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tyounekogami 2023年06月04日(日) 11:00:15履歴
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身体形状: | 眼球が真っ黒なエルファ。当然エルファが歪んだもの。 |
支配領域: | 特になし。ただし森が比較的多い。 |
使用言語: | 〈悪魔〉語。大半はエルファ語も使える。 |
社会形態: | 数人〜数十人で集団を作るが団結力は無い。強いほど単独行動を好む。 |
一般的性向: | 極めて残虐。黒の月種族で最も〈悪魔〉に近い。 |
長所: | 俊敏で知性が高い。光が無くても物が見える。不老の肉体を持つ。 |
短所: | 非力。エルファから特に憎悪されている。子供を育てられないため自然増がほとんど起こらない。 |
命名法則: | エルファだった頃の名前を、不快感を催す響きに変えた物が多い。 |
★ゲルーシャ基本セット改(15CP)
体力-1(-10cp)、敏捷力+1(10cp)、知力+1(10cp)、
闇視(+25cp)、獣化症?に対する免疫(+5cp)、不老(15cp)、
光量補正(5cp) 瞬時に目に入る光の量を調整する。
10ヘクス以内で<閃光>の呪文を受けても生命力判定に成功すれば影響なし。
失敗しても3秒間、敏捷力-3状態になるだけ。10ヘクスより離れていると判定すら不要。
残忍(-10cp)、サディスト(-15cp)、狭量/エルファ(-5cp)
酷い妄想/万物は破壊されるべき(-15cp)
身長は同体力の1割増し、体重は身長から求めた値の9割。
平均的なゲルーシャは100CPで作成され、エルファだった頃のデータを継承します。単独で動けるほど強い個体だと200CPを超えることも珍しくありません。最初に信仰した〈悪魔〉から直接呪文を教わることがあり、そうしたケースでは呪文取得に制限はありません(広義のソーサラーとして扱われます)。
ゲルーシャは以下の特徴を持つことはありません。
「足すくみ」「肥満」「内気」「音楽能力」「正直」「誠実」「平和主義」「朴訥」「魔法の耐性」「名誉重視」。また、不老なので「高齢」によってCPを獲得することはできません。
元ルールからの変更点。
初期の「種族的対立/エルファ(-20cp)」が完訳版では-5cpに変化しており、これは、特定の種族への「狭量」と扱えるため、そちらに統合。ゲルーシャの他者との共存がほとんどできない破壊欲求や、実現がほぼ不可能な「万物の破壊」を目標としている設定は不利な特徴に値するため、「酷い妄想/万物は破壊されるべき(-15cp)」として処理。真っ黒になった瞳には「光量補正」能力を持たせました(闇の賜り物の一つ)。こうして種族CPをエルファと合わせています。
エルファが<悪魔>を信仰することで、ごく短期間で生きたままゲルーシャへと種族変化を起します。それ以外に増える方法がありません。厳密には、ゲルーシャ同士で子供を作ることも可能です。が、誰も世話をせず、むしろ面白半分で殺したりするため、他に種を増やす方法がないのです。
彼らの心は、円環がもたらす調和による恒久的繁栄を目指していたエルファ時代とは全く逆で、世界を滅ぼす事を目的としています。それも黒の月の暗黒帝国を打ち立てるとかいったことではなく、自分たちをも含む万物の破壊です。破壊対象は友情とか絆といった抽象的な概念も含むため、自分たちもまたそういったつながりを嫌います。強い個体ほど単独で動こうとします。
普段はエルファの目が届かない森の影で、ひっそり生活しています。何人かの同族が群れている事もあります。が、それは単に個々が弱いので力を得るために群れているだけで、仲間意識のようなものはありません。そのため、集団のゲルーシャの戦闘力は大したことはありません。
しかし、このような究極の理想に共感するのは、おそらく同じゲルーシャだけであろう。それ故に、同族以外の味方は得られない。そして「他人との関係」すら破壊対象であるため、最終的には孤高の道を選ぶ事になる。
また、「全ての破壊」の理想を体現しようとすると、それはテロリストのようなただの破壊魔となってしまう。それでは、どこかの勢力にあっと言う間に消されてしまうだけであり、ぶっちゃけただの「野獣」と同じである。下手すると同じ黒の月の種族に消される可能性がある(その多くは自分たちの消去まで望んでいないので)。
また、ゲルーシャはトロールやソーサラーと異なり、出身氏族に応じて強さにムラがある。強い者はソーサラーとして力を振るう一方、下位氏族出身の弱い個体は「毛の生えたゴブリン」程度の力しか持たない。そういう弱い個体が理想をバカ正直にやっていたら、志半ばで「狩られて」しまうだろう。そういった事情から、全ての破壊を目的としつつも、力関係に応じて現実と妥協しているゲルーシャが多いのではないだろうか。闇の傭兵として誰かに仕えたり、軍師として覇者に仕えるのである。より強い覇者に協力し、最後の最後で頂点となった主の力を盗み、万物の破壊を実行するのである。彼らは知性が高い…。究極の目的を達成するために、目先の破壊は避け、狡猾になるだけの演技力くらいはあるはずだ。
このページへのコメント
各氏族の誤字修正や改行等を行いました。
その世界に存在している種族の内、多数派である支配種やその他多数の種族と敵対していて、命乞いも聞き入れられない抹殺対象になることは、不利な特徴と扱えると思いますがどうでしょうか。
因みに支配種は、ルナルや地球の場合、人間が当てはまるる感じです。
特徴として処理する場合、「敵」か、悪い「名声」辺りでしょうか。
見つけ出して殺されるなら「敵」は国家規模で、「名声」なら極悪人以上であるレベル4以上の悪名になりそうです。