第70話



春希「本当に俺が同行してもいいんですか?」

 かずさがフランスでの公演を終えてニューヨークに戻ってきた12月。
 かずさたちを空港で出迎えた俺にかずさが寒い寒いと言いながら抱きついて暖をとり、
フランスにたつ前に見せた「子供」の件をひとまず保留にしてくれていた事に、
俺はほっと胸をなで下ろす。
 かずさは何度も寒い寒いと不平を述べてはいるが、俺が出迎えた場所は寒くはない。
そもそも空港の中なのだから暖房はしっかりと効いている。
実際かずさもコートは手に持っているだけで着てはいなかった。
 一応かずさをフォローしておくと、窓の外を見れば今にも雪が降りそうなほど寒々と
していて精神的には寒いのかもしれない。…………人によるけれど。
 それにかずさが素直に甘えてきているのを俺が拒むことなんてありえなかった。
 ただ、いつまでも空港でかずさの温もりを享受しているわけにもいかない。
しかも、隣にはにやにやとしているだけで、いつなにか言ってくるかわからない不気味な
曜子さんが待ち構えている。だから、俺は強い精神でかずさは胸から引き離し、
ぐずるかずさの手を引きながら早々に自宅マンションへと移動した。
 そしてようやくフルメンバーがそろった自宅兼冬馬曜子事務所応接室で、
俺は今後のスケジュールについて曜子さんに再度の確認度取っている。

曜子「フランスに行く前に伝えてあったと思うけど?」

春希「それはそうなんですけど……」

曜子「それにこの件はけっこう前からスケジュールを抑えていたと思うわよ。
   その辺の調整は風岡さんにお願いしてあったわけだしね。ねっ、風岡さん?」

麻理「はい、冬馬事務所と開桜社との取り決めで、
   春希が取材するという形でかずささんに同行することになっています」

曜子「だ、そうよ?」

春希「でも、俺なんかが行っても役に立つんですか?」

曜子「大丈夫よ。そもそも今回の公演は、ジェバンニのお披露目公演とニューヨーク国際
   ピアノコンクールの方がスポンサーとしてやってくれる公演なわけだし、
   面倒な事は向こうがほとんどやってくれるわ。だから春希君は、
   かずさのおもりをしてくれるだけでいいのよ」

春希「だったらなおさら失礼がないように美代子さんあたりが行くべきではないでしょうか?」

曜子「それは無理よ。だって私もニューヨークでコンサートがあるんですもの。
   美代ちゃんだってわざわざ日本からニューヨークに来て大忙しよ。……というわけで、
   信頼してかずさを預けられる春希君にかずさを任せるんじゃない」

春希「信頼してくださるのは光栄なんですけど……」

曜子「それに今私すっごく忙しいのよ。知ってるでしょ?」

春希「それは知っていますけど……」

曜子「なにせジェバンニで2位になったかずさよりも忙しいんじゃないかしら」

春希「それはヨーロッパで活躍していて、知名度も人気もある曜子さんがウィーンから
   ニューヨークに活動拠点を移せば、
   ニューヨークのスポンサーだけでなくアメリカ各地からのオファーが届きますよ」

曜子「ま、ね。でもこれもかずさのジェバンニで活躍してくれたおかげかな」

春希「たしかにそれはありますけど、いくらジェバンニで好成績を残そうが自分の所で
   演奏してくれなければ意味がありませんからね」

曜子「よっぽど人気があるか、なにかしらの話題がないとクラシックなんて普通の人は聴きに
   来ないわけだしね。それにスポンサーがメインとする都市との接点がない奏者なんて
   客を呼べないのよね。コンサートを告知しても、誰それ?って感じでしょうし」

春希「そこを言うと、今話題の美人ピアニスト親子がニューヨークに来るんですから、
   スポンサーもこぞって手をあげますって」

曜子「まあ「美人親子」で売れるのは最初のうちだけよ。誰だって話題になれば一回くらいは
   聴いてみようかなくらいは思ってくれるでしょうしね。でも、一回聴いてくれた
   お客さんを手放さないでいるためには、私のピアノに酔ってもらわないといけないわ。
   そうしないと、本当にただの見た目だけいいピアニストで終わってしまうもの」

春希「でも、曜子さんはヨーロッパでの勝ちえた評価もあるじゃないですか」

曜子「そんなのは評論家だけにしか通用しないわ。実際聴いてくれる人の心を掴まなければ
   意味がないもの。というわけで、私は私のピアノに集中したいから、かずさのことは
   春希くんに任せるわ。それとも、かずさと二人でボストンに行くのは嫌だっていうのかしら?」

春希「そういうわけではないですよ」

曜子「大丈夫よ。電車で行けばすぐにつくわ。それに、ボストンにつけばタクシーで移動する
   だけだし、距離はあっても楽だと思うわよ?
   まあたしかに狭い所に押し込まれて移動するのは退屈かもしれないけど」

春希「それはむしろピアノの練習ができないかずさのほうがストレスがたまるんじゃないですか?」

曜子「ん? かずさはどうなの?」

 しばらく俺と離れていた寂しさを埋める目的なのか、かずさは俺が曜子さんと話し合いを
する最中もおとなしく俺の腕に絡みついておとなしくしていた。
というか、空港からここまで、一度も離れようとはしなかった。
 そんな二人分の温もりを享受していたかずさに問いかけても、
半分眠りかけている姫君には今後のスケジュールなど些細な懸案にすぎないようだ。

かずさ「あたしは春希に全部任せるから大丈夫だって」

曜子「その辺のことはあなたには最初から期待してないわよ」

かずさ「んぅ……、じゃあ、なに?」

曜子「だから春希くんは、移動でピアノの練習ができないことがあなたの負担に
   なるんじゃないかって」

かずさ「たしかにいつもの日課通り練習できないのは嫌だけど、これからもコンサートの
    たびに移動しなければならないんだから、あたしとしてはこんなものかなって感じかな?」

曜子「だそうよ、春希君?」

春希「えぇっと、かずさがそういうのでしたら。たしかにこれからは飛行機での移動が
   増えるわけですし、もっと慣れていかなければいけないんでしょうね」

 俺もかずさとボストン公演に行きたくないわけではない。むしろわくわくしているほどだ。
 だけど、ふたりっきりの旅行というわけではないけれど、
ふたりだけでボストンまでいくことは、ふたりだけで数日間生活することとなる。
 しかも生活能力ゼロのかずさをささえるのが俺だけであるとなれば、
曜子さんの代りに俺がずっとかずさのそばにいることになる。
 俺とかずさが待ち望んでいた関係だ。若干かずさにも常識の範囲内での生活能力は身に
つけて欲しいところだが、二人で前に進んでいく事を俺達は望んでいた。
 ただ、どうしても現実的な雑務を考えるよりも、
気を抜くと二人でいる事に舞い上がってしまいそうだった。
 望んでいる関係を成就し、充実した時間に身を浸す。
 長年望んでいた状況に誰が不満を抱くというのだ。幸せに決まっているじゃないか。
 でも、だからこそ俺は、油断しそうで怖かった。

曜子「じゃあなにも問題はないわね?」

春希「いや、俺としては願っていた事ですから最初から何も問題はないですよ」

曜子「ということで春希君。かずさのこと、よろしくね」

春希「はい」

曜子「もちろん…………ホテルでは襲っちゃってもOK。むしろ推奨だから」

春希「移動の疲れもありますし、到着後の打ち合わせは軽くして、
   改めて俺が打ち合わせに参加しときますね」

 嬉しそうな顔でとんでもない事を提案してくる曜子さんに、
俺は真面目な顔を作ってスケジュールの確認を再開させる。
 曜子さんの攻撃にはだいぶ慣れたと思う。慣れはしたけれど、いまだに対応しきれない
事案も多々あるのも事実ではある。それでも今のように深みにはまらないように
避ける事ができるようになったのは当然の結果だろう。
これを進歩とか学習などというんだろうが、こんな嬉しくもない進歩は願い下げではあったが。

曜子「もう春希君ったら真面目すぎるんだから。というか、春希君が襲わなくても、
   かずさが春希君を襲っちゃうから結果的には同じ事なのかな?
   だから別に春希君がってことは関係ないと?」

春希「ちょっ……! 曜子さんっ。仕事でボストンに行くんですから、あまり酷い事は
   言わないでくださいよ。しかも実の娘の目の前で言うような内容じゃないですよ」

曜子「じゃあこっそりとかずさに助言する方がいいっていうこと?」

春希「えっとその……」

曜子「夜這いは知らない方がドキドキ感があって盛り上がるのよねぇ。まあ夜這いといっても
   最初から同意しているわけだしぃ、ん〜……、こういう場合はどうなんだろ?」

 変な所で疑問に思わないでくださいよ。
そもそも最初から同意している仲なら、たんなるサプライズってところじゃないですか。
 …………って、なにを真面目に応えてるんだよ、俺。

曜子「もう……、春希くんったら真面目なんだから。顔を真っ赤にしてくれるあたりは
   相変わらず可愛いわね。かずさと二人で顔を赤くしていると、
   ますます可愛くって抱きしめたくなっちゃうわ」

 俺は曜子さんの指摘に、隣にいるはずのかずさの顔を覗きこむ。
 指摘され意識してみれば、かずさが俺を腕を掴む力はやや強くなっている。
なによりも先ほどまで眠そうにしていた顔は覚醒していて、目がはっきりと覚めているとわかるくらい顔が真っ赤であった。
 俺の視線に気がついたかずさは、さらにぎゅっと俺の腕にしがみつき、
顔に腕を引き寄せて隠れようとする。
 それでも俺の視線からは完全には逃げないところは、
なんというか、俺の体温をますます上昇させてしまった

曜子「はいは〜い。仲がよろしいお二人さんは、仲良くボストンに行ってらっしゃい。
   コンサートの方はなにも心配はしていないけど、あまり春希君を困らせるような事は
   しないのよ。あなたってばすぐに拗ねてしまうんだもの。喧嘩なんてすると寂しいわよ?」

かずさ「わかってるって。もう、子供じゃないんだからな」

曜子「そういうところが子供なんじゃない。それに二人っきりなのに一人でふて寝なんて
   していると、寂しくて泣いちゃうかもしれないわよ?」

かずさ「……ふんっ」

 あまりかずさを刺激しないでくれませんか? これからかずさと二人っきりなんですから、
気まずい雰囲気にしないで下さると助かるのですが?
 まあ、かずさも出発さえすれば、
曜子さんの言っていたことなど些細な出来事になってしまうんだろうけど。
 こうして俺とかずさは、二人でボストンへ行く事になった。







 ニューヨークから出発するちょっと前から降り出していた雪は、ボストンに入っても
あいかわらずゆらゆらと宙を舞い、車内から見る景色の色を奪っていく。これが大雪となれば
電車であっても到着時刻に不安を覚えるが、今のままならば問題なくボストンまで行けるだろう。
 さて、そろそろ休憩も終わりにして仕事に戻るかな。いくらボストンにかずさを
連れていけばいいだけど言われていても仕事ならいくらでもある。
かずさ絡みの仕事はもちろん開桜社の仕事もあった。
 一応かずさに対する密着取材となっているわけで、その仕事もしなければならなかった。
寒々とする景色を身ぶるで別れを告げ、俺は目の前のノートパソコンに意識を集中しようとした。
しかし、寒い景色ばかり見ていたせいか、体は冷えてはいないはずなのに寒いと感じてしまう。
 そうなると自然と温もりに意識がむかうわけで、
俺は肩にぴったりと身を寄せるかずさに意識を奪われてしまった。

かずさ「ん……んん。春希、どうしたんだ?」

春希「起こしちゃったか?」

かずさ「もう着いたのか?」

春希「いや、あと30分くらいかな?」

かずさ「そっか……」

春希「起こしてしまって悪かったな。降りる駅が近くなったら起こしてやるから、
   もう一度寝ていいぞ」

かずさ「ううん。大丈夫だって」

 大丈夫だというわりには、まだ寝むそうじゃないか。
 そんな無防備のかずさに見惚れていると、俺の右腕はかずさの両腕に抱きよせられて
しまう。そして当然の展開というべきか、かずさは残り少ない睡眠時間をフルに使うべく
寝息を漏らし始める。
 まあ、仕方ないか。移動中は寝てばかりいるからって、その分ニューヨークではピアノを
弾いていたんだもんな。
 プロとしての意識が芽生え始めた事を喜ぶべきなんだろうな。その方法がちょっと
子供っぽい考えではあるんだけれど、ピアノの事は俺が考えてもしょうがないか。
 仕事をする手段を奪われた俺は、外の景色に見あきた代わりに、
見飽きる事のないかずさの寝顔を駅に着く直前まで見続けていた。



 快適な電車から降り、そして寒さをしのげる駅から外に出ると、当然ながら冬の寒さが
身にしみてくる。先ほどまで綺麗だと思っていた雪化粧は人の足に踏みにじまされ、
寒さだけを残していた。
 しっかりと保温効果が高いコートを着てきたはずなのに寒さを忘れる事はできないようだ。
そして俺よりもインドア派であるかずさといえば、文句を言うのさえ諦め、
俺にしがみついて暖を取ることだけに集中しているらしい。
 もちろん俺もかずさからの温もりも得られるわけで、不満などありはしなかった。
 ただ、いくら雪が降っていて寒いといってもそれは空調が効いていない外でのことだけで
あるわけで、タクシーに乗ってしまえば寒いわけはないはずだった。

春希「なあ、かずさ?」

かずさ「なんだよ? まだタクシーに乗ったばかりだから着かないだろ?」

春希「それはそうなんだけど、いやさ、かずさは寒いのかなって思ってさ」

かずさ「外は寒かったけど、今は大丈夫かな。うん、問題ないよ」

春希「そうか、それならよかった」

かずさ「そっか、じゃあ着くころになったら起こしてくれると助かる」

春希「それは任せておけ。かずさはゆっくりと休んでいればいいよ」

かずさ「ありがと」

 と、かずさは今にも寝落ちしそうな表情でつぶやくと、
枕の位置を合わせるかのように俺の腕を引き寄せる。

春希「…………あのさ、かずさ?」

かずさ「ん? まだなにかあるのか?」

春希「寒くないんなら腕を解放してくれると助かる。ホテルに着く前にスケジュールの
   確認をしておきたいからさ」

かずさ「あぁ悪い。あたしがひっついていたら邪魔だよな」

 寂しそうな笑顔で離れていくものだから、
俺としてはかずさを引き離すことなんてできないわけで……。

春希「手を動かす事ができるなら、問題はないかな。その、肩に寄りかかるくらいなら大丈夫
   だと思うぞ。でも、手は動かすわけだから寝心地は悪いかもしれないけど」

かずさ「それで十分だって」

 甘やかせすぎだって、たぶん俺にかずさを任せたあの人は言うんだろうけど、
俺はかずさの前では甘やかすことしかできないんだろう。
 でも、さすがの俺でさえ今の発言は甘ったるすぎたようで、かずさを直視する事は
出来なかった。ただ、視界の隅で捉えたかずさは甘えるように俺の肩に頭をのせるのだけは
確認できた。
 こうなってしまうと、俺としてはかずさに快適な睡眠?を提供したいと思ってしまい、
かずさの許可はとってあるというのになるべく片手だけでタブレットを操作していくことになった。

かずさ「ねぇ春希」

春希「寝にくいか? もうちょっとで終わるから、あと少しだけ我慢してくれると助かる」

かずさ「ううん、大丈夫」

春希「そっか」

かずさ「うん」

春希「ホテルまではもう少しかかると思うぞ」

かずさ「…………そうじゃなくて」

 解放されたはずの腕を再度引き寄せられ、かずさはその腕で顔を隠しながら
話すものだから、なんだかこそばゆくもあり、
かずさの吐息があたる個所からじわじわと体温が上がっていく気さえしてしまう。

春希「なんだよ?」

 なもんだから、俺の声も上擦ってしまうのは当然の結末であった。

かずさ「…………うん」

春希「言いたくなったらいつでも聞くから、言いたいときで……」

かずさ「ううん。そんな覚悟を決めて話さなきゃいけないような内容じゃないよ」

春希「……そっか」

かずさ「んとね、なんかこうやって二人だけでいるとさ、初めて家に来てギターの練習をした
    ときのことを思い出して。あの時は学園祭まで時間がなかったからゆっくりして
    いられる時間なんてなくて、今みたいに余裕なんてものはなかったな」

春希「かずさのピアノが期待されているっていうのは今と変わらないけどな」

かずさ「今では一応プロだからな。でも、高校生で、しかも練習もろくにしていなかった
    あのときのあたしと今のあたしへの期待を比べるっていうのはどうなんだ?
    ちょっと失礼じゃないのか?」

春希「俺にとっては、冬馬かずさの評価は高校生のときから最高評価で、
   これ以上上がる余地なんてないんだよ」

かずさ「それはありがたい評価ではあるとは思うけど、これからもっと腕を磨いていかなきゃ
    いけない身としては、上昇余地がないって言われるのは、あまり嬉しくないような気も」

春希「だったら、これから上がる予定の腕前も含めて評価しているって事にしておいてくれ」

かずさ「それはかなりプレッシャーなんだけど」

春希「俺にとってかずさは特別なんだよ」

かずさ「なら許す」

春希「でも、あまり負担に思うなら言ってくれよな。
   かずさにはのびのびと演奏してほしいんだからさ」

かずさ「その辺は問題ないよ。
    だって春希が聴いてくれているからこそあたしは演奏できるんだからな」

春希「あぁ、ずっとかずさの演奏を聴いているよ」

かずさ「絶対だぞ」

春希「絶対だ」

かずさ「…………それと、二日目のコンサート」

春希「ニューヨーク国際コンクールがスポンサーの方か?」

かずさ「うん、そう。……そっちのほうは特別だから、しっかり聴いてくれよ」

春希「うん? 初日のジェバンニがスポンサーのほうもしっかりと聴くけど、
   かずさがそういんなら、もっと真剣に聴いてみるよ」

かずさ「ん。それなら安心だ。じゃあ、ホテルに着いたら起こしてくれよ」

春希「それは任せておけ」

かずさ「んあぁ……、もうちょっと寝るかな」

春希「おやすみ」

かずさ「おやすみ春希ぃ……」

 もう一度眠りに落ちたかずさを気遣って、今度こそ肩を揺らさないようにタブレットを
操作していく。
 外を見てみると、どこら辺まで来たのかはわからないが、渋滞しているようなのでもう少し
時間はかかるのだろう。雪もやや多く降り出したのも影響しているのかもしれない。
 道ゆく人の顔も、やや強張っているような気もする。
おそらく駅でタクシーに乗ったときよりも気温は下がっているのだろう。
 だけど、俺の腕から上がってくる熱で、俺は今にも溶けそうなくらいのぼせていた。




第70話 終劇
第71話につづく




第70話 あとがき


今回の話は思ったよりも長くなってしまったかなという感じです。寝てばかりですみません。
来週も月曜日に掲載できると思いますので、
また読んでくださると大変嬉しく思います。


黒猫 with かずさ派

このページへのコメント

更新お疲れ様です。
ピアノを弾くこと以外は全て春希に任せっきりという構図が容易に浮かぶ程のかずさの甘えっぷりでしたが、ずっと春希の腕を掴んで寄り添っているかずさを麻里さんは複雑な思いで見ていたのではと想像してしまいますね。
次回も楽しみにしています。

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Posted by tune 2015年11月02日(月) 05:56:27 返信

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