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和君 5/31(日) 19:17:52 No.20090531191752 削除
私は、六月と書いた袋を取り出し中身を、テーブルに並べます。

報告書、数枚の写真、DVD、ボイスレコーダー

報告書には、どこで何時に待ち合わせから始まり、どこのホテルに何時に入った。
何時に出てきて、いつどこで別れたかが事細かく記載されてます。

美千代は真剣に読んでますが、 私にはそれ程興味が無いので
読んでいる美千代の顔を眺めていました。

写真は、待ち合わせ場所で車に乗る・・・ホテル・・・部屋に入る
ホテルから出る・・・キスして別れるまでが時系列で撮影されています。
説明のしようが無いので、テーブルに並べて見せました。

PCを持ってきて、DVDをセットしました。
再生されます。
動く写真です。
事実を伝えるだけで良いのですから、それでいいのですが面白くも何とも有りません。
キスシーでは、美千代はじっと見いってます。
左手で首筋をなでていますが抵抗はしません。

「大丈夫。駄目なら止めようか?」
「うん。大丈夫」

自分でしておいて、頭が痛くなってなってきました。
確か今日は、不倫された夫が、不倫相手の妻に不倫の証拠を渡す為に来てもらった日
でも今までの経過は、隠し撮りの写真・DVDを見ている恋人同士みたいです。
修羅場とかドロドロした状況は微塵もありません。
なんせ不倫修羅場の経験が無いもんでよくわかりませんが、過去の耳学問の知識でいくと,
不倫男の妻が主人の不義を謝る・・・
美千代のあっけらかんとした態度に人妻ってこんなものかなと思ったりもしていました。

「どうだった」
「キスシーにはちょっと驚い」

以外に冷静な美千代の横顔を見ていました。
見られていることに気が付いた美千代ははにかみながら下を向きました。

いよいよボイスレコーダーです。
私は一度聞いておりますのが、初めての美千代には刺激が強すぎるかも知れません。
嫌がったら止めればいいと、スイッチを入れました。

話は途中から入っています。

「・・・・・・・・・・出張に行くんだ。
よく行き先があるよな」
「お願い、主人のことは言わないでネ」
「わ!今日は主人て言った。いつもは和君なのに。
和君、僕の加奈は僕の為に尽くしてますよ」
「やめて」

キスをする音・衣擦れの音

「加奈はここが感じるんだよね」
「駄目よ、ユウちゃん、じらさないで」

私は美千代を見ました。
固まった様に身動きせずに聞いています。
肩に置いた手にちょっと力を入れてみました。
ピックと肩が痙攣をします。
まさかとは思いましが、ちょっと向きを変えて、右手を膝の上に置きました。

今日の美千代の格好ですが、膝上十センチくらいのフレアーのスカート、白のブラウスです。
ですから私が手を置いたのは、ハイソックスとスカートの間、生足の部分です。
拒否をしないので、触れたままです。

ずっーと後、美千代にこの日の気持ちを聞いたことが有ります。
清水に女として相手にされない寂しさ、不倫相手の夫を寝取ることによる加奈への復讐など
様々な気持ちが渦巻いていたといいます。

私はボイスレコーダーどころでは無くなりました。
目の前にご馳走があるのです。
頭からは浮気の説明のことは消えておりました。
膝に置いた手を少しずらしました。
美千代が両膝で、私の手を挟んだ形になりましたがそのままです。

暫くその状態で聞いておりました。

レコーダーが終わりました。
時計を見ると、六時近くです。
もう帰る時間だろうと、美千代に尋ねました。

「もうこんな時間ですからどうします?
続きは後日にします。それともコピーしたのを全部持って帰ります?」

私の中ではこの二者以外の選択はありませんでした。
彼女の答えは意外なものです。
「今日は、おばさんの所に泊まるって言ってきましたので、全部見ます」

苦虫つぶした様な顔で

「そうですか、解りました。やってしまいましょう」

頭の中では幸せの鐘が鳴り響いておりました。

「食事はどうします?」
「おまかせします」
「上のラウンジでいいですか」
「はい」

部屋を出た私に、美千代は何の躊躇いも無く腕を組んできました。



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