ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

決して無視することができないベトベトンの個別分析を書いてみた。
と言っても既存のサイトで色々書かれているので、現在の対戦環境を踏まえた補足のみすることにした。

個別分析概要

まじんじまの個別分析で色々書かれているのでそちらを参照のこと。
http://majinjima.ma-jide.com/analysis/individual/B...

個別分析詳細

爆破ポケモンの一匹である。
カビゴンやナッシーが強すぎて陰に隠れてしまっているが、特殊流しと格闘流しを両立できる爆破ポケモンとして独自性を確保している。
特にパルシェンとの相性が良い。
パルシェンは一部の特殊ポケモンに出オチするという欠点と格闘弱点を持つという欠点があるが、ベトベトンはこれらの欠点をカバーできる。パルカビだと格闘に弱くなってしまい(特にカビゴンがカイリキーと対面すると、カビゴンで突っ張ってもパルに交代してもクロス急所で爆破できずに倒される危険がある)、パル梨だと炎エース出オチコンビになってしまうが、ベトベトンであればこのような問題は発生しない。
ベトベトンにも55ガラガラに先手を取られて出オチするという欠点があるが、パルシェンで流すことができればこの欠点はカバーできるし、リフサポで出オチしないようにサポートすることもできる。50ベトベトンの非リボン大爆発には55ガラガラを1発で倒せない可能性があるという欠点もあるが、撒きサポで確1にすることもできる。
爆破爆破に頼りすぎないならパルカビやパル梨でも問題ないし、パルカビやパル梨にした方がパーティ全体として汎用性を出しやすくなる可能性も高いが、中には爆破爆破に頼らざるを得ないパーティもある。QAがその代表例である。そのようなパーティでは、パルベトンはかなり有力な選択肢になる。
カビ梨という選択肢も有力だが、カビ梨はヘラクロス(特に麻痺直し鈍いこらきし型)に弱かったり甘えるブラキ対策が難しくなったりする欠点がある。2018年のメタを考えるとメジャー過ぎて対策されやすいという問題もある。そのことを考えると、カビ梨も絶対ではなく、パルベトンの方が優れている可能性がある。
50ベトベトン何か何か何かだいばくはつ何かFFFF or DEFF63-63-63-63-63

技候補と持ち物候補は以下の通り。

技候補

嫌な音
55鈍いミルタンク対策に適した技。55ミルタンクの鈍いに鈍いで対抗しても、お互いに鈍いの回数が同じ場合は大爆発をミルタンクに確定で耐えられてしまい、リボン大爆発でも急所率未考慮で10.26%の確率でしか倒せない。また、攻撃技で削ってもミルクのみで回復されてしまう。しかし、嫌な音でミルタンクの防御ランクを下げれば、ミルタンクを大爆発1発で倒すことが可能になる。
ミルタンク以外の鈍いに対しても汎用的に鈍い対策になる(55カイリキーやカビゴン等)。
また、ノーマル1/2耐性対策にも有効。防御ランク−2にした後に大爆発することで、50エアームドに155〜183/171、50ゴローニャに162〜191/186、バンギラスに166〜196/226、50ハガネールに118〜139/181のダメージを与えることができる。リボン大爆発であれば、50エアームドに171〜201/171、50ゴローニャに178〜210/186、バンギラスに182〜215/226、50ハガネールに129〜152/181のダメージを与えることができる。どうしても1発で倒す必要があるなら、撒きサポを受ける攻撃技で削るかすると良いだろう。撒きサポが効かないエアームドに関しては、防御ランク−2からの普通の大爆発で43.59%の確率で1発で倒すことができ、リボン大爆発なら確1となる。
しかし、交代で防御ランクを元に戻されてしまうという弱点がある。ノーマル1/2耐性2匹やリフレクターは特に辛い。
命中不安があるのも弱点の一つとして数えられる。
鈍い
単独では55鈍いミルタンク対策にならず(後述のヘド爆追加効果毒を活かせば対策になる)、ノーマル1/2耐性を強引に倒しに行く動きもできなくなる。
しかし、交代で対策されることがなくなるので、リフレクター対策としては適している。
命中不安もないため、相手の鈍いに対抗するのに嫌な音でも鈍いでも良いなら、鈍いの方が確実に対策できる。
ヘドロ爆弾
等倍相手には50カビゴンの圧し掛かりとほぼ同等(ほんの少し高い)のダメージが出る。
攻撃範囲的には圧し掛かりとほぼ同等だが、ナッシーの弱点を付けたり(50ナッシー確2)、ムウマにそれなりにダメージが通る(50ムウマ急所率未考慮で0.01%の確率で4発)のは嬉しい。しかし、鋼ポケモンに追加効果ごと無効化される、岩複合ではない地面ポケモンにも半減されるといった欠点がある。
何より55サンダーの身代わりを確定で割れるというのが重要。ヘド爆とめざ岩を除く攻撃技だと55サンダーの身代わりが確定で耐えてしまうため、いかに上手く読んだとしても55身代わりサンダーを1回も流せなくなる。
格闘相手に大爆発無しで役割遂行したかったり、2タテを狙いに行く時にも必要な技になる。その場合は嫌な音や鈍いを併用するべきだろう。
3割の確率で状態異常を入れられるのも圧し掛かりと同じ。圧し掛かりと異なり麻痺ではなく毒で、すぐに効果を発揮しない場合もあるが、確実に圧力向上に繋がる。対ムウマや対地面、リフされた場合等、ヘド爆のダメージが通りにくい場合に毒が入れば、吠えない昆布等も駆使してダメージを増加させることができる。
また、鈍い持ちの場合は、対55鈍いミルタンクでも役に立つ。毒の追加ダメージが入れば、鈍い同回数の大爆発で55ミルタンクを急所率未考慮で33.33%の確率で倒すことができる(リボン大爆発であれば89.74%)。仮に大爆発で倒せなかったとしても、次のターンでミルタンクを交代させることができれば、ミルタンクは次に交代で出した時の毒のダメージで確実に倒すことができる。そもそも、55捨て身鈍い残飯カビゴン等は毒が入った55ミルタンクなら倒すことができるので、そのようなポケモンが後ろに控えているのであれば毒を入れるだけでも十分である。
大文字
50エアームドや50ハガネールを確2で倒せる。
特に対エアームドに関してはこれがあれば流しが可能になる。毒々を無効化するのも優秀。50エアームドを起点に、大文字+ヘド爆で刺すという動きも可能になる。
他にも、50パルシェンを確3、50ナッシーを急所率・命中率・追加効果発動率未考慮で41.09%の確率で2発、50黄金パルシェンを急所率・命中率・追加効果発動率未考慮で23.94%の確率で3発で倒すことができ、これらのポケモンに対しても打つことがある。
めざめるパワー霊
50ベトンのめざ霊で50ゲンガー・50ムウマを急所率未考慮で26.89%の確率で2発で倒せる。これらのポケモンには嫌な音からの大爆発で大ダメージを与えることもできないので、強力な打点が生まれるのは重要。
また、50ゲンガー・50ムウマがサイコキネシスを持っていることは少く、その次に高いダメージが出る50ゲンガーの雷でも50めざ霊ベトン確定4発となる(しかも雷には命中率の問題がある)。そのため、めざ霊を持つことで攻撃技所持型の50ゲンガー・50ムウマ流しになる。
更に、呪いのお札持ちならこれが97.11%の確率になる。嫌な音を当てることで89.74%の確率で1発で倒せる。ここまで来ると、50眠る薄荷ムウマ・ゲンガー対策や50黄金守るムウマ・ゲンガー対策にもなり得るレベルになる(嫌な音の命中率や乱数運の関係で若干精度は低いが)。
55ゲンガーもめざ霊で確3で倒せる。55ゲンガーの雷は50めざ霊ベトンを急所率・命中率未考慮で82.85%の確率で3発のため、雷の命中率を考慮に入れるとサイキネ非所持の55ゲンガーにも対面有利は取れる。
一応エスパーの弱点も突けるため爆パンと相性が良い気がしないでもないが、50カイリキーのめざ霊よりも更にダメージが低いので微妙。例えば、50スターミーには37〜43%のダメージしか入らない。
なお、めざ地という選択肢もあるにはあるが、50ムウマの弱点を突けなくなってしまう(50ムウマを急所率未考慮で12.39%の確率で4発)上、岩ポケモンや鋼ポケモンの弱点を突いてもダメージが微妙すぎる(50ゴローニャ確4、バンギラス確5、50ハガネール5〜6発)ので、ベトベトンを場に出せる回数も考慮に入れると機能しにくい。
爆裂パンチ
主にバンギラスに有効な技。他のポケモンも倒せることがある。
バンギラスは確2であり、サイクルの中で爆パンを打てば勝つことができる。バンギラスの地震で50ベトンは確2だが岩雪崩なら確3なので、バンギラスに地震がなければ対面でも勝つチャンスがある。
他にも、50ゴローニャ確3、50ハガネール確4であり、サイクルの中で打てば突破できることもある。
55ミルタンクに関しては急所率・命中率未考慮で97.35%の確率で3発となる。混乱自滅でミルクのみ回復を阻止できれば、大爆発で倒すことが可能となる。また、防御ランク−2で確2、防御ランク−1でも急所率・命中率未考慮で85.8%の確率で2発となる。50ベトベトンは55ミルタンクの素の恩返しで確3、鈍い1回からの恩返しで確2のため、ミルタンクへの交代際に嫌な音を入れればそのまま55ミルタンク突破も狙える。
また、50エアームドも、防御ランク−2なら確3、防御ランク−4なら確2となる。50エアームドのドリル嘴で50ベトンは急所率未考慮で38.22%の確率で4発のため、交代際に嫌な音を入れれば50エアームドを突破できるチャンスもある。
なお、鈍いや嫌な音を持たないベトンで2タテを狙う場合に、爆パンの混乱でヘド爆のダメージ不足を補うという使い方もある。
ギガドレイン
かなりピンポイントな攻撃技。50ゴローニャや50サイドンを確2で倒せる。50ゴローニャや50サイドンの地震は1発耐え、先手も取れるので、対面で勝つことができる。
バンギラスは6〜7発でとてもダメージが足りない。岩ポケモンに受けられると困るけど55であればエース択ゲーで対応できる、という時に採用の余地があるだろうか。
なお、50ヌオーは急所率未考慮で78.24%の確率で2発、50パルシェンは確3、50黄金パルシェンは急所率未考慮で23.94%の確率で3発となる。

持ち物候補

黄金の実
撒きびしを撒かれた状態で55雷サンダーを流したい(雷2発に耐えたい)なら是非持たせたい持ち物。
通常の50ベトベトンは撒きびし+55サンダー雷2発命中で確定で倒れてしまう。黄金の実なら、倒れてしまう確率を急所率未考慮で13.81%にまで減らすことができる。めざ霊持ちでHPが減っていたとしても24.59%にまで減らすことができる。
黄金の実がなければ雷2発中1発以上外れることに期待せざるを得なくなるので、この差は大きい。
なお、撒きびしが無くとも50ベトベトンは55サンダー雷2発命中で倒れる可能性があり、急所率未考慮で、めざパ無しベトンの場合は28.8%、めざ霊ベトンの場合は49.11%の確率で倒れる。
黄金の実があれば、この確率を10.06%、16.83%にまで減らすことができる。
リボン
通常の50ベトン大爆発でも、50カビを69.23%、55めざ氷サンダーを61.54%、55めざ虫ガラを56.41%の確率で倒すことができる(急所率未考慮)。
しかし、リボン大爆発であれば何れも確1になる。55めざ氷サンダー対策として見ても、想定するケース次第では黄金の実を持たせるよりもリボンを持たせて大爆発確1にした方が精度は高まる。
なお、リボン大爆発は55カビゴンですら急所率未考慮で20.51%の確率で1発で倒すことができる。
薄荷の実(奇跡の実)
催眠技持ちに対面から爆破することができる。QAのような速攻パーティであれば重要になり得る持ち物。
奇跡の実であれば、凍結防止等の別の効果にも期待できるが、ベトベトンの耐久を考えるとそもそも素のダメージが痛い(例えば50パルシェンの冷凍ビームは急所率未考慮で65.95%の確率で4発)ため、状態異常を狙われる以前の問題で効果はあまり高くない。
呪いのお札
めざめるパワー霊の項で前述した通りだが、50ベトンを50眠る薄荷ムウマ・ゲンガー対策や50黄金守るムウマ・ゲンガー対策に使いたいのであれば、これを持たせる必要がある。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メニュー

メニューバー

メンバーのみ編集できます