ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

2020/03現在、Wiki管理人の現行パーティには「チューニングレシピ」というものを解説の一部として付属しています。
この記事では、「チューニングレシピ」とはどのようなものなのか、なぜ「チューニングレシピ」を作成するのか、を解説します。

「チューニングレシピ」とは

メタに細かく適応するために、パーティの具体的な改造方法をメリット・デメリットと共に一覧にしたものである。

例えば以下のようなものである。
レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55ライコウかみなりめざめるパワーねごとねむるじしゃくBDFF63- 0-63-63-63
55カイリキークロスチョップいわなだれだいもんじねむるきせきのみFFFF63-63-63-63-63
55バンギラスじしんれいとうビーム10まんボルトばくれつパンチくろおびFFFF63-63-63-63-63
50カビゴンすてみタックルじしんのろいじばくせんせいのツメFFFF63-63-63-63-63
50パルシェンなみのりいやなおとリフレクターだいばくはつみずたまリボンFFFF63-63-63-63-63
50サンダーかみなりドリルくちばしリフレクターねむるはっかのみFFFF63-63-63-63-63
  • チューニングレシピ
    • 「カイリキー」の「だいもんじ」「FFFF」を「めざめるパワー」「CDFF」とすることで、カイリキーからヘラクロスやフシギバナを崩すパターンを作りやすくなる。反面、カイリキーから55サンダーやナッシーやエアームドを崩すパターンは作りにくくなる。
    • 「ライコウ」の「ねごと」「じしゃく」を…



「チューニングレシピ」を作成する背景

メタへの対応の必要性

ポケモンのパーティには「入れられるポケモンは6匹まで」「1匹のポケモンが覚えることができる技は4つまで」といった制約があるため、1つのパーティに全てのパーティへの対策を満遍なく盛り込むことはできない。
そのため、メタ(流行)を見極め、良く使われる戦術への対策を厚くし、それ以外の対策を薄くする、という構築方法が有効である。

極端な話、1人1人のパーティ傾向を把握した上で、それぞれのプレイヤーに対してパーティを使い分けるのが理想である。
このような発想は「キラパ」や「個人メタ」と呼ばれる。
(「キラパ」は特定のパーティに着目する意味が強く、「個人メタ」は特定のプレイヤーの傾向に着目する意味が強い)
「ジムリーダーの城」においては、かつて行われていた「ジム戦」と呼ばれるイベントで、「ジムリーダー」と呼ばれる有力プレイヤーに挑戦する上で有効とされてた手段の一つがこの「キラパ」「個人メタ」である。
(例えば、3代目魔人島のマグカルゴの個別分析に、グレンジムリーダーにマグカルゴで勝ったという話が載せられている)
現在でも、「ジムリーダーの城」のアクティブユーザーが数十人であるため、「キラパ」「個人メタ」が可能な環境であると言える。

メタに対応することによるリスク

しかし、メタに対応するリスクというのも存在する。
パーティに制約条件がある以上、あるメタを厚く対策すると他のメタへの対策が薄くなるのが一般的な傾向である。
そのため、メタの読みを外した場合に大きく勝率を落とす、というリスクを負う。

かつて「ジムリーダーの城」の大会にて、「キラパ」を使われることを読んだプレイヤーが、どのような「キラパ」を使われるのかを読んだ上でそのパーティに相性的に良いパーティを当てたという話があり、「キラパ返し」という用語として今でも残っている。
(りちゃあど氏のブログを「キラパ返し」で検索をかけると、2010年7月の記事にその用語が出てくる)
現在も、キラパ対策として使用するパーティを都度変更することは常連の間では半ば定石となっている感がある。
また、2020年開催中のプチドラサマ杯のメタの流れが早すぎるという意見は少なからずあり、使用率の変動も数匹のメジャーポケモンを除けばかなり激しいものとなっている。
(例えば、「リザードン」や「サイドン」は、使用率が30%を超える回もあれば、使用率が0%になる回もある)

これらのことを考えると、メタの読みを当てる、というのは実際には容易ではない。
メタ読みを外すリスクというのも考慮するべきである。

メタとの付き合い方

メタ読みを外すリスクがあると言っても、メタ読みをせずに広く薄く対策するのも困難であり、薄くしすぎて勝率を落とす結果に終わりがちである。
(筆者も、第8回プチドラサマ杯でメタ読みを避けたためにサンダー昆布対策が薄くなりすぎ、サンダー昆布相手に2戦2敗する失敗を犯したことがある)

前述の通り、メタをピタリと当てることは困難である。
しかし、おおよその傾向を掴む、使われる可能性が高い戦術やまず使われそうにない戦術をなんとなく把握することは、さほど難しいことではない。
例えば、メジャーと呼べるのがどのポケモンでマイナーなのはどのポケモンなのかはプチドラサマ杯の使用率集計を見ればわかることである。
また、個人の傾向を見ても、「水ポケモンの使用率が低い(炎ポケモンや地面ポケモンが刺さる可能性が高い)」「ナッシー使用率が低い(めざ虫搭載の優先度が下がる)」といったレベルでは把握することが可能である。

「メタ読みを外すリスクを考慮する必要がある」「おおよそのメタなら把握できる」ということを考えると、「メタ読みを外すリスクを考えて汎用性重視にはするが、おおよそのメタを把握してそのメタに緩やかに強めにしておく」というのが、メタとの上手い付き合い方だろう。

「チューニングレシピ」の有効性

「メタ読みを外すリスクを考えて汎用性重視にはするが、おおよそのメタを把握してそのメタに緩やかに強めにしておく」を実現する上で、「チューニングレシピ」は有効な手段となり得る。

パーティを汎用性重視の状態で作成しておいて、「チューニングレシピ」を付け加えることで、以下のことを実現できる。
“突兩を大きく損なうことを防止できる
△およそで把握したメタに緩やかに対応できる

,亡悗靴討蓮△匹里茲Δ淵船紂璽縫鵐阿覆蘢礇螢好なのかをあらかじめ考えておくことに意味がある。
メタに対応しようとしすぎるあまり、パーティを極端にいじりすぎて汎用性を失うのはよくあるアンチパターンである。
このアンチパターンを防ぐために、汎用性を失わないチューニングの範囲をあらかじめ考えておくことが有効となる。
例えば、「『チューニングレシピ』とは」で述べた例で言うと、55カイリキーの文字をめざ飛に変更した所で、大きく汎用性を損なうことはない。
カイリキーが55サンダーの雷2発に耐える確率が下がることで55サンダー相手が厳しくなるというのは確かにあるが、55めざ飛カイリキーでも運が良ければ55サンダーの雷に2発耐え(急所率・命中率未考慮で72.78%の確率で2発)、そもそも55サンダーに対して55カイリキーを出すというのはかなりのレアケース(ハピナス併用かつ50カビで決定力が出せない場合)であることを考えると、大きく汎用性を損なうとは言えない。
また、ナッシーやエアームドに関しても、決して55カイリキーで倒せなくなるというわけではなく、55カイリキー選出時にナッシーやエアームドを全く流せなくなるわけでもないので、これも大きく汎用性を損なうとは言えない。
チューニングを行っても汎用性を大きく損なわれないのであれば、メタを読み外した際のリスクが軽減され、低リスクでチューニングを行うことが可能となる。

△亡悗靴討蓮△匹里茲Δ淵船紂璽縫鵐阿鮃圓┐于燭剖くなるのかをあらかじめ考えておくことに意味がある。
例えば、「『チューニングレシピ』とは」で述べた例で言うと、55カイリキーの文字をめざ飛に変更することで、ヘラクロスやフシギバナの突破率が上がるというメリットがある。
(55カイリキーの文字の場合、55ヘラクロスを2発で倒せなかったり、50フシギバナにPP切れの可能性があったり、命中率の問題で事故ったりする可能性があり、確度は高くない)
カイリキー受けがヘラクロスやフシギバナに一任されていることが多い場合、カイリキーの文字をめざ飛に変更することで、勝率向上を図ることができる。
このように、どのようなチューニングを行えば何に強くなるのかをあらかじめ考えておけば、実際にチューニングが有効な場面を想定することが可能となる。

「チューニングレシピ」について一言でまとめると、「メタ読みを低リスクで行うために、汎用性重視のパーティに対してチューニングのメリット・デメリットをあらかじめリストアップするという手段」であると言えます。
2020年3月時点では流行っている構築手法とは言えませんが、何かの参考になれば幸いです。

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