決して無視することができないヘラクロスの個別分析を書いてみた。
と言っても既存のサイトで色々書かれているので、現在の対戦環境を踏まえた補足のみすることにした。
55雷めざ氷ライコウ併用の50へラクロスは三銃士に強い三銃士のような性能であり強力な組み合わせなので、ミラーマッチが想定される。
そのミラーマッチに最も強いのが、めざ飛寝言型である。
対50非めざ飛ヘラクロスに対しては、対面で勝てるどころか安定して流すことができる。50へラクロスはめざ飛で確2で倒せる。ヘラクロスが1回鈍いを積んだとしても確2である。その上、メガホーンと起死回生の両方に耐性を持ち、50ヘラクロスのメガホーンは確4、50ヘラクロスの威力最大黒帯起死回生も103/178で耐えられる。メガホーン+威力最大黒帯起死回生も確定耐えする。
めざ飛はカイリキー対策の役にも立ち、カイリキーにも強くなることでよりフシギバナやナッシーに近い使用感になる。
めざ飛で50カイリキーを確3で倒すことができる。50カイリキーのクロスは急所率・命中率未考慮で66.89%の確率で4発で、50カイリキーがめざ飛や文字を持っているケースも少ないため、寝言なら流しも安定する。鈍い寝言のような型だと怖いが、めざ飛ピント急所で139〜164/196のダメージになるため、急所運で突破できる可能性が高い。
55カイリキーに関してはめざ飛や文字所持率が低くないため、対策が50めざ飛ヘラクロス1枚だと怖い。55カイリキーの文字でも50めざ飛ヘラが命中率・急所率・追加効果発動率未考慮で99.21%の確率で2発になってしまい、ヘラクロスのめざ飛ではカイリキーを2発で倒せないため、タイマンでも勝てない。55カイリキーのめざ飛に至っては確1のため、逆にヘラクロスがカイリキーに安定して流されかねない。なお、めざ飛急所で55カイリキーに129〜152/215のダメージが入るため、55鈍い寝言残飯カイリキーのような型のカイリキーに対しては急所運で対策できる可能性がある。
釘付け性能の低さを克服したい場合に有効な型。
強力なポケモンに対して釘付けできるようになるため使用感が三銃士に近くなり、特に55鈍いカビゴンの横で使うと有効。
めざ岩で50サンダー確3、55めざ氷サンダーにも64〜76/215のダメージが入る。55めざ氷サンダーの身代わりも壊すことができるため、いばみがサンダーに身代わり読みめざ岩と雷読み毒々の2択を迫ることができる。
めざ岩はゲンガーにも有効打が入り、50ゲンガーを確4で倒せる。ゲンガーの型や1対1交換を許容できるかどうかで何回流せるかは変わってくるが、少なくとも50ゲンガーに受け切られることはなくなる。
めざ岩は炎エースにも有効。例えば55バクフーンは確3で倒すことができる。55エンテイですら確4で、眠るで受け続けられるのを防ぐことはできる。
55ミルタンクには毒々が有効。毒さえ入ってしまえば、55鈍いカビゴンとのタイマンでカビゴンが有利となる。ミルタンク流しがいるなら毒昆布も可能になるし、そもそも50ヘラクロス流しで事故りやすくすることもできる。
眠る奇跡(薄荷)でも流し役割は十分こなせる。
50カイリキーのクロスは急所率・命中率未考慮で32.8%の確率で4発なので、めざ飛・文字・積み技がなければ受け続けられる(そして多くの50カイリキーはこの条件に該当する)。
50パルシェンの冷凍ビーム(波乗り)は50めざ岩ヘラクロス確4、で50めざ岩ヘラクロスのメガホーンで50パルシェンを急所率・命中率未考慮で99.88%の確率で3発なので、リフや黄金がなければ2回ぐらいは流せ、リフ黄金だとしても1回ぐらいは流せる。
対テンプレフシギバナも耐性と特殊耐久の高さにより素眠りでも倒されることはない。
ミラーマッチや不利な相手への釘付けを考慮しない場合に役割を広げられる型である。
HP努力レベル39でHP実数値は174であり、めざ格フェイクの値になる。
HP実数値174の場合の起死回生の威力は以下の通り。
HP【135〜 】:威力20
HP【 62〜134】:威力40
HP【 37〜 61】:威力80
HP【 19〜 36】:威力100
HP【 8〜 18】:威力150
HP【 〜 7】:威力200
また、防御努力レベル51で防御実数値は120となる。
(HP努力レベル0で他の設定項目の努力レベルを63にすることは可能、かつ努力レベル49までは道具のみで調整可能なため、「39-63-51-63-63」という努力値配分は実現可能。詳細は努力値調整(https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/%c5%d8%ce%cf%c3...)を参照のこと。)
対バンギラスに関しては、こらきしにより交代際に文字を食らっても流しが可能になる。HP実数値を174に下げることで、対バンギラスで読みで堪えるを使わなくともちょうど良い具合のHPに調整できるようになり、読み合いのリスクが減少する。HP満タンでバンギラスの文字が非急所命中した場合、87.18%の確率でHPが61以下になり威力80圏内に入る。威力80の黒帯起死回生ならバンギラスを1発で倒すことができる(240/226)。
また、対55カビゴンについては、威力最大の黒帯起死回生で1発で倒すことができ、相手の鈍いに対してはこちらも鈍いすることで対応できる。しかし、堪える読みで無駄技を打たれると2連堪えるを強いられるのが問題になる。無駄技を打つ動きに対しては、読みでメガホーンを入れることはできるが、そのダメージは大きくなく(メガホーンで55カビゴンに95〜112/292(残飯回復18)のダメージになる)、堪える読みをされると不利になりやすい。しかし、55カビゴンの捨て身タックルが非急所命中した場合、82.05%の確率で50ヘラクロスのHPが61以下になり威力80圏内に入る。この場合、黒帯持ちで162/292(残飯回復18)のダメージになり、残飯回復を考慮しても2発になるため、堪える読み無駄技読み起死回生を当てればそのままカビゴンを倒すことができる。
ただし、上記はお互いに鈍いを6回積み合った後の話であることに注意が必要。55カビゴンが5回鈍いを積み、50ヘラクロスが6回鈍いを積む立ち回りを想定する必要がある。50ヘラクロスは鈍いを1回多く積んでも55カビゴンに先手を取れる(55カビゴン鈍い0回50へラクロス鈍い1回でもヘラクロス先手)が、この条件下だと55カビゴンの捨て身非急所命中で50ヘラクロスのHPが威力80圏内に入ることはない。この条件下での50ヘラクロス先手メガホーンは108〜127/292(残飯回復18)のダメージで、急所率・命中率未考慮で99.73%の確率で3発というもの。更に、捨て身でヘラクロスのHPを適度に削った後にカビゴンが6回目の鈍いを積むという立ち回りも想定されるため、3発で倒せるかも微妙になる。
上記の立ち回りに対して、50ヘラクロス側も鈍いを5回で止めるという選択肢もあるが、50カビゴン側は鈍いを4回積んだ後に捨て身で殴るという選択肢があり、ヘラクロス側としてはカビゴンが何回鈍いを積んでから捨て身で殴って来るのかを読む必要が出てくる。更に言うと、鈍い同回数からの捨て身でヘラクロスのHPが威力80圏内に入った後にカビゴン側が鈍いを積んで確2ラインから抜けるという選択肢もあるし、ヘラクロス側が鈍い読み鈍いをしても残飯回復を稼がれて結局確2ラインから抜け出されるというのもある。
そのため、威力80の黒帯起死回生2発で55残飯カビゴンを倒せるケースというのは、限りなく55カビゴン側の立ち回りミスに近い。基本線としては、鈍い同回数〜1回多く積んだ状態で読みで堪えて威力最大の起死回生を打つ方向になる。それでも55カビゴンに対面どころか後出しで勝てる可能性を残せるため、精度は低いながらも55カビゴン対策として機能する。
対ガラガラについては、55めざ虫ガラに後出しして勝つことが可能になる。「ヘラクロス交代、ガラガラ剣→ヘラクロスメガホーン、ガラガラ地震」の時点で、急所率未考慮でヘラクロスが倒れる確率が2.56%、威力200になる確率が25.65%、威力150になる確率が41.02%、威力100になる確率が30.77%となる。
対して、50ヘラクロス側は、メガホーンで69〜82/182(急所率・命中率未考慮で89.74%の確率で威力150黒帯起死回生1発圏内)、威力200黒帯起死回生で148、威力150黒帯起死回生で111、威力100黒帯起死回生で75のダメージとなる。
よって、メガホーンが命中してガラガラ剣地震で1発で倒れる(最大乱数 or 急所)ようなことがなければ、ヘラクロスが高確率で勝てる。威力200になれば次のターンで起死回生を打てば勝て、威力150でもメガホーンの乱数が余程悪くなければ勝てる。威力100やメガホーンの乱数が悪い威力150でも堪える読みに持ち込める。堪える読み無駄技をしてくるなら威力100〜150の起死回生を2連続で打って勝てるし、起死回生読み攻撃技をしてくるなら堪えて次のターンに威力200の起死回生を打てば勝てる。
ただし、55めざ虫ガラが地震剣地震や剣めざ虫地震と行動してきた場合は、防御努力レベルの調整が意味をなさなくなる。一応、ガラガラが1回目の攻撃で急所を引き当てても50ヘラクロスが倒れなくなるメリットはあるが、そのことに意味を感じないのであれば潔く防御努力レベルの調整は行わない方が良いだろう。
対50スイクンについては、HP努力レベル39の場合は波乗りで急所率未考慮で50.9%の確率で3発になってしまう。
しかし、鈍いを1回積んだ後のメガホーンで50スイクン確2なので、50スイクンが後出しなら高確率で勝てる。
対面だとかなり微妙な勝負になってしまう。鈍いを1回積んだ後の威力200の黒帯起死回生で50スイクン確1のため、それに賭ける手はある。威力100〜150の黒帯起死回生でも50スイクン確2なので、命中率の分だけメガホーンより良い。
なお、どうしても50スイクンに対面有利を取りたいのであれば、HP努力レベルを63にすれば波乗りで急所率未考慮で0.41%の確率で3発(ほぼ確4)にでき、鈍いメガホーンメガホーンで勝つことができるようになる。
ただし、50スイクンが雫持ちの場合は、HP努力レベル63でも急所率未考慮で79.45%の確率で3発(HP努力レベル39だと確3)になってしまい、結局対面で鈍いメガホーンメガホーンで勝つのは難しくなる。雫は対50カイリキーや対バンギラスでも有効な汎用性の高い道具のため、持たされている可能性を考慮に入れるべきで、結局HP努力レベルを63に上げてもあまり意味はないかもしれない。
なお、HP努力レベル63の場合の起死回生威力表は以下の通り。
最大HP【186】のポケモンのじたばた・起死回生威力一覧表
HP【145〜 】:威力20
HP【 66〜144】:威力40
HP【 39〜 65】:威力80
HP【 20〜 38】:威力100
HP【 8〜 19】:威力150
HP【 〜 7】:威力200
バンギラスの文字非急所命中で威力80以上になる確率は46.15%になる。
また、対55めざ虫ガラについては、防御努力レベルを41(防御実数値115)まで下げればHP努力レベル39・防御努力レベル51に近い計算になる。剣地震で急所率未考慮でヘラクロスが倒れる確率が2.56%、威力200になる確率が23.08%、威力150になる確率が43.59%、威力100になる確率が30.77%となる。
その他、対50カイリキーについては単純な殴り合いでお互いに4〜5発程度でヘラクロス側先手のため、基本的にはヘラクロスが有利となる。眠るやめざ飛等の一ひねりある型についても、威力最大の黒帯起死回生で確1にできるため、堪えるに成功すれば勝てる。
55カイリキーについては、威力最大の黒帯起死回生でも1発で倒せないため、めざ飛持ち(HP努力レベルや防御努力レベルを調整していなくても急所率未考慮で92.31%の確率で1発)に対面で勝つのは厳しい。しかし、55カイリキーが後出しの場合は、予めメガホーンを入れておけば、55カイリキーがめざパ無しでも219〜227/215のダメージになるので、堪えるに成功すれば勝てる。文字の場合は1発で倒れることはないため、対面でも堪えるで勝つチャンスがある。
また、堪えるは50カビゴンや50パルシェン等の爆破対策としても機能する。
55へラクロスのメガホーンで55めざ氷ライコウを急所率・命中率未考慮で96.32%の確率で2発、55めざ氷残飯ライコウを急所率・命中率未考慮で55.29%の確率で2発。
→ヘラクロスにめざパを持たせてHP減少したり、55ライコウがリフを持っていたりしない限り、対面で有利を取れる。眠る薄荷やねむねごであれば、55リフライコウと戦えたり後出しから倒したりする可能性も高くなる。
一方、55ヘラクロスのメガホーンで55バンギラス確2。銀の粉を持っていても確2。
→対面なら55文字バンギラスに有利が取れるが、それは50ヘラクロスも同じ。55黄金までやれば、交代読み文字が飛んできたとしても後出しで流せるようになる。
一方、55ヘラクロスのメガホーンで55めざ飛バンギラス確2。銀の粉を持っていても確2。
→対面なら55めざ飛バンギラスに有利が取れる。めざ飛で確1で落ちてしまう50ヘラクロスには真似できない。ちなみに、メガホーンで165〜194/217のダメージが入るため、予め50の攻撃(例えばカビゴンの地震やサンダーの雷)で削っておけば、メガホーン1発圏内に入りバンギラスを1回流すことができるようになる。
一方、55ヘラクロスのメガホーンで55残飯カビゴン確3。メガホーン2発+捨て身反動1回は残飯回復1回込みで確定で耐える。銀の粉メガホーン2発+捨て身反動1回でも269〜318/292+18で高確率で耐えてしまう。
鈍いの回数差が1ついてもヘラクロスが先手を取れる(鈍いの回数が同じ場合、カビゴン側は先に捨て身で殴るのは合理的ではない)。
→55鈍いねむねご残飯ヘラクロスなら55鈍いねむねごカビゴンとのタイマンでほぼ互角か?55鈍いねむねご黄金ヘラクロスだと勝率3割ぐらい?他の持ち物だと鈍いねむねごでも鈍い合戦は厳しそう(鈍い積まずに急所とかに賭けてメガホーンを打ち続けた方が良いレベル)。
一方、55ヘラクロスのメガホーンで55めざ虫ガラガラを急所率・命中率未考慮で32.35%の確率で2発。銀の粉持ちなら98.95%にまで確率が上がる。
→銀の粉持ちなら55めざ虫ガラガラを流せるようになる。銀の粉が無くても運が良ければ流せる。タイマンで戦う分には問題なくヘラクロスが勝てる(これは50ヘラクロスも同じ)。
55へラクロスのメガホーンで55めざ氷サンダーに48〜57/215(残飯回復13)のダメージが入る。
50サンダーが相手の場合は、50サンダーの雷で55ヘラクロス確3(黄金でも急所率・命中率未考慮で98.8%の確率で3発)。50サンダーのドリ口は55ヘラクロスを急所率未考慮で48.72%の確率で1発だが、ヘラクロスが鈍いを1回積めば125〜148/204、2回鈍いを積めば95〜112/204(急所率未考慮で65.15%の確率で2発、残飯なら10.91%、黄金なら18.21%)、3回積めば81〜96/204(確3となり寝言で粘れる可能性が出てくる、2回鈍い+3回鈍いは176〜208/204でほぼ確実に耐え残飯・黄金持ちなら確定耐え)のダメージとなる。
55ヘラクロスのメガホーンで50サンダーに52〜62/196、鈍いを1回積めば78〜92/196のダメージが入る。
→55サンダーに関しては、残飯や寝言で粘れなくなる威張る、鈍いを解除する吹き飛ばし等の所持率が高く、流石に突破は困難。50ドリ口無しサンダーは鈍い寝言で突破を狙えるどころか流せる可能性すらある。サイクルの中で、「鈍いメガホーンに耐えられないほどHPが減っているサンダー後出し、HP満タンのヘラ鈍い→サンダードリ口以外(例えばリフや眠る)、ヘラ鈍い(メガホーン読みドリ口以外読み)→サンダードリ口、ヘラ鈍い→サンダードリ口(上記の計算通りヘラは耐える)、ヘラ眠る」という展開を作れれば、50ドリ口サンダーすら突破の可能性がある。リフ爆破でサポートするならHP満タンのヘラ対HP満タンの50ドリ口サンダーで勝てる可能性もある(前述のサイクルのケースよりも突破の可能性は少ないが、ケースの作りやすさという意味ではリフ爆破の方が上)。
→メガホーンの命中率も考えると突破は困難。乱数2発の50ミルタンクも先手で丸くなるをされる可能性が高い。
対して、55ヘラクロスのメガホーンは55カイリキーに50〜59/215のダメージが入る。
→55フルアタ文字カイリキーに対しては寝言で粘り勝ちできる可能性がある(素早さ逆転で文字2連されるのを防ぐため、「ヘラクロス鈍い、カイリキー文字→カイリキー文字、ヘラクロス眠る」から入るのを推奨)。めざ飛は流石に勝てそうにない。
(55まで振らなくても、52ヘラクロスであれば確定で耐えられる)
当然、55フーディンは50ヘラクロスのメガホーンでも確1であるため、先手サイキネに耐えることができればタイマンで有利を取ることができる。
→ミラーで強い50めざ飛ヘラクロスもサイクルを回せば突破可能。
「カビゴン交代、ヘラクロス鈍い」からヘラクロスは先手のメガホーンで確2である(黄金持ちだとしても)。
(ちなみに単純にメガホーン2発打つだけでも急所率・命中率未考慮で58.25%の確率で2発。銀の粉持ちなら確2。)
更に、50カビゴンの自爆で急所率未考慮で12.82%の確率で1発のため、高確率で耐える。
ただし、50カビゴンがリボン持ちだと自爆で急所率未考慮で69.23%の確率で1発になってしまうため、逆に高確率で1対1交換されてしまう。
ヘラクロス側には、「カビゴン交代、ヘラクロス鈍い」から更に2回鈍いを積んで50カビゴンを1発で倒す立ち回りもある。
3回鈍いを積めば、鈍い0回の50カビゴンをメガホーンで確1で倒すことができるようになる(2回だと急所率・命中率未考慮で51.28%の確率、銀の粉メガホーンなら2回でも確1)。55ヘラクロスは鈍いを1回積んでも50カビゴンに先手のため、2回目の鈍いを先手で行うことができ、2回鈍いを積めば50カビゴンのリボン自爆も確定で耐えるようになる。
50カビゴンが鈍いで対抗してくる場合は、適当な所でメガホーン2発打ち込めば良い。鈍いの回数差が1のメガホーン+鈍いの回数差がないメガホーンで50カビゴンは倒せると考えて良い。ただし、1回目のメガホーンを打つタイミングを読まれて自爆を打たれると倒されてしまうので注意(例えば、鈍い2回の55へラクロスは鈍い1回の50カビゴンの自爆で急所率未考慮で79.39%の確率で1発、鈍い3回の55へラクロスは鈍い2回の50カビゴンの自爆で確定で落ちる)。
鈍い2回の55ヘラクロスへの50カビゴン捨て身+鈍い3回の55ヘラクロスへの50カビゴン捨て身+鈍い3回の55ヘラクロスへの50カビゴン自爆は高確率で耐える(180〜213/204)。しかし、ここでカビゴンがリボン持ちだと高確率で倒れてしまう(196〜232/204)。また、50カビゴンが文字を持っている場合、55ヘラクロスへの文字+鈍い2回の55ヘラクロスへの50カビゴン自爆で高確率で落ちてしまう(200〜236/204)。攻撃技を何度も打たれている時点で、急所で落ちる確率もそれだけ高まるというのもある。そのため、鈍いを積まずひたすら攻撃技を打つ立ち回りにも若干弱くなる。
55へラクロスのメガホーンで黄金の有無に関わらず50パルシェン確3である。
パルシェンがリボン所持の場合は、リボン大爆発読み鈍いかリボン大爆発以外読みメガホーンでパルシェンを一方的に倒せる。
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン→ヘラクロスメガホーン、パルシェン大爆発以外→ヘラクロスメガホーン」
若しくは
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン→ヘラクロス鈍い、パルシェン大爆発(リボン大爆発だとしても146〜172/204で確定耐え)」
となる。
(パルシェンがリフレクターをしたとしても、大爆発読み鈍いor大爆発以外読みメガホーンのターンが1ターン後ろにずれるだけ。メガホーンの外れに期待しやすくなるという意味はある。)
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン→ヘラクロス鈍い、パルシェン波→パルシェンリボン大爆発」だとヘラクロスへの合計ダメージが192〜227/204となり高確率で落ちてしまうため、波を読むならメガホーンを打つ必要がある。
パルシェンがリボン無し大爆発なのであれば、波+大爆発でも179〜212/204で高確率で耐え、後手のヘラクロスメガホーンでパルシェンへの合計ダメージが157〜186/156で確定落ちさせられるため、ヘラクロス側は鈍い1択となる。
黄金所持だとしても発動しない。
ただし、パルシェンが黄金鈍いの場合は黄金が発動するため、お互いに最適な行動を取ればリボン所持のケースと同じように読みになる。
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン非急所命中(63〜75/156)」
から、パルシェンは次のターン鈍い1択であり、パルシェンが鈍うのであればヘラクロスも鈍い1択となる。
次のターンで、大爆発読み鈍いか波読みメガホーンかの2択になる。
詳細な計算は以下の通り。
パルシェンが黄金無し鈍いの場合も読みになる。
メガホーン+メガホーン+パルシェン鈍い1回メガホーンでパルシェンは確定落ちのため、
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン非急所命中(63〜75/156)」
から、鈍い読みメガホーンか大爆発読み鈍いの2択になる。
読みを外してお互いに鈍いを選択した場合も、次のターンで大爆発読み鈍いか波読みメガホーンかの2択にできる。
(読みを外してもチャンスがあるという点で、黄金有り鈍いよりも一方的に倒せる確率が高い相手である)
と言っても既存のサイトで色々書かれているので、現在の対戦環境を踏まえた補足のみすることにした。
ヘラクロスは地面や格闘に耐性を持ち、耐性面はパルシェン・ナッシー・フシギバナの三銃士に近い。
(炎エースの起点になるのも三銃士に近い)
また、パルシェン・ナッシー・フシギバナが三銃士と呼ばれるようになったのはカビゴンやガラガラへの圧力があるからというのがあるが、ヘラクロスもメガホーンがある時点で少なくともカビゴン・ガラガラに後出しされ放題というのはないので、その意味でも三銃士に性能が近い。
更に、三銃士三銃士の一角に数えられるほどパルシェン・ナッシー・フシギバナに強いため三銃士に強い三銃士的な運用ができる。
三銃士よりも対バンギラスが強い(めざ飛バンギラスでもない限り50ヘラクロスでも対面有利、ヘラクロスがこらきし持ちならめざ飛バンギラスにすら対面有利)というのも利点として挙げられる。
しかし、ヘラクロスには起点にされやすいという三銃士にはない大きな弱点も存在する。
例えば、サンダーを初めとする飛行ポケモン、地震がない場合はゲンガーにも無償降臨されまくるというものがある。ミルタンクにも同レベルめざ格持ちでもない限り後出しされてしまう(メガホーンやレベル差5めざ格は確3ライン)。フシギバナも対面身代わりで起点にされるという定番のパターンがあるが、後出しに対しては眠り粉や宿り木で釘付けできる。ヘラクロスの場合は後出しへの対応手段すら乏しい。
そのため、単純に三銃士をヘラクロスに置き替えるだけだと、ヘラクロス流しを止めるのが難しくなるという弱点が生まれる。
しかし、一般的にヘラクロス流しは55雷めざ氷ライコウに弱い。何度も後出しできることが多いし、少なくとも対面有利は取れると見て良い。55雷めざ氷ライコウ併用の場合は起点にされやすいというヘラクロスの弱点があまり気にならないため、単純にヘラクロスを三銃士的に採用することができる。
詳しくは三銃士三銃士にも書いているので、そちらも参考にされたい。
https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/%bb%b0%bd%c6%bb...
以下、有力な型の解説である。
(炎エースの起点になるのも三銃士に近い)
また、パルシェン・ナッシー・フシギバナが三銃士と呼ばれるようになったのはカビゴンやガラガラへの圧力があるからというのがあるが、ヘラクロスもメガホーンがある時点で少なくともカビゴン・ガラガラに後出しされ放題というのはないので、その意味でも三銃士に性能が近い。
更に、三銃士三銃士の一角に数えられるほどパルシェン・ナッシー・フシギバナに強いため三銃士に強い三銃士的な運用ができる。
三銃士よりも対バンギラスが強い(めざ飛バンギラスでもない限り50ヘラクロスでも対面有利、ヘラクロスがこらきし持ちならめざ飛バンギラスにすら対面有利)というのも利点として挙げられる。
しかし、ヘラクロスには起点にされやすいという三銃士にはない大きな弱点も存在する。
例えば、サンダーを初めとする飛行ポケモン、地震がない場合はゲンガーにも無償降臨されまくるというものがある。ミルタンクにも同レベルめざ格持ちでもない限り後出しされてしまう(メガホーンやレベル差5めざ格は確3ライン)。フシギバナも対面身代わりで起点にされるという定番のパターンがあるが、後出しに対しては眠り粉や宿り木で釘付けできる。ヘラクロスの場合は後出しへの対応手段すら乏しい。
そのため、単純に三銃士をヘラクロスに置き替えるだけだと、ヘラクロス流しを止めるのが難しくなるという弱点が生まれる。
しかし、一般的にヘラクロス流しは55雷めざ氷ライコウに弱い。何度も後出しできることが多いし、少なくとも対面有利は取れると見て良い。55雷めざ氷ライコウ併用の場合は起点にされやすいというヘラクロスの弱点があまり気にならないため、単純にヘラクロスを三銃士的に採用することができる。
詳しくは三銃士三銃士にも書いているので、そちらも参考にされたい。
https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/%bb%b0%bd%c6%bb...
以下、有力な型の解説である。
50 | へラクロス | メガホーン | めざめるパワー | ねごと | ねむる | ピントレンズ | CDFF | 63-63-63-63-63 |
55雷めざ氷ライコウ併用の50へラクロスは三銃士に強い三銃士のような性能であり強力な組み合わせなので、ミラーマッチが想定される。
そのミラーマッチに最も強いのが、めざ飛寝言型である。
対50非めざ飛ヘラクロスに対しては、対面で勝てるどころか安定して流すことができる。50へラクロスはめざ飛で確2で倒せる。ヘラクロスが1回鈍いを積んだとしても確2である。その上、メガホーンと起死回生の両方に耐性を持ち、50ヘラクロスのメガホーンは確4、50ヘラクロスの威力最大黒帯起死回生も103/178で耐えられる。メガホーン+威力最大黒帯起死回生も確定耐えする。
めざ飛はカイリキー対策の役にも立ち、カイリキーにも強くなることでよりフシギバナやナッシーに近い使用感になる。
めざ飛で50カイリキーを確3で倒すことができる。50カイリキーのクロスは急所率・命中率未考慮で66.89%の確率で4発で、50カイリキーがめざ飛や文字を持っているケースも少ないため、寝言なら流しも安定する。鈍い寝言のような型だと怖いが、めざ飛ピント急所で139〜164/196のダメージになるため、急所運で突破できる可能性が高い。
55カイリキーに関してはめざ飛や文字所持率が低くないため、対策が50めざ飛ヘラクロス1枚だと怖い。55カイリキーの文字でも50めざ飛ヘラが命中率・急所率・追加効果発動率未考慮で99.21%の確率で2発になってしまい、ヘラクロスのめざ飛ではカイリキーを2発で倒せないため、タイマンでも勝てない。55カイリキーのめざ飛に至っては確1のため、逆にヘラクロスがカイリキーに安定して流されかねない。なお、めざ飛急所で55カイリキーに129〜152/215のダメージが入るため、55鈍い寝言残飯カイリキーのような型のカイリキーに対しては急所運で対策できる可能性がある。
50 | へラクロス | メガホーン | めざめるパワー | どくどく | ねむる | きせきのみ or はっかのみ | DCFF | 63-63-63-63-63 |
釘付け性能の低さを克服したい場合に有効な型。
強力なポケモンに対して釘付けできるようになるため使用感が三銃士に近くなり、特に55鈍いカビゴンの横で使うと有効。
めざ岩で50サンダー確3、55めざ氷サンダーにも64〜76/215のダメージが入る。55めざ氷サンダーの身代わりも壊すことができるため、いばみがサンダーに身代わり読みめざ岩と雷読み毒々の2択を迫ることができる。
めざ岩はゲンガーにも有効打が入り、50ゲンガーを確4で倒せる。ゲンガーの型や1対1交換を許容できるかどうかで何回流せるかは変わってくるが、少なくとも50ゲンガーに受け切られることはなくなる。
めざ岩は炎エースにも有効。例えば55バクフーンは確3で倒すことができる。55エンテイですら確4で、眠るで受け続けられるのを防ぐことはできる。
55ミルタンクには毒々が有効。毒さえ入ってしまえば、55鈍いカビゴンとのタイマンでカビゴンが有利となる。ミルタンク流しがいるなら毒昆布も可能になるし、そもそも50ヘラクロス流しで事故りやすくすることもできる。
眠る奇跡(薄荷)でも流し役割は十分こなせる。
50カイリキーのクロスは急所率・命中率未考慮で32.8%の確率で4発なので、めざ飛・文字・積み技がなければ受け続けられる(そして多くの50カイリキーはこの条件に該当する)。
50パルシェンの冷凍ビーム(波乗り)は50めざ岩ヘラクロス確4、で50めざ岩ヘラクロスのメガホーンで50パルシェンを急所率・命中率未考慮で99.88%の確率で3発なので、リフや黄金がなければ2回ぐらいは流せ、リフ黄金だとしても1回ぐらいは流せる。
対テンプレフシギバナも耐性と特殊耐久の高さにより素眠りでも倒されることはない。
50 | ヘラクロス | メガホーン | のろい | こらえる | きしかいせい | くろおび | FFFF | 39-63-51-63-63 or 39-63-63-63-63 or 63-63-41-63-63 or 63-63-63-63-63 |
ミラーマッチや不利な相手への釘付けを考慮しない場合に役割を広げられる型である。
HP努力レベル39でHP実数値は174であり、めざ格フェイクの値になる。
HP実数値174の場合の起死回生の威力は以下の通り。
HP【135〜 】:威力20
HP【 62〜134】:威力40
HP【 37〜 61】:威力80
HP【 19〜 36】:威力100
HP【 8〜 18】:威力150
HP【 〜 7】:威力200
また、防御努力レベル51で防御実数値は120となる。
(HP努力レベル0で他の設定項目の努力レベルを63にすることは可能、かつ努力レベル49までは道具のみで調整可能なため、「39-63-51-63-63」という努力値配分は実現可能。詳細は努力値調整(https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/%c5%d8%ce%cf%c3...)を参照のこと。)
対バンギラスに関しては、こらきしにより交代際に文字を食らっても流しが可能になる。HP実数値を174に下げることで、対バンギラスで読みで堪えるを使わなくともちょうど良い具合のHPに調整できるようになり、読み合いのリスクが減少する。HP満タンでバンギラスの文字が非急所命中した場合、87.18%の確率でHPが61以下になり威力80圏内に入る。威力80の黒帯起死回生ならバンギラスを1発で倒すことができる(240/226)。
また、対55カビゴンについては、威力最大の黒帯起死回生で1発で倒すことができ、相手の鈍いに対してはこちらも鈍いすることで対応できる。しかし、堪える読みで無駄技を打たれると2連堪えるを強いられるのが問題になる。無駄技を打つ動きに対しては、読みでメガホーンを入れることはできるが、そのダメージは大きくなく(メガホーンで55カビゴンに95〜112/292(残飯回復18)のダメージになる)、堪える読みをされると不利になりやすい。しかし、55カビゴンの捨て身タックルが非急所命中した場合、82.05%の確率で50ヘラクロスのHPが61以下になり威力80圏内に入る。この場合、黒帯持ちで162/292(残飯回復18)のダメージになり、残飯回復を考慮しても2発になるため、堪える読み無駄技読み起死回生を当てればそのままカビゴンを倒すことができる。
ただし、上記はお互いに鈍いを6回積み合った後の話であることに注意が必要。55カビゴンが5回鈍いを積み、50ヘラクロスが6回鈍いを積む立ち回りを想定する必要がある。50ヘラクロスは鈍いを1回多く積んでも55カビゴンに先手を取れる(55カビゴン鈍い0回50へラクロス鈍い1回でもヘラクロス先手)が、この条件下だと55カビゴンの捨て身非急所命中で50ヘラクロスのHPが威力80圏内に入ることはない。この条件下での50ヘラクロス先手メガホーンは108〜127/292(残飯回復18)のダメージで、急所率・命中率未考慮で99.73%の確率で3発というもの。更に、捨て身でヘラクロスのHPを適度に削った後にカビゴンが6回目の鈍いを積むという立ち回りも想定されるため、3発で倒せるかも微妙になる。
上記の立ち回りに対して、50ヘラクロス側も鈍いを5回で止めるという選択肢もあるが、50カビゴン側は鈍いを4回積んだ後に捨て身で殴るという選択肢があり、ヘラクロス側としてはカビゴンが何回鈍いを積んでから捨て身で殴って来るのかを読む必要が出てくる。更に言うと、鈍い同回数からの捨て身でヘラクロスのHPが威力80圏内に入った後にカビゴン側が鈍いを積んで確2ラインから抜けるという選択肢もあるし、ヘラクロス側が鈍い読み鈍いをしても残飯回復を稼がれて結局確2ラインから抜け出されるというのもある。
そのため、威力80の黒帯起死回生2発で55残飯カビゴンを倒せるケースというのは、限りなく55カビゴン側の立ち回りミスに近い。基本線としては、鈍い同回数〜1回多く積んだ状態で読みで堪えて威力最大の起死回生を打つ方向になる。それでも55カビゴンに対面どころか後出しで勝てる可能性を残せるため、精度は低いながらも55カビゴン対策として機能する。
対ガラガラについては、55めざ虫ガラに後出しして勝つことが可能になる。「ヘラクロス交代、ガラガラ剣→ヘラクロスメガホーン、ガラガラ地震」の時点で、急所率未考慮でヘラクロスが倒れる確率が2.56%、威力200になる確率が25.65%、威力150になる確率が41.02%、威力100になる確率が30.77%となる。
対して、50ヘラクロス側は、メガホーンで69〜82/182(急所率・命中率未考慮で89.74%の確率で威力150黒帯起死回生1発圏内)、威力200黒帯起死回生で148、威力150黒帯起死回生で111、威力100黒帯起死回生で75のダメージとなる。
よって、メガホーンが命中してガラガラ剣地震で1発で倒れる(最大乱数 or 急所)ようなことがなければ、ヘラクロスが高確率で勝てる。威力200になれば次のターンで起死回生を打てば勝て、威力150でもメガホーンの乱数が余程悪くなければ勝てる。威力100やメガホーンの乱数が悪い威力150でも堪える読みに持ち込める。堪える読み無駄技をしてくるなら威力100〜150の起死回生を2連続で打って勝てるし、起死回生読み攻撃技をしてくるなら堪えて次のターンに威力200の起死回生を打てば勝てる。
ただし、55めざ虫ガラが地震剣地震や剣めざ虫地震と行動してきた場合は、防御努力レベルの調整が意味をなさなくなる。一応、ガラガラが1回目の攻撃で急所を引き当てても50ヘラクロスが倒れなくなるメリットはあるが、そのことに意味を感じないのであれば潔く防御努力レベルの調整は行わない方が良いだろう。
対50スイクンについては、HP努力レベル39の場合は波乗りで急所率未考慮で50.9%の確率で3発になってしまう。
しかし、鈍いを1回積んだ後のメガホーンで50スイクン確2なので、50スイクンが後出しなら高確率で勝てる。
対面だとかなり微妙な勝負になってしまう。鈍いを1回積んだ後の威力200の黒帯起死回生で50スイクン確1のため、それに賭ける手はある。威力100〜150の黒帯起死回生でも50スイクン確2なので、命中率の分だけメガホーンより良い。
なお、どうしても50スイクンに対面有利を取りたいのであれば、HP努力レベルを63にすれば波乗りで急所率未考慮で0.41%の確率で3発(ほぼ確4)にでき、鈍いメガホーンメガホーンで勝つことができるようになる。
ただし、50スイクンが雫持ちの場合は、HP努力レベル63でも急所率未考慮で79.45%の確率で3発(HP努力レベル39だと確3)になってしまい、結局対面で鈍いメガホーンメガホーンで勝つのは難しくなる。雫は対50カイリキーや対バンギラスでも有効な汎用性の高い道具のため、持たされている可能性を考慮に入れるべきで、結局HP努力レベルを63に上げてもあまり意味はないかもしれない。
なお、HP努力レベル63の場合の起死回生威力表は以下の通り。
最大HP【186】のポケモンのじたばた・起死回生威力一覧表
HP【145〜 】:威力20
HP【 66〜144】:威力40
HP【 39〜 65】:威力80
HP【 20〜 38】:威力100
HP【 8〜 19】:威力150
HP【 〜 7】:威力200
バンギラスの文字非急所命中で威力80以上になる確率は46.15%になる。
また、対55めざ虫ガラについては、防御努力レベルを41(防御実数値115)まで下げればHP努力レベル39・防御努力レベル51に近い計算になる。剣地震で急所率未考慮でヘラクロスが倒れる確率が2.56%、威力200になる確率が23.08%、威力150になる確率が43.59%、威力100になる確率が30.77%となる。
その他、対50カイリキーについては単純な殴り合いでお互いに4〜5発程度でヘラクロス側先手のため、基本的にはヘラクロスが有利となる。眠るやめざ飛等の一ひねりある型についても、威力最大の黒帯起死回生で確1にできるため、堪えるに成功すれば勝てる。
55カイリキーについては、威力最大の黒帯起死回生でも1発で倒せないため、めざ飛持ち(HP努力レベルや防御努力レベルを調整していなくても急所率未考慮で92.31%の確率で1発)に対面で勝つのは厳しい。しかし、55カイリキーが後出しの場合は、予めメガホーンを入れておけば、55カイリキーがめざパ無しでも219〜227/215のダメージになるので、堪えるに成功すれば勝てる。文字の場合は1発で倒れることはないため、対面でも堪えるで勝つチャンスがある。
また、堪えるは50カビゴンや50パルシェン等の爆破対策としても機能する。
ヘラクロスのレベルを55に引き上げることで、メジャー所に対する計算が色々変わってくる。
特に、対55ライコウ、対55バンギラス、対55カビゴンが強化されるのは重要である。
以下、計算や採用の一例を挙げる。
特に、対55ライコウ、対55バンギラス、対55カビゴンが強化されるのは重要である。
以下、計算や採用の一例を挙げる。
- 対55ライコウ
55へラクロスのメガホーンで55めざ氷ライコウを急所率・命中率未考慮で96.32%の確率で2発、55めざ氷残飯ライコウを急所率・命中率未考慮で55.29%の確率で2発。
→ヘラクロスにめざパを持たせてHP減少したり、55ライコウがリフを持っていたりしない限り、対面で有利を取れる。眠る薄荷やねむねごであれば、55リフライコウと戦えたり後出しから倒したりする可能性も高くなる。
- 対55文字バンギラス
一方、55ヘラクロスのメガホーンで55バンギラス確2。銀の粉を持っていても確2。
→対面なら55文字バンギラスに有利が取れるが、それは50ヘラクロスも同じ。55黄金までやれば、交代読み文字が飛んできたとしても後出しで流せるようになる。
- 対55めざ飛バンギラス
一方、55ヘラクロスのメガホーンで55めざ飛バンギラス確2。銀の粉を持っていても確2。
→対面なら55めざ飛バンギラスに有利が取れる。めざ飛で確1で落ちてしまう50ヘラクロスには真似できない。ちなみに、メガホーンで165〜194/217のダメージが入るため、予め50の攻撃(例えばカビゴンの地震やサンダーの雷)で削っておけば、メガホーン1発圏内に入りバンギラスを1回流すことができるようになる。
- 対55カビゴン
一方、55ヘラクロスのメガホーンで55残飯カビゴン確3。メガホーン2発+捨て身反動1回は残飯回復1回込みで確定で耐える。銀の粉メガホーン2発+捨て身反動1回でも269〜318/292+18で高確率で耐えてしまう。
鈍いの回数差が1ついてもヘラクロスが先手を取れる(鈍いの回数が同じ場合、カビゴン側は先に捨て身で殴るのは合理的ではない)。
→55鈍いねむねご残飯ヘラクロスなら55鈍いねむねごカビゴンとのタイマンでほぼ互角か?55鈍いねむねご黄金ヘラクロスだと勝率3割ぐらい?他の持ち物だと鈍いねむねごでも鈍い合戦は厳しそう(鈍い積まずに急所とかに賭けてメガホーンを打ち続けた方が良いレベル)。
- 対55ガラガラ
一方、55ヘラクロスのメガホーンで55めざ虫ガラガラを急所率・命中率未考慮で32.35%の確率で2発。銀の粉持ちなら98.95%にまで確率が上がる。
→銀の粉持ちなら55めざ虫ガラガラを流せるようになる。銀の粉が無くても運が良ければ流せる。タイマンで戦う分には問題なくヘラクロスが勝てる(これは50ヘラクロスも同じ)。
- 対サンダー
55へラクロスのメガホーンで55めざ氷サンダーに48〜57/215(残飯回復13)のダメージが入る。
50サンダーが相手の場合は、50サンダーの雷で55ヘラクロス確3(黄金でも急所率・命中率未考慮で98.8%の確率で3発)。50サンダーのドリ口は55ヘラクロスを急所率未考慮で48.72%の確率で1発だが、ヘラクロスが鈍いを1回積めば125〜148/204、2回鈍いを積めば95〜112/204(急所率未考慮で65.15%の確率で2発、残飯なら10.91%、黄金なら18.21%)、3回積めば81〜96/204(確3となり寝言で粘れる可能性が出てくる、2回鈍い+3回鈍いは176〜208/204でほぼ確実に耐え残飯・黄金持ちなら確定耐え)のダメージとなる。
55ヘラクロスのメガホーンで50サンダーに52〜62/196、鈍いを1回積めば78〜92/196のダメージが入る。
→55サンダーに関しては、残飯や寝言で粘れなくなる威張る、鈍いを解除する吹き飛ばし等の所持率が高く、流石に突破は困難。50ドリ口無しサンダーは鈍い寝言で突破を狙えるどころか流せる可能性すらある。サイクルの中で、「鈍いメガホーンに耐えられないほどHPが減っているサンダー後出し、HP満タンのヘラ鈍い→サンダードリ口以外(例えばリフや眠る)、ヘラ鈍い(メガホーン読みドリ口以外読み)→サンダードリ口、ヘラ鈍い→サンダードリ口(上記の計算通りヘラは耐える)、ヘラ眠る」という展開を作れれば、50ドリ口サンダーすら突破の可能性がある。リフ爆破でサポートするならHP満タンのヘラ対HP満タンの50ドリ口サンダーで勝てる可能性もある(前述のサイクルのケースよりも突破の可能性は少ないが、ケースの作りやすさという意味ではリフ爆破の方が上)。
- 対ミルタンク
→メガホーンの命中率も考えると突破は困難。乱数2発の50ミルタンクも先手で丸くなるをされる可能性が高い。
- 対55カイリキー
対して、55ヘラクロスのメガホーンは55カイリキーに50〜59/215のダメージが入る。
→55フルアタ文字カイリキーに対しては寝言で粘り勝ちできる可能性がある(素早さ逆転で文字2連されるのを防ぐため、「ヘラクロス鈍い、カイリキー文字→カイリキー文字、ヘラクロス眠る」から入るのを推奨)。めざ飛は流石に勝てそうにない。
- 対55フーディン
(55まで振らなくても、52ヘラクロスであれば確定で耐えられる)
当然、55フーディンは50ヘラクロスのメガホーンでも確1であるため、先手サイキネに耐えることができればタイマンで有利を取ることができる。
- 対50ヘラクロス
→ミラーで強い50めざ飛ヘラクロスもサイクルを回せば突破可能。
- 対50カビゴン
「カビゴン交代、ヘラクロス鈍い」からヘラクロスは先手のメガホーンで確2である(黄金持ちだとしても)。
(ちなみに単純にメガホーン2発打つだけでも急所率・命中率未考慮で58.25%の確率で2発。銀の粉持ちなら確2。)
更に、50カビゴンの自爆で急所率未考慮で12.82%の確率で1発のため、高確率で耐える。
ただし、50カビゴンがリボン持ちだと自爆で急所率未考慮で69.23%の確率で1発になってしまうため、逆に高確率で1対1交換されてしまう。
ヘラクロス側には、「カビゴン交代、ヘラクロス鈍い」から更に2回鈍いを積んで50カビゴンを1発で倒す立ち回りもある。
3回鈍いを積めば、鈍い0回の50カビゴンをメガホーンで確1で倒すことができるようになる(2回だと急所率・命中率未考慮で51.28%の確率、銀の粉メガホーンなら2回でも確1)。55ヘラクロスは鈍いを1回積んでも50カビゴンに先手のため、2回目の鈍いを先手で行うことができ、2回鈍いを積めば50カビゴンのリボン自爆も確定で耐えるようになる。
50カビゴンが鈍いで対抗してくる場合は、適当な所でメガホーン2発打ち込めば良い。鈍いの回数差が1のメガホーン+鈍いの回数差がないメガホーンで50カビゴンは倒せると考えて良い。ただし、1回目のメガホーンを打つタイミングを読まれて自爆を打たれると倒されてしまうので注意(例えば、鈍い2回の55へラクロスは鈍い1回の50カビゴンの自爆で急所率未考慮で79.39%の確率で1発、鈍い3回の55へラクロスは鈍い2回の50カビゴンの自爆で確定で落ちる)。
鈍い2回の55ヘラクロスへの50カビゴン捨て身+鈍い3回の55ヘラクロスへの50カビゴン捨て身+鈍い3回の55ヘラクロスへの50カビゴン自爆は高確率で耐える(180〜213/204)。しかし、ここでカビゴンがリボン持ちだと高確率で倒れてしまう(196〜232/204)。また、50カビゴンが文字を持っている場合、55ヘラクロスへの文字+鈍い2回の55ヘラクロスへの50カビゴン自爆で高確率で落ちてしまう(200〜236/204)。攻撃技を何度も打たれている時点で、急所で落ちる確率もそれだけ高まるというのもある。そのため、鈍いを積まずひたすら攻撃技を打つ立ち回りにも若干弱くなる。
- 対50パルシェン
55へラクロスのメガホーンで黄金の有無に関わらず50パルシェン確3である。
パルシェンがリボン所持の場合は、リボン大爆発読み鈍いかリボン大爆発以外読みメガホーンでパルシェンを一方的に倒せる。
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン→ヘラクロスメガホーン、パルシェン大爆発以外→ヘラクロスメガホーン」
若しくは
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン→ヘラクロス鈍い、パルシェン大爆発(リボン大爆発だとしても146〜172/204で確定耐え)」
となる。
(パルシェンがリフレクターをしたとしても、大爆発読み鈍いor大爆発以外読みメガホーンのターンが1ターン後ろにずれるだけ。メガホーンの外れに期待しやすくなるという意味はある。)
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン→ヘラクロス鈍い、パルシェン波→パルシェンリボン大爆発」だとヘラクロスへの合計ダメージが192〜227/204となり高確率で落ちてしまうため、波を読むならメガホーンを打つ必要がある。
パルシェンがリボン無し大爆発なのであれば、波+大爆発でも179〜212/204で高確率で耐え、後手のヘラクロスメガホーンでパルシェンへの合計ダメージが157〜186/156で確定落ちさせられるため、ヘラクロス側は鈍い1択となる。
黄金所持だとしても発動しない。
ただし、パルシェンが黄金鈍いの場合は黄金が発動するため、お互いに最適な行動を取ればリボン所持のケースと同じように読みになる。
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン非急所命中(63〜75/156)」
から、パルシェンは次のターン鈍い1択であり、パルシェンが鈍うのであればヘラクロスも鈍い1択となる。
次のターンで、大爆発読み鈍いか波読みメガホーンかの2択になる。
詳細な計算は以下の通り。
パルシェンが黄金無し鈍いの場合も読みになる。
メガホーン+メガホーン+パルシェン鈍い1回メガホーンでパルシェンは確定落ちのため、
「パルシェン交代、ヘラクロスメガホーン非急所命中(63〜75/156)」
から、鈍い読みメガホーンか大爆発読み鈍いの2択になる。
読みを外してお互いに鈍いを選択した場合も、次のターンで大爆発読み鈍いか波読みメガホーンかの2択にできる。
(読みを外してもチャンスがあるという点で、黄金有り鈍いよりも一方的に倒せる確率が高い相手である)
エース5強の一角である対55ライコウ・対55バンギラス・対55カビゴンや頻出の対50カビゴン・対50パルシェンの性能を考えると、以下のような型が望ましいと思われる。
残りのエース5強である対55サンダーと対55ミルタンクは55ライコウでカバーできるため、55ライコウ(雷持ちで昆布若しくは寝言)との複数エースが望ましいだろう。
また、この型の55ヘラクロスは、50ドリ口サンダーや50エアームド、50ゲンガー等で止まってしまう。そこで、これらのポケモンを起点に決定力を出せる50地面(地震岩雪崩文字大爆発遺伝子ゴローニャ、地震岩雪崩文字剣ガラガラ等)をサブ決定力として起用したい。50地面は、55ライコウとの相性が良好、炎エース対策の一貫になる、という意味でも重要である。
なお、ミラーで強い50めざ飛ヘラクロスについては前述の通り突破可能だが、サイクルを回す必要はあるため、50サンダーや50ゲンガー等の流しは別途用意しておきたい。
55 | へラクロス | メガホーン | のろい | ねごと | ねむる | おうごんのみ or たべのこし | FFFF | 63-63-63-63-63 |
残りのエース5強である対55サンダーと対55ミルタンクは55ライコウでカバーできるため、55ライコウ(雷持ちで昆布若しくは寝言)との複数エースが望ましいだろう。
また、この型の55ヘラクロスは、50ドリ口サンダーや50エアームド、50ゲンガー等で止まってしまう。そこで、これらのポケモンを起点に決定力を出せる50地面(地震岩雪崩文字大爆発遺伝子ゴローニャ、地震岩雪崩文字剣ガラガラ等)をサブ決定力として起用したい。50地面は、55ライコウとの相性が良好、炎エース対策の一貫になる、という意味でも重要である。
なお、ミラーで強い50めざ飛ヘラクロスについては前述の通り突破可能だが、サイクルを回す必要はあるため、50サンダーや50ゲンガー等の流しは別途用意しておきたい。
このページへのコメント
55へラクロスについて、対55フーディンの計算を追記しました。
起死回生の威力毎のHPを記載している箇所で、威力20-40の境界が異なるPBSのバグを考慮したものに修正しました。
55へラクロスの採用例として、黄金と共に残飯を併記しました。
(残飯だと文字バンギ流しが不安定になるが、55磁石雷ライコウや55捨て身カビゴンに対する勝率が上がる)
55へラクロスについて、対55カビゴンの計算を少し追加しました。
55へラクロスの対50カビゴンについて、鈍いを2〜3回積む立ち回りに言及しました。