ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

概要

金銀対戦界の黎明期より中心的人物として携わり続け、対戦研究やイベントを主導してきたゴールド氏によるパーティ。
今回紹介するカビサンダーWAはVCオフの第6回ヒストリアカップにて優勝したパーティである。
第6回ヒストリアカップは一撃有り2000ルールであり、ジム城で考察されている一撃無し2000ルールとは異なる。
(細かく言うと、ポケスタやイベント配布ポケモンの使用可否の違いや、シミュレータとVCの仕様の違いもある)
しかし、このパーティは完成度が高く、ルールの違いを加味しても参考になる点が多いため、紹介することとする。

全容

レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55カビゴンすてみタックルじわれのろいねむるはっかのみFFFF63-63-63-63-63
55サンダーかみなりめざめるパワーねごとねむるきせきのみBDFF63- 0-63-63-63
50スイクンなみのりれいとうビームねごとねむるひかりのこな1FFF63- 0-63-63-63
50ハガネールじしんどくどくほえるだいばくはつたべのこしFFFF63-63-63-63-63
50パルシェンれいとうビームまきびしリフレクターだいばくはつおうごんのみFFFF63-63-63-63-63
50ムウマでんじほうくろいまなざしほろびのうたみちづれきのみジュース1FFF63- 0-63-63-63
※個体値・努力値は理論的な最適値としている。実際は実機育成のため、ある程度の妥協が行われている。

解説

ゴールド氏本人による解説は以下の通り。
http://gold.hatenadiary.jp/entry/2018/11/26/152242

以下では、ジム城の対戦で参考になる点について補足する。

カビゴンエースのテンプレ構造(カビパルネールサンダー)

以下の構造がカビゴンエースのテンプレになりつつある。
  • カビゴン
  • パルシェン
  • ハガネール
  • サンダー
  • バンギラス流し
  • 穴埋め(決定力補強、カビミラー強化、対爆破強化等)

有名どころでは、朽氏のカビパルサンダー(http://web.archive.org/web/20181106181316/http://w...)、はまっちゃった人氏の寝言カビ(https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/HTC%2dv3A%5f%a5...)が同じ構造となっている。
カビパルネール
カビパルネールについてはあやほろの記事(http://d.hatena.ne.jp/undead_princess/20140517)にある通り対速攻や対爆破に優れる構造であり、ゴールド氏のカビサンダーもリンク先の記事の技構成に準じている。
補足すると、カビパルネールは決定力面でも優れ(ノーマル技+氷技+地面技の攻撃範囲の相性が優れている、撒きびしや爆破で崩すこともできる)、3匹でカビゴンやサンダー等の高決定力のポケモンを釘付けする構造にもなっている。吠えるネールはバトン対策にもなる。対速攻に限らず広く通用する構造なのである。
55寝言サンダー
カビパルネールではカイリキーに対抗することができず、三銃士にも弱めになる。
そこで、サンダーを入れることでその弱点を埋めることができる。決定力面でもカビパルネールとの相性が良い。
ゴールド氏はこのサンダーを55にし、寝言型で起用するという新規性のある試みを行っている。
55寝言サンダーの一番の利点は、対55岩雪崩カイリキーの強化である。
50サンダーの場合、めざパ無しでも55カイリキーの岩雪崩で急所率・命中率未考慮で68.38%の確率で2発となってしまい、仮にリフ眠る薄荷サンダーだとしても後出しは危険が伴う。しかし、55めざ氷サンダーであれば確3になる。更に寝言持ちのため、サイクルを回されて倒される危険が少なくなる他、50電磁波スターミー+55岩雪崩カイリキーのような組み合わせにも対抗できるようになる。
カビゴンエースでは不利を取られることがあるサンダーエースに対しても、サンダーミラーを仕掛ける裏択を作ることができる。50カビがいない分サンダーミラーでは不利になりやすいが、50残飯吠えるネールでもある程度サンダーを流すことはできるし、爆破に対してはカビよりもネールの方が強いので、一方的に不利というわけではない。
一撃無し2000に輸入する際は、カビゴンでは苦戦する対55タンクや対55ゲンガーに対して、キチカビ3のライコウのような形でエース択ゲーで対抗することもできるようになる。
(55サンダーであれば、55タンクを雷で95%の確率で2発で倒せるようになったり、55ゲンガーの冷パンを確定で2発耐えて寝言で粘ることができるようになったりする)
バンギラス流し(寝言スイクン)
ここまでで足りていないバンギラス流しに関しては、寝言スイクンを採用している。
カビサンダーWAの構造とする場合は、この枠に寝言スイクンを採用し、カビゴン選出時の3銃士対策・50カイリキー対策、サンダー選出時の50炎対策をすることがキーとなる。

寝言スイクンを採用する一番の利点は、対ナッシーの強化である。
ネールとムウマは、役割を持っていて50ナッシーに対して爆破・道連れできない場合に、50ナッシーの起点となり得る。これは、特にカビゴン選出時においては致命傷になり得る。
非奇跡のパルシェンは交代際に眠り粉を打たれると後出しから爆破で流すことすらできず、サイキネを打たれるケースでも爆破の圧力で1回だけ流すことしかできない。
非残飯の55カビゴンも、宿り木3回+サイキネで確4となってしまうため、催眠技で素眠りに追い込まれて宿り木を打たれると、急所or特防ダウン待ちにされてしまう。
仮に2タテ3タテは避けられたとしても、素眠りに追い込まれたり宿り木を入れられたりしてボロボロにされ、エース決定力に対抗できなくなる。
仮に55サンダーを選出できるパターンだとしても、55サンダーにリフや身代わりがないため、爆破がクリーンヒットして1対1交換される可能性が高い。エースを失うことになるので、一般的に不利な展開になりやすい。
そこで、ナッシーを流せる寝言スイクンが重要になるのである。

他にも、サンダー選出時の50炎流し、カビゴン選出時の50カイリキー流しとしても重要性が高い。
前者に関しては、例えば55カイリキー+50晴れ文字バクフーンの対策になる。
55カイリキーにより55サンダーを選出しないと厳しくなるが、ハガネール・パルシェン・ムウマは50晴れ文字バクフーンの起点となる上、55サンダーでは1回も流せないことがある(50バクフーン晴れ文字で55サンダーを急所率・命中率・追加効果発動率未考慮で99.74%の確率で2発、55サンダーから50バクフーンへの雷は確2だが晴れていると命中率50%になる)。50寝言スイクンがいれば、55サンダー選出時においてもスイクンでバクフーンを流すことができるようになる。
(50晴れ文字バクフーンは使用率が限りなく0%に近いため極端な例だが、50晴れ文字ファイヤーは現実的な確率で使われる可能性がある。55サンダーの雷で50ファイヤーは確1のため55サンダーで流せる可能性は高いが、サイクルを回す中で晴れ文字1発圏内に入るまでHPを削られたり寝言状態になったりすると危ない。)
後者に関しては、例えば55リフライコウ+50カイリキーの対策になる。
55リフライコウに対しては55鈍いカビを出さないと厳しい勝負になるが、55カビを選出するとリフサポから50カイリキーで抜かれる危険性が高まる(地割れが使えるなら地割れでリフ貫通を狙えるが、一撃無しルールだとそれもできない)。50カイリキーに対しては50ムウマで流すこともできるが、黒まな甘える追い打ちバトンブラキに狩られるパターン(吠えるネールもぬるくされて起点にされる)やカイリキーがめざ霊持ちのパターンが厳しい。50寝言スイクンで50カイリキーを流す方針なのであれば、これらのパターンにも対応できる。

決定力面に関しては、カビパルネールやカビブラガラといった強力な選出に刺すことができるカイリキーと比べると若干見劣りするかもしれない。
しかし、カビゴンとスイクンの攻撃範囲的な相性は良く、パル間接からのスイクンというパターンや凍結ワンチャンを狙うパターンもあるため、決して大きく劣ることはない。
穴埋め(ムウマ)
カビパルネールサンダー型のテンプレの最後の一枠には、決定力補強、カビミラー強化、対爆破強化等を行うための穴埋めが入ることが多い。
朽氏のカビパルサンダーではゲンガー、はまっちゃった人氏の寝言カビではブラッキーであったが、ゴールド氏のカビサンダーではムウマが採用されている。
ムウマを採用することで、55カビ選出時にも55カイリキーに最低限の抵抗をすることが可能になり、55カイリキー+55サンダー意識の選出(50純電気込みや50ハピ込み等)に対して55カビ+50ムウマで対抗する線が出てくる。
ゲンガーだと人気の55地震カイリキーに弱くなるため、ムウマにする必然性がある。
決定力面においても、電磁砲はハガネールの地震やパルシェンの冷凍ビームと攻撃範囲的な相性が良く、特に鈍い飛ばし眠る残飯エア絡みのパターンで崩しのレパートリーが増えるのが大きい。
(55カビはPP戦で負け、ジム城仕様だとしても80ターン制限の判定で負ける。50ネールは50エアに爆破以外で全くダメージを与えられない上に1回鈍われると後手になる。)
対スイクンで崩しのレパートリーを増やすなら電磁砲を雷に変更する必要があるが、両エースはスイクンを起点にでき、スイクン対スイクンは全くの互角、ネールやパルについても爆破間接ができ2匹まとめてスイクンで止められることはなく、電磁砲でも1対1交換なら狙えるため、対スイクンを理由に雷に変更する必要はないだろう。

なお、一撃有り2000では、角ドリル対策や、その応用である一撃牛+爆破爆破に対抗するためにムウマ起用が合理的になるという一面もある。
一撃無し2000へ輸入する際は、その点について留意する必要がある。

一撃無し2000への輸入案(by 匿名考察勢)

以下では、このパーティを一撃無し2000へ輸入する際の変更案について述べる。
(このページが作成された当初は匿名のプレイヤーが執筆していたため、「by 匿名考察勢」としている)

変更案検討

カビゴンの技構成(地割れ→電磁砲、捨て身タックル→恩返し)
地割れが禁止になるため、カビゴンの技構成を再考する必要がある。

カビパルネールサンダー型のテンプレは、一撃技抜きでも十分な決定力がある。
このパーティの場合も決定力面において特段の問題はないが、低レベル純電気、具体的に言うと50雷甘えるねむねごサンダースに対して脆弱性がある。
55サンダーと50スイクンは流されてしまい、50パルシェンも対面で出オチする。
50ムウマは、対面なら辛うじて1対1交換できる可能性がある(50サンダース雷で、50ジュースムウマを急所率・命中率未考慮で23.21%の確率で2発)が、雷3回中2回命中+乱数運で2発や雷3連命中と言ったパターンでは1対1交換すらできない。電磁砲は奇跡の実や麻痺直しの実で回復される可能性がある。当然、50ムウマを50サンダースに後出しして流すことはできない。
55カビや50ネールなら50サンダース流しになるが、甘えるでぬるくされて決定力を呼ばれる可能性がある。
(55カビに地割れがないならなおさら)
50サンダースに決定力を出されるわけではないし、55サンダー寝言運ゲー・50スイクン凍結運ゲー・後出し50サンダースに50パル爆破・50ムウマで50サンダースと1対1交換といった手段で倒せることもあるため、致命的な弱点ではないものの、対策のベースとしては十分な動きはされてしまう。

一撃技無しの55カビは決定力を呼んでしまう可能性がある。そこに上記の50サンダースが加わると対策として十分な確度を持たれてしまう。
このパーティの場合、呼んでしまうとまずい決定力としては、55鈍い地震タンクや55鈍い冷凍ビームポリ2が挙げられる。
55フルアタゲンガーも全く何もできないようだと問題になり得る。50ネールで流せるとは言え、半永久的に流せるわけではない。
(バンギラスに関しては、寝言スイクンで安定して流せる上に回復技持ちのバンギラスも少ないため、サイクルの中から勝機を見出せるだろう)
この問題に対処するためには、カビゴンに電磁砲を持たせると良い。
電磁砲を持たせればタンクやポリ2は突破可能になり、起点にされなくなる。
55フルアタゲンガーに対しても、ある程度のダメージ+麻痺を与えることができるようになるが、55ゲンガーには39〜46(中間値42)/182のダメージで、4発命中で中間値だと仮定すると168/182で、定数ダメージ1発分未満のHPが残り倒しきれない。これを倒しきるためには何かしらの追加の工夫が必要になる。
電磁砲を持たせることで、特殊受け、特に対55サンダーが強化されるという副次的なメリットもある。55カビゴンは55サンダーに崩されるケースが多いが、素眠りになる前に55サンダーに麻痺を入れることができれば、55サンダーを素眠りで受けきることを狙うことができる。

電磁砲を採用する場合は、ポリ2やタンクやエアに急所待ちする必要がなくなるため、捨て身タックルを採用する必然性が薄れる。
また、残飯無し捨て身タックルの反動は、特殊流しを遂行する上において無視できない影響がある。
(例:55カビゴンは55ファイヤー晴れ文字を確定で2発耐えるが、残飯無し捨て身タックル反動でHPを削られると2発で倒れる可能性が出てくる)
捨て身タックルは恩返しに変更した方が良いだろう。

鈍い電磁砲薄荷カビはカビミラーに比較的強い型ではあるが、現在主流の寝言カビに対しては不利になる。
しかし、ムウマとハガネールが入っているこのパーティであれば、その問題にはある程度対応することができる。
ハガネールの技構成(毒々→砂嵐)
電磁砲では倒しきれない55ゲンガーを倒しきる工夫として、ハガネールに砂嵐を入れるという案がある。
「ゲンガー対ハガネール→ハガネール流しに交代、ハガネール砂嵐→カビゴンに交代、ハガネール流し何か→ゲンガーに交代、カビゴン何か」というパターンや、「ゲンガー対ハガネール→ハガネール流しに交代、ハガネール砂嵐→ハガネール流し何か、ハガネール吠えるでゲンガー出てくる」というパターンでゲンガーに砂嵐のダメージを入れ、55カビゴンの電磁砲で倒しきれるHPに減らすことができる。
ハガネールはゲンガー流しであるため、撒きびしパルシェンと異なりゲンガーに対して自然に出すことができる。毒々を砂嵐に変更する影響もそこまで大きくなく、対策としては有効だろう。

なお、毒々を砂嵐に変更することで、身代わりサンダー対策を強化できる、麻痺や眠りで毒々対策されずに済む、という副次的なメリットもある。周りのポケモンの火力が伸びることにより他にもメリットがあるかもしれない。
対ライコウエアでも、「エアへ交代、ネール砂嵐→エア何か、ネール吠えるでライコウ出てくる(ライコウへ砂嵐のダメージ)→エアへ交代、ネール何か」でライコウを狩ることができる。ライコウが居座るなら地震を打てば良い。残ったエアはPPの関係でネールで倒すことはできないが、エアに勝てるポケモンを後ろに控えさせることで対処できる。
しかし、相手の火力も伸びることになるので塩行動になりかねない問題や、4ターンで効果が切れる(例えば50スターミーを爆破無しで押し切りたい時に困る)問題はある。
スイクンの持ち物(光の粉→神秘の雫)
一撃無し2000では地割れハガネールを意識しなくて良いので、光の粉の必然性は薄くなる。
それよりも、50カイリキー対策の確度を高めるため、神秘の雫を持たせた方が良い(詳しくはwikiの個別分析参照だが、50カイリキーが波乗りで高確率3発になる)。
音バンギ対策を行う上でも重要。音バンギに対して後出しする際、55バンギを先手の波で2発で倒すことができれば、音バンギに突破されずに済む。
撒きびし+50スイクン波2発は214〜248/226(急所率未考慮で75.61%の確率で倒せる)、55カビ恩返し+50スイクン波2発は217〜257/226、50ムウマ電磁砲+50スイクン波2発は218〜258/226のダメージとなり、乱数運次第で倒しきれないことがあるが、雫波ならこれらのケースで確定で倒せるようになる。
また、単純に波を2発撃つだけでも雫持ちなら急所率未考慮で29.39%の確率で2発となり、音バンギに突破されずに済む可能性が生まれる(雫無しだと確3で、急所を引かない限り突破される)。

変更後のパーティ全容

レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55カビゴンおんがえしでんじほうのろいねむるはっかのみFFFF63-63-63-63-63
55サンダーかみなりめざめるパワーねごとねむるきせきのみBDFF63- 0-63-63-63
50スイクンなみのりれいとうビームねごとねむるしんぴのしずく1FFF63- 0-63-63-63
50ハガネールじしんすなあらしほえるだいばくはつたべのこしFFFF63-63-63-63-63
50パルシェンれいとうビームまきびしリフレクターだいばくはつおうごんのみFFFF63-63-63-63-63
50ムウマでんじほうくろいまなざしほろびのうたみちづれきのみジュース1FFF63- 0-63-63-63

対策

匿名考察勢の変更案を採用したパーティへの対策は以下の通りである。
なお、ゴールド氏は太鼓カビへの変更を推している(後述)ため、それについても触れる。

1.甘えるサンダース(甘えるブラキ)

甘える寝言サンダースも甘える併用キルパサンダースも有力な対策になる。
サンダース流し(50ネール、55カビ)に太鼓・剣ガラ・クロスチョップカイリキーといった甘えるを無視できる手段がないため、サンダースを起点する動きができず、サンダースの甘えるから起点を作られやすくなってしまう。
甘える寝言サンダースに関しては、相手の決定力の速度にもよるが、カビゴンで電磁砲を入れてから一旦交代する、ネールの砂嵐で削る、ネールでひたすら急所待ちする、といった手段で対抗することはできる。
甘える併用キルパサンダースに関しては、ガラガラへのバトンのターンを読んでパルシェンを出すぐらいのことをしないと厳しい。

甘えるブラキも甘えるサンダースに次いで対策として有力。
55サンダーの攻撃が通ったり50ムウマで1対1交換を狙えたりするので、総じて甘えるサンダースほどの刺さり方はしない。
しかし、55サンダーは常に出せるとは限らず、甘えるサンダースと異なり50ネールの地震急所で倒せないという辛さもある。

これは、一撃有りルールのオリジナルのパーティではなかった問題である(地割れで甘える対策ができるため)。
なお、太鼓カビを使用する場合は、太鼓で甘える対策ができるため、甘えるサンダース(甘えるブラキ)の問題はなくなる。

2.55カイリキー+50純電気決定力

このパーティは、55カイリキーに対しては55サンダーで対抗する構造となっている。
50ムウマはいるものの、55カイリキーがめざ霊所持の場合は安定しなくなる。
しかし、55サンダー選出時は、純電気対策が50ネールのみとなり、純電気のめざ水やいばみが等が刺さりやすくなってしまう。
そこで、55カイリキー+50純電気決定力の組み合わせが有力な対策となる。
現実的に使われそうな範囲で言うと、「55クロス岩雪崩めざ霊眠る薄荷カイリキー+50雷めざ氷いばみが残飯サンダース+50眠り粉宿り木サイキネ大爆発ナッシー」といった組み合わせが有力な対策となる。
50いばみがサンダースに対しては55サンダーの雷や50ムウマの電磁砲で交代際に麻痺を入れることが有力な対策となるが、ナッシーが威張る後のハガネールを流しつつ眠り粉で麻痺による釘付けを阻止してくるため、50いばみがサンダースを流しきることが困難になってしまう。

これは、一撃有りルールのオリジナルのパーティでも存在していた問題である。
また、太鼓カビを使用しても解消しない問題である。

3.カビ梨+バンギ

この組み合わせで出された場合、以下のようにカビサンダー側は決定力を出すのが困難になる。
バンギ側もバンギ側で決定力を出すのは困難だが、スイクンを潰せる10万V持ちバンギなら決定力の問題はなく、カビの爪・梨の眠り粉宿り木サイキネ特防ダウン・バンギの爆パン混乱で突破できる場合もある。
  • パルネールで釘付けし、バンギはスイクンで対抗
パルにバンギ、ネールに梨、スイクンにカビを当てられると、決定力を出すのが困難になる。
  • 相手のカビにカビをぶつけ、バンギはスイクンで対抗
カビにバンギ、スイクンにカビ、残り1匹に梨を当てられると、決定力を出すのが困難になる。
(残り1匹がパルの場合は、バンギでカビと一緒に止められる)
  • 相手の梨にサンダーをぶつけ、バンギはスイクンで対抗
梨爆破でサンダーと1対1交換され、鈍い文字カビ+文字バンギ対スイクン何かのような形になると、決定力を出すのが困難になる。
(ネールを上手く使えば突破できる可能性はあるが、勝ち筋は薄い)

これは、一撃有りルールのオリジナルのパーティや、太鼓カビを使用した場合は、発生しない問題である。
(カビがバンギで止まらないため。なお、カビとカビが1対1交換されてもスイクンで抜けるため問題はない。)

4.Wゴースト+55のタイマンに強いカビゴン(鈍い寝言、鈍いカウンター等)

55サンダーを使わずにWゴースト相手に2体1交換を避けようと思うと、ムウマとネールがそれぞれ1対1交換する形になる。
55サンダーを選出できればそれで良いのだが、55サンダーにはいばみがや飛ばしといった絡め手がなく、55カビを倒すことが難しいので、55カビ相手には選出できない。
また、ネールで吠えて1対1交換を避けるということも可能だが、吠える際に滅びをかけられて55カビが出てくると、55カビの無償降臨を誘うような形になる。無償降臨された55カビが鈍った場合、50ネールで居座ることはできないし(再度吠えるをしても滅びカウントが進むだけ)、50ネールが爆破しても先手鈍いで阻まれるし、55カビを後出ししても不利になる。よって、ネールで吠えるという立ち回りは有効ではない。
以上より、Wゴースト+55カビの組み合わせに対しては、ムウマとネールがそれぞれWゴーストと1対1交換し、最後に55カビ同士のタイマンとなるのだが、サブウエポン所持型としてはカビ同士のタイマンに強い55鈍い電磁砲眠る薄荷カビであったとしても、サブウエポンを所持しない55鈍い寝言カビや鈍いカウンターカビには流石に不利を取られる。
よって、Wゴースト+55のタイマンに強いカビゴンという組み合わせが、有力な対策となる。

これは、一撃有りルールのオリジナルのパーティではなかった問題である(地割れでカビゴンミラー対策ができるため)。
なお、太鼓カビを使用する場合は、太鼓捨て身(太鼓恩返しは不可)でカビゴンミラー対策ができるため、Wゴースト+55のタイマンに強いカビゴンに弱いという問題はなくなる。
太鼓捨て身でのミラー対策について触れると、攻撃ランク+6の捨て身で防御ランク+1の55カビが急所率未考慮で71.79%の確率で1発のため、太鼓捨て身カビがタイマンで有利となる。型を読まれて1ターン目に相手のカビに捨て身を打たれたとしても、2ターン目に同速運勝負となるためほぼ互角となる(1ターン目の相手の捨て身の急所率の分だけ不利になるが)。

5.上記以外

キチカビ3ほどではないが、絡め手らしい絡め手は比較的少ない。
強いて言えばパルシェンの撒きびしと、1対1交換要素が3つあるぐらいである。
撒きびし分の受けの余裕を持たせた上で、相手の選出を読めれば受け切ることは難しくない。
1対1交換に対してはマンマークが有効となる。1対1交換を防ぐこともできなくはなく、1対1交換を防げれば相手の選出を読み間違えた時の保険になるが、欲張って2タテされると試合をほぼ決められてしまうので欲張るのは禁物。
そこそこ固いポケモンで構成されているので、決定力を出せなくなる場合があるのに注意。
例えばバンギを使用している場合、(10万持ちでもない限り)スイクン突破は困難なため、スイクンを起点に50カビゴンや50サンダーから決定力を出す形にしたり、スイクンを爆破間接で倒す形にしたりといった工夫が必要になる。
1対1交換狙いで決定力を出すのも悪くないが、ムウマ、ネール、リフパル、55カビゴンと爆破で1対1を狙いにくいポケモンが揃っているので爆破爆破では不利になりがち。ムウマ・ゲンガーによる黒まな滅び道連れなら比較的1対1交換を狙いやすい(ただし55サンダーに対しては1対1交換を狙いにくいので、55サンダーに強いポケモンも選出すること)。爆破でも太鼓地震自爆カビなら1対1交換を狙っていける。

補足:捨て身地震太鼓カビの場合

カビゴンの型が捨て身地震太鼓の場合はいくつかの対策が通用しなくなる。
しかし、恩返し電磁砲鈍いよりも捨て身地震太鼓の方が汎用性が高いとは必ずしも言い切れず、代わりに以下の戦術による対策がしやすくなる。
(なお、カビゴンは眠る持ちであると仮定する。他の技だと55サンダーをほとんど流せなくなるだけでなく、十分なサポートもないため太鼓を叩いても特殊ポケモンの人海戦術で止まってしまう。)
55サンダー(昆布orいばみが)+50パル+55サンダー流し
55カビゴンに電磁砲がある場合、55サンダー+50パルに対しては電磁砲が一貫(サンダーに当たればカビを突破されにくくなり、パルに当たれば70〜80%以上のダメージを与えつつ麻痺を入れられる)するため、この組み合わせが問題になることはない。
仮に3匹目がネール・ゴロだとしても冷凍ビームスイクンの起点にすることができ、ムウマ・ゲンガーだとしてもネールを出し対サンダー非出汁要因を兼ねさせることができる(カビパルネールと出しパルで撒けばムウマ・ゲンガー突破も狙える)。
しかし、55カビゴンが捨て身地震太鼓の場合は、パルに流されてしまうのが問題となる。
特に波リフ所持型が辛い。ネールやパルで1対1交換を狙うことも難しくなる(ムウマはムウマでサンダーの起点になりかねないという問題がある)し、リフでサンダーのサポートもされてしまう。
55サンダーに対する55カビの相性自体も決して良くなく、55サンダー相手には55カビは対面で太鼓を叩くことができず、55カビの素の捨て身だと55サンダー確3で圧力がかかりにくい。
55寝言奇跡サンダーによるミラーで対抗する手もなくはないが、55寝言奇跡サンダーだと絡め手がない分相手が50イノムー等の55サンダー流しを入れている場合に決定力が遅くなりがちなので、サンダーミラーに持ち込んでも不利になる場合がある。
(ちなみに、50イノムーは太鼓を叩いた55カビを先手の地震で急所率未考慮で73.77%の確率で2発で倒せるため、55カビは50イノムーの前で太鼓を叩けない。)
55いばみがサンダー+50波リフパル+50黄金地震ゴロのような組み合わせだと、エース択ゲーになる余地すらなく不利を取られるだろう。
なお、55サンダー+50フォレ+何かの組み合わせであれば、ネールがフォレに後出し可能かつフォレ以外のポケモンと1対1交換できることや、50パルを出して撒きびし+リフでサポートしあわよくばフォレ凍結も狙えることを利用し、何かしらの形で勝ち筋を作れる。
対55サンダーに関する問題は、オリジナルのパーティにもある程度見られた問題である。
(寝言で粘れるわけでもなければ、地割れも一貫しないため。鈍いで圧力をかけられる分、捨て身地震太鼓カビよりはマシだが。)
55リボン恩返し鈍い地震タンク+55サンダー流し(50冷ビ文字リフ焼けた木の実ハピナス等)+55カビ太鼓流し(50地震吠えるゴローニャ等)
太鼓カビでは55リボン恩返し鈍いタンクとの対面で明らかに不利を取られてしまう。
(55鈍い電磁砲眠る薄荷カビでも1ターン目の電磁砲が命中しないと厳しかったりはするが、少なくとも太鼓カビよりは対面での勝率は高い)
タンクが地震持ちだと後出しで流すことも難しく、55タンクに強い55サンダーで対抗するとしても55サンダーに絡め手が無く50で受けられてしまいやすいので、タンク相手に不利になりがちになってしまう。
これは、地割れでタンク対策ができたオリジナルのパーティには見られなかった問題である。
ただし、パルリフ爆破サポからの太鼓カビに警戒が必要。これを決められると55ミルタンクでも55カビゴンに勝てなくなる。
(55ミルタンク対50パルシェンの対面から入って55ミルタンクが鈍ったとしても、「タンク鈍い、パルリフ→パル爆破でカビ出てくる→タンク恩返し、カビ太鼓→タンク恩返し(確定耐え)、カビ眠る薄荷→…」となってしまう)
それを考えると、ミルタンク以外に55太鼓カビを一時的に流せるポケモンが欲しい。
50ムウマや50ハガネールを利用したファントム(55カビゴンを選出しているのか55サンダーを選出しているのかを隠した状態での1対1交換)やスイクン凍結ゲーまで考慮すると、55サンダー流しには50冷ビ文字リフ焼けた木の実ハピナスのようなポケモン、55カビ太鼓流しには50地震吠えるゴローニャのようなポケモンを採用するとキラー性能が高まるだろう。

当記事を受けてのゴールド氏のコメント

本人のツイッター(ゴールド@冬コミは出展しません @Gold_PBS )より引用。
なんか書かれとる。褒めて貰えるのは光栄ですが、カビパルネールなんて格闘の通りが馬鹿みたいに良過ぎる選出からそもそも組んでないですね。ムウマを採用したのは2番目で、パルシェンが6番目で穴埋めです。3:33 - 2018年12月19日
地割れに代わる技なんてないので、あっちの対戦環境でやるには向かないと思うけど、ムウマ殺しきれない電磁砲なんぞ使うぐらいなら、55カビゴンは恩返し地震腹太鼓眠る薄荷の実とかにするかな。カビゴンにムウマ読みで地震打たせて、こっちは太鼓するぐらいの面白いことやって少し近づけるくらいかな。4:09 - 2018年12月19日
あと、褒めてもらっておいてなんですが、5年ぐらい前に王政復古と題し、朽さんの55カピパルサンダー使ってた時にサンダーを55で使えたらコンセプトは変わるけど、選出の幅が広がるのになと思ってたので少し影響してると思います。はま人さんの構築については特に印象になく、その存在を今知りました。4:36 - 2018年12月19日
55カビゴンってなんでシングルエースで通用しないか→カビゴンも腐ってるのでは?→刺すか!ってのが着想。そこに昆布、水2枚役割集中、壁爆発、爆破爆破ラス1、眠る寝言、電磁砲→道連れ、地割れとあらゆる金銀の戦法を詰め込んだ入門用構築であって、そこにきちんと結果がついてきてくれただけかな https://pbs.twimg.com/media/DuyIxtmU0AAa-kZ.jpg:la... 5:38 - 2018年12月19日
普通だったらバンギラスとかライコウとかを55カビゴンのダブルエースにしてなんかありきりたりな構築に仕上げるんでしょうけどね。5:44 - 2018年12月19日

ゴールド氏本人による一撃無し2000ルール向けの改造

ゴールド氏本人も、ヒストリアスタン2000をベースにしたパーティを一撃無し2000ルールのシロガネリーグ(2019年11月)で使用した。
カビゴンの型が55圧し地震太鼓型に変更されている以外は変更無しである。
レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55カビゴンのしかかりじしんはらだいこねむるはっかのみFFFF63-63-63-63-63
55サンダーかみなりめざめるパワーねごとねむるきせきのみBDFF63- 0-63-63-63
50スイクンなみのりれいとうビームねごとねむるひかりのこな1FFF63- 0-63-63-63
50ハガネールじしんどくどくほえるだいばくはつたべのこしFFFF63-63-63-63-63
50パルシェンれいとうビームまきびしリフレクターだいばくはつおうごんのみFFFF63-63-63-63-63
50ムウマでんじほうくろいまなざしほろびのうたみちづれきのみジュース1FFF63- 0-63-63-63
※個体値・努力値は理論的な最適値としている。実際は実機育成のため、ある程度の妥協が行われている。

ゴールド氏本人による解説は以下の通りである。
http://gold.hatenadiary.jp/entry/2019/11/04/215727

Wiki管理人による一撃無し2000ルール向けの改造

Wiki管理人も一撃無し2000ルール向けに使用を検討しており、ルール適合も兼ねて下記の改造を行う予定です。
以下、簡単な解説です。

レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55カビゴンすてみタックルじしんはらだいこねむるはっかのみFFFF63-63-63-63-63
55サンダー10まんボルトめざめるパワーいばるねむるきせきのみBDFF63- 0-63-63-63
50スイクンなみのりれいとうビームねごとねむるピントレンズ1FFF63- 0-63-63-63
50ハガネールじしんどくどくほえるだいばくはつたべのこしFFFF63-63-63-63-63
50パルシェンなみのりリフレクターいやなおとだいばくはつみずたまリボンFFFF63-63-63-63-63
50ムウマくろいまなざしほろびのうたでんじほうみちづれおうごんのみ1FFF63- 0-63-61-63
  • メモ
    • 一撃無し2000のルールに適合させ、更に詰みに持ち込むタイミングが遅くなるリスク(逆転負けを許すリスク)やポケ選読み負けするリスクを減らす方向で小改造を実施。
    • カビゴンは太鼓捨て身地震型を採用。鈍いを積んだ55カビゴンや55ミルタンクを倒せるようにする(55カビゴン相手にタイマンでほぼ互角に持ち込んだり、リフサポ爆破から55カビゴン・55ミルタンクのタイマンで勝てるようにする)、50エアームド突破が容易になる(捨て身で1発削れば太鼓捨て身圏内)、50カイリキー突破が容易になる(確2)、といったメリットがあり、詰みに持ち込むタイミングを早くすることができる。なお、速攻相手に安定する鈍いカビも検討したが、この枠で55カビゴンミラー性能と対お化けの性能を両立する必要があり、太鼓捨て身地震型にせざるを得ないと判断した。
    • サンダーは50カビゴンと組ませられないために選出しにくい問題がある(実際に、シロガネリーグでのゴールド氏の選出率は1/9であった)。雷だと55あやみがスターミーや55リザードンに対して選出することが難しくなるので、主力技として10万を採用。そして55カビゴン等で止まらないようにするために威張るを採用(単発威張るでも55カビゴン突破の役に立ち、リフサポ爆破(+音)でリスクを軽減することも可能)。威張るはミラーマッチ対策や50純電気対策やフシギバナ対策にもなる。この型変更により、55サンダーを選出できる場面を増やす。なお、寝言に関しては、55カイリキー等が鈍い等を持ち55サンダーを2発圏内に入れてくる場合に効果が無いこと、催眠対策は寝言スイクンでもできること、寝言状態にまで追い込まれる場面が少ない(55奇跡眠る飛ばしサンダーが素眠りまで追い込まれる場面をあまり見ない)ことを考え、重要視しなかった。
    • スイクンは、フシギバナを明確に起点にできるポケモンがいないことを考えフシギバナに強くなる(らしい)ピントレンズを採用。しかし光の粉とどちらが良いかよくわからないので追加研究した方が良い。
    • ハガネールは型変更無し。
    • パルシェンは爆破要員としての性能を重視した波リフ音リボン大爆発型を採用。カビゴンやサンダーをサポートする上でリフ爆破は重要なのでこれを外すことはできず、対55地震ミルタンク(苦手になり得る相手)を考えると音を搭載した方が良いと判断(これがないと50鈍いカビにも困ることがある)。波+リボン大爆発は55サンダー+50パルシェン相手に動きやすくなる組み合わせ(波がパルシェンミラーに強く交代を誘いやすく、リボン大爆発で撒きびしの効かない55サンダーも高確率1発)。パルネールミラーで強くなる点や対ハピナスで爆破決定力が機能しやすくなる(55サンダーがハピナスで止まり、50もハピナスに強いとまでは言えない)点も重要。対エアームドのタイマン勝率が上がる冷凍ビームも重要だが、総合的に見て波の方がメリットが大きいと判断。55ガラガラ流しに関しては、リフ黄金でなくともリボン大爆発でも良い(リボン大爆発で高確率1発になる)。なお、撒きびしも、55サンダーが55ガラガラにタイマンで勝てるようになる(リフ爆破でも良いがこれはターン制限付き)、ハピナスを崩しやすくなる、といった点で重要だが、技スペース的に入らなかった。2019年以降は撒きびしの無いパルシェンが言及され始め、Wikiカビ1.5(https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/Wiki%a5%ab%a5%d...)でもリフ音リボン大爆発パルシェンの使用実績があることも加味した。
    • ムウマは、パルシェンの代わりに黄金の実を回したことと、50ヘラクロス相手に確実に後手になるようにして安定して1対1交換するために素早さ実数値を1落としたこと以外に変更点は無し。
  • 苦手な相手
    • 55クロス岩雪崩鈍い眠る奇跡カイリキー+純電気(純電気は光の壁ハピナスでも辛い、50ライコウ+リフサポも追加されて1対1交換利用ファントムやリフサポ爆破まで対策されてしまう場合は特に辛い)
    • ハピナス+カビゴン流し(例:50ハピナス+55ゴローニャ+50クロス岩雪崩鈍い守る残飯カイリキー)
  • チューンングレシピ
    • 「カビゴン」の「すてみタックル」「はらだいこ」を「おんがえし」「のろい」に、「ハガネール」の「どくどく」を「のろい」に、「パルシェン」の「リフレクター」「いやなおと」を「のろい」「どくどく」に変更することで、太鼓カビの場合と比べて対55積み技無しカビゴンや対50鈍いカビゴンに安定するようになったり、55眠るサンダーとの殴り合いが若干楽になったりする。エアームドが崩しにくくなる問題はハガネールを鈍い吠えにすることで対応している。また、鈍いカビになることで、対ミルタンクのパルシェンのサポートは鈍い毒が適切になる。ただし、対ミルタンクではパルシェンの毒がミルタンクに当たる保証はなく(リフサポで良いならミルタンクとの対面を作る必要はない)、サンダーを選出せざるを得なくなる可能性が高くなるため、55ミルタンク+50カビゴンや55ミルタンク+50純電気を崩せるように後述の雷サンダー化を合わせて行うのが推奨である。このチューニングの最も大きいデメリットは対甘えるの弱体化で、甘えるサンダースに対してはカビ太鼓やハガネール毒で対処することができなくなり、黒まなバトン甘えるブラキに対してもパルシェンやムウマで必死に対応せざるを得なくなる。
    • 「サンダー」の「10まんボルト」を「かみなり」に変更することで、対55残飯サンダーのミラーの勝率を向上させたり50寝言カビ突破を容易にしたりすることができる。しかし、55あやみがスターミーや55リザードンや55プテラに対して、選出パターンが窮屈になり弱体化する。

このページへのコメント

「Wiki管理人による一撃無し2000ルール向けの改造」について、カビゴンを鈍い型にするチューニングレシピを追加しました。

0
Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年04月20日(月) 22:25:22 返信

「Wiki管理人による一撃無し2000ルール向けの改造」を追加しました。

0
Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年03月26日(木) 18:49:56 返信

ページ名を変更するため、ページを作りなおしました。
(Wiki内のリンクも直しました)

また、「ゴールド氏本人による一撃無し2000ルール向けの改造」の項も追加しました。

文章も一部見直しを行っています。
(内容は変わりませんが、解説の順序を見直したり説明不足の箇所を補ったりしています)

0
Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年03月24日(火) 01:41:52 返信数(1) 返信

ページ再作成に伴い、過去のページは削除しました。
過去のページのコメントには修正履歴が存在していたため、こちらに残します。
---------------------------
記事名の変更は困難なのですが、代わりにパーティ名を目立たせるようにしました。
Posted by nanashi_a nanashi_a 2019年11月01日(金) 06:17:18

geocities消滅対応で、リンクを貼り変えました。
Posted by nanashi_a nanashi_a 2019年04月01日(月) 23:06:18

対策について色々見直しました。
・「3.カビ梨+バンギ」を追記
・「4.Wゴースト+55のタイマンに強いカビゴン」について、ネールの吠えるを言及
・対55サンダーについて精査し、記述を一新
Posted by nanashi_a nanashi_a 2019年03月03日(日) 12:57:11

概要にパーティの正式名称(ヒストリアスタン2000)を追記しました。
Posted by 名無し(ID:DP20XgIl5g) 2019年01月27日(日) 22:12:30

「変更後のパーティ全容」「対策」を追記しました。
Posted by 名無し(ID:uxuWNoBaXg) 2019年01月05日(土) 15:33:25

ゴールド氏よりTwitterでコメントをいただいたので、追記しました。
Posted by 名無し(ID:iguQ/MJ0eg) 2018年12月20日(木) 23:25:30

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年03月24日(火) 01:43:18

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