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tyounekogami 2022年10月30日(日) 05:55:39履歴
『ベーシックセット』第1章「キャラクターの作成」の「副能力値」より。
FPは肉体にどれだけの「エネルギー蓄積」があるかを表します。生命力に等しいFPをもっています。たとえば生命力10ならFPも10です。
3CP支払うことでFPを1上昇させることができます。FPを1低下させると-3CPです。リアルなキャンペーンであれば、GMはキャラクターのFPが生命力の±30%に収まるように制限すべきです。例えば生命力10のキャラクターであればFPは7〜13です。人間以外の種族や超人にはこうした制限がありません。また通常生命力の上限は20ですが、FPはそれを越えてもかまいません。
精力的に活動するとFPは徐々に減っていきます。病気・高温・飢え・睡眠の欠如といった類はさらにFPを衰弱させます。さらなる努力(2巻第10章)や超常能力(例えば呪文)を使用するためにFPを意図的に費やすこともできます。また攻撃の種類によっては、HPへのダメージではなくFPにダメージを与えるものもあります。FPを失うとやがて速度が低下し、意識を失います。あまりにも大量にFPを失うと過労で死ぬかもしれません!
FPの減少が生命力そのものや生命力関連の数値を低下させることはありません。疲労には “FPの何倍のダメージ” という表現がしばしば用いられます。例えば “FPの2倍” や “FPの半分” などです。こうした場合、計算には “本来の” FPを使用してください。その時点でのFPではありません。
FP損失の影響と回復については2巻第14章の「疲労」(p.404-405)を参照してください。
エラッタ修正:
【誤】例えば生命力10のキャラクターであればHPは7〜13です。
【正】例えば生命力10のキャラクターであればFPは7〜13です。
FPの値 | 影響 |
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FPが残り1/3未満 | 移動力、よけ、体力が半分 (端数切り上げ)になります。 体力基準の数値には影響を与えません。 |
FPが残り0以下 | 倒れる寸前です。上の状況に加え、さらに疲労した時には、1点FPを失うごとにHPも1点失います。 会話や休息以外の行動をとるためには意志力判定が必要です。 戦闘時には「何もしない」以外の戦闘行動を選ぶには意志力判定が必要です。 成功すると、普通に行動できます。呪文を唱えるためにFPを消費することはできます。溺れかけていてもがくことはできますが、これらはFP1点を失うごとにHPも1点失います。 意志力判定に失敗すると、倒れてしまいます。無力化されて、FPがプラスになるまで何もできません。 ファンブルで失敗すると、即座に生命力判定を行なわなければなりません。もし失敗すると、あなたは心臓発作を起こします。「死の危険がある効果」参照。 |
FPが本来のFPの-1倍 | 倒れて意識不明になります。 意識を失っている間は、通常の休息と同じ比率で回復します。FPがプラスになった時点で意識を取り戻します。 FPはこれ以下になることはありません。この段階になってさらにFPを失うようなことが起これば、その代わりにHPが減少します。 |
限定の「信頼できない」を施した能力は、「FPが3以下になってしまうと、FPがすべて回復するまで能力の使用を試みることができなくなる」とあるが、これは「FPが残り1/3未満」と解釈されることもある。
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