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TRPGで使えそうな雑学
82.名無し - 22/07/02 07:23:10 - ID:0vSlem/Hhg
古代魔法王国ネタでよく使われる「楽園の創造と滅亡」。
果たして現実で「楽園」を作った場合、どうなるのだろうか?
【動物実験】食料∞・病気や天敵ナシ環境での生物の結末【ゆっくり解説】【雑学】
https://www.youtube.com/watch?v=p-SO_We75t4
【概要】
食料が無限に供給され、十分な広さの土地があり、病気や天敵のいない楽園でネズミ8匹を放ち、その後の状況を追跡調査してみたという内容。
【結論】
およそ3年後に楽園は全滅。
【滅亡過程】
こんな環境でも争いの種があった。つまり「結婚相手」である。オスは理想的な嫁を奪い合い、メスは強いオスの下で子作りを希望する。
8匹のネズミが100匹ほどになった頃から、楽園内で嫁を巡っての抗争が日常化する。戦いの結果、「戦うネズミ」と「戦わないネズミ」のグループに分かれた。
問題なのは、戦いに負けて戦意喪失した「戦わないネズミ」たちがコミュニティに残ってしまう事。通常、この手の負け組はコミュニティを離れ、別の場所でまた抗争を行って勝ち組へと昇格するか、あるいは世界に適合できずに死ぬのだが、この楽園からは脱出不能であり、しかも食料だけは無限に存在するため、負け組はリターンマッチする事もかなわず、負け組人生のまま生きる事を強制されてしまった。
この負け組の残存が、後にネズミ社会全体のガン細胞となる。すなわち、負け組同士のカップルから生まれた子供たちが引きこもりor無差別に攻撃するギャング化してしまい、社会そのものを破壊し始めたのだ。彼らは生まれた時から社会的役割が不透明なままなので、育児など行わず、溜まったストレスを社会全体にぶつけ続けた。結果、コミュニティそのものがギャングメンバーによって破壊され、最終的に残った数百匹のうち、10数名ほどしかいなかったオスは全て「引きこもり」属性という状況。彼らは子孫を残す事そのものに興味がないため、彼らが死んでメスしかいなくなった時点で世界滅亡が確定。
ユートピアとして創造されたはずの世界はディストピアとなり、実験は終了した。
【TRPGネタとして】
初代ソードワールドの古代王国の遺跡などで、かつて楽園だったけど滅びた系の遺跡がいくつかある(精霊都市フリーオンとか幻覚都市マーラアジャニスの都など)。ルナルやその他ファンタジー系の古代遺跡の背景ネタとして、この実験の結果が使えるのではなかろうか。
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