ポケモン第二世代対戦シミュレータ「ジムリーダーの城」の対戦考察Wikiです。各所に散らばった考察をまとめ上げ、より考察を深めます。

117氏が50残飯ヌオーの型を考える記事をブログに投稿していたため発掘。

50残飯ヌオーの型を考える【ポケモン金銀の対戦考察】
http://pokekingin.wp.xdomain.jp/?p=102

どのようなパーティに入れるかやどのような型にするかを考える上で、追記するとしたら以下の通り。
(ヌオーが担うべき役割を考え、元記事では考慮されていない50ヌオーの型についても考慮する)

50ヌオーに期待する役割

電気無効・炎岩半減・草以外に弱点を持たないというタイプ上の優位性、及びナッシーと同等というある程度安定した耐久により、埋めにくい穴を埋めることを期待する。

純電気流し(精度高)

電気無効な上、55ライコウのめざ氷でも50ヌオーは急所率未考慮で30.33%の確率で4発。ヌオーが残飯持ちなら5〜6発(5発の確率と6発の確率はほぼ同じ)。
それに対して、50ヌオーの地震で55ライコウ確2。
また、エレブーのクロスでも弱点を突かれない。55エレブーのクロスで50ヌオーは急所率・命中率未考慮で9.55%の確率で4発となる。
草技が飛んでくるケースは滅多にないため、純電気流しは安心して任せられる。

ゲンガー流し(精度中〜高)

55ゲンガーの技の中で草タイプの技以外で一番ダメージが出るのはサイキネ。
55ゲンガーのサイキネで50ヌオーは急所率・追加効果発動率未考慮で93.4%の確率で3発、ヌオーが残飯持ちなら0.23%の確率で3発。
しかし55ゲンガーと言えどもサイキネは持っていない可能性も高い。サイキネがない場合は冷凍パンチとシャドボを持っていることが多いが、シャドボよりは冷凍パンチの方がダメージが出る。
55ゲンガーの冷凍パンチで50ヌオーは確4、ヌオーが残飯持ちなら急所率未考慮で93.4%の確率で3発、ヌオーが残飯持ちなら急所率未考慮で19.54%の確率で4発。
50ヌオーの地震は55ゲンガーを安定の確2で倒せる。残念ながら50ゲンガーを乱数1発で倒すまでのダメージは発生しない。
ギガドレインは滅多に搭載されることがないので、ゲンガー流しも安心して任せられる。
ただし、50ゲンガーには1対1交換されてしまいやすい点と、55ゲンガーはサイキネ持ちが決してレアではないという点に注意する必要はある。

サンダー流し(精度低)

電気技は無効。55サンダーのめざ氷で50ヌオーは急所率未考慮で95.02%の確率で4発。ヌオーが残飯持ちなら5〜6発(高確率5発)。
耐久は問題ない。しかし潰しには問題がある。

潰しの方向性の一つとしては、冷凍ビームでの潰しを狙うという方向性がある。
50ヌオーの冷凍ビームで55サンダーは確4。サンダーが残飯持ちなら急所率未考慮で2.72%の確率で4発。ただし冷凍ビーム3発中1発が急所なら残飯回復が1回少ない分倒せる確率が上がり、約60%の確率で倒せる。冷凍ビームを溶けない氷で強化する手もあり、55残飯サンダーが急所率未考慮で95.81%の確率で4発になる。
55サンダーと50ヌオーがそれぞれめざ氷と冷凍ビームで単純に殴り合ったら、素早さの分55サンダーの方が若干有利になる。
ヌオー側は、冷凍ビーム寝言(ピントor溶けない氷)や冷凍ビーム砂嵐眠る薄荷といった型でないととても対策にならない。このような型でも威張る持ちの55サンダーに対抗するのは難しく(55いばみがサンダーの流行で50イノムーが使われなくなったことを考えてもヌオー不利は明確)、55サンダー対策の精度は低いと言わざるを得ない。
ただし、55サンダーの威張るを誘発できるという見方はできるので、威張るを有効活用できる物理アタッカー(例えば奇跡バンギラス)を併用するのであれば、精度を高めることができる。

他の方向性としては、太鼓めざ岩で潰しに行くという方向性がある。
50ヌオーの攻撃ランク+6のめざ岩で55めざ氷サンダーを急所率未考慮で48.72%の確率で1発で倒すことができる。
太鼓した後の55サンダーのめざ氷については、ヌオーが残飯持ちであれば急所率未考慮で4.93%の確率で2発となり、高確率で2発耐えることができる。黄金でも確定で2発耐えるようになる(持ち物のコストを考えたら黄金の方が現実的だろう)。
そのため、対面or電気技読み交代から「サンダーめざ氷、ヌオー太鼓→サンダーめざ氷、ヌオーめざ岩」というパターンで対55サンダーに勝てるということである。
50ヌオーがめざ岩を打つ前に55サンダーはめざ氷急所狙いを2回できる上に乱数運次第では通常命中2回でも太鼓後のヌオーを倒せること、また攻撃ランク+6のめざ岩が当たっても約半分の確率で55めざ氷サンダーは耐えるということを考えると、55めざ氷サンダー対50ヌオーの対面は50ヌオーの方が勝率が低くなってしまう。
50ヌオーが残飯眠るであれば、太鼓をした後にめざ岩を打たずに眠ることで、威張るを無効化しつつめざ氷に耐え続けることができるので、タイマンでは50ヌオーが大きく有利になる。しかし、複数戦では、素眠りになった瞬間に大爆発持ちの取り巻きに交代されたり吹き飛ばされたりするのがオチだろう。
そもそも、50ヌオーが交代際に撒きびしを踏むと、太鼓した後の55サンダーのめざ氷で50残飯ヌオーは94.81%の確率で2発になってしまう。こうなるとタイマンですら勝つことはできない。
以上を考えると、50太鼓ヌオーで55サンダー対策ができると思わない方が良い。電磁波や光の壁等のサポートがある状態での補助的な流しや、55サンダー釘付け要員(55サンダー後出しを防ぐ)としては仕事をしてくれるだろう。
なお、後出しの55めざ氷サンダーに勝てれば良いなら、めざ岩でなくても恩返しやヘド爆で良い。めざ岩にはHP減少により後出し50ハイドロスターミーに流されやすくなる(太鼓後に50スターミーハイドロを受ける場合、急所率・命中率未考慮で、めざ岩非残飯だと38.46%、非めざパ非残飯だと25.64%、めざ岩残飯や非めざパ残飯だと0.00%の確率で倒れる)(太鼓後に50スターミー雫ハイドロを受ける場合、急所率・命中率未考慮で、めざ岩非残飯だと87.18%、非めざパ非残飯だと76.92%、めざ岩残飯だと17.95%、非めざパ残飯だと7.69%の確率で倒れる)、他のめざパ(電・虫・飛等)が併用不可になる、等のデメリットがあるため、恩返しやヘド爆も有力な候補になる。

バンギラス流し(精度低)

バンギラスの地震で、50ヌオーは急所率未考慮で53.68%の確率で3発、残飯持ちで確4となる。
バンギラスの岩雪崩を読んで50残飯ヌオーを後出しした場合は、地震で約60%の確率で3発となる。
攻撃面に関しては、50ヌオーの地震でバンギラスは確3となる。
実は、寝言を持たせるか、電磁波・リフ等のサポートを受けるかしないと地震バンギラスを1回も流せない。
ライコウが増えた影響で地震バンギラスも増えているので、寝言ではない50ヌオーでバンギラス流しができるとは思わない方が良いだろう。

炎エース・50ファイヤー流し(精度低〜中)

まず、2018年時点で一番勢いがある(大会でのKPが高い)55エンテイに関しては、対面でも勝つことができない。
50ヌオーの地震で55エンテイは急所率未考慮で14.53%の確率で2発、55エンテイのソーラービームで50ヌオー確1のため、「エンテイ晴れ、ヌオー地震→エンテイソラビ」で負けてしまう。地震急所や爪地震が発動したとしても高確率で負けてしまう。
ただし、草技を打ってこない炎エースであれば、大抵の場合は勝つことができる。例えば対55バクフーンに関しては、55バクフーンの晴れ文字で50ヌオー確3(残飯持ちでも確3)、50ヌオーの地震で55バクフーン確2のため、流しとして見ても問題ないだろう。

対50ファイヤーについては、めざ岩があれば流しになり得る。ただし精度は低く、50ファイヤーの型がリフ晴れだと太鼓を使ってようやく1回流せるという程度である。
50ファイヤーの晴れ文字で50ヌオーは確3(残飯持ちでも確3)となる。
しかし、潰しにはめざ岩(50ファイヤー確2)が必要となる。そのめざ岩があっても、リフを貼られると確4になる。
そのため、太鼓や眠る薄荷がないと、「50ヌオーに交代、50ファイヤーリフ→50ファイヤー晴れ、50ヌオーめざ岩→50ファイヤー文字、50ヌオーめざ岩→50ファイヤー文字、50ヌオーめざ岩→50ファイヤー文字」で後出し50ヌオーが負けてしまう。
太鼓を使えば、「50ヌオーに交代、50ファイヤーリフ→50ファイヤー晴れ、50ヌオー太鼓→50ファイヤー文字、50ヌオーめざ岩」で辛うじて勝つことができる。
なお、めざ岩がないととても50ファイヤーを潰すことができない。例えば、晴れている状態の波乗りは50ファイヤーを5〜6発になってしまう。

ムウマ対策(精度高)

太鼓地震があればムウマを1発で倒すことができるため、ムウマ対策として適している。
爪があれば道連れすらされずに倒せる可能性もある。
なお、素の地震だと50ムウマが確3となる。太鼓が無くとも、黒まな滅び攻撃技道連れの型のムウマなら1対1交換に持ち込むことができる。

ブラッキー対策(精度高)

甘えるに対して太鼓で対抗できる。
攻撃ランク+4の地震+攻撃ランク+2の地震で50ブラッキーを確定で倒せるため、太鼓後に甘えるで対抗されても十分押しきれる。

ツボツボ対策(精度高)

これも太鼓で潰すことができる(しかも先手を取れる)。
攻撃ランク+6の地震で50ツボツボは急所率未考慮で20.51%の確率で1発、55ツボツボは確2で、十分潰しきれる。

対50カビゴン爆弾的役割(精度中)

太鼓ヌオーは圧し掛かり麻痺を貰わない限り50カビゴンに対して対面で勝つことができるので、50カビゴンを自爆させ、疑似的に1対1交換することができる(爆弾的役割)。
麻痺直しの実(奇跡の実)があれば圧し掛かり麻痺を引いても負けなくなるので、精度が高まる。詳細は117氏の記事の通り。
ただし、カイリキー等とは異なり、50カビゴンに対して後出しは不可である。
また、太鼓ヌオーを後出しから安定して流せるポケモン(ガラガラやフシギバナ等)が相手にいる場合、カビゴンの自爆を誘えずに他のポケモンで流される可能性もある。

対パルシェン爆弾的役割(精度中)

めざ草持ちの変態パルシェンでもない限りパルシェンに弱点を突かれることがないため、地面ポケモンの中では比較的パルシェン突破(パルシェンとの1対1交換を含む)が容易な方である。
特殊流しが主な役割の50カビゴンと異なり、パルシェンの主な役割は地面流しであるため、その意味では対50カビゴンの時よりも1対1交換は狙いやすい。
めざ電と残飯を持てば、50ヌオーめざ電で急所率未考慮で0.07%の確率で50黄金パルシェン2発となり、50パルシェンの冷凍ビームは急所率未考慮で12.58%の確率で3発となる。
よって、この2つを持たせることで、50ヌオーは50リフ黄金パルシェンに対面で勝てるようになり、117氏の記事にある通り爆弾的役割を持たせることができるようになる。
(残飯は眠る薄荷でも代用可)
また、50パルシェンが後出しされる場合ならめざ電だけでも十分だし、太鼓地震眠る薄荷でも「パルシェンへ交代、ヌオー太鼓→パルシェン冷凍ビーム、ヌオー眠る薄荷→パルシェン冷凍ビーム、ヌオー地震→パルシェン冷凍ビーム、ヌオー地震」で勝つことができる。
(50ヌオーの攻撃ランク+6の地震で50パルシェンは急所率未考慮で12.82%の確率で1発、50パルシェンの50ヌオーへの冷凍ビームで急所率未考慮で93.4%の確率で3発)
ただし、眠る薄荷を読まれてリフを打たれると、「パルシェンへ交代、ヌオー太鼓→パルシェンリフ、ヌオー眠る薄荷→パルシェン冷凍ビーム、ヌオー地震→パルシェン冷凍ビーム、ヌオー地震→パルシェン冷凍ビーム」となり負けてしまう。
これについては、リフを読んで地震を打てば勝つことはできる。「パルシェンへ交代、ヌオー太鼓→パルシェンリフ、ヌオー地震→パルシェン冷凍ビーム、ヌオー眠る薄荷→パルシェン冷凍ビーム、ヌオー地震→パルシェン冷凍ビーム、ヌオー地震」で倒せる。

50ヌオーの問題点

ヌオーには攻撃面の問題(爆破のような汎用性の高い攻撃手段がなく、攻撃・特攻も並、タイプ一致の地震+波乗りは攻撃範囲面で相性があまり良くなく、攻撃面を強化する補助技もリスキーな太鼓ぐらいしか使えるものがない)や素早さの遅さに起因した問題がつきまとう。

55カビに対して後手

50ヌオーは55カビゴンに先手を取られる上、捨て身で乱数2発で倒れてしまう。参考までに、50残飯めざ岩ヌオーは55カビ捨て身で急所率未考慮で81.59%の確率で2発となる。
太鼓ヌオーに対して55カビが後出しされるケースを考えると、太鼓後の50残飯めざ岩ヌオー(HP111/197)は、55カビ捨て身で急所率未考慮で35.9%の確率で1発で倒れてしまう。
仮にヌオーがカビの捨て身に耐えたとしても、捨て身反動と攻撃ランク+6地震で269〜315/292のダメージとなり、半分程度の確率で55カビは耐える。
(仮に55カビの主力技が恩返しや圧し掛かりの場合は地震を確定で耐えられてしまう)
これらのことを考えると、50残飯めざ岩ヌオーが太鼓を叩いたとしても、後出し55カビに流されてしまう確率の方が高い。タイプ一致の地震持ちで太鼓まで使っているのに55カビに流されてしまうのはかなり深刻。
ましては、対面の場合は55カビの起点にすらなってしまう。カビゴン側が捨て身捨て身若しくは鈍い捨て身と動いて来たら50ヌオーは負けてしまう。ただし、55鈍い寝言残飯カビの「55カビ鈍い、50ヌオー太鼓→50ヌオー地震、55カビ鈍い→50ヌオー地震、55カビ眠る」という動きに関しては、2回目の地震で281〜332/292+18のダメージとなるため半分程度の確率で倒せる。

55サンダーへの打点不足

「サンダー流し」の項で説明した通りであるが、弱点を突いても素の攻撃技では55サンダーを3発で潰すことができない。
ハピナスのように絡め手も含めてガッチリ止められるわけでもないため、技枠を複数消費しても、精度の低い流し、若しくは特定のサポートを受けないと流しにならない、というレベルの対策に留まってしまう。

波乗り非所持で対ガラ脆弱性発生

ガラガラのレベルやヌオーのめざパ・残飯の有無に関わらず、ガラガラに先手を取られ、地震で50ヌオーは確2となる。
ヌオーの波乗りで、50ガラガラ確2、55ガラガラは急所率未考慮で92.83%の確率で2発となる。
そのため、波乗りがあれば後出しガラガラには勝つことができる。
しかし、波乗りが無いと後出しガラガラにも勝つことができない。
冷凍ビームの場合は、50ガラガラ確3、55ガラガラは急所率未考慮で98.51%の確率で3発となる。
地震の場合は、50ガラガラは急所率未考慮で9.71%の確率で3発、55めざ虫ガラガラは実質確4となる。
特に物理技しか持たない太鼓ヌオーは深刻。太鼓を叩いたターンにガラガラを出されるとヌオーのHPが減っただけで終わってしまうので丸損になってしまう。更に、ガラガラへの交代を読んで地震を打ってもガラガラを倒すのに4発かかる(ガラガラは2回は後出しできる)ので、ガラガラ側から見て後出しは大したリスクではなく、ガラガラ後出しが安定してしまう。

草ポケモン突破困難

対50フシギバナに関しては、地震で58〜69/186のダメージ、冷凍ビームで57〜68/186のダメージとなる。
対して、50フシギバナの葉っぱカッターで50ヌオーは確2となる。
葉っぱカッターを持たない変態フシギバナでもない限り突破は困難。麻痺サポや高速バトンからの太鼓地震ぐらいしか手段はないだろう。

対50ナッシーに関しては地震耐性も持っているが、2018年のメタでは回復技持ちである確率がゼロに近く、草技も決してメジャーではないため、弱点を突ける技があるなら突破は狙える。
冷凍ビームで50ナッシー確3、50黄金ナッシーを急所率未考慮で83.43%の確率で3発となる。
また、めざ虫なら50ナッシー確2、50黄金ナッシーを急所率未考慮で72.32%の確率で2発で倒すことができる。
50ナッシーのサイコキネシスで50ヌオーは確3(残飯持ち・めざパ持ちに関わらず確3)、めざ草で確1となる。
横で誰かを寝かせているなら、めざ虫を持つことで非めざ草50ナッシーに対して爆弾的役割を担うことができる。
そうでない場合も、めざ虫や冷凍ビームを持っているなら、サイクルの中で50ナッシーを倒す(爆破させる)ことが可能。

波乗り・めざ電非所持で対エア脆弱性発生

波乗りの場合は50エアームドを急所率未考慮で72.78%の確率で3発で倒すことができ、めざ電の場合は50エアームドを急所率未考慮で51.35%の確率で3発で倒すことができる。
しかし、これらの技がないと、50エアームド突破は困難になってしまう。
冷凍ビームは50エアームド確5となり眠るで受け切られてしまう。
太鼓からのめざ岩も50エアームドを急所率未考慮で12.82%の確率で2発となり、吹き飛ばしで2回も流されてしまう。そもそも太鼓を2回叩くこと自体が至難の業なので、50飛ばしエアームド突破はほぼ不可能となってしまう。

ミルタンク突破困難

太鼓ヌオーだとしても55鈍いミルタンクに後出しで流されてしまう。
「ミルタンクへ交代、ヌオー太鼓→ミルタンク鈍い、ヌオー地震→ミルタンクリボン恩返し」で50ヌオーが倒れてしまう。
地震の代わりに爆パンを打ち、爆パン命中かつ次のターンでタンク混乱自滅を引けば勝つことができるが、確率的には約25%でワンチャン狙いのレベルである。
50ヌオーで55ミルタンク突破を狙うなら、麻痺サポや高速バトンからの太鼓地震が現実的だろう。
(なお、50ヌオーの波乗りだと55ミルタンクは急所率未考慮で1.77%の確率で4発で、補助技等を考慮しても全くダメージが足りていない)

ヘラクロス突破困難

50ヌオーの波乗りで50ヘラクロスを急所率未考慮で85.5%の確率で4発、50ヘラクロスのメガホーンは50めざパ無し残飯ヌオーでも確3である(めざ岩持ちや残飯非所持だと2発の可能性も出てくる)。
太鼓からの地震も確定で耐えられる(124〜146/182)。
50ヘラクロスに先手を取られること、寝言型の可能性が高いこと(回復技がないとしてもこらきしでこれはこれで厄介)を考えると、突破は非常に困難。泥仕合になった時にワンチャンがあるかどうか、という程度である。
めざ飛なら確2で倒せるので、どうしてもヘラクロスを突破する必要があるなら、これを使うしかない。そのめざ飛を使ったとしても、対面では勝てない場合がある(例えば、50めざ飛ヌオーは50ヘラクロスメガホーンで急所率・命中率未考慮で65.51%の確率で2発で、単純にメガホーンを打たれるパターンを想定するだけでも対策を考える必要が出てくる)。

採用検討例

PBS Hacks 続・サンダーバンギラスWAパーティの構築【ポケモン金銀対戦考察】(2017/03/01)

stoicのポケモンGBAメモ帳(二) サンダータンク2018&迷走記(2018/01/23)

ポケモンわんおー日記 ヌオーHA(2019/12/09)

http://wannonk.seesaa.net/article/472167168.html
 ※53ヌオーの採用例。53にすることで、微妙に数字が足りない所が改善され、対55カビゴンでも先手が取れるようになる。

chio ツイート(2020/02/12)

chio
@chio_poke2gen
リザードンの横で悪くない気がした。対面構築では候補。
50ヌオー 波地震恩返し太鼓黄金
・太鼓後の地震で43.59%の確率で50スイクン1発、撒けば確定
・太鼓しても50スターミーのハイドロで25.64%の確率でしか倒れない(雫は76.92%)
・後出し55めざ氷サンダーに勝てる
 ※確率は急所率命中率未考慮
午後11:13 2020年2月12日Twitter Web App

50ヌオー総評

タイプ上の優位性で色々な穴埋めができると評判のポケモンではある。
しかし、攻撃面の問題や素早さの遅さにより、様々な問題が出てしまう。
地震を持つだけで安定してこなせる役割は純電気流しとゲンガー流しぐらいのもので、他の相手に対しては精度が低くなったり、起点にされやすくなったりしてしまう。
問題を解決する技もあるにはあるが、ピンポイントなものが多いため、1つ1つの型で見れば担える役割が狭くなってしまう。

汎用性が比較的高い型としては、残飯・黄金併用の地震太鼓型がある。太鼓を持てばぬるポケキラーや対50カビ爆弾になる他、麻痺サポや高速バトンがあるなら裏決定力にもなり得る。条件付きで55サンダー対策として使うならめざ岩が欲しいところで、起点にされたくない場合も恩返しやヘド爆が必要になる。他の技としては、対ガラ脆弱性を埋める波乗りが有力だが、タイマン要員として起用する、リフサポを受けられる、等の理由で後出しガラへの圧力が不要なら、波乗りでなくても良い。

他の型としては、地震冷凍ビーム寝言ピント型がある。単独で55サンダー対策やバンギラス対策になり得、催眠対策にもなる。55サンダー対策の精度やバンギラス対策の精度は非常に低いが、この2匹を1匹分のポケモン枠で相手できること自体が貴重なので、55サンダーやバンギラスに対して厚めに釘付けしているが後出しできるポケモンがいない、という時に採用の余地がある。同型の50イノムーと比べると攻撃技(特に冷凍ビーム)のダメージで差をつけられてしまっているが、炎を弱点としない点は対バンギラスで有効に働く(50イノムーは55バンギラスの大文字で確2で全く流しにならない)。草技未所持の炎エースの対策になるのもメリットとなる。逆に言えば、これらのメリットよりも55サンダー対策の精度を優先したいなら、50イノムーの方が良いだろう。

このページへのコメント

50めざ岩太鼓眠る残飯ヌオー対55サンダーの記述に若干怪しい箇所があったので訂正しました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年06月29日(月) 22:18:35 返信

「採用検討例」を追記しました。
計算もいくつか詳細にしました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年02月12日(水) 23:52:53 返信

55サンダーに対する冷凍ビームのダメージ等、一部記載を詳しくしました。

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Posted by  nanashi_a nanashi_a 2020年01月18日(土) 06:50:01 返信

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