経済・経済学に関するメモ。

ニューズウィーク日本版編集部
金利には短期金利と長期金利がある。ここでいう金利は短期金利、つまり1年以内の貸し借りにかかる金利を指す。短期金利は、各国の中央銀行(日本は日本銀行)が決める政策金利にほぼ連動して動く(ニューズウィーク日本版編集部編著 『経済超入門 ゼロからわかる経済学&世界経済の未来』 CCCメディアハウス、2017年、146頁)。

経済学上の定義

田中秀臣
金融市場では、貨幣需要と貨幣供給が一致するように利子率が調整される(田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、66頁)。
田中秀臣
所得が増加すると貨幣需要が増加することは前に説明した。しかし貨幣の供給量は一定なので、利子率が上昇する。反対に所得が減少すると、貨幣需要は減少して利子率が低下する(田中秀臣 『経済論戦の読み方』 講談社〈講談社新書〉、2004年、67頁)。

マイナス金利

日本経済新聞社
2009年にスウェーデンでは、銀行からお金を預かる「中央銀行」が一部の金利をマイナスにした(日本経済新聞社編著 『思わず誰かに話したくなる経済の不思議-エコノ探偵団』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2012年、143頁)。

日本の政策金利の推移

田中秀臣
一九九四年九月までは、日本における民間銀行の金利は公定歩合と連動するよう法律で規制されていました。日本銀行は公定歩合を上げ下げすることで自在に市中金利を変動させることができたのです。この規制は一九九四年一〇月に廃止され、以後、民間銀行の金利は自由化されました(田中秀臣 『デフレ不況 日本銀行の大罪』 朝日新聞出版、2010年、221頁)。
小塩隆士
一九九五年三月までは、公定歩合は翌日物コールレートより低い水準に設定されていました。そのため、公定歩合の操作は金融政策にとって重要な意味を持っていました。しかし、その後は、公定歩合よりも翌日物コールレートのほうが低くなっています(小塩隆士 『高校生のための経済学入門』 筑摩書房〈ちくま新書〉、2002年、177頁)。
みずほ総合研究所
九八年秋には一〇年国債の流通利回りが一%を割り込んだ。それまで世界史上の長期金利の最低記録は、一七世紀のいイタリア・ジェノバで記録された一・一二五%(国庫貸付金)であったから、日本の長期金利はこの世界記録を塗り替えたことになる(みずほ総合研究所編著 『3時間でわかる日本経済-ポイント解説』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2002年、62頁)。

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