経済・経済学に関するメモ。

飯田泰之
日本の貿易依存度(=輸出・輸入額/GDP)は輸出入ともに10%以下で、世界でもアメリカに次ぐ国内経済中心国なのです。(中略)現在でもなお中等教育で常識となっている「日本は貿易立国」というのは、データの面では誤解があることがわかると思います(早稲田公務員セミナー・笠崎泰之 『3時間でわかる経済学入門 (Wの入門シリーズ)』 早稲田経営出版、2000年、57頁)。
伊藤修
貿易依存度が低いというのは量的な面でのことで、資源が乏しく輸入が不可欠である日本経済は、輸入のための外貨の稼得も不可欠だという面も含め、質的な意味では貿易依存度は強い(伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、70頁)。
竹中平蔵
貿易依存度の数字が低いにしても、それが経済にとって重要であるという現実を勘案すれば、やはり日本は貿易立国だという見方になります(竹中平蔵 『あしたの経済学』 幻冬舎、2003年、200頁)。

Menu

貨幣・通貨

資本主義・市場経済

管理人/副管理人のみ編集できます