GURPSよろず

基本的に武器狙いへの命中修正は、小型-5、中型-4、大型-3と扱う。
例。

• ナイフ・ピストル等の小型武器。命中-5
• 長槍、槍、ライフル、グレートソード等の大きな武器を狙う時。命中-3
• これら以外の武器を狙う時。命中-4

　基本的に、武器へのダメージは、積極的に「武器を狙って」攻撃した時だけ考える。
　木製の柄を叩き切るには、「切り」攻撃（ダメージボーナスは無視）で柄（通常、槍や斧は直径5cmの木製柄、防護点3、生命力8）をHP0にする必要がある。
しっかりした長槍の柄は、木製の棒に金属が被せられています（防護点4、生命力12）。
武器が受けたダメージは蓄積していきますが、普通、戦闘が終われば次の戦闘の為に柄をしっかりと修理したり、付け替えたりするでしょう。

　剣、レイピア、ナイフ等の刃のついた武器を壊すには、「切り」または「叩き」の攻撃で一度に大きなダメージを与えなければなりません。

• ダガー、スモールソード、レイピア等を壊すには4点。
• ナイフ、ショートソード、サーベルなら6点。
• ブロードソードなら8点。
• さらに大型の剣なら10点。

のダメージを一撃で与えると、武器は壊れます（ダメージボーナスは無視します）。
　相手の武器よりも質の高い武器で攻撃したら、壊すのに必要なダメージは半分です。
敵の武器の方が質が高いなら、2倍のダメージが必要です。
魔法による攻撃に対しては、上質でHP1.5倍し、最高品質で2倍にすればいいでしょう。

武器に対する攻撃に対しては「よけ」を行うことができます。
武器が準備状態なら「受け」も可能です。ただし、武器に対する攻撃を防御する時には、受動防御は0点とみなします。

その他の無生物で咄嗟にHP算出等が必要な場合、剣や盾やテーブル等は、均一体で生命力12と扱います。

盾自身を守る防護点とHP。
本来は盾破壊に関する選択ルールの為のものだが、
ここでは「流石にこの大ダメージをさばき切るのは無理だろう」という解釈の為の目安程度のデータ。

• バックラー　防護点5、HP20
• スモール・シールド　防護点6、HP30
• ミディアム・シールド　防護点7、HP40
• ラージ・シールド　防護点9、HP60
• フォースシールド　防護点100、HP-

生物でない物体のHPを求めるには、主に以下の表を用いります。
【重量】物体の重量。もし欄の間になった時には、2つの内、低い方の数値を使用して下さい。
【無生物/機械】その重量の、無生物のHPです。これには、複雑だったり、稼働する部品があるもの全てを含んでいます。
例：電子機器、銃器、動力式の乗り物、ロボット、その他ほとんどの機械。
【均一/集合体】その重量の均一・集合体である物体のHPです。これには複雑な内部機構を含まない物全てが含まれます。
例：繊維（クローク、カーテン）、家具、人力白兵武器。

物のHP表（特記が無ければ均一体/集合体扱い）

重量	無生物/ 機械	均一/ 集合体	第三版の鎧	第三版の盾
8g	HP1	HP2	毛皮製腰布（軽い）
60g	HP2	HP4
0.25kg	HP3	HP6		フォースシールド機器部分（機械）0.2kg
0.5kg	HP4	HP8	農夫の野良着0.5kg。安物の衣服0.5kg。標準的な衣服0.5kg。 高級な衣服0.5kg。貴族のドレス0.5kg。
1kg	HP5	HP10	夏服1kg。毛皮製チュニック1kg	バックラー1kg。ライト・クローク1kg
1.5kg	HP6	HP12
2.5kg	HP7	HP14	冬服2.5kg。ライトゲヴラー2.5kg。リフレック2kg。	ヘビー・クローク2.5kg
4kg	HP8	HP16	ライトレザー5kg。ヘビーゲヴラー4.5kg。	スモールシールド4kg。
5.5kg	HP9	HP18	クロースアーマー7kg。	ミディアムシールド7kg。
8kg	HP10	HP20	ヘビーレザー10kg。フラックジャケット8kg。 ライトボディアーマー11kg。
13.5kg	HP12	HP24	ミディアムボディアーマー16kg。	ラージシールド12kg。
21.5kg	HP14	HP28	チェインメイル22kg。スケイルアーマー25kg。 ヘビィコンバットアーマー26kg。
32kg	HP16	HP32	ハーフプレート35kg。
45.5kg	HP18	HP36	ライトプレート45kg。ヘビープレート55kg。
62.5kg	HP20	HP40
108kg	HP24	HP48
171.5kg	HP28	HP56
256kg	HP32	HP64
364.5kg	HP36	HP72
500kg	HP40	HP80