経済・経済学に関するメモ。

野口旭
将来、所得が増える見通しのある人は消費を増やす、逆に、将来、所得が増える見通しのない人は消費を減らす--人がこのような行動をとることを“恒常所得仮説”といいます(野口旭 『「経済のしくみ」がすんなりわかる講座』 ナツメ社、2003年、105頁)。

相対所得仮説

門倉貴史
ある程度の収入のある人が意識するのは、収入の絶対水準ではなくて、他の人の収入との相対比較で、自分の収入が多いか少ないかということになってきます。「相対所得仮説」が成り立つのであれば、人々は自分の収入が上がっただけでは満足せず、周りの人に比べて自分の収入が増えた場合に限って満足するということになります。ですから、すべての人々の収入が一律に上昇していく場合には、誰も幸福を感じません(門倉貴史 『必ず誰かに話したくなる経済学』 PHP研究所、2016年、125-126頁)。

Menu

貨幣・通貨

資本主義・市場経済

管理人/副管理人のみ編集できます