ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

爆破・滅びを利用した間接的役割破壊の総論

爆破や黒まな滅び道連れを利用した1対1交換の使い道の一つとして、間接的役割破壊(以下間接)に使うという使い道がある。
爆破・滅びを利用した間接を決めるためには相手のポケモンの役割が重複している必要がある。役割が重複していない場合は、爆破・滅びで1対1交換するだけの役割を持ったポケモンにマンマークされてしまい、間接が成功しない。
爆破役・滅び役に適切な攻撃技を持たせて1対1交換を狙う相手をコントロールすることで役割重複を狙いやすくはなるが、それでも、選出が完全に読まれている、かつ相手が役割が重複しない選出を選べるようなパーティに仕上げているのであれば、マンマークされて間接は成功しない。

しかし、間接を利用することで、有力な選出を増やすことができるというメリットがある。
ポケモン選出段階で自分に複数の有力な選出が存在するのであれば、相手は全ての選出に対処できる選出を1つに決められずに選出読みを強いられる場合がある。この場合に、役割重複の可能性が生まれ、間接が成功する余地が生まれる。
結局は選出読みが絡むため確実に機能するわけではないのだが、選出読みを強いることができないよりは強いることができる方が良い。仮に自分が選出読みする気が無くとも、相手が勝手に選出読みをして自分に有利な選出をしてくれる可能性が出てくる。
また、間接を利用した選出は複数エースを利用した選出に比べて見えにくい選出であり、相手がその選出が有効であることに気付かない、気付いたとしても軽視する可能性が高い(特にエースを選出しない選出の場合はその傾向が強い)。その意味では、気付かれにくい裏択として機能させることもできる。

間接的役割破壊が有効に機能する例

例として挙げるパーティ

自分
レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55バンギラスいわなだれじしんれいとうビームいやなおときせきのみFFFF63-63-63-63-63
55ライコウかみなりめざめるパワーねごとねむるじしゃくBDFF63- 0-63-63-63
50ゲンガーくろいまなざしほろびのうたサイコキネシスみちづれまひなおしのみ1FFF63- 0-63-63-63
50カビゴンすてみタックルじしんのろいじばくたべのこしFFFF63-63-63-63-63
50カイリキークロスチョップのろいねごとねむるおうごんのみFFFF63-63-63-63-63
50エアームドドリルくちばしのろいふきとばしねむるはっかのみFFFF63-63-63-63-63
相手(Wikiカビ1.5)
レベル種族技1技2技3技4持ち物個体値努力値
55カビゴンすてみタックルじしんはらだいこねむるはっかのみFFFF63-63-63-63-63
50サンダーかみなりドリルくちばしリフレクターねむるきせきのみFFFF63-63-63-63-63
50パルシェンれいとうビームリフレクターいやなおとだいばくはつみずたまリボンFFFF63-63-63-63-63
50ハピナスれいとうビームプレゼントうたうタマゴうみせんせいのツメ1FFF63- 0-63-63-63
50ゲンガーくろいまなざしほろびのうたかみなりみちづれまひなおしのみ1FFF63- 0-63-63-63
50カイリキークロスチョップいわなだれのろいまもるたべのこしFFFF63-63-63-63-63

間接的役割破壊を使わない場合

相手のパーティには55地震太鼓カビの他、攻撃範囲で相性が良いカイリキー・サンダー、カビゴンが1対1交換された後に第二のカビゴンとして立ち回れるハピナス、間接ができるパルシェン・ゲンガーがおり、受け切るのは困難。
というわけで、サイクルを回しつつ決定力を出す方向の選出となる。
カビゴンに受け切られてしまうライコウを選出すると決定力を出し辛くなるので、バンギラスを中心として
 バンギラス…決定力兼サンダー流しサブ
 エアームド…カビゴン流し、カイリキー流し
 カビゴン …サンダー流し兼決定力サブ
のような選出とするのが素直な選出となる。

これに対して相手側は、カビゴンカイリキーサンダーという対バンギラスの基本選出で対応するのが定石となる。

お互いにこの選出を行った場合、自分に勝機がないわけではないが、辛い展開になるのは間違いない。

エアームドが倒れるのが先かカイリキーが倒れるのが先かという勝負になるが、エアームドは55カビゴンとカイリキーを両方流さなければならないため、過労死のリスクが高い。
エアームドはHPがほぼ満タンでないと55カビゴンを後出しで吹き飛ばしで流せず、カイリキーも受け続けられるわけではないため、「50カビゴン対カイリキー→エアームドに交代、カイリキークロス→エアームド眠る薄荷(ここでHPを回復しないと55カビゴンを流せなくなる)、カイリキークロス(眠る読み)」のような展開が起こり得る。エアームドは薄荷が無い状態でクロス1発分HPが減ってしまうと、55カビゴンもカイリキーも後出しで流せない状態となってしまう。カイリキーを1回流しに行っただけでここまで追い込まれてしまう。
相手のカイリキーも、バンギラス、場合によっては50カビゴンも流しに行かなければならないため辛いは辛い。しかし、バンギラス単独であれば2回ぐらいは流すことができる。50カビゴンについては50カイリキー(自爆はクロス急所や守るで回避可能)か55カビゴン(50カビゴンが55カビゴンに自爆するとサンダーが止まらなくなる)を同時に出せば起点にできる。サンダーのリフレクターという低リスクの選択肢もあり、総じて自分のエアームドほどの辛さはないだろう。

間接的役割破壊を使う場合

単純なサイクル戦では相手に不利を取られてしまいがちだが、間接を利用した裏の選出を用意しておくことができれば、不利ではない選出読みに持ち込むことができる。

カビゴンカイリキーサンダーという相手の選出に対しては、ゲンガー間接を利用した裏択が有力な選出となる。
具体的に言えば、ゲンガーライコウカイリキーという選出が有力になる。
自分のゲンガーはサイキネ持ちでカイリキーには単純な殴り合いで勝つことができるため、55カビゴン若しくはサンダーと1対1交換を狙うことができる。
結果、ライコウカイリキー対サンダーカイリキーもしくはライコウカイリキー対カビゴンカイリキーという展開になるが、どちらの展開になったとしても自分が有利になる。前者はライコウが止まらなくなるため有利で、後者はカイリキーで55カビゴンを起点にできれば有利になる(黄金カイリキーは55カビゴンを1回流せるので、読み負けに対する余裕もある)。

ゲンガーライコウカイリキーという選出に対して、相手はカビゴンサンダーゲンガーと出すことで有利に立つことはできる。
ライコウを55カビゴンで流して起点にする、カイリキーはゲンガーで流す、ゲンガーはサンダーで流す(1対1交換されてもゲンガーがいるので問題なし)、というものである。
しかし、相手がカイリキーを選出しないのであれば、自分はバンギラスを選出することで優位に立ちやすくなる。
特に有効なのがカビゴンゲンガーバンギラスという選出。「相手のゲンガーと自分の50カビゴンが1対1交換(1対1交換しなければ50カビゴンが決定力になる)→自分のゲンガーと相手の55カビゴンが1対1交換、若しくは自分のゲンガーと相手のサンダーが1対1交換→55カビゴンが残ってもサンダーが残ってもバンギラスでタイマンで有利」という試合展開にできる。

現実的には、いかにもバンギラスが選出されそうなのにカイリキーを抜くという勇気のいる選択肢はなかなか取れない。
そのため、多くの場合は、ゲンガー間接の裏択を軽視する形でカビゴンカイリキーサンダーのような選出になり、ゲンガーライコウカイリキーという選出で高い勝率を出すことができるようになるだろう。

間接的役割破壊の精度を高める方法

Twitterに書いたので引用します。

chio
@chio_poke2gen
爆破爆破系の戦術は3匹選出が終わった時点で「お前はもう死んでいる」状態にしないと、吠えるとかで3匹が割れた時に対応できないんだよなぁ。
確実性の高いパターンを組むために、3匹選出が終わった時点でryは意識しておかないと。
午前5:16 2019年11月13日Twitter Web App

chio
@chio_poke2gen
単純に「誰でも持って行ければ良い爆破×2→最後の1体を隠す」だと「お前はもう死んでいる」状態にはできない。
午前6:01 2019年11月13日Twitter Web App

chio
@chio_poke2gen
ここで爆破役の攻撃範囲を調整して間接できるようにしておくと、「お前はもう死んでいる」状態に近づく。
例えば、50捨て身文字鈍い自爆カビだと55カビ50スイクン50エア相手で55カビで50カビを流さざるを得ない状態を作れる。後ろにライコウとかを入れておけば間接成功。3匹は割れていても問題なし。
午前6:03 2019年11月13日Twitter Web App

chio
@chio_poke2gen
攻撃範囲調整+爆破は間接の基本だけど、これだけだと爆破のターンを読まれて交代されて狙い通りの相手と1対1交換できないリスクは残る。
そこで以下のような手段を使うとより精度が高まる。
(爆破じゃなくて間接の話になってるけど)
・束縛系の併用
・特定の相手に1対1交換させるように仕向ける
午前6:05 2019年11月13日Twitter Web App

chio
@chio_poke2gen
束縛系の例としては黒まな滅び雷道連れゲンガー。55カビ50スイクン50エア相手だと、55カビを捕まえてから確実に1対1交換できる。他のポケモンが捕まっても雷で倒せば良いから、相手が3匹の選出を追えた時点で「お前はもう死んでいる」状態にできる。
午前6:08 2019年11月13日Twitter Web App

chio
@chio_poke2gen
特定の相手に1対1交換させるように仕向ける例としては55捨て身地震太鼓カビがわかりやすい。
相手の50カビを55カビの起点にすれば、相手の50カビは自爆しないと55カビが止まらなくなる。50カビが自爆すればハピとかが止まらなくなる。
これは55サンダー50カビみたいなのに決まりやすい。
午前6:12 2019年11月13日Twitter Web App

chio
@chio_poke2gen
他のポケモンをリフ爆破サポ太鼓捨て身とかで起点にした場合は、カビゴンよりも素早いポケモンで爆破しないと止まらないという状態を作りやすい。そのポケモンがナシとかだと、爆破で止めれば今度は後ろの50リキーとかが止まらなくなる状況を作れる。
午前6:17 2019年11月13日Twitter Web App

このページへのコメント

「間接的役割破壊の精度を高める方法」を追記しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2019年11月13日(水) 06:22:42 返信

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