第23話



2−5 麻理 NY 4月5日 火曜日 朝




北原からの電話が終わると、
その声が途絶えることに名残惜しさと一抹の不安を感じずにはいられなかったが、
それ以上の満足感が私を支配していた。
鏡は見てはいないが、きっと蕩けきった女の顔をしていた自分がいたに違いない。
佐和子が見ていたら、いや絶対に佐和子にだけはこんな私は見せないけど、
その後一週間くらいはぐちぐちネタにされていたって自信を持って言える。
もう既に電話は途切れはしているのに、電話を離すことができないでいた。
さっきまでこの電話から北原の声が聞こえてきて、
そして私の声を北原に届けてくれていたと思うと、
電話を見つめるたびに顔が緩みきってしまうわ。
・・・・・・・なんて、のろけている場合じゃない・・・か。
だって、北原から電話がきて、
思わずワンコールも鳴り終わってもいないのに電話に出ちゃったのよね。
つい反射的に出ちゃったけど、北原が気味悪がったりしていないかしら?
もし、北原がそんな風に私を見ていたら、私生きていけないわよ。
次電話が来た時は、2コールくらいは待った方がいいわね。
ううん、3コールかしら?
ふつうは、何コールくらいで電話に出るのがいいの?
え? 私って、今まで北原以外の電話の場合、どうしていたっけ?
あれ? 考えれば考えるほど、わからなくなってしまうわ。
通常モードの仕事をしている私からしてみれば、
想像もできないほど使えない私になってるわね。
どうしても北原が絡んでくると、一般的な事柄でさえ、うまく考えられなくなるのよね。
でもこれも全て、佐和子がいけないのよ。
もしかしたら北原から電話が来るかもしれないから、
心の準備だけはしときなさいねって言ったのが悪いのよ。
そわそわして、落ち着かなくて、なんとなく電話をいじってたら
本当に北原から電話がかかってくるんですもの。
もし北原から電話が来るとしたら、タイミングとしてはさっきの時間が一番可能性が
高いって思ってたけど、あまりにも計算通りで、私の方が驚いちゃったのよね。
相手の都合を気にしてしまうのが北原らしいっていったら、北原らしいのだけれど、
ある意味かたぶつって言うのかしら。いえ違うわね。マニュアル通りっていうわね。
だから、北原の行動は読めてしまう。
北原の行動が読めなかったのは、・・・読みきれなくなって制御不能になってしまったのは、
私が北原の事を愛してしまったことくらいかしら。
あぁ、もうっ。佐和子がいけないのよ。
佐和子が意識させるからいけないの。
って、なに一人で悶えているのかしら。
そろそろ編集部に行く準備をしないとしけないのに。
私は、一人上機嫌で朝の支度を進めていく。
朝からのスケジュールを頭の片隅で確認しながら、身なりを整えていく。
ただ、本当に頭の片隅でしか仕事のことは考えてはいなかった。
だって、ほとんどの領域で北原の事を考えていたんですもの。
最後に言った言葉が忘れられない。自分でも驚いているわ。
たぶん、これで二度目ね。
私が北原の事を、「春希」って呼んだのは・・・。
北原は、どう思ったのかしら?
こういう時、何も言ってこないのよね。
諦めて、適当に流しているって事はないわよね?
あぁ、もうっ。
なんだって朝から北原の事ばかり考えているのかしら。
そうよ。北原が朝から電話してきたのが原因よ。
・・・まあ、私の事を気遣って電話してきてくれたんだし、
しかも、大きな決断を北原に強制させてしまったのも私なのよね。
きっと、あいつのことだから、悩んで悩んで悩みきったに違いないわ。
でも、北原の事だから、私が育てた北原の事だから、今は真っ直ぐ進んでいるわ。
だって、大事に育てたんですもの。
・・・・・・・その北原のキャリアを台無しにしそうにしているのも私か。
何が正解で、何が間違いかだなんて、今の私には判断できない。
判断できないけど、彼女と同じように、私にも、
北原がいないと駄目だってことだけは理解できてしまう。
朝から大事な打ち合わせもあるのに、全然仕事モードに切り替わらないわ。
だから、私が春希の事を考えてしまうのは、北原が悪いんだ。
仕事モードに切り替わらないと、いつも北原の事を考えてしまうわね。
もう、ある意味病気ね。
今まで仕事ばかりしていたせいで、正常な恋愛ができなくなってしまったのかもね。
それとも、これが私の本質なのかしら。
本来の私は、恋愛に熱中するあまりに、男に溺れるタイプだったりして。
あまりにも笑えない冗談だから、いやよね。
本当に恋愛だけが私のすべてだとしたら、きっと北原は私を見てはくれないか。
そもそも開桜社で仕事をして、誰よりも仕事に打ち込んでいたから北原に出会えたのだから、
仕事人間ではない私とは、北原は出会うことができなかったわけか。
そう考えると、仕事人間になって、恋愛が下手でよかったとも言えるのよね。
まあ、そんな仮定の話を考えている時点で痛い女、か。
仕事があっての私で、仕事があるからこそ恋愛依存症の私が隠れていた。
だとしたら、仕事に打ちこめているからこそ正常な私を維持できているってことね。
そのバランスが崩れてきたって事は、誰のせいでもない。私のせい。
だって、北原のせいにしたって、佐和子のせいにしたって、それは言い訳でしかないわ。
一番悪いのは、心が弱い私のせいなのだから。

朝の忙しい日常は、思いにふけっていても、日ごろの習慣から無意識にこなされていく。
顔を洗い、食事をして、歯を磨く。いつもより時間がない分、無駄なく動いていた。
スーツを着て、メイクをばっちり終えるころには、いつもの出かける時間に
合わせるあたりが、麻理の仕事人間たる仕様だろう。
だから、麻理は気がつかなかった。
北原春希の事を考え過ぎていた為であるだろうが、
朝食を取っても、まったく気持ちが悪くならなかった事に。
麻理がその事を気が付いたのは、夕食のときであった。









2−6 春希 春希実家 4月5日 火曜日 夜





後ろ髪を引かれる中、麻理さんとの電話を切ると、そのまま佐和子さんに連絡をいれた。
色々聞かれると覚悟はしていたが、まだ仕事中だという事で、
チケットの手配だけをお願いして早々に電話を切ることになった。
おそらく佐和子さんは後で麻理さんに電話をして、
根掘り葉掘り俺との電話の事を聞き出すのだろう。
その辺の佐和子さんからの追及は麻理さんを生贄にするとして、俺は実家へと向かう。
若干責任放棄で責任のなすりつけを後ろめたくは感じてしまうが、
こういった話は男の俺とよりも女性同士の方がいいと思いこむ事で責任感を放棄した。
さて、実家まで来たが、母の言う通りまだ母は帰って来てはいないようだ。
一応マンションの下から電気がついているか確認しており、留守は確認済みだ。
もし、母が既に帰ってきているとしたら、それはそれで家の中に入りにくかったかもしれない。
これから会う約束をしている人物なのに、留守である事にほっとするなんで
ちょっと倒錯した感情を抱いてしまうのは、
やはり母子の間の距離感が生み出す溝みたいなものができながっていた。
だから、実家の鍵を鍵穴に入れるときは他人の家に勝手に入る印象を持ってしまった。
むしろ麻理さんの部屋に、部屋の風通しをする為に
麻理さんが留守中に入る方がよっぽど気楽で落ち着きをもてていたと思う。
それでも女性の部屋で、しかも麻理さんの部屋だという事で
違った意味でのドキドキ感が満ち溢れてはいたが・・・・・・。
しばらくぶり過ぎる実家は、多少の変化をもたらしているのではと多少身構えていた。
しかし、家の中に入ってみれば、高校時代と何も変わっていなく、
ある意味拍子抜けではあった。
高校時代のように、誰のいない部屋に踏み入れると、
そこには誰もいないいつもの空間が俺を待ち受けていた。
それは、何度も経験してきた儀式であり、誰もいない事が当たり前になるように
仕向けられた空間でもある。
それでも一か所だけは大きな変化をもたらしている。
俺がこの家から出ていくという大きな変化は、
俺が引っ越した時作り上げた変化のまま時が止まっていた。
静かな部屋を明かりをつけながら進んで行くと、
自然とかつての自分の部屋の前まできていた。
部屋の扉を開けると、そこはがらんとしていて、何も置かれていない。
一応明りをつけてもう一度しっかり確認したが、
家具どころか、小さな小物さえなかった。
それでも何も置かれていないかつての俺の部屋を見渡すと、
実家を出ていった日に見たカーテンだけが俺がいた痕跡を示している。
改めて俺の部屋だったこの空間を見つめれば、
なにかしら感傷的になるかともここに来る前に考えはしていた。
だけど、俺の想像外の展開に、感傷的になる事さえできないでいる。
どうして母はこの部屋を使わないのだろうか?
余っている部屋があるのなら、新たな目的の為に有効活用できるし、
新たな目的がなくても家の家具を分散することで、
今まで以上にゆったりとした住居空間が作り出せるはずなのに。
だから、手つかずのまま放置されるよりも、
なにか他の部屋に生まれ変わっている可能性の方が断然高いはずだと考えていた。
それなのに、俺の部屋は、俺が出ていた日のまま時が止まっている。
複雑な心境を整理できないままかつての俺の部屋に一歩踏み入れると、
定期的に掃除されているのが伺えた。
もしかしたら何かしらの為に使われているのかもしれないが、
使われていない部屋特有のじめっとした空気は感じられない。
掃除するくらいだったら、なにかしら有効的に使えばいいのに。
そう思いこまずにはいられなかった。
そう思いこもうとせずにはいられなかった。

しばらくすると母から9時過ぎには帰宅すると連絡がきたが、まだ9時までには時間がある。
普段の俺ならば、待ち時間に大学のレポートやら課題をやっているはずだ。
しかし、あいにくそういった時間つぶしのツールはない。
自分の部屋ならば、なにかしら見繕えるが、ここはかつての俺の部屋であるわけで
今は何もあるはずがない。
自宅から何かもってきてもよかったが、そこまで気がまわらなかったというのが真相だ。
だったら、掃除でも食事の準備でもしようとは考えはした。
麻理さんの部屋ならば、とくに考えることもなく体が動いたことだろう。
けれど、何度も確認してしまうが、ここはかつての俺の家だ。
好き勝手やれるわけではない。
この実家に戻ってこようってことさえ、自分勝手なことなんだ。
だから俺は、母が帰ってくるまで、
永遠と繰り返される自問自答を繰り返すしかなかった。

玄関のカギ穴に鍵が差し込まれる音が俺の耳が捉える。
時計を見ると、9時を少し過ぎたところだった。
部屋の中に入ってきた母は、特段変化があるわけでもなく、
高校時代に見た姿のまま現在の俺の前に立っている。

春母「話があるそうね」

ただいまも、久しぶりねもなしか。期待していたわけではない。
期待はしないが、挨拶くらいは人間関係を築く上には必要じゃないか?
だから、これがいつもの母子関係だと、かつての感覚を思い出させてくれた。
いや、この母子関係って、どちらから作り上げたんだろうか?
機械的に共同生活を送ってきてはいたが、円滑に事が進められるように、
それなりの人間関係を作るのが俺じゃないか?
それなのに、母を透明人間のように扱ってきたのは、俺だったのか?

春母「どうしたの? ぼおっとして」

春希「ごめん。久しぶりに戻って来たんで、ちょっと」

春母「そう。それで、話って?」

今は、実家に戻ってこれるよう、交渉の方に集中しないと。
やっぱり、久しぶりの実家は、俺でも感傷的になるんだな。
そう俺は無理やり結論付けて、目の前の母に意識を集中させることにした。

春希「いきなりで悪いんだけど、この家に戻ってきたいと思うんだ」

春母「いつから?」

春希「できれば来週から」

春母「わかったわ」

春希「ありがと・・・・・、えっ? いいの?」

あまりの交渉進行の速さに思考がついていかない。
実家という悪条件を加味しても、あまりにも俺の脳は減速していた。
それに、母がこんなにもあっさりと実家への出戻りを許すとは思いもしなかった。
いや、俺に関心を持ってない母ならば、同居人が戻ってこようと
関係ないって事なのだろうか。

春母「いいも悪いも、ここは春希の家でもあるのだから、私が反対するわけないわ」

春希「そう・・・。それなら、ありがたく戻ってこさせてもらうよ。
   それはそうと、俺の部屋は何も使ってないんだね。
   しかも、綺麗に掃除されているから、驚いたよ」

そう言ってしまった後に、しまったと気がつく。
饒舌すぎる。緊張しているといっても、あまりにも母に対して饒舌すぎる俺に、
俺は驚きを隠せなかった。
緊張が失敗をうみ、失敗が俺をさらに狼狽させる。
実家に戻ってくると決めてから、空回りしている自分がそこにはいた。

春母「あの部屋は、あなたの部屋なのよ。私が勝手に使うわけにはいかないわ」

春希「いや、でも。空いている部屋なんだし、何かしら使えばよかったのに。
   しかも、使ってないのに、掃除までして」

春母「息子の部屋くらい掃除するものよ」

どうしてだろうか? なにかが昔とは違う。
こうして母を目の前にしてみると、違和感を感じずにはいられなかった。
それは、俺が大学に入学して、一人暮らしをし、バイトをして、
さまざまな大人を見てきたからだろうか。
麻理さんに出会い、仕事面においても、人間関係においても、
容赦なく鍛えあげられたって自負している。
その結果、まがりなりにも責任ある仕事まで任せられるようになったことで
高校生の俺と、今の俺とでは視野が違い過ぎていた。
だからこそ、母が高校生の幼稚に反抗している俺に合わせてくれていたんだって、
今の俺なら理解できてしまう。
でも、なんで今さら気がついてしまうんだよ。
顔がカッと熱くなってしまいそうであった。
高校時代までは、お互いの事に無関心だと思っていた。
正確に言えば、今の今までそう思っていた。
今までは、無関心なまでに、無関心を装うことを意識していたともいえる。
今朝、母に電話した時、
あの時は母の顔を見えないから油断していて、無関心を装う事を忘れていたのかもしれない。
しかも、今なお久しぶりの会話ともあって、昔の感覚を完全には取り戻せないでいる。
だからといって、今さら母と慣れ合うつもりはない。
母には、母なりの人生があって、今までも、そして、これからも俺が干渉する気はない。
俺が干渉してはいけないんだ。
ただ、今こうして母を目の前にしてしまうと、高校時代の俺は、必死に肩肘を張って
かたくなな態度を母に取っていたのではないかと感じてしまう。
大人であり、俺の母親でもある母は、大人の対応として無関心を装い、
浅はかな幼すぎる高校生をやっている俺に合わせてくれていたんだ。
そう考えてしまうと、もしかするとお互い無関心である母子を母に演じさせることを
強制させてしまったのは、俺の方なのか?
俺が母子関係を崩壊させた原因があると思えてしまう。
もちろん母も父との関係がうまくいかなかったことで、子供に対して母親としての
申し訳なさがあったのだろう。それが後ろめたくて、俺に合わせてくれたのかもしれない。
全ては推測だ。だけど、目の前の母を見ていると、この推測が正しいってわかってしまう。
だったら、俺が無関心を装うのをやめれば、
もしかしたら、良好な母子関係を築く一歩になるのか?
しかし、こんなにもヒネくれ過ぎて育ってしまった俺には、今さら良好な母子関係なんて
築いてはいけないし、どうやって築いていくかもわかりやしない。
・・・・・・・なんだ。高校時代にかずさに偉そうに言っておきながら、
自分の方こそ親子関係に困り果てているじゃないか。
冬馬親子の関係のもつれやすれ違いを、馬鹿げた大したことはない事だって
言い捨てておきながらも、今になって自分がかずさと同じ立場になるなんてな。
但し、俺とかずさとの差は、かずさは母である曜子さんと仲を改善して、
今は仲良くやってる事か。
本人達にそれを指摘したら、きっと全力で否定されるんだろうな。
ほんと、素直じゃない親子だよ。
素直じゃないけど、俺達親子ほど捻くれているわけでもない。
だから、素直になれたかずさを、俺は尊敬するし、少し羨ましくもあった。

春希「ありがと」

春母「・・・・・・・」

少し驚いたような表情を見せる母に、俺は自分が言った言葉にようやく気がつく。
感謝の気持ちなんて、最後に言ったのはいつだったか覚えてもいない。
形式的な感謝の言葉なら、何度も言ったとは思う。
そんな形ばかりの感謝の言葉ではなく、
自然とこみあげてきた感謝の気持ちを母に向かって言葉にするだなんて。
でも、俺は今さら母との関係を修繕することなんてできない。
あまりにも遅すぎたし、母も望んではいまい。
それに、俺だって、どうやって修繕すればいいかなんてわからない。
・・・・・・えっ?
なんで俺は、母との関係を修繕したいって思ってるんだ?
無関心なまでに無関係な母親なんだぞ。
それは、今までも、そして、これからだって変わらないはずなのに。
だから俺は、逃げるようにして母の前から立ち去った。













3−1 春希 4月6日 水曜日




昨夜の事は思いだしたくはなかった。
母には、きっちりと伝える事は伝えたし、
帰る時も適当な理由をでっち上げて早々に実家をあとにした。
一応形の上ならば、うまく立ち回れた事になるはずだ。
だが、俺が気がつかない間もずっと大人の対応をしてきたあの俺の母親が
自分の子供の変化に気がつかないとは、どうしても思えなかった。
どうしても母の前だと、自分がみじめに思えてしまい、昨夜は逃げるように帰ってきたと
言ったほうがどうしても合っている気がする。
そんな子供すぎる俺は、家に帰ってきても、実家でのことを忘れる為に
引っ越しの準備や、木曜から始まる大学の準備など、考える暇を与えないように
寝ずに一夜を過ごすことになってしまった。
たしかに、急な引っ越しであるわけで、しかも週末にはNYに行くわけでもあるので
時間に余裕がないのは確かではあったが。
朝を迎えるころには、今日からNYへ行く日までのタイトすぎるスケジュールが
作り上げられて、予定がびっしりと埋められていた。
これで実家の母の事は考えないでいられると思うと、ホッとする自分がいた。
そのほっとする自分さえも消し去る為に、俺は行動を起こす。
さて、どつぼにはまって自問自答している時間はない。
この後、マンションの契約解除手続き、引っ越し業者への依頼、
そして卒論を前倒しして提出することの報告をしに出かけなければならない。
それらが終わったとしても、バイトもあるし、
引っ越しの準備も途中までしか終わってはいない。
だから俺は、母の事を無理やり思いださないように、
忙しい自分を作り上げることに努力した。





第23話 終劇
第24話に続く

このページへのコメント

春希は実家に帰ることで、母という人間への見方を少し変えたようですが、ある意味原作codaのときより親子関係は進展してますね。
もっとも母に反抗?していた反動か、今までの母は幼稚な俺に合わせて大人の対応として無関心を装っていただけ、とか俺が母子関係を崩壊させた原因があった、とか無駄に自責的になってるようですけど。

子供が頑なだから干渉しなかった、無関心を装っていたとしたら、その人は親どころか大人としても未熟だと思うんですけどねぇ。

0
Posted by N 2014年11月11日(火) 23:58:52 返信

麻里さんの方は相変わらずの乙女全開でしたがそのお蔭で体調不良が改善するという劇的な効果が出ていますが、これで春希がかずさの所へ行ってしまった場合どうなるのか想像するとちょっと恐いかも。
春希はこちらも自覚している様に母親との関係がよろしくないですがお礼を言えた辺り改善の兆しありか?
悩み事があるとワザと忙しくしてその事を考えるのをやめてしまうのも春希らしいですね。

0
Posted by tune 2014年11月11日(火) 03:04:29 返信

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