。

艦船のエントロピック・ディスインテグレーターに対するボーナスは以下のようになります。

・ダメージ増加
・最適射程距離の拡大

ダメージ増加は全ての艦にあります。加えて例えば駆逐艦などの「艦種の特徴として遠距離攻撃が得意なやつ」には最適射程距離の増加がしっかりと設定されています。エントロピック・ディスインテグレーターの種類が少なく、近距離用・遠距離用で種類が分かれていないことに対応している処置です。

また、Leshak(レシャク)にはそのサイズによる不利を補うための発射間隔の短縮ボーナスがあります。他にもTech 2艦船はエントロピック・ディスインテグレーターに関する特殊なボーナスを多く持ち合わせています。

特性を活かすため、バースト制御(Controlled Bursts)狙撃技術(Sharpshooter)高速発射(Rapid Firing)などのスキルをバランスよく上げると扱いやすくなります。もちろん軌道分析(Trajectory Analysis)は必要ありません。

オーバーヒートボーナス

エントロピック・ディスインテグレーターは、オーバーヒート(オーバーロード)ダメージボーナス15%を持ちます。いつ動かしても効果は高いですが、特にダメージ増加ボーナスがしっかり入っている状態では無類の強さを発揮します。特に問題なくても数サイクル分オーバーヒートさせてみる価値すらあります。

関連ページ:オーバーヒートガイド

Techレベルやメタレベルによる特性の変化

タレットはそのサイズごとにいくつかの基本の種類があり、それの特性をもとにして変化していきます。

Tech 1の最も基本的なものをもとに、ネームド品はパワーグリッド・CPUの消費や射程距離、発射間隔やダメージ修正乗数などの性能が少しずつ変化しています。他のタレットとは異なり、Tech 2品は(パワーグリッドとCPUの消費が大きいこと以外は)Tech 1の上位互換になります。Tech 2関連スキルが乗ることで強力な性能を発揮するようになるため、これを積まない理由はあまりありません。

勢力品は、ヴェレス(Veles)というトリグラヴィアンを構成する3つのクレードのうち1つを冠しています。これはTech 2のスキルこそ乗らないものの、ほぼTech 2の上位互換になります。

エントロピック・ディスインテグレーターは小型・中型・大型に「士官品(Officer)」が存在します。このモジュールは、非常に強力な性能である反面入手が非常に難しく、天文学的な値段がついています。士官品の「ゾーリャ(Zorya)」は、トリグラヴィアンの侵略イベント中に何度も声明を発していたZorya Triglav(ゾーリャ・トリグラブ)であり、多くの人が名前だけは認知しています。

エントロピック・ディスインテグレーター(Entropic Disintegrator)一覧

小型(Small)



小型のエントロピック・ディスインテグレーターはライト(Light)です。断じて照明ではありません。これを搭載可能な艦船はフリゲート級のDamavik(ダマヴィク)およびNergal(ネルガル)、駆逐艦級のKikimora(キキモラ)およびDraugur(ドラウグル)です。

フリゲートも駆逐艦も同じクラスの艦船に比べて破格のダメージ量を誇ります。小型である分絶対値としては小さいものですが、機動力と火力を容易に両立できるのは大きな利点となります。

ライト(Light)
(※画像をクリックして拡大)

Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

士官品(Officer)


中型(Medium)



中型のエントロピック・ディスインテグレーターはヘビー(Heavy)です。命名規則がアマーっぽいのはトリグラヴィアン艦船の改修にかの国が大いに絡んできているためでしょう。これを搭載可能な艦船は巡洋艦級のVedmak(ヴェドマック)Ikitursa(イキトゥルサ)、巡洋戦艦級のDrekavac(ドレカヴァク)です。

このクラスでも、FITによって最大DPSが1000を軽く超えることもあります。もちろん値段は張りますが、少数で主力艦とも渡り合うことができる稀有な性能を秘めています。

ヘビー(Heavy)
(※画像をクリックして拡大)

Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

士官品(Officer)


大型(Large)



大型のエントロピック・ディスインテグレーターはシュープラタイダル(Supratidal)です。これを搭載可能な艦船はLeshak(レシャク)です。エントロピック・ディスインテグレーターの性質上、戦艦という艦種に搭載した際の火力は想像を絶するものがあります。無論「デカい的」という評価もついてくるので、どんな戦場にも登場するというものではありませんが、ワームホールなどにおいては優秀な破壊者として君臨しています。

シュープラタイダル(Supratidal)
(※画像をクリックして拡大)

Tech 1 & ネームド(Named)

ストーリーライン(Storylines) & 勢力(Factions)

Tech 2

士官品(Officer)


超大型(Extra Large)



超大型のエントロピック・ディスインテグレーターは極大型という名前がついています。ウルトラタイダル(Ultratidal)で問題ないような気もします。見ての通りモジュールは1種類しかありませんが、様々な表記ブレがあるという謎のモジュールです。これを搭載可能な艦船はZirnitra(ジルニトラ)になります。ジルニトラ自体が非常にレアな艦船であり、スペック上は他の全ての攻城艦の攻撃力を上回るものの、戦場で安定した登場をすることはこれからもほぼ無いでしょう。


超潮性、ウルトラタイダル(Ultratidal)
(※画像をクリックして拡大)

Tech 1 & ネームド(Named)




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