最終更新: tominosyou 2024年03月01日(金) 06:53:34履歴
『ガープス・ベーシック【第4版】キャラクター』では「震動感覚」という表記。これは悪訳。特徴の説明から震動より振動のほうが汎用的。原語はVibration Sense。「振動」は「振り子・ガラスの振動」、「振動数」、「電磁波・音波の振動」のように一般・数学・物理の分野で使われる。それに対し「震動」は「火山・大地の震動」のように自然現象・地震に限定した用語である。この特徴の説明から、「震動」よりも「振動」が適切。
あなたは皮膚、ヒゲ、アンテナなどで振動を感知することによって、物の大きさと場所を識別できます。あなたはこの能力が空中と水中のどちらで働くのかを特定しなければなりません。
「振動感覚」は視覚の代替品ではありません。あなたは暗い中でも敵の場所を探すことができますが、詳細まではわかりません(例えば相手が武器を持っているかどうか)。もし完全に静かで、暗い部屋であれば、部屋の大きさについても漠然としかわかりません。しかし障害があれば、それにぶつかる前に気づきます。そして開口部があれば、空気や水の流れを感じることによって発見できます。
「振動感覚」を使用するためには知覚判定が必要です。「サイズ・速度/距離表」を参照してください。そして目標のサイズと速度と距離について“別々に”修正を適用します。目標のサイズと速度はボーナスに、距離はペナルティになります。風(空中の場合)や水流(水中の場合)はあなたの感覚を妨害する“雑音”を発生するでしょう。この表で風や水流の速さを探して、それを速度ペナルティとしてください。
判定に成功すれば、大まかなサイズと目標の位置、速度および進行方向が明らかになります。目標の形や色についての情報はわかりません。一度何かを探知したら、それを攻撃の目標にすることができます。発見する際の知覚判定に対するペナルティは命中判定でもペナルティになります。しかしボーナスは命中判定には適用されません。
あなたが能力を発揮するために必要な素材(空気または水)のない場所にいるか、気密された服を着用している場合、この能力は全く働かない点に注意してください!
「[[振動感覚]]/[[能動的電気受容>振動感覚#Active_Electroreception]]」
『GURPS Template Toolkit 2: Races』での追加種別動物や異星人の中には、「振動感覚」の一種として扱える能力を持っているものがいます。
「振動感覚/能動的電気受容」[10CP] ……肉、特
気流や水流ではなく電界の歪みを感知するという、標準的な「振動感覚」とは全く異なるメカニズムを使用していますが、非常に似た能力を持ちます。水中でのみ機能し、水に対して絶縁体または導電体である物体のみを検知することができます。水流は妨げにならず、検出することもできません。知覚判定に成功すれば、物体のサイズ、位置、移動の速度と方向を特定することができます。この判定は「サイズ・速度/距離表」に従って、対象までの距離に応じて修正されます。加えて、判定に対象のSMを加え、あなた自身のSMを引いてください。この感覚を使用すると、検出可能な電流が発生します。
「[[第六感的>振動感覚#Sense_of_Perception]]」
『GURPS Powers』での追加特別増強。あなたの能力は、髪や肌をくすぐる空気や水の流れに依存しません。“第六感”(例:念力の手ごたえなど)によって振動を検出します。
これは密閉されたスーツや真空中にいるときでも機能し、環境ノイズの影響を受けません。 これにより、「汎用」のすべての利点が得られます。両方の増強を利用する必要はありません。
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