最終更新:ID:NFxZJQ/x9g 2014年12月24日(水) 01:03:54履歴
「ねえ春希くん。うちの商学部にいる長瀬昌子って人、知ってるかな?」
「え? 商学部?」
「そう。春希くんって結構顔が広いじゃない? それで知ってるかなと思って」
春希と一緒に廊下を歩きながら、雪菜が隣にいる彼を振り仰ぐ。その仕草の最中で、彼女の長い髪がゆるやかに揺れた。
夕焼けと同じ色合いの栗色の髪。その毛先が春希の手の甲に微かに触れる。
「……長瀬昌子。ごめん。悪いけど聞いたこともないよ」
「そっか。ちょっと残念」
「雪菜。その長瀬昌子って人がどうかしたの?」
先日かずさに似たような質問をされたことを覚えていた春希は、雪菜の思惑が気になって少しだけ切り込んでみることにした。
「外で知り合ったんだけどね。連絡先を交換してなかったから。学内を探してみたんだけど、結局見つけられなくて……」
「その人に急用?」
「あ、そういう訳じゃないの。色々な話を聞いてくれてね。意気投合っていうのかな? 結構うまが合ったからまた話したいなって。それだけ」
「そうなんだ。じゃあ気にかけてみるよ」
「うん、ありがと」
春希にとっては久しぶり。そして雪菜にとっては三年ぶりの付属の校舎。
沢山の思い出が詰まった学び舎は、時間経過を感じさせるほど当時と変わった印象は抱けなかった。きっと沢山の人がそこで活動している証なのだろう。
彼等が卒業しても次の世代が、そしてまた次の世代が変わらずに使用していく。細かな傷や痛みは生まれても、人の息吹が宿る建物は長持ちするものだ。
「そこの角を曲がれば、もうすぐ第二音楽室ですよ。わたし達の間では開かずの間って呼ばれたりしてますけど」
現在この場にいるのは春希達だけではない。案内役として杉浦小春が付いていた。
彼女は春希達よりも二歩先を歩んでいて、自身の役目をきっちりとこなしている。
「……って、先輩たちには説明の必要なかったですよね」
少し照れたような笑みを浮かべながら、小春が少しだけ足を速めた。
第二音楽室。通称は開かずの間。
かつて“ある生徒”専用の音楽室として使用された頃の名残が、生徒達の間で定着してしまったのだ。
「お待たせしました。ここが第二音楽室です」
角を曲がり、また少し進んで。幾つかの教室を越えたその先に、その扉が現れた。
木目を基調とした重厚な両開きの扉。その前に立ちながら小春が二人を迎える。
「北原先輩。十八時までの使用許可は貰っています。その間の一般生徒の立ち入りは禁止になっていますから、ゆっくりと“取材”しちゃってください」
「ありがとう杉浦。面倒をかけたな」
「いえいえ。これも役目ですから」
今日の小春のお仕事は二人をここまで案内することだけだ。だから役目が終わった彼女はこの場を去ることになる。
それを示すように、小春はゆっくりとした足取りで春希達に向かって歩き出した。
離れていた二歩の距離は、すぐに埋められる。
「小木曽先輩。これ音楽室の鍵です。職員室に諏訪先生がいますから、終わったら渡してあげてください」
「ありがとう。杉浦さん。確かに預かりました」
「じゃあわたしはここで。失礼します」
雪菜へ直接鍵を手渡してから、小春がペコリと頭を下げる。
それから足早にその場を後にしていった。
去り行く小春の背中を見つめる春希と雪菜。しかしすぐにその姿も見えなくなる。
「それじゃあ、開けるね」
目線で春希に問い掛けながら、雪菜が鍵を差し込んでいく。そして彼が頷いたのを確認してから、ゆっくりと指に力を込めていった。
瞬間カチャリと、運命の回る音が響いた。
「…………っ」
扉の先に広がる光景を受けて、雪菜が静かに息を飲んだ。
声は零れていなくとも、彼女が感嘆しているのが伝わってくる。そんな雪菜の隣に春希も並び、彼にとって特別な思い出のある室内を見つめた。
「ここも、変わってないな」
瞳の中に飛び込んでくる光景は、なんの変哲もない音楽室に映る。
教卓の前には幾つかの机と椅子。乱雑に置かれている楽器が、僅かに音楽室としての存在を主張しているくらい。窓の外に広がる空の色と微かに届いてくる生徒の声が、ここが学園の敷地内なのだと春希達に教えてくれていた。
しかし一番に目を引くのは、片隅に置かれているグランドピアノだろう。
冬馬曜子が娘の為に寄贈したそれは、かつてかずさ専用のピアノとして演奏され続けていた。
放課後だろうが、授業中だろうが。変わらず彼女はその場に居座り続け――春希も雪菜も、定位置に陣取って仏頂面を晒しながらピアノを弾いている彼女の姿を幻視した程だ。
「なんだが懐かしいね。まだ三年しか経ってないのに」
雪菜が両手を添えた状態で、丁寧に扉を閉じていく。
完全にこの扉が閉じられると、この場は完全な密室となる。しかも音楽室だ。少なからず防音処理も施されているだろう。
窓から侵入しようと試みるような馬鹿な人間が現れない限り、春希と雪菜の二人だけの部屋が作られる。
「三年も経った、の間違いだろ?」
少し自重気味に呟きながら、春希が室内中央まで進み出た。その後に雪菜も続き、改めて二人はこの思い出の沢山詰まっている室内を見回してみる。
三人で過ごした時間を顧みるように。
だからだろう。その行為に意識を取られていた春希は、隣で雪菜がその台詞を放った時、彼女の表情を見逃してしまった。
「――ここがあの女のハウスね」
「え……?」
耳に届いた呟きを頼りに春希が振り仰ぐ。
そこには後ろ手に腕を組みつつ、笑みを浮かべる雪菜が待ち受けていた。
「覚えてる春希くん? わたしの今の台詞」
「……合言葉は、だろ。もちろん覚えてるさ」
「ふふ、嬉しい」
はにかんでみせた雪菜が、組んでいた両腕を解いていく。それから真横に手を広げると、その場でくるりと身体を一回転させた。
「あれから色んなことがあったよねぇ。かずさとわたしと春希くんと。三人で――色々なことが」
「そう、だな」
「嬉しいことや楽しいこと。辛いことや悲しいこともあったけど、全部わたしにとっては忘れられない大切な出来事だよ」
「……っ」
「春希くんはどうかな? 辛いこととかやっぱり忘れちゃいたいって思ったりした?」
「そんなこと……」
今日、春希がここへ来たのは雪菜と話をするためだ。
先程小春が言った取材という言葉は勿論方便で、この場所で話したいことがあるという雪菜の求めに応じた形になる。彼も雪菜と二人きりで会う必要があると思っていたので、この申し出は渡りに船だった。
しかし場所が因縁ある付属の第二音楽室。
当然それなりに覚悟を決めて望んでいた春希だったが、思いの外雪菜の表情が明るいので面食らっている部分もあった。
ありていに言って雪菜の考えが読めないのだ。
だから春希は自分から切り出すことにした。まさかこの場まで来て、思い出話に花を咲かせるのが目的だとは言わないだろうから。
「雪菜。俺に話したいことってなに? 大切な用件があるんだろ?」
「……うん。あるよ。でもその前にあなたに一つだけ確認したいことがあるんだ」
「え?」
「そのためにわざわざここまであなたを連れて来たんだから」
後ろ歩きの要領で、雪菜が彼から二歩だけ遠ざかる。
それから春希を中心にして円を描くように歩みを進めていった。半時計回りに半週。そして彼の正面まで移動すると、改めて春希の顔を見つめる。
「わたしのファーストキスはね、この場所だったんだよ。学園祭の後、ここであなたにキスをした」
「そんなの、俺だって、同じだよ……」
「すっごく緊張したなぁあの時。必死に誤魔化してたけど手なんかぷるぷる震えちゃって。初めてだからやり方わかんなくってね。見よう見真似で頑張ってみたの」
「……」
「それがわたしの人生で最初のキス。一生忘れない大切な思い出。でもね、春希くんは違うんだ」
雪菜からの爆弾発言を受けた彼は、ただ呆けたように立ち尽くすことしかできなかった。
「………………え? 今、なんて……」
「だから春希くんのファーストキスの相手。わたしじゃないんだよ」
耳を疑うという言葉がある。
信じられない出来事に直面した時に、聞き違いなんじゃないかと疑ってかかることだ。
今の春希がまさにその状態で、あまりにも想定外の話を聞かされた影響で、床に縫いつけられたかのように固まってしまったほどである。
「嘘……だ……」
ここで雪菜にキスされて。ここで彼女に告白されて。それで恋人同士になった。
何年経とうが、忘れるような出来事ではない。
「嘘じゃないよ」
「絶対に違う。だって俺、あの時までキスなんかしたこと無かったっ! 雪菜が俺の初めての相手だよ……」
なんでこんなことを言い出すんだって、春希は思った。
だって彼の記憶に刻まれているのは、この第二音楽室で彼女に唇を重ねられた事実だけだ。他ならぬ自分自身のことを間違えるはずがない。
なのに雪菜は、それが彼女にとって残酷な事実なのに、証明するための言葉を重ねていく。
「あの日、学園祭のステージが終わってから、春希くんこの部屋にいたよね?」
「……いた。確かに、いたよ」
「それでちょうどそのあたりで、椅子に座ったまま眠っちゃったんだ」
「わからない。雪菜が何を言いたいのか、全然分からないよっ。確かにあの時の俺は、徹夜の影響もあって知らない間に寝落ちしてちゃってたけど、そんなの雪菜も知っていることじゃないか」
彼が目を覚ました時、目の前にいたのは彼女だ。
今更確認するような出来事ではない。
「ならもう一つ思い出して。あの時部屋にいたのは――春希くんだけじゃないよね?」
「…………あ」
「かずさが、いたんだ」
当時の春希は、耳に届いたピアノが奏でられる音を頼りにこの場に押しかけたのだ。
そこに一番会いたかった奴が、かずさがいるだろうって思ったから。
「あ……ああ……っ!?」
――なんで北原はそんなに一々細かいんだ?
夕暮れ色に染まる教室の中で、いつものやり取りを交わす二人。
なんでもいい。かずさと話がしたかった。
――そのおかげで冬馬と一緒にいられるようになったんだから、俺は間違ってない。
甘い話になんて発展しなかったし、かずさに邪険にあしらわれていたと言ってもいい。
それでも、彼は楽しかった。
「俺……」
ここに至って春希は、雪菜が何を言いたいのか、理解した。
右手を持ち上げ、そっと唇を人差し指で撫でてみる。
「わたし、見たんだ。かずさが春希くんにキスしてるところ。だからわたしは――その日のうちにあなたに告白したの」
「なんでっ……今更っ……そんなことっ……!?」
「仕切り直したかったからだよっ。一度ゼロに戻したかった――ううん、もう戻れないのは分かってる。でもこれがわたしなりのケジメのつけ方なんだよっ!」
「雪菜……」
「春希くん。わたしはあなたのことが好き。ずっと、ずっと好きだったっ!」
雪菜は春希を正面から見据えて――いや、彼だけを視界の中に捉えたまま、想いを口にする。
「北原春希くん。わたしと付き合ってください」
胸中の中に蘇る様々な出来事。
雪菜との出会い。運命の学園祭。そして彼女からの告白。恋人同士になってからの楽しい日々が、目まぐるしい勢いで春希の中を駆け廻っていた。
かずさも含めて三人で温泉旅行に出掛けた。道中、車での会話はなんか今でも鮮明に思い出せてしまう。美味しい料理も、温泉も、雪合戦も。彼女との触れ合いに比べれば、まだ些事でしかない。
小木曽雪菜が、好きだった。
なのに雪の降る日に、雪菜の誕生日に。春希は彼女を裏切ったのだ。
進学してからはすれ違いの連続で。
なのに久しぶりに電話した時の雪菜のはしゃぎようは凄いものがあり、ハイテンション気味の声と共に彼の脳裏に記憶されている。
彼女を姿を探して小春と二人で夜の街を駈けずり回ったこともあった。
見つからない雪菜を求めて、彼は使える手は全て使った。
そして去年のクリスマス。
今度こそ雪菜と一緒に歩んで行こう。そう決心して挑んだ聖夜の出来事。
「ごめん、雪菜」
小木曽雪菜のことが好きかと問われれば、彼はYESと答えるだろう。けれど、この申し出だけは絶対に受けるわけにはいないのだ。
今度は間違えない。
もう、二度と。
「俺、かずさのことが好きなんだ。だから雪菜の気持ちには応えられない」
沈黙が降りたのは一瞬だけ。春希の答えを理解した雪菜の唇が急速にへの字へと折り曲がっていく。その表情を見られまいとしてか、彼女がさっと俯いた。
小刻みに震える身体は雪菜の思いの体現か。俯いた視線の先にある床には、ぽたぽたと雫が零れ落ちている。
そんな状態にあっても雪菜は、必死の思いで顔を上げると――
「――うん。知ってた」
瞳の中に沢山の涙を湛えたまま、柔らかな笑顔を浮かべたのだった。
「あ……れ? どうしてだろ。涙、止まんない……」
袖口で目元を拭いながら、雪菜がしきりにしゃくり上げている。
泣いちゃ駄目だ。
そう思っても後から後から涙が溢れてくる。そんな顔を晒すわけにはいかないと、雪菜は顔を覆ったままを踵を返した。
「ごめん。帰るね、わたし」
脱兎の如く駆け出し、外へ通じる扉を開いて。
そこで彼女の動きが止まった。
「あ……」
根拠など無かった。でもその可能性を全く考えていなかったわけじゃない。
云わば女の直感。
だから雪菜は、扉を完全には閉めることはせずに、少しだけ開いたままにしていたのだ。
こうすれば声が通るからと。
「か、かずさっ!?」
呟きは春希から。
雪菜を追った彼の視線が、扉口で立ち尽くしているかずさの姿を捉えた。
かずさは雪菜と同じように、その場で立ち尽したまま、ぽろぽろと涙を零している。
「は……春希、春希ぃ……!」
「っ……!」
かずさのすぐ脇を雪菜が通り過ぎて行く。その行方を春希の視線が追うが、代わりにかずさが胸の中に飛び込んで来たので、追跡を中断せざるを得なかった。
「おまえ、なんでっ……!?」
「だって……」
駆け寄って来たかずさを大切に抱きしめる。
その証として、彼の胸元が涙に濡れた。
「不安、だったんだっ。何度お前に抱かれても、もしかしたらって……」
「馬鹿なこと言うな。俺にはおまえだけなんだって、何度も言ったじゃないか」
「でも、でもぉ……」
駄々を捏ねる子供のように、春希の腕の中でむずがるかずさ。そんな彼女をを安心させようと、春希は背中に回した腕を使って“ぽんぽん”と優しく叩く。
「落ち着けって。俺はお前の傍にずっといる。そう約束したろ?」
「……うん」
「わかったら涙拭け。今ハンカチ取り出すか――んっ!?」
かずさの為にハンカチを取り出そうとしたら、強引に唇を重ねられてしまった。
こうなった彼女はちょっとやそっとでは収まらない。
それを重々知っている春希は、かずさが満足するまでつきあってやることにした。
「……瀬之内晶だよ」
一頻り春希と抱擁を交わして落ち着いたのか、元のぶっきら棒な口調に戻ったかずさが答える。
ピアノ前に置かれている椅子に腰掛けたまま、やや春希から視線を外しているのは、少しばかり居心地が悪いせいだろうか。
「今朝、彼女がまた尋ねてきて。それで雪菜と春希が会うからって……」
「でも俺お前に言ったよな。今日は雪菜と会って話をするからって」
「でもここで会うとは聞いてないっ!」
やや憤慨したように、かずさが自身の太股を叩く。
「ここは……駄目だろ。誰にとっても特別すぎる場所だ」
「そう、だな。……うん。少し俺が浅慮だったかも」
「かもじゃない。でもさ、お前の本音が聴けたから許してやるよ」
本音という部分に春希が反応する。
「……なあ、かずさ。結局どのあたりから聞いてたんだ? その……最後のとこだけとか?」
「雪菜が“あの女のハウスね”って言ったあたりから」
「それって、ほぼ全部じゃないか……」
これはもう全て曝け出したに等しい。
ということは当然ファーストキスのくだりも知られたということになる。先程からかずさが視線を合わせてこないのは、相手も気まずい思いをしているからか。
「もしかして怒ってるのか、春希?」
「なんで?」
「だって、お前のファーストキスを奪ったのはあたしなんだぞ。しかも眠っている隙にって。卑怯者じゃないか」
「……俺の中での前提が狂い過ぎて混乱してる部分はある。でも卑怯だとかは思わない」
「ごめん、な」
「謝るなって。っていうか言った傍から泣きそうな顔するな」
「だってぇ」
「いいか、かずさ。一回だけしか言わないからよく聞いてろよ。正直言うとだ、俺の初めてがお前で良かったって思った」
「え?」
「っ。もう帰るぞっ。あんまり遅くなると迷惑がかかるからな」
恋人相手とはいえ、正面から本音を暴露するのはやはり照れるものだ。その思いを悟られまいとして、春希は少し強めの口調で言い捨てる。
それから足早に部屋を出て行こうとするが、背中からかずさが声をかけてくる。
「待ってくれ、春希」
「なんだよ。話なら家に帰ってからでも――」
「違うんだ。折角ここまで来たんだ。弾いてみせてくれないか?」
「え? 弾くって――」
「久しぶりに聞きたいんだ。お前のギター」
そう言ったかずさの視線が、片隅に置かれていたギターケースを指す。
かつて春希が使っていたものとは違うケースは、やけに所在なげに映った。
「でも俺ずっと練習してなくて……」
「下手でもいい。トチっても構わない。春希の奏でる音が聞きたいんだ」
「……」
かずさの気を引きたくて始めたギター。
放課後に居残って延々練習していても中々うまくはならず、それでも諦めないで頑張った。
彼なりの意地もあったし、目的もあった。けどやっぱり上達しなければ心も折れてくる。そんな時だ。この場所からピアノの旋律が流れてきたのは。
「……なら、お前も合わせてくれよ」
ギターケースに向かって歩みながら、春希がピアノ前に陣取るかずさに求める。
いつかみたいに一緒にやろう、と。
「いいよ。春希の弾く曲にならどんなものにでも合わせてやるさ。なんたってあたしはお前の師匠様だからな」
「はは、言ってろ」
「で、何の曲にするんだ? あたしがリクエストしてもいいか?」
「俺もお前とセッションするなら弾きたい曲があるんだけど」
「へえ、実はあたしもなんだ」
春希の手がギターへ伸びて。かずさの指は鍵盤へ落ちる。
奏でられた曲名は『WHITE ALBUM』
二人が始めてセッションした曲だった。
このページへのコメント
うん。
納得。
でも、ハルキ、、、お前偉いな。
と、自分を少し情け無くおもわさるをえないです。
Nさんありがとうございます。
頂いた感想を読んで目から鱗な部分がありました。
年内完結を急ぐあまり最終二話は少し練り込みが甘かった部分があると思います。
後の番外編投下に合わせて改訂しつつ少し手を加えようかなと感じ入りました。
色々仕切りなおすための第二音楽室での再告白と拒絶。そしてギターとピアノのセッション。
ミニアフターの幸せに戻る道の内容と合わせるとタイムリーで実に感慨深い回でした。
ただ欲を言うなら、フられた雪菜が涙ながらに逃げ出すように音楽室を去るよりは小春ルートやかずさTの時のように、泣きながらも最後まで意地を張って美しく堂々と春希とかずさを祝福して別れて欲しかったという気持ちがあります。
フられる時にこそ一番輝く子だと思うので、原作の雪菜のキャラをよく再現してるSSだからこそそう思ってしまいました。