266 :名無しさんだよもん [↓] :2012/01/19(木) 23:15:00.83 ID:odR+20iw0 (2/3) [PC]
―ウィーンのとある朝―

かずさ 「…ん…」

…慣れ親しんだ香りととともに、あたしは目を覚ます。
…春希はまだ寝てる。…そう、慣れ親しんだ。慣れ親しんだんだ、あたし。

かずさ 「…んー」

春希の胸に、鼻をこすりつける。少し、あたしの匂い。
それが、今の、朝の春希の匂い。

かずさ 「…ん〜、ん〜」

顔をうずめる。頬をすりつける。
…あたしのものなんだから、なにやったっていいんだ。

春希  「…う…ん…」

馬鹿がくすぐったそうに身をよじって、寝返りを打つ。
…この野郎、あたしに背を向けるとは何事だ。


これは、おしおきだな。


春希の首筋に顔をうずめて、春樹の匂いを強く感じながら。
あたしの手は、腕を辿り、わき腹を抜け―


春希  「…ぐあ!」
かずさ 「…ばーか」

あとがき


2012/1/28 作注
非エロ?…やっぱりこれじゃ伝わらなかったか。かずさの手は、腕を辿り、わき腹を抜け、足の付け根に沿って―、さて、何を握ったでしょうか?
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