GURPSよろず

不利な特徴 精神的特徴 反応関連

第4版『ベーシックセット』第3章「不利な特徴」B155P参照。

「妄想」[-5〜-15CP]……精

　あなたはどう見ても真実とは思えない何かを信じています。このことで、人はあなたが正気でないと判断するかもしれません。そして、それはある意味真実です！　この特徴をとったなら、あなたは常に自分の「妄想」が真実だと信じてロールプレイしてください。「妄想」で得られるCPは、その程度によって異なります。

　あなたの行動は「妄想」による影響を受け、周囲もそれに気づきます。ただし正常な社会生活を営むのにそれほどの支障はありません。あなたの「妄想」に気付いた人は、反応が-1になります。
例：「リスは神からの使者だ」「秘密結社がいつも私を見張っている――私を守るために」「私は王家の跡継ぎだが、生まれた時にジプシーにさらわれ、今は一般人に身をやつしている」

　あなたの行動は「妄想」の影響を強く受けます。それでも、それなりに正常な生活を送ることができます。あなたの「妄想」に気付いた人は、反応が-2になります。
例：「すべての電話が、政府によって盗聴されている」「私は絶対的な「方向感覚」と、完璧な「記憶力」を有している」

　あなたの行動は完全に「妄想」に支配され、正常な生活を送ることができません。あなたの「妄想」に気付いた人は、反応が-3になります。ただし、反応が敵対的であっても、攻撃するよりはむしろ、あなたを気味悪がったり、憐れんだりするでしょう。まともにゲームに参加できないと判断した場合には、GMはこの段階の「妄想」を制限ないし禁止してもかまいません。
例：「私は不死身だ」「私はアレキサンダーだ」「機械はアイスクリームを垂らすと良く動く。特にコンピュータには必ずアイスクリームを垂らすことだ」。

一般的特徴 精神的特徴 癖

特徴 不利な特徴 精神的特徴 癖 一般的特徴 反応関連 b第3章 標準特徴

第4版『ベーシックセット』第3章「不利な特徴」の「癖」参照。

ささいな「妄想」[-1CP]……精

　ささいな「妄想」を癖としてとることができます。日常生活に影響を与えず、親しい友人にも気付かれないかもしれませんが、あなたはそれを信じています。
例：「地球は平らだ」「ボーイスカウトと健康食料品店は、陰でペンタゴンが操っている」「靴下を履くと足の病気になる」。

　あなたの行動次第で「妄想」の内容が同じであっても得られるCPはただの癖（-1CP）から-5、-10、-15CPまで変化します。例えば、あなたが「紫色のものはすべて生きている」という「妄想」を抱いているとしましょう。それによる行動が、紫色のものに挨拶するという程度なら、「癖」のレベルです。部屋で紫色のものと真剣に話し合うなら、「軽い妄想」でしょう。国会の前に座り込んで、“紫色のものに公民権を！”と叫ぶなら「相当な妄想」です。そして、目に入るすべての紫色のものを攻撃するなら、それは「ひどい妄想」です。
　あなたがどれほど精神を病んでいたとしても、「妄想」によって、合計で-40CPまでしか得ることができません。
　GMは、PCが抱いている「妄想」が、実は本当であることにして、プレイヤーを混乱させてもいいでしょう。しかし、すべての「妄想」が適しているわけではありません。上の例で言えばリス、アイスクリーム、アレキサンダーは似つかわしくないでしょう。しかし秘密結社は実在するかもしれませんし、ジプシーは本当に王家の跡継ぎをさらったのかもしれません……楽しんでください！
　このように「妄想」が真実だったとしても、他のプレイヤーがそれを「妄想」だと思っている間は、CPを“買い戻す”必要はありません（そしてGMは「妄想」を信じているキャラクターのプレイヤーに対しても「その妄想は実は真実である」と教えるべきではありません。正しくはあっても狂ってはいる、ということはよくあることです）。

成功判定の章、影響判定より。
心理戦
コラム：「PCへの影響判定」

反応判定
反応表
反応修正
反応修正を与える特徴

影響判定
影響技能