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さつき 8/27(月) 08:00:15 No.20070827080015 削除
朝方近くになっていました。

私は自分のベッドの中で、呆然と天井を見つめていました。
起きてしまった事が大きすぎて、具体的には何も考えられない状態でした。

眠ろうと目を閉じると、娘の愛らしかった笑顔や、優しかった義母の顔、
そして、よく冗談を言って私を笑わせてくれていた頃の
主人の顔が浮かんできます。・・・

それから、男の本性をあらわにして、私を抱く義父の顔。

浮かんでは、自分でかき消し、また浮かんでは、かき消しと
繰り返しているうちに、いつか眠りへと落ちていました。


目が醒めると、もう8時半を過ぎていました。
私は起きると真っ先にシャワーを浴びました。
体に付いた義父との出来事を全て洗い流すかように、体の隅々まで丁寧に洗っていました。

化粧も済ませ、朝食の準備をしなければと思いましたが、
どういう表情で義父と顔を合わせたらよいのか分かりませんでした。

『普通に今まで通り、何もなかったように振舞わなければいけない。
昨夜の私は気が変になっていたのだ。
あれは夢なのだと忘れてしまおう』

もうこれ以上、人を傷つけないためにも、そう演技し続けなければいけないと思いました。

勇気を振り絞って、朝食はパンかご飯か、義父の部屋に聞きに行きました。
返事がないので、開けてみると、義父はすでにどこかへ出かけたようでした。
義父もどういう顔をして私と対面してよいか分からなかったのに
違いないと思いました。

日曜はパートの仕事が休みなので、家事をしたり、
買い物に行ったりと、いつもの時間が過ぎていきました。

夕方5時ごろ主人が帰ってきました。

「おかえりなさい」
私の元気な声に主人は驚いたようです。
「今日はウナギ買って来たのよ。あなたの好物」
いつもより自分に話しかける妻を怪訝な表情で見つめる夫。
その視線が痛くて、最近にない明るさでよく話す私。

「友人と飲んでいるから、遅くなる。先に寝ていてくれ」と
義父から電話があったと主人に知らされました。

久しぶりの二人きりの食事。
私はよく話しました。
主人も久しぶりに冗談を言ったりと、とても新鮮なものでした。

義父は私達がそれぞれの部屋に行った後、帰ってきました。
「ただいま」という声をかけながら自分の部屋に行きました。

その夜、私は久しぶりに主人の部屋に抱かれるために行きました。主人は思いもよらぬ私の行動に驚き、戸惑っているようでした。

「・・・抱いて・・・」

私を見つめる主人は、だまって毛布を上げ、招くのでした。
私は涙がこみ上げてきましたが、一生懸命こらえ、
主人の夜具に入って行ったのです。

主人に抱かれたかったのは、罪滅ぼしのためだったのか、
それとも、また今夜、義父が自分の部屋に忍び込んでくるかもしれないという
危惧からの防衛策だったのか、よく分かりませんでした。

そして私は、主人が驚くほどのあえぎ声をあげ始めたのです。



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