ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

概要

stoic氏のパーティであり、長年に渡り改良を続けてきただけあって完成度は高い。
その完成度の高さは広く知られており、VCのオフではコピーして使う者が何名も現れた。
各々のポケモンで広範囲に対面有利を取ることで受けに回らないようにしているのが特徴であり、それができないポケモンに対しては安定して受かるようになっている。
崩しの面でも、サンダー昆布をベースにし、サンダー昆布に強い相手に関してはタンクや取り巻きで抜けるようになっており、受け切ることが困難なパーティになっている。
これらの特徴により、多くのパーティに対して互角以上に戦うことができる。

全容

2018/08/24時点の最新は以下の通り。
レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55サンダーかみなりめざめるパワーいばるふきとばしたべのこしBDFF63- 0-63-63-63
55ミルタンクおんがえしでんじほうのろいミルクのみピンクのリボンFFFF63-63-63-63-63
50パルシェンれいとうビームなみのりまきびしだいばくはつきせきのみFFFF63-63-63-63-63
50カビゴンのしかかりじしんねむるじばくはっかのみFFFF63-63-63-63-63
50ナッシーサイコキネシスめざめるパワーやどりぎのタネねむりごなせんせいのツメDDFF63-63-63-63-63
50カイリキークロスチョップじしんめざめるパワーいわなだれおうごんのみDDFF63-63-63-63-63

解説

本人が解説しているので省略。2018/08/24時点の最新の解説はこちら。
https://stoic4486.hatenablog.com/entry/20180316/15...
 
こちらも本人による解説。リンクをたどれば過去の系譜を見ることもできる。
https://stoic4486.hatenablog.com/entry/20180123/15...

対策

55ライコウや甘える関連でわかりやすい弱点があるものの、それ以外の手段で対策を図るのはかなり難しい。
対面不利を取られることが多いため、どうしても受け気味の不利な展開を強いられることが多い。
受け切る類のパーティではないため絶対に無理な展開に持ち込まれることこそ少ないが、それぞれのポケモンに対して安定した流しか釘付けを用意しなければ間違いなく不利を取られてしまう。
弱点を突くというよりはお互いのパーティの強い所をぶつけ合う試合展開になることが多く、パーティの基本性能が試される相手だと言うことができるだろう。

1.55ライコウ

55ライコウはパーティの主軸であるサンダー・ミルタンク・パルシェンに対面有利を取ることができる。
相手の流しも眠る薄荷の50カビのみであり、雷持ちなら3発当てれば90%以上の確率で倒せる(磁石持ちなら確3)ため、相手はライコウをそう何度も流せるわけではない。
(めざ氷があるのが前提。なければ50梨にサポートを決められる危険が高まる。)
サンダーを安定して流せることもあり、55雷ライコウは有力な対策となる。
しかし、眠る無し残飯ライコウは雷麻痺から威張るで強引に倒される危険がある。精度の高い対策としたいのであれば眠る持ち、できればねむねご持ちとしたい。
ここにリフサポが加われば、地震黄金リキーにライコウが対面不利を取られることがなくなり、爆破やミルタンクの恩返しへの耐性にもなるため、盤石な対策となる。

2.50サンダース

50雷甘えるねむねごサンダースは単独でもサンダータンクにかなり刺さる。
サンダーを流すことができるだけでなく、甘えるでミルタンクや50ポケモンを一律ぬるくすることができ、ミルタンクやカイリキーの突破も狙える(言うまでもなくパルシェンは先手雷で潰せる)。
ただし、威張るを絡まれるとサンダースは強引に突破されてしまう危険が大きい。
55奇跡バンギ等を横に据える等して、威張るを絡めた強引な立ち回りに対して何かしらのリスクを与えらえるようにしたい。
 
他の型のサンダースは単独で刺さるということはないが、組み合わせ方次第で対策になる。
例えばいばみがサンダースは、サンダーとのタイマンに勝つことができ、流せるのもカビゴンしかいないため、カビゴンが役割を持つ形となりカビ自爆を抑制できる。
そのカビをこちらの55カビ(ミルタンクを潰すための電磁砲or爆パン持ち)の起点にし、残り1体としてナッシー・カイリキー対策(サンダース釘付け防止)を選出すれば、かなり精度の高い対策になり得る。

3.寝言ブラキ

毒甘える寝言ブラキも単独でサンダータンクに刺さる。
回復技を持つタンクとカビ以外は毒で倒すことが可能で、タンクとカビは甘えるでぬるくすることができる。
サンダーやカイリキー流しを別に用意する必要があったり、先手パル爆破への対策を考えたりする必要はあるが、寝言ブラキを入れるだけで考えることはかなり少なくなる。

4.上記以外

先に書いた通りだが、それぞれのポケモンに対して安定した流しか釘付けを用意する必要がある。
特に対応が困難なのはサンダー昆布であるが、これについては以下の何れかの手段で対応する。
 ・非出汁で固めることによる釘付け
  (サンダーの攻撃1発で倒れるポケモンやノーリスクでサンダーを出されるポケモンを選出するのを避ける)
 ・パルシェンを起点に炎エース等で攻める
 ・スピンで撒きびしを解除する
 
基本的に受け切られることはないため、これさえできていれば少なくとも選出読みで勝負することができる。
まずは流しや釘付けの手段を確保することを考えたい。
以下は具体例である。
(1)バンギラスAの場合
サンダーを起点にでき、流しも眠る無しカイリキーしかいないため、バンギラスは対策のベースとして有力である。
ただし、バンギはサンダーを流すことができないため、50は自爆カビ等の軽めの流し+非出汁で固めたい。
例えば、奇跡バンギ+鈍い自爆残飯カビ+雷ドリ口リフサンダーといった組み合わせになるだろう。
(ミルタンクと戦うため、バンギは音若しくは鈍い爆パンが望ましい)
(2)カビゴンAの場合
55カビゴンは大きく分けて、ミルタンクを潰せる型(電磁砲や爆パン持ち)を使うか、寝言型を使うかのどちらかになる。
(両方を組み合わせた55クソカビという型もある)
これ以外の型でサンダータンクと戦うのは非常に苦しい。
  • ミルタンクを潰せる型の場合
ミルタンクに受けられるリスクこそないが、55カビによるサンダー流しが安定しなくなる。
非出汁で固めるだけでなく、ネールやサンダース等の補助的な流しを入れる必要があるだろう。
2でも触れたが、55爆パンカビ+いばみがサンダース+晴れ文字リフ眠る薄荷ファイヤーのような組み合わせが有力になる。
  • 寝言型の場合
こちらはサンダー流しが安定する代わりに、ミルタンクを利用されて例外的に受け切られてしまう危険がある。
強力な特殊ポケモンやリキーであれば50でもミルタンクを倒せ、状態異常を入れればミルタンクとカビゴンの相性が逆転するので、それを上手く利用したい。
(ただし、状態異常持ちのぬるい特殊は50眠るカビに受け切られ、50ガラは50撒きパルに絡め取られるので対策にならない)
タンクが選出される場合はバトン対策が不在になるのを利用して、50黒まなバトンブラキと同時選出しても良い。
いっそのことミルタンク対策用のエースを別に立ててしまっても良い。
(3)サンダーAミラーマッチの場合
55サンダーは55サンダーに対する釘付け要員としてみなすことができるので、サンダーAでのミラーマッチも有力な対策となる。
ミラーマッチで対策するなら、サンダー同士のタイマンで強くするために威張るや奇跡眠るが欲しい。
サンダータンクはサンダーAのミラーマッチもよく考えられているので参考にしたい。
(カビ梨により釘付けし、冷凍ビームパルシェンや岩雪崩リキーも交代際のサンダーに圧力をかける)
よりサンダーミラーに強いとされている威張る電磁波型もあるので、この方針で対策する場合は一考の余地がある。
 
相手の50を起点とするために、サンダー同士のタイマン性能を落としてリフ身代わり型にする手も考えられる。
この場合は、ハピナスを入れる、カビネールを併用する等し、50の対サンダー性能を高める工夫をしたい。
(4)50取り巻きで流す場合
純電気を使うパターンについては2で触れたので、それ以外の50取り巻きで流すパターンを考えたい。
50取り巻きに流しを一任するならハピナスが望ましい。
クソカビもギリギリ流しができるレベルだが、その場合は残りの2体でクソカビへの負担を最大限減らすようにする。
イノムー・ハガネール・ヌオーの複合地面トリオは流しを任せられない。補助的な要因として考える。
  • ハピナス
ハピナスであればポン入れするだけでサンダー流しとして通用する。
カビゴンやリキー、タンクを呼ぶため、リフレクターを持たせて後続への負担を減らしたい。
他には、サンダーを倒すための冷凍ビーム、パルシェンに起点にされるのを防ぐための雷(文字)も欲しい。
というわけで、冷凍ビーム・雷・リフレクター・タマゴ産みのような型や冷凍ビーム・雷・リフレクター・光の壁・残飯のような型になる。
昆布対策を考えると後者の方が望ましいか。光の壁を貼ることでサンダーとの相性関係が逆転するポケモンは少なくないので、光の壁を貼ってしまえば強力に釘付けしているのと同じことになる。
 
ハピナス込みでサンダータンクと戦う例としては、以下のようなものがある。
 ハピ+55晴れ文字炎エース(バクフーン、ファイヤー、エンテイ等)+バナ
 ハピ+55岩雪崩リキー+サンダー
  • カビゴン
55サンダー対策は50自爆カビに一任することはできない。
先手の雷で確3のため回数制限にしかならず、役割を持っているため自爆もできず後続への圧力もかかりにくくなる。
 
クソカビなら辛うじて流しになり得るが、昆布や威張る以前の問題としてそもそも普通の雷が厳しい。
周りのポケモンはクソカビに負担がかからないように、麻痺や光の壁等で精いっぱいのサポートをする必要がある。
なお、持ち物については威張る対策で凍った木の実もありだが、そもそも威張るを打ってこない可能性が高いので素直に粉で良いだろう。
  • イノムー
テンプレ寝言型で流しになるかもしれないが、冷凍ビームはサンダー確3で、サンダー側から見たら威張るのリスクが低い(冷凍ビームによるダメージは変わらない)ため、流しとしては非常に不安定である。
流しを一任するというよりは、補助的な流しや釘付け要員として考えたい。
  • ハガネール
いばとばサンダーには身代わりがないため、対面からでも毒や爆破がヒットする。
また、音岩雪崩硬い石を持つことで、音→岩雪崩→岩雪崩が全て命中すればタイマンで勝つことができる。
しかし、サンダーのHPが音からの岩雪崩1発に耐えるだけ残ってる想定で、撒きびしを1回踏むだけで勝率が半分を切り、2回踏むと急所を引き当てる以外に勝ち目がなくなる。交代際にめざ氷を当てられても撒きびしを2回踏むのと同じことである。
ハガネールも補助的な流しや釘付け要員としてカウントされるポケモンである。
  • ヌオー
冷凍ビームがタイプ一致ではないため、イノムー以上にサンダーを攻めにくい。
ヌオーには太鼓と言う手段もあるが、めざ氷でほぼ確4のため正面から太鼓を叩くことができない上、太鼓からのめざ岩でもHP満タンのサンダーを倒せる確率約50%である。
どちらかと言うと、117氏が言う通りカビゴンを起点とする決定力(カビゴンを自爆させる役)として考えるのが正しいだろう。
http://pokekingin.wp.xdomain.jp/?p=102

改良案

55タンクを50ネールへ変更

解説
PBS対戦考察スレの11-12で触れられた改良案。
55タンクを50ネールへ変更するのみでなく、パルシェンの波乗りをリフレクターへ変更する。

レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55サンダーかみなりめざめるパワーいばるふきとばしたべのこしBDFF63- 0-63-63-63
50ハガネールじしんのろいほえるだいばくはつピントレンズFFFF63-63-63-63-63
50パルシェンれいとうビームまきびしリフレクターだいばくはつきせきのみFFFF63-63-63-63-63
50カビゴンのしかかりじしんねむるじばくはっかのみFFFF63-63-63-63-63
50ナッシーサイコキネシスめざめるパワーやどりぎのタネねむりごなせんせいのツメDDFF63-63-63-63-63
50カイリキークロスチョップじしんめざめるパワーいわなだれおうごんのみDDFF63-63-63-63-63

この変更により、対55ライコウ、対サンダース、対55カビ+50黒まなバトンブラキに対する穴埋めができる。
ライコウエアも、ネール鈍い吠えからの大爆発でエアを倒して、残ったライコウをカビ等で倒すことで対処できる。
エア以外のポケモンで鈍い吠えネールを受けられるパターンについても対処可能で、例えばライコウエアスイクンならサンダーで昆布ることができ、ライコウエア草ならパル大爆発をライコウに当ててサンダーで残りを倒すことで崩すことができる。
サンダースの甘えるはピント急所で貫通を狙える。

対甘えるブラキに関しても、毒・電磁砲無効、追い打ちも11〜13/181のダメージしか受けないハガネールで受けることが可能になる。
ハガネール側もブラキを潰すのが困難だが、地震が急所に入れば97〜114/201のダメージになり、場合により倒すチャンスがある(少なくとも眠りに追い込みやすくなる)。
ただし、ブラキの甘えるサポからスターミー等の潰しに交代されると安定して対策されてしまうので、そのような組み合わせで出される場合は対甘えるブラキの弱点を埋めきれない。

タンクが抜けることで対速攻(対55ガラ、対遺伝子ケンタ、対太鼓カビ)の弱体化が心配されるが、そこはリフパル+吠えるネールとすることでカバーしている。
また、パルシェンの波をリフにすることで対バンギの弱体化も心配されるが、対バンギではリフも役立たせることができ、地震大爆発ネールで崩す線も生まれるので、これもカバーできている。
対炎エースは不安材料だが、55威張るサンダー+50自爆カビ(+釘付け)なら最低限の性能はある。そもそも55タンクも炎エースに強いわけではないので、55タンク→50ネールにより新たに発生した問題とは言いにくい。

タンクをネールに置き換えることによる本当の問題点は、相手にポケ選読みを強いるのが難しくなり、ベースの勝率が低下することかもしれない。
一般的には、50ネールよりも55タンクの方が受けるのも潰すのも手段が限られるため、タンクを採用したオリジナルのパーティの方がポケ選読みを強いることができるケースが多い。
例えば、ネールに置き換えたバージョンでは、55鈍い寝言カビ+50リフスターミー+50冷凍ビーム文字ハピがパーティに入っていればポケ選読みをすることなく概ね優位に立てる。
しかし、タンクを採用したオリジナルのバージョンでは、この組み合わせだとカビを起点にタンクに決定力を出されてしまうため、タンクを意識した別の選出とサンダーを意識したこの選出の2拓を迫られることになる。

このページへのコメント

少し追記しました。
・寝言カビAでの対策について、「ただし、状態異常持ちのぬるい特殊は50眠るカビに受け切られ、50ガラは50撒きパルに絡め取られるので対策にならない」を追記。
・55タンクを50ネールにする改良案について、「ただし、ブラキの甘えるサポからスターミー等の潰しに交代されると安定して対策されてしまうので、そのような組み合わせで出される場合は対甘えるブラキの弱点を埋めきれない。」を追記。

0
Posted by 名無し(ID:79IRGrhFsw) 2019年02月06日(水) 23:53:11 返信

55タンクを50ネールに置き換える改良案について、ポケ選読みを強いることが難しくなりベースの勝率が落ちるという問題点を追記しました。
改良前後の両方で仮想敵としてシミュレートして、この違いを感じたので。

0
Posted by 名無し(ID:+7utGabJHA) 2019年01月14日(月) 17:01:03 返信

PBS対戦考察スレで触れられた改良案の追記と、再現ボタンの追記

0
Posted by 名無し(ID:lNO+XzgDHg) 2018年12月15日(土) 12:03:41 返信

はま人寝言カビには55寝言カビ+50黒まなバトンブラキでのサンダータンク攻略が載っていたのにこちらには載っていないので追記。
ついでにミルタンクの略称が統一されてなかったのでタンクに統一。

0
Posted by 名無し 2018年09月24日(月) 16:34:03 返信

本人による解説は2018/3/16の方が詳しいので追記。
サンダーミラーは威張る電磁波サンダーだとより強くなるとされているのでこれも追記。

0
Posted by 名無し 2018年08月26日(日) 21:26:33 返信

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メニュー

メニューバー

メンバーのみ編集できます