ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

なんだかんだでよく使われるスターミーの個別分析を書いてみた。
と言っても既存のサイトで色々書かれているので、現在の対戦環境を踏まえた補足のみすることにした。

個別分析概要

まじんじまの個別分析で色々書かれているのでそちらを参照のこと。
http://majinjima.ma-jide.com/analysis/individual/S...

個別分析詳細

50

似たような役割を持つスイクンと比較し、タイプ一致サイキネや豊富なサポート技で差をつけている。
耐久の低さは、再生回復や格闘耐性、特攻の高さ、素早さの高さで補っている。
しかし、再生回復であるため状態異常に弱く、エスパータイプにより弱点(めざ霊、噛み砕く、追い打ち等)も増えている。
スイクンよりもサポート性能が高いが、役割の精度は低い、というのが全体を通した印象だろう。

型としては、一般的に以下の型で使われる。
50スターミーハイドロポンプ or なみのり何か何かじこさいせい何か1FFF or EEFF63- 0-63-63-63

主力技は原則としてハイドロポンプを採用する。
波乗りではなくハイドロポンプを採用することで、スイクンで担っている役割をスターミーでも担えるようになる。
ハイドロであれば、残飯持ちであるか否かに依らずバンギラスを確2で倒すことができる。音バンギに後出しで勝てるのは50スイクンに対する重要な差別化点になる。また、バンギラスの噛み砕くや10万ボルトで50スターミーは確2となるが、主力技がハイドロであれば対面では勝つことができるため、最低限の保険になる。
また、ハイドロで50ガラガラを急所率・命中率未考慮で71.79%の確率で1発で倒すことができる。雫持ちなら確1となる。50スターミーは50スイクンと異なり50ガラガラの地震を2発耐えることができないが、主力技をハイドロとした50スターミーであれば50ガラガラを1回流すことが可能になる。
雫ハイドロであれば、撒きびし込みで55ガラガラを1回流すこともできる。1回撒きびしを踏んだ55ガラガラを50スターミー雫ハイドロで急所率・命中率未考慮で92.31%(急所率・命中率を考慮すると約74.25%)の確率で倒すことができる。また、後ろに50追い打ちブラキがいれば、55ガラガラと疑似的な1対1交換(55ガラガラに後出しし50スターミー雫ハイドロを1発当てる→50ブラキの追い打ちで止めを刺す)が可能になる。急所率・命中率考慮で約65〜70%程度の確率で倒せる。なお、雫無しハイドロでも、1回撒きびしを踏んだ55ガラガラを急所率・命中率未考慮で41.03%の確率で倒すことができる。

波乗りは、サイキネと併用し、50寝言スイクン相手に80ターン制限の判定勝ちを狙えるようにし、勝率を上げるという用途がある。
波乗り+サイキネ+自己再生でPPの合計は72となるため、残りの技に何を採用しても合計は80を超える。
また、50スターミーから50スイクンへのサイキネのダメージは23〜28%、50スイクンから50スターミーへの波乗りのダメージは17〜20%であり、50スターミーの方が有利である。
50スイクン側には後攻眠るで引き分けを狙う作戦もあるが、寝言状態でうまく眠るを引き当てられなくなっている可能性がある。そもそもそうなる前にサイキネ特防ダウンで決着がついている可能性もある。
50スイクンの冷凍ビームは対策する必要があるが、これは身代わりか焼けた木の実(奇跡の実)で対策できる。
冷凍ビームの代わりに毒々が採用されるパターンを考慮したとしても、対面なら身代わりで対策できる。急所を考慮しなければ50スイクン側は身代わりを12枚しか割れないため、残り4枚の身代わりで毒々を防ぐことができる。交代際の毒々を考慮するなら、毒消しの実(奇跡の実)で1回なら対策できる。
また、命中率の高さも重要。特に55リザードン流しをする場合、波乗りが無いと後出しで流せる確率が5割を下回ってしまう。
なお、肝心の威力については、神秘の雫を使用しても50ガラガラを1発で倒せないため、50ガラガラを流すことができなくなる。
対55バンギラスについては、素の波乗りで29.39%の確率で、雫波乗りで88.1%の確率で2発で倒せる。バンギラスが残飯持ちの場合は、素の波乗りで0.07%の確率で、雫波乗りで31.82%の確率で2発で倒せる(これらの確率は急所率未考慮)。
流行りの残飯無しバンギラスに対しては、むしろハイドロよりも雫波乗りの方が確度が高い。このことを理由に主力技を雫波乗りにするという選択肢も無くはないだろう。

広く釘付けするために再生を抜きたくなることもあるが、再生を抜くと相手のサブ技関係無くほとんど流し役割を持てなくなってしまうので、読み負けからの挽回ができなくなる等のリスクを負う。スターミーを採用するのであれば、できる限り再生は抜かないようにしたい。
参考までに、50再生無しハイドロリフスターミーで55クロス岩雪崩文字眠る薄荷カイリキーを流す場合は以下のような計算となる。
chio
@chio_poke2gen
せっかく計算したので書いておくと、50再生無しハイドロリフスターミーは55クロス岩雪崩文字眠る奇跡カイリキーを1回流すのがやっと。
ハイドロで55カイリキー確3(実際は96.92%の確率で3発)、カイリキー側の攻撃は全て中央値と仮定すると
午後9:35 2020年2月9日Twitter Web App
chio
@chio_poke2gen
スターミー出す、カイリキークロス(117/166)
スターミーハイドロ、カイリキークロス(68/166)
スターミーリフ、カイリキー眠る薄荷
スターミーハイドロ、カイリキークロス(44/166)
スターミーハイドロ
※リフ貼った後ならハイドロ1回外しても挽回可能
午後9:35 2020年2月9日Twitter Web App

以下、技候補と持ち物候補である。
技候補
他のポケモンとのシナジーや仮想敵に応じて、下記の技の中から2つの技を選択する。
  • サイコキネシス
スターミーの役割が広がる技。
主に、スターミーを潰せる型のカイリキーを後出しや対面で倒したり、フシギバナを対面で倒したりするのに使う。
55カイリキーを急所率・追加効果発動率未考慮で99.74%の確率で2発で倒し、50フシギバナを確2で倒す。
ただし、55カイリキーについては黄金持ちだと急所率・追加効果発動率未考慮で17.42%の確率で2発になってしまい、めざ虫・めざ霊所持型に対面で負けてしまうため、それを防ぎたい場合は曲がったスプーンを持たせる必要がある。曲がったスプーン持ちなら確率は86.13%にまで上がる。
なお、ハイドロだけでは、仮に雫持ちだとしても50カイリキーが確3になってしまう。50鈍い寝言カイリキーにすら圧殺される可能性が出てくるので、それを防ぐためにもサイキネの必要性は高い。
また、対50フシギバナについては、横のポケモンを寝かせるか薄荷の実(奇跡の実)を持たせるか身代わりを持たせるかして対面の眠り粉をシャットアウトしないと、対面でも葉っぱカッターで倒される危険がある(急所率・命中率・追加効果発動率未考慮で50スターミーを1.45%の確率で2発)。

50スイクンを倒せる可能性もある。
50スイクンは急所率・命中率・追加効果発動率未考慮で74.14%の確率で4発、曲がったスプーン持ちなら実質確4になる。
ここで、特防ダウンを引くと、曲がったスプーンの有無に関わらず確3となる。
スイクンに対しては試行回数は稼げるため、特防ダウンを引いたり急所をタイミング引いたりすることで、50スイクンを倒せる可能性がある。
ただし、スイクンに冷凍ビームの試行回数を稼がれてしまうという問題はある。50スイクンの波乗りで50スターミー確6のため自然解凍にも期待は持てるが、不安なら焼けた木の実(奇跡の実)を持たせるべき。凍結で負けさえしなければ少なくとも80ターン制限の判定に持ち込むことはでき、判定となれば高い比率のダメージを出せるサイキネスターミーなら十分に勝ち目はある(スイクン側にも後攻眠るがあるため不安定だが)。

なお、サイキネはタイプ一致技であり等倍でもそれなりのダメージが出るので、ハイドロと命中率の差で打ち分けができる。

その他、ヘラクロス、パルシェン、ゲンガー、ベトベトン等に有効で、攻撃範囲は決して狭くない。
毒ポケモンやヘラクロスを潰しやすくなるため、攻撃範囲的にはカイリキーと相性が良い。
  • リフレクター
リフレクターを持たせることで、物理ポケモン流し、特に対カイリキーが安定するようになる。
55カイリキーのめざ虫・めざ霊も、「スターミーに交代、カイリキーめざパ→スターミーリフ、カイリキーめざパ」のパターンを確定で耐えることができる。リフレクターを貼ればめざパのダメージを44〜52/166に抑えられるため、サイキネと組み合わせれば55カイリキーも1回ぐらいなら流すことに期待できる。

また、スターミーの大きな弱点としてカビゴンの起点にされることがあるが、リフレクターがあればカビゴンを流すポケモンのサポートができる。
カビゴン流しがカイリキーである場合は特に効果が高い。

その他、下記記事のように、速攻対策のパルネールのパルはリフスターミーでも代用可能とされている。
http://d.hatena.ne.jp/undead_princess/20140517#140...
特に、パルシェンで1対1交換する動きに対して強く、先手でリフを貼れる、冷凍ビームにも波にも動じない、交代しても爆破ダメージ1/2の効果が残る、という具合でかなりの対策となる。

対50カビゴンについては、50カビゴンが後出しかつ50カビゴンが眠るも残飯もないのでれば、そのまま50カビゴンを突破(1対1交換含む)できてしまうこともある。
50カビゴンはハイドロで急所率・命中率未考慮で98.05%の確率で4発で倒せる。対して50カビゴン側はリフを貼った50スターミーを倒すのに4ターンかかる(鈍い鈍い捨て身捨て身と動かなければならない、恩返しや圧しではこれでも倒せない)ため、交代際にリフを貼ってひたすらハイドロを打っていれば、ハイドロが外れたりしない限り突破できる。
  • 電磁波
スターミーは地面ポケモンに流されることがないので、電磁波による麻痺撒きの性能が高い。
電磁波を撒くことによって、広範囲のポケモンに対して釘付けが可能になる。
特に55鈍いカビゴンと組ませた場合に効果が高い。例えば、55サンダー等の特殊ポケモンに麻痺を入れればカビゴンが絡め手で突破される可能性が低くなるし、55カビゴンに麻痺を入れれば交代で55カビゴンを出しても鈍い合戦で有利になる。
その他、ガラガラの全抜きサポートとしても電磁波を利用できる。

サポートのみでなく、乱数2発〜ギリギリ3発程度の際どい攻撃を自己再生で耐える時にも電磁波は利用できる。
麻痺痺れが出ればそのターンで持ち直すことができるため、対面や流しの精度が高まる。
50カイリキー(めざ虫・めざ霊所持)をリフレクター無しで流す時に利用できる。
運悪く急所で倒れてしまったとしても麻痺は残すことができるので、後続にガラガラやカビゴンがいるなら逆転できる可能性がある。
55ファイヤーめざ草ももしかしたら電磁波で粘れるかもしれないが、83〜98/166のダメージで確2のため流石に厳しいか。
  • 電磁砲
主にスターミーを倒したい場合に採用する。
麻痺撒きという意味では確度が落ちるが、50スターミーを確2で倒せるため、スターミーに何匹も止められてしまうようなパーティでは決定力面で重宝する。

対50スターミー以外では、50パルシェンや55ファイヤーでも電磁砲のダメージが重要になり得る。
対50パルシェンについては、ハイドロだと53〜63/156、サイキネだと81〜96/156のところ、電磁砲だと120〜142/156のダメージが入る。電磁砲を隠し持てば、ハイドロを1発食らってからの対面で爆破で1対1交換を狙ってくるパルシェンを半分の確率で一方的に倒すことができる。
また、55ファイヤーに対しては78〜92/215のダメージが入る。通常のハイドロで139〜164/215、晴れ時のハイドロで68〜80/215のダメージが入るため、電磁砲ハイドロや電磁砲晴れハイドロ晴れハイドロで55ファイヤーを確定で倒すことができる。電磁波と比べた場合、対55ファイヤーに対して麻痺を確実に入れられないデメリットがある代わりに、命中さえすれば粘るターンを短くできる(倒される前に倒すことができる)というメリットが生まれるため、対55ファイヤーの弱体化を最小限に抑えられる。
スイクンまで見たい場合は電磁砲ではなく雷を持たせる必要がある。
ここまで行くと、麻痺はサイクルの中で入ればラッキーという感覚で、どちらかと言うと雷ムウマと組み合わせて間接等、何かしらの決定力を求める形になる。
磁石を持たせると重要所で差が出る。素の雷だと50パルシェンを1発で倒せる確率が急所率・命中率未考慮で56.41%だが、磁石雷だと確1となり、鈍いを積んでリフを対策しようとする動きも対策しやすくなる。対50スイクンでは、素の雷では確3で寝言で粘られて冷凍ビーム凍結を食らう危険があるが、磁石雷だと急所率・命中率未考慮で18.28%の確率で2発になり、寝言で粘られにくくなる。対55ファイヤーに関しては、磁石雷だと55ファイヤーを高確率で2発で倒せるようになる(めざ草なら確2、めざ電なら急所率・命中率未考慮で99.21%の確率で2発、めざ悪なら急所率・命中率未考慮で79.95%の確率で2発)。そのため、晴れめざパめざパと動くファイヤーを後出しで流せる確率を20〜25%程度確保できるようになる。交代読みめざパはどうしようもないが、これはめざパが一貫しなければ読みでどうにかできる(多くの場合は一貫しない)。
  • 10万ボルト
磁石以外の持ち物を持たせ、かつ50スイクンを意識するなら、10万ボルトという選択肢もある。
10万ボルトでも50スイクンを急所率未考慮で99.77%の確率で3発で倒せる。命中率を考えると、磁石ではない雷よりもむしろ50スイクンを倒しやすい。また、50スターミーを97.11%の確率で倒せるので、スターミーを倒す上でも威力的に十分。
55スターミーの身代わりを確実に壊せるようになるのも重要で、怪しい光運ゲーで突破されるリスクを最小限にできる。
ただし、予めHPを削っていない限りは、55リザードンを流せる確率は上がらないので注意(74〜88/201のダメージしか入らず、太鼓後であったとしても確実に耐えられてしまう)。
  • 毒々
状態異常技としては電磁波以外にも毒々もある。
しかし、毒々は電磁波よりも命中率が低く、水技との相性も電磁波ほどは良くない(サイキネが無いとドククラゲやベトベトン等で受けられてしまう)という欠点がある。
また、スターミーは55鈍いカビゴンやガラガラと組ませる場合が多く、毒サポより麻痺サポの方が活かせる場面が多いというのもあり、比較的使われることが少ない技ではある。
しかし、スターミー単独で見た場合、カビゴンに対しては電磁波よりも毒々の方が圧力がかかりやすい。50波毒リフ再生という型で使用すれば、50捨て身鈍い自爆残飯カビゴン相手に対面から1対1交換に追い込むことすら可能になる。
(参考ログ https://image01.seesaawiki.jp/p/d/pbs-thread/36uk9...
55捨て身カビゴンについても、捨て身+リフ捨て身で146〜172/166のダメージであり高確率で耐えることができるので、対面でも粘って素眠りに追い込むぐらいのことはできる。
スターミーを採用しにくい理由としてはカビゴンに対する圧力の乏しさがあるので、その欠点を毒々でカバーすることができれば採用しやすくなる。
  • 光の壁
主に追い打ちブラッキー込みや天候受けの際に確度を高めるために使う技。
50追い打ちブラッキーに関しては、交代しない追い打ちで40〜48/166、交代時の追い打ちで76〜90/166のダメージが入り、毒々等を絡められると通常の50スターミーは狩られてしまう。しかし、光の壁があれば、毒込みでも交代時の追い打ちで半分も喰らわなくなるので、ブラッキーに狩られにくくなる。
天候受けに関しては、55ファイヤーめざ草(83〜98/166)、55バクフーン雷パンチ(81〜96/166)といったスターミーに対する役割破壊を持たされている場合に、光の壁があればこれらの攻撃に耐えてハイドロやサイキネで攻め込むことができる。電磁波と組み合わせれば55晴れソーラーエンテイにも対抗できるようになる。

50スターミーに対して55サンダー等の特殊ポケモンを出される場合のサポートにもなる。
光の壁を貼っておけば、50カビゴンでも55サンダーの雷を高確率で5発耐えるようになる(45〜54/266)。
  • 高速スピン
パルシェンの撒きびしを解除するための技。主に55カビゴンエースで55昆布サンダー(ライコウ)をガン受けする時に使う。
ただし、サンダー側には、スターミーを50カビゴン等の起点にする、スターミーとパルシェンで1対1交換してから50カイリキーや50音ハガネール等で抜く、めざ虫フォレを撒き役として起用する、パルシェンの凍える風を利用する(飢えたヒツジの記事参照:http://thirstysheep.blog118.fc2.com/blog-entry-360...)、昆布以外の手段で55カビゴンを倒す(いばみがサンダー)、といった対策があり、スピンスターミーは決して完全な対策ではない。
しかし、逆に言えばこれらの対策が取られていない、若しくは対策し返すことができる(50カビゴン・50カイリキー・50ハガネールの流しを別に用意する等)のであれば、対策としてかなり有効になる。めざ虫フォレや凍える風パルシェンはかなりマイナーで、昆布はいばみがに負けず劣らず人気であるため、2020年現在でも通用するケースはある。
なお、撒きびしは昆布以外にもダメージ調整で使われることがあるので、昆布以外の相手の対策も強化できる可能性がある。
例えば、対55木炭晴れ文字めざ悪ファイヤーに対しては、55捨て身鈍い残飯カビであれば、「晴れ、捨て身、反動、残飯回復→文字、鈍い、残飯回復→文字(287〜339/328で高確率で耐える)、捨て身(確定)、反動(319〜367/328で高確率で倒れる)」で高確率で1対1交換にできるが、ここで撒きびしが撒かれ、残飯と差し引きで18ダメージが加算されると、「287〜339/328で高確率で耐える」の箇所で耐えきれない可能性の方が高くなり、55ファイヤーが有利になってしまう。
ここで、スターミーがスピンで撒きびしを解除すれば、残飯と差し引きで18ダメージが加算されるのを防ぐことができ、高確率で1対1交換に持ち込むことができるようになる。
  • 冷凍ビーム
草に有効打を入れたい場合や凍結ワンチャンを狙いたい場合に採用する技。
50ナッシーは急所率未考慮で78.24%の確率で倒せるためかなり頼れるが、50フシギバナは確3のため若干確実性に欠ける。
横で誰かを眠らせたり奇跡を持たせたり等で催眠対策を行った上で、後出しフシギバナを急所狙い・凍結狙い・光合成PP切れ狙いで突破を狙うような形になる。
若干マイナー気味になるが、カイリュー対策になる(先手冷ビで55カイリュー確2)という点も重要。
ハイドロとは攻撃範囲が似ている面もあるので、命中率の差で打ち分けができるというのもポイントの一つ。
  • めざめるパワー草
単独採用では水ポケモンを突破するほどのダメージは出ない。
そのためほぼヌオー対策となるが、それでもまるころヌオー対策のために持たせざるを得なくなることがある。
55残飯ヌオーを先手で確2で倒せるだけのダメージは出るので、ヌオー対策としては機能する。
技枠もそうだが、耐久が低下するのも懸念点。
例えば、50カイリキーめざ虫で急所率未考慮で1.45%の確率で2発なのが58.51%の確率で2発になる(サイキネやリフ等を併用しないとタイマンですら不利を取られる)、55ファイヤーの木炭晴れ文字4連発(「スターミーへ交代、ファイヤー晴れ→スターミーハイドロ、ファイヤー文字→スターミー再生、ファイヤー文字→スターミー再生、ファイヤー文字→スターミー再生、ファイヤー文字(晴れ解除)」)を確定耐えしなくなり急所率・命中率・追加効果発動率未考慮で18.07%の確率で倒れるようになる、55めざパ無しガラの地震を確定耐えしなくなり急所率未考慮で23.08%の確率で1発で倒れるようになる(ただしめざ虫ガラなら2.56%の確率で済む)、といった問題がある。
しかし、バンギラスの噛み砕くはめざ草でも確定耐えすることができる。
その他の攻撃技(例えば55ファイヤーめざ草や55カイリキーめざ虫等)はめざパ無しでも確2で、どの道50めざパ無しスターミーを基準に調整されることが多いことを考えると、許容範囲の耐久と見て良いだろう。
なお、ハイドロとは攻撃範囲が似ている面もあるので、命中率の差で打ち分けができる。
  • 身代わり
主にサイキネと組み合わせて使用する。
ヘラクロスと対面した際に身代わりを貼り続け、メガホーンを1回でも外れ身代わりが残れば、先手のサイキネ2発でヘラクロスに勝つことができる。
4回連続で身代わりを貼った場合、光の粉以外なら47.80%、光の粉なら64.48%の確率で身代わりを残すことができる。
残飯の場合は5回連続で身代わりを貼れる。その場合は、55.63%の確率で身代わりを残すことができる。
また、サイキネの項で前述した通りフシギバナの対面眠り粉をカットできる他、主力技の項で前述した通り波乗りを採用すればスイクンとの対面でも有利になる。
サイキネ持ちなら当然カイリキーにも強い。
バンギラス+バンギラス流し(カイリキー、スイクン、ヘラクロス、フシギバナ等)の組み合わせに強くなるため、バンギラスミラーに強くすることができる。

その他、パルシェンやナッシー(めざ草・めざ虫等未所持)を対面から完封することができる。三銃士に強くなるというのもポイントが高い。

しかし、波乗りサイキネ身代わり自己再生という技構成では、カビゴンや55ライコウ等に圧力がかからなくなってしまうのが最大の欠点。
これらのポケモンに対する受けは入念にしておく必要がある。
持ち物候補
持ち物を変えることで一部の役割の精度が高まるが、どれを持たせても大差はない。余った持ち物を持たせると良いだろう。
  • 神秘の雫
主に50ガラガラ流しの確度を高めるための持ち物。
50ハイドロスターミーで50ガラガラ流しをさせる気なら持たせるべきだろう。撒きびし込みなら55ガラガラも流せるようになるし、撒きびしを50追い打ちブラキで代用しても疑似的な1対1交換が可能になる。
その他、55残飯カイリキーを急所率・命中率未考慮でハイドロ3発で倒せる確率が0.99%から86.91%に上昇するため、サイキネが無くとも55鈍い寝言残飯カイリキーに対抗できる可能性が出てくる(PPや命中率の問題があるので、確度は相当に低いが)。
主力技が波乗りの場合は、前述の通り55バンギラスを2発で倒せる確率に関わってくる。
目立つメリットはこれぐらいだが、他にも細かいところで違いは出てくる。
  • 麻痺直しの実(奇跡の実)
麻痺が入ってしまうと元々持っている役割を遂行できなくなってしまう場合が多く、負けに直結しかねない。
スターミーの役割対象は麻痺を撒いてくることが少なく、強いて言えば50圧しかかりカイリキーぐらい(50カイリキーの圧しかかりで50スターミーは確4のため、麻痺が入ったぐらいでは運が悪くない限り突破されることはない)であるが、圧しかかりカビゴンや痺れ粉ナッシー等の前で一時的に居座ってリフレクターを貼るような立ち回りを想定しているなら、麻痺直しが必要になる。
50スターミーは先手でリフを貼ることで50カビゴンの自爆を確定で耐えるようになるため、HPが満タンかつ麻痺直しを所持しているなら50カビゴンの前でも安全にリフを貼れる。後ろにカイリキー等がいれば鈍いを積まれても問題は無い(1対1交換されてしまう可能性は高いが、スターミーを健康な状態で残しつつリフも残せるというのが重要)。リフを切らさないようにすることが重要な対速攻(55ガラガラ等)では、50カビゴンの前で安全にリフを貼れるというのは大きな意味を持つ。
なお、交代読み交代失敗で麻痺が入ってしまうリスクもあるにはある。他に持たせたい持ち物がない場合は麻痺直しを持たせておくと事故負けが減る。
  • 焼けた木の実(奇跡の実)
パルシェンに対して出すことが多く、場合によってはスイクンにも出すので、凍結防止の焼けた木の実は価値が高い。
特に高速スピンでパルシェンキラーにしたいなら必需品レベル。これがないと冷凍ビーム凍結で突破される可能性が高まる。
  • 曲がったスプーン
主にサイキネスターミーが55カイリキー流しの確度を高めるための持ち物。
55黄金カイリキーまで考慮するなら持たせるべき。
その他、50スイクンを確4で倒せるようになる等、細かい所で違いが出る。
  • 磁石
ほぼ雷とセット。
雷の項で前述した通り、対50パルシェン、対50スイクン、対55ファイヤーで効果を発揮する。
  • 薄荷の実(奇跡の実)
サイキネスターミーが50フシギバナに対面で勝つために必要な持ち物。
その他、催眠術で強引に滅ぼそうとするゲンガーにも有効。
  • 毒消しの実(奇跡の実)
ハガネールやエアームドやブラッキーは多くの場合は毒々を持っているし、お手軽なスターミー対策としてファイヤー・カイリキー・パルシェン等の意外なポケモンが持っていることもある。
毒が入ると、相手の攻撃を受け切れなくなったり、毒昆布・吠えない毒昆布で崩される危険も出てくる。
毒消しの実があれば、毒々でスターミー突破を狙う相手に対して、流しの回数を1回多く稼ぐことができるようになる。
波乗りサイキネ身代わりスターミーで対50毒寝言スイクン相手に80ターン制限判定勝ちを狙う際にも、毒消しの実があれば1回後出しできるようになる。
メリットは地味だが、スターミーにはとにかく毒々が飛んでくるので役に立つ場面は少なくない。
  • 光の粉
主に、再生回復で粘れるかどうか際どい攻撃を耐えるのに使用する。電磁波と組み合わせて使えば効果が高まるだろう。
(具体的には、50カイリキーの弱点めざパ、50ハガネール等の地震、50ムウマの電磁砲等を意識する時に持たせる)
身代わりと組み合わせヘラクロスに対する対面での勝率を上げる、波乗りと組み合わせ55リザードンを流せる確率を上げる(リザードンが爪等を所持していない限りは流せる確率が5割を超える)、という使い方もある。
その他、パルシェンの爆破を避ける、フシギバナの眠り粉を避ける等、ワンチャン要素もある。
  • 先制の爪
主に55リザードンの爪に対処するために持たせる。これがないと波乗りを所持していたとしても55爪リザードンを流せる確率が5割を下回ってしまう。
また、電気技(特に雷)を所持している場合は、55身代わりスターミー対策という意味でも重要になる。
  • 食べ残し
光の粉と同じく、再生回復で粘れるかどうか際どい攻撃を耐えるのに使用する。勿論、身代わりと組み合わせても有効。
爆破や眠り粉を避けるというワンチャン要素は無いが、代わりに交代で残飯回復を貪ることができるようになる。
例えば、噛み砕くバンギラスにタイマンで勝つために必要なHP(=バンギラスの噛み砕くに1発耐えるHP)を確保したい時に活用できる。
バンギラスの噛み砕くで119〜140/166のダメージを受けるため、できれば141以上、最低でも130程度のHPを保ちたい。
サンダーに向けられた岩雪崩をリフ状態で受けると35〜42/166、カビゴンに向けられた爆パンを受けると30〜36/166のダメージ(混乱自滅は10〜12/166のダメージ)になる。残飯があれば、これらの攻撃を受けてもバンギラスの噛み砕く1発圏内に入りにくくなる。
サンダーや地震カビゴンであれば、バンギラスのHPをハイドロ1発圏内(127〜150/226)まで削ることも可能。それも考えると、残飯スターミーで噛み砕くバンギラスを流すのが現実的になってくる(もちろん確度は低いが、それでも全くの無策よりは良い)。
バンギラスが一旦逃げてくれれば、バンギラスへの交代を読んでスターミーを出すことで更にHPを回復できる。リフ状態の岩雪崩や爆パンで受けたダメージを全快できれば、もう一度流しに行くことも可能になる場合がある。
(なお、バンギラスのサンダーに対する攻撃に関しては、噛み砕くよりもリフ状態の岩雪崩の方がダメージは大きい。噛み砕くだと50サンダーが急所率・追加効果発動率未考慮で1.4%の確率で3発になってしまう。50リフ眠る薄荷サンダーとのタイマンは元々怪しいため、バンギラス側は岩雪崩1〜2回+噛み砕く1〜2回の3発の攻撃で50サンダー撃破を狙う必要があり、どこかで岩雪崩を打たなければならない。)
  • 不思議な木の実
ハイドロはPPが8しかなく50ファイヤーの晴れ文字のような火力もない(手数が必要になる)ため、PP切れの危険がある。
例えば、ハイドロで3発ラインのポケモン、例えば50サンダーや50守る残飯エアを突破しようとする時に、ハイドロのPP切れで他の役割を遂行しきれなくなる可能性がある。
ハイドロを何度も打つ場面を想定するなら、不思議な木の実を持たせるべきだろう。

55

55スターミーに関しては、あやみがスターミーが話題になることが多い。
あやみが以外の型については、決定力に難がある上、特にどこかに刺さるというのもないので、少なくとも2019年7月時点ではあまり気にしなくて良いだろう。

ジム城では、以下の記事のように、遺伝子ケンタロスをベースとした速攻対策として高レベルあやみがスターミーが2013年頃に注目された。
http://d.hatena.ne.jp/undead_princess/20130323
しかし、2018年現在では遺伝子ケンタロスの人気が下火で、あやみがスターミーはエース5強(カビゴン・サンダー・バンギラス・ミルタンク・ライコウ)と比較して耐久面(特に交代際)で不安が残るので、ジム城ではメジャーとまでは行かない。
ただし、パルシェンやめざ草・めざ虫等を持たないナッシーを一方的に起点にできるポケモンではある。また、後出し50カビゴンをサイクルの中で倒せるだけの火力はあり、自爆も身代わりでシャットアウトできる。2019年5月現在は50カビゴン50パルシェン50ナッシーへの対策が課題になっているため、その意味では復活の兆しはある。55サンダーのメインウエポンとして雷が採用されるケースが多いのも追い風で、55雷残飯サンダーとのタイマンは55スターミーが有利である(恐らく勝率70%程度)。
なお、VCオフでは一撃ケンタロスや55雷残飯サンダーに強いポケモンとしてメジャーの一角である。

あやみがスターミーの型は以下のようになる。
55スターミーなみのり or ハイドロポンプ何かあやしいひかりみがわりたべのこし or きせきのみ1FFF or FFFF63- 0-63-63-63 or 63-63-63-63-63
主力技は基本的にはPPを考えて波乗りだが、主力技となり得るサイキネや攻撃範囲が被る冷凍ビームを併用するならハイドロも考えられる。
主力技をハイドロとすることで、55ガラガラを流せるようになる(ハイドロで急所率・命中率未考慮で71.79%の確率で1発)、55サンダー・55ライコウを潰しやすくなる(後述)、50カビゴンを潰しやすくなる(ハイドロ3発+混乱自滅一回で急所率・命中率未考慮で約85〜90%程度の確率で倒せる)、といったメリットがある。
なお、詳しくは後述するが、自己再生を併用して奇跡の実を持たせるという選択肢も考えられるし、サブウエポンに物理技を持たせるという選択肢も考えられる。

あやみがスターミーの対策としては、どのパーティにもいるであろうカビゴンが軸となる。50カビゴンだとしても、眠る薄荷であれば1回は流せるものだと思った方が良い。55カビゴンであればかなり安定して流せる。あやみがスターミー側から見れば、55カビゴン対策として別のエースを立てて、50カビゴン対策として安定した50カビゴン流し(ムウマ、寝言カイリキー等)を入れるべきだろう。

その他、サブ技次第では、ハピナスや水ポケモン、草ポケモン(爆破梨のような回復技を持たない型を除く)、カイリュー(大抵の場合は眠る無しなのでガン止まりはしないが)といったポケモンで止まってしまうので、これらのポケモンを起点とするアタッカーも必要。

際どいのは電気ポケモン。55ライコウ、型次第ではあるが55サンダーであればあやみがスターミーとの対面で有利を取れるため釘付けの一貫となるし、対面有利からそのまま決定力となるため、総合的に見ればあやみがスターミー対策として機能すると判断した方が良い。55電気対策として、これも別のエースを立てた方が無難だろう。前述の55カビゴン対策も別のエースを立てた方が無難なので、そのことも考慮するとバンギラス(例えば岩雪崩地震音)や55カビゴン(55カビゴンに強い型)を別のエースに立てるのが良いだろう。
対電気については際どいので、念のため詳細な計算結果も記載する。55ライコウ・55サンダーの雷で55スターミーは確1であり、55ライコウの同速運、55サンダーの爪運(55爪サンダーは実際にVCオフで使用者が居た)で雷がクリーンヒットすると55スターミーは倒れる。10万でも55ライコウなら144〜170/182、55サンダーなら154〜182/182のダメージとなり、身代わりでHPが削れた55スターミーを1発で倒せるダメージが出る。これらのことを考えると、電気側から見れば先手を取るか10万で確実に身代わりを壊すかが対策の鍵になる。耐久面に関しては、55スターミーの波乗りで55ライコウに27〜33%、55サンダーに29〜35%のダメージとなる。混乱自滅も考えると、残飯有りだとギリギリ3発耐えられ、残飯無しでも2発なら耐えられると考えて良く、後出しは難しいかもしれないが、タイマンで戦うには十分な耐久だろう。ただし、特防ダウンの可能性があるサイキネや威力が高いハイドロを打たれる場合、残飯有りでも3発耐えられないと思った方が良いだろう。
55雷サンダーに関しては、混乱や状態異常を1回カットできる奇跡も最低限の対策となり、少なくとも残飯よりはマシである。恐らく、あやみがスターミーとの勝率はほぼ五分になるだろう。
準伝に近いステータスを持つデンリュウやサンダースについても念のため記載する。55デンリュウに関しては、攻撃面は55ライコウと同等、特殊耐久は55サンダーと同等、先手は取れない(→爪か10万が必要)のため割愛する。55サンダースに関しては、55スターミーに先手が取れるため、雷でも良い。ただし、問題はないだろうが、雷で確1ではない(急所率・命中率未考慮で89.74%の確率で1発)。耐久についても若干劣り、55スターミーの波乗りで33〜39%のダメージとなり、残飯有りでも混乱自滅も考慮で3発は耐えられないと思った方が良い。更に、ハイドロに至っては41〜49%のダメージになり、残飯無しだとハイドロ2発+混乱自滅で倒れる可能性すらある(急所率・命中率未考慮で15〜20%程度の低い確率だが)。
なお、50電気に関しては、50サンダースにも先手は取れるし、耐久も55ライコウを波乗りで34〜40%削れたりする(仮に残飯持ちでも混乱自滅も考慮して3発で倒せると思って良い)ので、特に対策は不要だろう。ただし、10万持ちだと流石に運次第になるし、一応爪持ちとかもあり得るので、可能であれば対面での殴り合いは避けたい。

何かの枠については色々と考えられる。人によって型は様々であり、2019年7月時点でテンプレは固まっていないと思って良いだろう。
主要な候補としては以下のものが挙げられる。
  • 電磁波
最も古典的なサブ技。
電磁波と言うとサポートのイメージがあり、実際に取り巻きに50剣ガラや50鈍いカビゴンといったポケモンがいる時に有効活用できる。
しかし、電磁波による麻痺はスターミー自身も有効活用でき、55スターミーに先手を取れるポケモンに対して素早さを逆転することができる上、麻痺痺れを狙って身代わりを連打することもできるようになり、眠る未所持のポケモンに対しては混乱+麻痺のストコンも決めることができる。
具体的に言えば、55電気(特に先手を取れる55サンダースや55ライコウ)に後出しで流されるのを防ぐために使うことができる。55ミルタンクや55ポリゴン2といったポケモンに対しても、混乱+麻痺のストコンで突破率が上がる。
  • 電磁砲
電磁波では攻撃範囲が狭くなりがちなので、それを気にする場合は電磁砲という選択肢もある。
麻痺が確実に入らないので試行回数を稼げるようにする必要がある(電磁波の場合と比較してパーティ全体で耐久寄りにする必要がある)が、水ポケモンを突破することができるようになる。特にミラーマッチで強くなるのがポイントが高い。
ただし、寝言キングドラの突破が困難だったりするので、中途半端な印象はある。
  • 悪夢
電磁波の次に古典的であろう技。
主にカビゴンを倒すために採用する技であり、55カビゴンに強いエースと組み合わせない場合は是非とも欲しい技。
ただし、55残飯カビゴンが相手の場合は、どうやって眠りまで追い込むかが課題となる。毒サポートが欲しい。
なお、寝言スイクンや寝言キングドラの突破も狙える。
  • サイコキネシス
主にVCオフで流行った技であり、特に目立つ特徴はないもののスターミーの性能が総合的に上がる。
寝言スイクンや寝言キングドラやカイリューの突破を狙えるようになる上、めざ虫・めざ霊持ちカイリキーやフシギバナに対しても明確に対面有利を取ることができるようになる。
特防ダウンも見逃すことができない。例えば、特防が1ランクダウンした55残飯カビゴンは55スターミーハイドロで急所率・命中率未考慮で94.13%の確率で3発で倒すことができるようになる。交代で切れるものの、雨乞いと違ってターン制限はないのもポイント。
  • 雨乞い
悪夢では交代で切られてしまう、ということで2018年末に考案された技。
悪夢よりも精度は落ちるものの、55カビゴンや50寝言スイクンを倒すことができる。更に、悪夢では倒すことができない50スターミーも撃破を狙うことができるようになる。
雨乞いあやみがスターミーに関しては、以下のページにて計算結果等をまとめている。ただ、55カビゴン+50スターミーに対して2タテするのは流石に厳しそうなので、あらかじめ爆破でどちらか1体を倒しておく等の工夫は必要だろう。
https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/55%b1%ab%b8%f0%...
  • 恩返し
ハピナスを倒すための技。50ハピナス確4なので、怪しい光併用でも倒すのには苦労するが、試行回数が試行回数(恩返しはPP32)なのでその内倒せるだろう。爪ハピ(特にプレゼント持ち)相手に粘ると爪発動で返り討ちに遭う可能性があるが、恩返しで削っていけばタマゴ産みで必死となり、攻撃技を打つチャンスは少なくなる。
(なお、捨て身は反動でスターミーが倒れてしまうので不可)
なお、仮にも波乗りとは無差別破壊コンビネーション(どちらか片方の技は耐性を持たれない)の関係なので、水に耐性を持つ低物理耐久のポケモンはこれで突破を狙える。
具体例としては50寝言キングドラが挙げられ、急所率未考慮で13.72%の確率で4発なので突破を狙える。50スターミーは確4であり、50ハピナスよりも対スターミー用の技の所持率が低いことを考えるとこれも十分突破を狙える。50フシギバナは急所率未考慮で85.5%の確率で4発だが、光合成のPPの少なさも相まってこれも押せる範囲かもしれない。
高物理耐久のポケモンの突破は難しい。50寝言スイクンは乱数5〜6発であり、突破が困難。ダメージも波乗りと大差ない(波乗りは29〜35/206、恩返しは35〜42/206)。55カイリューも乱数5〜6発であり、眠る無し相手なら波乗りよりマシ(波乗りは29〜35/216、恩返しは37〜44/216)だが、もしも眠る有りだと突破が困難になる。50ナッシーに至っては、恩返しのダメージが波乗りのダメージより1高いだけでほとんど意味がない。
  • 10万ボルト
ミラーマッチ最強技。また、50寝言キングドラ(ほぼ確実に4発)も含めた水ポケモンを潰すことができるようになる。
範囲は狭いと言えば狭いが、その狭い範囲を確実にカバーしてくれるので、他のポケモンとの組み合わせも考えた場合は10万が一番穴が生まれにくくなるという可能性はある。
  • 冷凍ビーム
攻撃範囲は微妙ながらも重要所に強く、凍結ワンチャンも狙えるようになる。
カイリューは余裕の2発、55サンダーにも40〜47%のダメージが入り残飯持ちでも3発で倒せるようになる。50サンダーに至っては急所率未考慮で83.37%の確率で2発で倒せるようになり、50サンダーの10万も確定で耐えるため、タイマンで殴り合って勝てるようになる。
その他、50フシギバナを80.41%の確率で2発で倒せるようになり、50ナッシーは確2のため、草ポケモンに粘られることもなくなる。
50スイクンや50スターミーに関しては、55スターミーの身代わりを壊すのが困難なので、怪しい光を併用して粘りつつ冷凍ビームで凍結を狙うことができる。また、50キングドラはほぼ確実に4発なので、凍結以前に普通にダメージで倒すことができる。
なお、カビゴンや爪ハピに関しても凍結ワンチャンを狙えるケースはあるが、交代際を狙うような形にならざるを得ないので、これらのポケモンに対しては別の手段で対抗した方が確実だろう。
  • 自己再生
55スターミーを見ると交代際の状態異常を狙いたくなるのが人情というものなので、その対策として奇跡の実+自己再生という手はあるかもしれない。
5連続身代わりを貼れない、攻撃範囲が広がらないといった弱点はあるが、交代読み交代や爆破退場からの交代といった工夫をしなくて済むようになる。また、カイリキーやバンギラス(噛み砕く不可)といったポケモンに対してサイクルを回せるようになる。

このページへのコメント

50スターミーについて、冷凍ビームとめざ草を追記しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2021年01月03日(日) 18:00:51 返信

50スターミーの毒々について、リフ併用なら計算上55捨て身カビとの対面でも粘って毒を回せることを追記しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年06月24日(水) 22:32:07 返信

50スターミーについて、毒々を追記しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年03月15日(日) 02:31:46 返信

50スターミーの高速スピンについて全体的に書き直しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年02月27日(木) 00:07:17 返信

50スターミーについていくつか追記しました。
主に55リザードン対策関連です。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年02月09日(日) 21:58:36 返信

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