GURPSよろず

<御者/種別>（知力/並）……動物系技能、車輛系技能
　技能なし値：知力-5、<動物使役/同種>-4、<騎乗/同種>-2

　<御者>は、動物の群れをうまく操って、荷馬車や戦車（チャリオット）などを曳かせるための技能です。
　動物を買うときに能力を見抜いたり、動物の世話をしたり、馬具を取り付けたりするのにも役立ちます。動物が人間の言うことを聞かなかったり、あまり訓練されていない場合（GM判断）、<御者>判定を試みる前に<動物使役>判定に成功しなければなりません。
　ふつうに旅をする場合、1日に1回<御者>判定を行ないます。ギャロップなど（動物のせいいっぱいの移動力に対して80％以上の高速）で走らせたり、戦車戦闘などで複雑な動きをさせるときには、10秒ごとに判定をおこないます。
　ふつうの失敗は“時間を無駄にしてしまった”、“思ったよりも旋回半径が大きくなった”という程度の失敗です。ファンブルで失敗すると――あるいはギャロップの際には普通の失敗でも――馬車や戦車はひっくりかえります。乗員と動物は5メートル落下したものとして扱います（落下、2巻第14章）。さらに荷を曳いていた動物それぞれにサイコロを2個振って、12の目が出たら足を折ってしまいます！　動物をなだめるには<動物使役>技能判定が必要になるでしょう。再び荷物を積むのにかかる時間は、荷物の内容と転倒した地形、その時の天候によって変わってくるでしょう。
　動物の種類ごとに専門化しなければなりません。最も一般的な専門は<御者/馬>です。これは馬とロバをカバーします。<御者>の各専門分野は、互いに-3で技能なし値になります。

• 5匹以上の動物を扱うなら-2。
• なれていない動物を扱うなら-2。
• 地形が悪ければ-1〜-5。

乗り物のよけ

• 第4版Fantasyの新テクニック
  • 【急旋回】（難）