ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

55遺伝子ケンタロスの性能をまとめてみた。
2018年の流行りのパーティでも、55カビゴンや55ミルタンクを入れていないパーティでは意識しなければならないポケモンなので。

型は以下を想定。
爆破爆破タイマンは対バンギ等では難しくなるので、捨て身タックルを持ち2タテ3タテを狙える型とする。
55ケンタロスすてみタックルじしんだいもんじはかいこうせんはかいのいでんしFFFF63-63-63-63-63

その他、撒きびしや壁等のサポートも随時考慮する。

以下、主要なポケモン(仮想敵)を50音順に挙げて性能を見ていく。
(ちなみに、以下には記載していないが、プテラ等もケンタロスに強いポケモンとして挙げられる)

対エアームド

エアームドには先手を取れ、50エアームドへの文字で94.28%の確率で2発で倒すことができる(急所率・命中率・追加効果発動率未考慮)。
遺伝子混乱自滅ダメージは34〜41/198、50エアドリ口は38〜45/198であり、これらの攻撃を5〜6回受けてようやくケンタロスは倒れるという形になる。
普通のエアームドには余程運が悪くなければタイマンで勝てるだろう。
しかし、エアに守る残飯をされてしまうと、文字を3発当てないと倒せなくなってしまう上、毒々のダメージを6回(1回でも遺伝子混乱自滅やドリ口を受けると5回)受けるとケンタロスは倒れてしまうため、ケンタロス側は「遺伝子混乱自滅無しかつ文字全発命中かつ2連守る失敗」「文字で急所や追加効果が出る」ぐらいの強運がなければタイマンで勝てなくなってしまう。
また、複数戦ではエアームドを1発で倒すことができないため、吹き飛ばしで遺伝子を解除されてしまう。交代読み文字+対面先手文字を遺伝子混乱自滅無しで当てなければ後出しでも吹き飛ばされてしまう。

対エンテイ

炎エース代表としてエンテイを選定。
55エンテイには先手を取れるものの、急所率・命中率未考慮で遺伝子光線で7.69%の確率でしか倒せない。
また、55ケンタロスは文字で12.49%の確率で2発になってしまい、1回でも遺伝子混乱自滅すると確2になってしまう(急所率・命中率・追加効果発動率未考慮)。
上記の計算から、1回でも遺伝子混乱自滅するとケンタロスがタイマンで勝つのは絶望的な状況になる。ケンタロスの方が不利なのは間違いないだろう。
55エンテイにタイマンで勝ちたいなら光の壁サポが欲しいところ。それでも相手がリフサポで対抗してきたら勝つことは難しくなる。撒きびしを踏ませれば急所率・命中率未考慮で遺伝子光線で87.18%の確率で倒せるので撒きサポでも良いが、撒きサポ+爆破を行えるパルシェンやフォレトス自体がエンテイに弱いという問題はある。

対カイリキー

カイリキーには先手が取れ、めざパ無し55カイリキーが相手だとしても急所率・命中率未考慮で遺伝子光線で97.44%の確率で倒せる。
ただし、遺伝子混乱自滅+55カイリキークロス通常命中で55ケンタロスは高確率で倒れる(188〜223/198)ため、1ターン目に遺伝子混乱自滅するかしないかで勝負が決まる五分に近い勝負となる。ただし、若干ケンタロスの方が勝率が高く、PBSToolsで10000回計算した結果、カイリキーが勝率向上に無関係な持ち物(例えば薄荷)を持つ場合のケンタロス側の勝率が56.14%、カイリキーがピントを持つ場合のケンタロス側の勝率は55.29%、カイリキーが爪を持つ場合のケンタロス側の勝率は51.09%となった、カイリキーが気合のハチマキを持つ場合のケンタロス側の勝率は50.36%となった(ただし、この計算では、遺伝子光線やクロスをギリギリ耐えられた時に命中100技で止めを刺すという立ち回りを考慮していないことに注意)。
勝率を上げたいならリフサポが有効となる。

50カイリキーが相手の場合は、遺伝子捨て身でも急所率未考慮で87.18%の確率で倒せる。
遺伝子混乱自滅+50カイリキークロス通常命中も確定で耐える(162〜195/198)ため、50カイリキーは2タテ3タテの起点にすらなり得る。
ただし、50カイリキーは対カビや対タンク等の役割遂行のためにリフサポを受けるケースが多く、リフサポを受けた50カイリキーが相手だと厳しい。リフサポ付きだとしても50カイリキーが後出しだと捨て身2発で倒すチャンスがあるが、遺伝子混乱自滅+50カイリキークロス通常命中の確定耐えはかなりギリギリの計算のため、他のポケモンに少し削られるだけでクロス1発圏内(129〜152/198)に入れられてしまう。
なお、50カイリキーが鈍いを所持している場合、下記の個別分析の通り、ほぼ5分の勝負となってしまう。
https://seesaawiki.jp/pbs-thread/d/%a5%ab%a5%a4%a5...

対カビゴン

カビゴンには先手が取れるが、対55残飯カビゴンに関しては、遺伝子光線を確定耐えされてしまう(247〜291/292)。撒きびしを踏ませたとしても残飯回復されてしまうため効果が半減し、遺伝子光線で倒せる確率は急所率・命中率未考慮で38.46%に留まる。
更に、最初のターンで倒せないと鈍いを積まれてしまう。
鈍い1回のカビゴンに対する遺伝子捨て身(131〜154/292、残飯回復18)+鈍い2回のカビゴンに対する遺伝子光線(122〜144/292)を55カビゴンは確定で耐えるため、最初のターンで遺伝子混乱自滅すると絶望的な状況になる。
遺伝子捨て身(199〜234/292、残飯回復18)+鈍い1回のカビゴンに対する遺伝子捨て身(131〜154/292)なら倒せる。55カビゴンを倒すなら2回連続で動くことに賭けるしかないだろう。
なお、対カビゴンに関しては、カビゴンの物理攻撃力よりも鈍いで粘られることの方が問題なので、リフサポはほとんど意味を為さない。
この55カビゴンに対する克服しがたい脆弱性は、55ケンタロス人気が下火になる大きな要因の一つであると考えられる。

対50カビゴンに関しては、急所率・命中率未考慮で遺伝子光線で97.44%の確率で倒せる。
そのため、タイマンでは勝てるが、遺伝子捨て身は確定耐えされてしまい、2タテ3タテを仕掛けるのは難しい。
また、遺伝子光線で倒せないと自爆で1対1交換されてしまうため、遺伝子光線の命中率や乱数を考えると50カビゴンを一方的に倒す確率よりも1対1光線される可能性の方がわずかに高い。

対ガラガラ

ガラガラには先手が取れ、55めざ虫ガラを急所率・命中率未考慮で遺伝子光線で89.74%の確率で倒せる。
遺伝子混乱自滅+55めざ虫ガラ地震は確定で耐え、対55ガラガラに関しては基本的に有利である。
リフサポがあれば、遺伝子混乱自滅2回+55めざ虫ガラ地震2発も中くらいの乱数で耐えるようになり(180〜214/198)、勝率は更に向上する。

50ガラガラに関しては、遺伝子光線で確1のためタイマンは有利。
しかし、遺伝子捨て身だと急所率未考慮で56.41%の確率で倒せるに留まり、更に遺伝子混乱自滅+50ガラ地震2発で55ケンタロスは確定で倒れてしまうため、起点にしていけるかどうかは微妙な所。

対ゲンガー

55ゲンガーとは同速。遺伝子地震で55ゲンガー確1、遺伝子混乱自滅+55ゲンガー雷2発も中くらいの乱数で耐える(182〜217/198)ため、55ゲンガーに対しては基本的に有利である。

50ゲンガーが相手の場合は先手が取れるため、道連れされることなく地震で倒すことができる。たとえ遺伝子混乱自滅のターンに道連れを選ばれたとしても、無駄技(捨て身)を打つことで1対1交換を防ぐことができるし、黒まなや滅びを打つターンがあればその次のターンに地震で倒せば良い。
電磁砲持ちの場合は麻痺を入れられる可能性があるため起点にするのは若干の危険を伴うが、それ以外の型であればケンタロスを後出しして起点にすることすら可能だろう。その電磁砲も命中不安があり、電磁砲を避けて遺伝子地震でゲンガーを無傷で倒せる可能性もある。

対ケンタロス

55ケンタロスとは同速。急所率・命中率未考慮で遺伝子光線で82.05%の確率で倒せる。
お互いに破壊光線を打ち合うだけの運ゲー。
リフサポがあるなら、余程の偏運がない限りはリフサポをした方が勝つ。

対ゴローニャ

50ゴローニャは50マルマイン+55ケンタロスの対策となり得るポケモンの一匹。
ケンタロスはゴローニャに先手が取れるものの、50ゴローニャは55ケンタロスの遺伝子地震を確定で耐えることができ、50ゴローニャの大爆発で55ケンタロスは急所率未考慮で74.36%の確率で倒れる(リボン大爆発なら確1)。
マルマインでリフを張ろうにも、そのターンにゴローニャに鈍いを積まれてしまう。鈍いを1回積んだ50ゴローニャは50マルマイン大爆発+55ケンタロス遺伝子地震を確定で耐える。
ただし、50マルマイン大爆発+55ケンタロス遺伝子地震なら50ゴローニャを確定で倒せる。サポートするならマルマインはいきなり大爆発した方が良いかもしれない(ただし、リフを残せないまま数的不利になるという欠点はある)。
なお、撒きびしを撒けば、遺伝子地震で急所率未考慮で64.1%の確率で50ゴローニャを1発で倒せるようになる。撒きサポを行えるパルシェンはゴローニャ流しにもなるので、パルシェンが入るならパルシェンでサポートするべきだろう。

対サンダー

サンダーはケンタロスに不利なポケモンの代表とされる。
55ケンタロスは55サンダーに先手を取ることができ、遺伝子光線で55めざ氷サンダーは急所率・命中率未考慮で97.44%の確率で倒せる。
55サンダーの雷で55ケンタロスは確2だが、命中率の問題もあり55サンダーは55ケンタロスにタイマンで勝つのが難しい。
ケンタロス側が光の壁サポを受ける場合はなおさらである(光の壁55ケンタロスは雷で確4)。
ただし、55サンダー側がリフサポをするなら、55サンダーが遺伝子光線を耐えるようになり、遺伝子捨て身も確3となる。リフサポがあるだけでほぼ確1から確3になるため、優劣は一気にひっくり返る。

50サンダー(めざパ無し想定)に関しては、遺伝子光線なら確1で、リフを張られても遺伝子捨て身→遺伝子光線で確定となる。
また、50サンダーの雷だと、55ケンタロスは急所率・命中率未考慮で37.15%の確率で2発となるが、遺伝子混乱自滅込みなら確2となる。
上記から、タイマンでは高い勝率となる。
しかし、遺伝子捨て身だと急所率未考慮で53.85%の確率でしか倒せず、50サンダーはリフや電磁波を打ってくる可能性が高いため、2タテ3タテの起点にしていくのは難しい。

対サンダース

ケンタロスにとっては50サンダースでもかなり厄介で、タイマンで不利を取られてしまう。
50サンダースにも先手を取られる上に、先手で甘える(甘える寝言)やら身代わり(いばみが)やらを打たれる。
甘えるを1回打たれると破壊光線でも1発で倒せなくなる。
2連で動ければ「サンダース甘える、ケンタロス地震→サンダース甘える、ケンタロス地震」で倒せるが、このパターンが来なければ甘える寝言で粘られてしまう。
甘えるや身代わりで粘られるのが問題なため壁サポは意味がないが、撒きびしを撒けば甘えるを打たれた後の遺伝子光線で急所率・命中率未考慮で53.85%の確率で倒すことができる。が、撒きポケ自体がサンダースの起点となるため、それを考えるとほとんど対策にならない。

対スイクン

スイクンには先手が取れるが、遺伝子光線でも50スイクンを倒せる確率が急所率・命中率未考慮で43.59%の確率でしか倒せない。
ただし、50スイクンは波乗りはぬるく、急所率未考慮で8.76%の確率でしか55ケンタロスを3発で倒せない(58〜69/198)。
そのため、ケンタロス側は遺伝子光線再チャレンジに賭けることができ、タイマンの勝率はケンタロスの方が高くなるだろう。
ケンタロスが光の壁サポートを受けられるならより勝率は高まる。また、撒きびしを踏ませれば遺伝子光線で確1となり、撒き役のパルシェンはスイクンの波乗りなら何発か耐えるため、撒きサポも有効。
なお、もしも複数戦でスイクンが吠えるを持っている場合は、吠えるで遺伝子を解除されてしまう可能性があることに注意する必要がある。

対スターミー

55スターミーは55ケンタロスに強いポケモンの一匹とされる。
55スターミーには先手を取られ、先手で身代わり(あやみが)を張られてしまう。

しかし、50スターミーには先手を取ることができ、遺伝子捨て身で1発で倒すことができる。
それを考えると2タテ3タテの起点にすることができるが、50スターミーはリフや電磁波でサポートしてくる可能性があるため、遺伝子混乱自滅してしまうと2タテ3タテに大きな支障をきたすことになる。
ただし、遺伝子混乱自滅を2連続で引かない限りは55ケンタロスはまず負けず、2連続で引いてもハイドロ回避やサイキネ2耐え(184〜220/198のダメージで耐える可能性がある)で生き残る可能性があるため、ケンタロス側がタイマンで負ける可能性は低い。

対ツボツボ

ケンタロスの天敵と言う他ない。
先手は取れるものの遺伝子地震でも50ツボツボが確3である上、丸くなるや眠るで粘られる可能性が高い。後出しでも高確率で受けられてしまう。

対ナッシー

ケンタロスは先手が取れ、遺伝子光線で50ナッシー確1となる。
仮に遺伝子混乱自滅から催眠を入れられたとしても、遺伝子混乱自滅+サイキネ2発は170〜203/198で高確率で耐える。
そのため、50ナッシーとのタイマンでは55ケンタロスが有利である。
しかし、遺伝子捨て身だと急所率未考慮で38.46%の確率でしか1発で倒せない上に、捨て身反動+サイキネ2発は191〜212/198で耐えない確率の方が高く、更に複数戦だと大爆発で1対1交換を狙われる可能性もある(リボン大爆発で急所率未考慮で71.79%の確率で1発)。2タテ3タテの起点にするのは危険。

対ハガネール

50ハガネールは50マルマイン+55ケンタロスの対策となり得るポケモンの筆頭。
ケンタロスはハガネールに先手が取れるものの、50ハガネールは55ケンタロスの遺伝子地震を確定で耐えることができ、吠えるで遺伝子を解除されてしまう。吠えるでの対策のため50マルマインのリフサポも意味がない。
50マルマイン大爆発+55ケンタロス遺伝子地震、撒きびし+55ケンタロス遺伝子地震ですら50ハガネールは確定で耐える。
選出が大幅に制限されてしまうが、撒きびし+50マルマイン大爆発+55ケンタロス遺伝子地震なら172〜199/181のダメージとなり高確率で倒せる。
具体的にパルシェン+マルマイン+ケンタロスという選出について、あやみがなどほろべばいいで触れられている。

ケンタロスセット
http://d.hatena.ne.jp/undead_princess/20130302

もしもハガネールが鈍い持ちだと上記より悪い計算になるケースがある(50マルマインが欲張って壁を貼った所で鈍いを積まれるケース、50マルマインが大爆発を選択したターンでツメ発動で鈍いを積まれるケース、等)。鈍いを積まれると大爆発・地震のダメージが軽減され撒きびし+50マルマイン大爆発+55ケンタロス遺伝子地震を耐えられてしまう上、50ハガネールの大爆発で55ケンタロスが確1になってしまう。
ただし、50ハガネールの地震で55ケンタロスは実質確4(49〜58/198)となる。遺伝子混乱自滅を考慮しても3回ぐらいは遺伝子地震を打つチャンスがあるため、タイマンでは55ケンタロスの方が有利。参考までに、タイマンでの単純な地震の打ち合いをPBSToolsで10000回計算した結果、50ハガネールが持ち物無しの場合は31.22%、ピントの場合は33.43%、爪の場合は36.42%の勝率となった。
また、50ハガネールのリボン大爆発も、55ケンタロスを倒せる確率は急所率未考慮で30.77%に留まるため、遺伝子地震からの大爆発で1対1交換される可能性は少ない(リボンが無い場合は確定で耐える)。ただし遺伝子混乱自滅からのリボン大爆発は確定となってしまう。

ちなみに、55音残飯ハガネールとのタイマンについてもPBSToolsで10000回計算したが、これも僅かにケンタロス有利。お互いに地震を打ち合う場合、ハガネール側の勝率は45.38%となる。55残飯ハガネールが1ターン目音・2ターン目地震(音を外しても地震急所ワンチャンに賭けるのが最善と推測)と動く場合は勝率は43.49%となるため、ハガネールは音をせずに地震を打ち続けた方が良い。なお、爪(先手音から混乱自滅とかの可能性が出てくる)も残飯(地震に2発耐える可能性が出てくる)と同程度に勝率向上へ寄与する。爪で地震を打ち続ける場合は勝率が42.05%となるが、爪で音→地震と動く場合は勝率が45.07%となり、残飯と同程度の勝率となる。

対ハピナス

ハピナスには先手がとれ、遺伝子捨て身でも確1。
50ハピナスの攻撃も貧弱で、55ケンタロスに44〜52/198のダメージしか入らない。
2タテ3タテの起点としようとする場合は、リフや電磁波でサポートされる場合が多いのと、捨て身反動のダメージが馬鹿にならない(素のハピナスを遺伝子捨て身で倒すと90ダメージ、リフハピを強引に倒そうとして捨て身を打つと51〜60ダメージを受ける)のが障害となるが、起点になり得るポケモンの一匹であることは間違いないだろう。

対パルシェン

55ケンタロスに強いポケモンの一匹。
ケンタロスで先手は取れるものの、50パルシェンを遺伝子光線で倒せる確率は急所率・命中率未考慮で12.82%しかない。
その上リフ所持率も高く、パルにリフを張られると遺伝子光線ですらほぼ確実に2発耐えられる(急所率・命中率未考慮で1.45%の確率で2発)。
捨て身捨て身光線なら黄金パルも高確率で倒せる(175〜207/156+30)。1ターン目が混乱自滅でリフを貼られてしまった場合はこの立ち回りが良い。
(なお、リフを貼られたとしても、遺伝子捨て身の方が文字よりも僅かにダメージは大きい)
50パルシェンの冷凍ビームは55ケンタロスに56〜66/198のダメージが入り、馬鹿にならない。遺伝子捨て身反動(27〜31)か遺伝子混乱自滅(34〜41)のどちらかが入ると3発圏内に入ってしまうし、凍結で事故る可能性もある(光の壁サポートでもリフから冷凍ビーム凍結狙いまでは対策できない)。
リフを持っているパルに対しては1ターン目に遺伝子混乱自滅を引くと、それ以上混乱自滅をせずに捨て身捨て身光線を決めなければ、55ケンタロス側は負けである。他にも、冷凍ビーム凍結、光線外れ、捨て身捨て身光線を黄金で乱数耐えの可能性もあり、リフ冷凍ビーム黄金パルにはタイマンでも僅かに不利を取られるだろう。パルの技・持ち物の中ではリフが最も厄介で、リフ波黄金無しとかでも30〜40%程度の確率でタイマンで負けるだろう。
なお、枚数差をつけられ、かつリフサポもないと、爆破も脅威になる。後出しパルシェンに対して2連続で動けないと(若しくは光線で高乱数を引かないと)爆破されてしまい、リボン無し爆破でも171〜202/198(急所率未考慮で15.38%の確率で1発)、リボン爆破だと188〜222/198(急所率未考慮で71.79%の確率で1発)のダメージが入ってしまう。更に遺伝子混乱自滅のダメージ(34〜41)が加わると、リボン無し爆破でも確1圏内に入ってしまう。

対バンギラス

バンギラスに先手を取ることができ、遺伝子地震で確2。撒きびしを踏ませても確2。
バンギラスの攻撃に関しては、噛み砕く(61〜72)と岩雪崩(59〜70)は似たようなダメージとなり、共に乱数3発。遺伝子混乱自滅込みで確3となる。その他、地震でも52〜62のダメージとなり、命中不安のある岩雪崩を使い分けた方が良いケースも多い。
地震の試行回数は3回と言ったところで、この内2回動ければ良い。3回中2回動ける確率は、混乱1ターンの場合(25%)は100.00%、混乱2ターン(25%)の場合は50.00%、混乱3〜4ターン(50%)の場合は約33.33%となり、加重平均を取ると約49.17%となる。この確率がケンタロス側の概算勝率となる。
なお、バンギラスへの勝率を高める上ではリフサポが有効になる(噛み砕くの採用率は低い)。仮にバンギラス側もリフサポを受ける場合も、お互いにリフサポを受けるならケンタロスが有利になる(遺伝子地震でバンギラス確3、岩雪崩でケンタロス乱数6発で、ターンがかさむと混乱が解ける確率も高まる)。

対ファイヤー

ケンタロスはファイヤーに対して先手が取れ、50ファイヤーは遺伝子光線で確1。
50ファイヤーの文字だと、55ケンタロスは急所率・命中率・追加効果発動率未考慮で37.15%の確率で2発となるが、遺伝子混乱自滅込みなら確2となる。
タイマンする上ではケンタロスの方が勝率が高くなる。
しかし、遺伝子捨て身だと急所率未考慮で35.9%の確率でしか倒せず、しかも50ファイヤーはリフ採用率が高いため、2タテ3タテの起点にするには厳しい。

対フーディン

55フーディンは55ケンタロスに強いポケモンの一匹とされる。
55フーディンには先手を取られ、先手で身代わり(メロみが、いばみが)を張られてしまう。
また、55バリアンコフーに関しても、バリアーを1回貼られると遺伝子光線は確定で耐えられ、型を知っている前提で遺伝子捨て身を連打しても2回中1回混乱自滅すると厳しくなる(参考までに、バリアーを2回貼ったフーディンに対する遺伝子捨て身で79〜94/176、フーディンの再生回復量は88、フーディンの残飯回復量は11)。サイキネのダメージは86〜102/198、バリアーを2回貼ったフーディンに対する遺伝子捨て身の反動は19〜23/198、混乱自滅は34〜41/198のダメージであり、フーディンの残りHPが遺伝子捨て身(遺伝子光線)に耐えられるだけ残った瞬間にサイキネ2発で落とされたり、混乱自滅1回+捨て身反動4回や混乱自滅2回+捨て身反動2回からサイキネ1発で落とされたりする。2回バリアーを貼ったフーディンに対して、フーディンが残飯持ちでないならフーディンを再生連打に追い込める程のダメージは捨て身で出るが、混乱自滅1回+捨て身反動4回からサイキネ1発のパターンがあるので急所待ちするのは厳しい。
しかし、55フーディンに身代わりやバリアンコがなければ限りなく五分の勝負になる(遺伝子混乱自滅+サイキネ2発でケンタロスは確定で倒れる、遺伝子捨て身で55フーディン確1、サイキネ急所は171〜201/198で高確率で耐える)。
非身代わりや非バリアンコのフーディンに対する勝率を高める上では光の壁が有効。

50フーディンには先手が取れ、遺伝子捨て身確1は変わらず。遺伝子地震では確1にならない(急所率未考慮で28.21%の確率で1発)が、撒きびしが絡むと確1。遺伝子地震でも倒せるのであれば、反動の問題や一貫性の問題でこちらで倒すという選択肢もある。
2回中1回動ければフーディンは倒すことができ、リフや電磁波でサポートされるケースも多くはない(アンコ持ちのケースが多い)ので、2タテ3タテの起点には比較的しやすい方。

対フォレトス

50フォレトスには先手が取れ、急所率・命中率・追加効果発動率未考慮で文字で97.44%の確率で1発。
メインの攻撃手段であるめざ虫も35〜42/198のダメージしかなく、タイマンで勝つ分には全く問題ない。
複数戦だと遺伝子混乱自滅した際にリボン大爆発される危険がある。遺伝子混乱自滅+めざ虫リボン大爆発で55ケンタロスは確定で倒れてしまう。なお、文字外れからめざ虫リボン大爆発される確率も低いながらあり、この場合は55ケンタロスは急所率未考慮で43.59%の確率で倒れる(めざ虫大爆発なら確定で耐える)。

対フシギバナ

フシギバナには先手が取れ、遺伝子捨て身で50フシギバナ確1。
遺伝子混乱自滅すると眠り粉から葉っぱカッターで攻撃されるが、葉っぱカッターは36〜43/198のダメージしか受けない貧弱な攻撃であるため、起きて遺伝子捨て身再チャレンジできる。
タイマンで勝つ分には問題ない相手。2タテ3タテの起点にも比較的しやすいが、遺伝子混乱自滅から催眠が入ると爆破持ちやリフ持ち等のポケモンに交代されて2タテ3タテを阻止される可能性はある。

対ブラッキー

ブラッキーには先手が取れるが、遺伝子光線でも50ブラッキーを倒せる確率が急所率・命中率未考慮で74.36%となる(撒きサポありなら確1)。
遺伝子光線で打ち漏らしたり遺伝子混乱自滅を引いたりすると、甘える眠るで粘られ、タイマンでもケンタロスの敗色濃厚となる。
ただし、ブラッキーの攻撃手段は貧弱(追い打ちで20〜24/198のダメージ)なため、眠るがない型(代表例は黒まなバトン型)が相手であればタイマンで遺伝子捨て身で削り倒せる。しかし、それでも甘えるで攻撃ランクを下げられる可能性は高く、甘えるを打たれた状態で鈍いカビゴン等へ黒まなバトンされると一巻の終わりのため、眠るがないブラッキーを起点に2タテ3タテを狙いに行くことはできない。

対ヘラクロス

ヘラクロスには先手が取れ、遺伝子捨て身で50ヘラクロスが確1となる。
50ヘラクロスのメガホーンは76〜90/198のダメージで、遺伝子混乱自滅2回+メガホーン2回でようやく55ケンタロスが確定で倒れるというもの。
2回中1回動ければヘラクロスを倒すことができる上、ヘラクロスはリフや電磁波等の補助技を打ってくるポケモンではないため、2タテ3タテの起点にしやすい。
リフサポするならケンタロスを後出しして起点にすることすら可能。メジャーポケモンの中では50ゲンガーに並ぶ主要な起点となる。

対マルマイン

意外なことに、50にしては55ケンタロスにかなり強いポケモン。
マルマインには先手を取られてしまうが、遺伝子地震でも遺伝子捨て身でも確1。しかしリフ込みだと遺伝子地震どころか遺伝子破壊光線でも確2となる。
50マルマインの主な攻撃手段である10万ボルトで意外とダメージが入る(54〜64/198)。遺伝子混乱自滅1回+10万ボルト2回までなら確定で耐えるため、「マルマインリフ、ケンタロス遺伝子混乱自滅→マルマイン10万ボルト、ケンタロス遺伝子地震→マルマイン10万ボルト、ケンタロス遺伝子地震」といった形で3回中2回動ければケンタロスは勝てる。
その確率は、バンギラスの項で説明した通り約49.17%であり、この確率がケンタロス側の概算勝率となる。
タイマンで勝てるかどうかもほぼ半々であり、2タテ3タテの起点にしようとしてもリフが残ってしまうため、ケンタロスにとってはかなり厄介な相手。安定して勝つなら光の壁サポが欲しい。

対ミルタンク

55ミルタンクに関しては55カビゴンと同じくらい厄介な相手。55ミルタンクの増加は55ケンタロスの減少の大きな要因の一つであると考えられる。
55ミルタンクには先手が取れるが、遺伝子光線を確定耐えされてしまう(183〜216/220)。
更に、最初のターンで倒せないと鈍いを積まれてしまう。
鈍い1回のミルタンクに対する遺伝子捨て身(97〜114/220)+鈍い2回のミルタンクに対する遺伝子光線(91〜108/220)を55ミルタンクは高確率で耐えるため、最初のターンで遺伝子混乱自滅すると絶望的な状況になる。
遺伝子捨て身(146〜172/220)+鈍い1回のミルタンクに対する遺伝子捨て身(97〜114/220)なら倒せる。55ミルタンクを倒すなら2回連続で動くことに賭けるしかないだろう。
なお、対ミルタンクに関しては、ミルタンクの物理攻撃力よりも鈍いで粘られることの方が問題なので、リフサポはほとんど意味を為さない。
ただし撒きびしを踏ませれば遺伝子光線で急所率・命中率未考慮で71.79%の確率で1発となる。残飯持ちも非常に少ないため、撒きサポは有力な対策となる。毒鈍い大爆発フォレや音大爆発パルなら鈍いミルタンクに対して圧力もかかる。
ちなみに、撒きびしを踏んだ55ミルタンク側の立ち回りとしては、混乱自滅や遺伝子光線外れに賭けて鈍いを1回積んだ後、ミルク飲みでHPを回復するのが正解。2回目の鈍いを積んでしまうと、「ケンタロス捨て身、ミルタンク鈍い→ケンタロス光線」と動かれた場合に、撒きびしのダメージも合わせて215〜249/220のダメージとなり、高確率で倒れてしまう。鈍いを1回積めば、捨て身をミルク飲みで耐え続け(97〜114/220)つつ反動で削ることが可能で、HP満タンの状態で光線されても1回ミルク飲みすれば次の光線には確定で耐えるので、1回鈍いを積んだら慌てず騒がずHPを回復したい。

50ミルタンクに関しては、遺伝子光線で急所率・命中率未考慮で89.74%の確率で1発で倒せる。
しかし、遺伝子光線で打ち漏らしたり遺伝子混乱自滅を引いたりすると、丸くなるを積まれてしまう。
丸くなる1回のミルタンクに対する遺伝子捨て身(107〜126/201)+丸くなる2回のミルタンクに対する遺伝子光線(99〜117/201)で確定で倒せるため、最初のターンで光線外しや遺伝子混乱自滅を引いてもまだ勝つチャンスはある。
これでも倒せないと、丸くなるを積まれ続けて、分身から転がるを決められる可能性が高くなる。
タイマンでは有利を取れるものの、タイマンで勝つのがやっとで、起点にするのは難しい。

対ムウマ

ムウマには先手が取れ、遺伝子地震で50ムウマ確2。参考までに、撒きびしを踏ませた場合は急所率未考慮で15.38%の確率で1発となる。
50ムウマの特殊攻撃力は50ハピナスに毛が生えた程度しかなく、雷でも55ケンタロスに46〜55/198のダメージしか入らない。遺伝子混乱自滅2回+雷2発でも55ケンタロスは確定で耐える。
雷は外す確率も高く、そもそもその雷も所持率が低いため、タイマンではほぼ問題なくケンタロスが勝てるだろう。
複数戦の場合は滅びや道連れが障害となるが、先手で確2はムウマを一方的に倒すには十分な水準。
ただし、遺伝子混乱自滅があるためムウマ対策として後出しするのは危険。
同時出しなら1対1交換される確率も半分程度に収まる(黒まな滅び道連れの3セットを打たれる前に遺伝子地震を2発当てれば良い。3回中2回動ければ良く、その確率は約49.17%。)。逆に言えば同時出しでも半分程度の確率で確率で1対1交換されてしまうため、50ムウマを起点に2タテ3タテする動きは安定はしない。

対ライコウ

55ライコウには先手を取られるが、遺伝子光線で確1となる。
55ライコウの雷で55ケンタロスは確2だが、雷の命中率も考えると普通の55ライコウが相手なら高確率でタイマンで勝つことができる。
しかし、55ライコウがリフ残飯の場合は、遺伝子地震でも急所率未考慮で9.93%の確率でしか2発で倒せなくなる(残飯無しなら64.69%の確率になる)。55ライコウ自身がリフを先手で張る場合、2連遺伝子地震かつ雷外れ等のケースでしか55ケンタロスは勝てなくなり、大きく不利になる。55ライコウの取り巻きがリフサポする場合も同じような計算になる。
55ライコウの主力技が10万ボルトの場合は更に悪い計算になり、1回でも遺伝子混乱自滅を引けば実質確2となるため、遺伝子混乱自滅を1回でも引いたらケンタロス側の勝機はほぼ無くなる。リフ無し10万ボルトだとしても、2回中1回でも混乱自滅すれば高確率で負けるため、タイマンは不利だと思って良い。
リフ込みの55ライコウにタイマンで勝ちたいなら、光の壁サポが必要だろう。撒きびしも遺伝子地震で2発で倒せる確率が高まるため少しはマシになるが、撒きポケ自体が55ライコウの起点となるためほとんど対策にならない。

対ルージュラ

ルージュラには先手が取れ、遺伝子捨て身で確1だが、遺伝子地震だと確1にならない(急所率未考慮で69.23%の確率で1発)が、撒きびしが絡むと確1。遺伝子地震でも倒せるのであれば、反動の問題や一貫性の問題でこちらで倒すという選択肢もある。
仮に遺伝子混乱自滅から催眠を入れられたとしても、遺伝子混乱自滅+冷凍ビーム2発は170〜203/198で高確率で耐える。
そのため、50ルージュラとのタイマンでは55ケンタロスが有利である。光の壁サポがあればより盤石となる。
遺伝子光線を使う必要が無いため、2タテ3タテの起点にもなり得る。ただし、催眠技+強力な特殊技がある上、リフサポする型も珍しくはないので、交代で出すのは流石に厳しい。

このページへのコメント

対55カイリキーについて、カイリキーがピントや爪やハチマキを持つ場合の勝率を追記しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年12月11日(金) 21:50:13 返信

対55ライコウについて、リフ無し10万だとしてもタイマンで不利になるというのを追記しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年12月08日(火) 09:56:34 返信

対ミルタンクについて、撒きびしを踏んだ55ミルタンクの立ち回りを追記しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年09月19日(土) 00:25:53 返信

対ハガネールのタイマンについてPBSToolsで色々計算しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年06月27日(土) 09:12:53 返信

対55フーディンについて色々書き直しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年04月14日(火) 21:14:30 返信

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