最終更新: tominosyou 2023年01月04日(水) 10:26:19履歴
「他人に影響」[+50%/人]……増強、警告値★2
自分の特徴を他の人に広げることができます。触れることで限られた数の同意する対象に影響を与えることができる場合、「他人に影響」のコストは1人あたり+50%になります。これは攻撃ではありません。同意しない相手には何の効果もありません。それぞれの仲間と接触するためには、手の届く範囲にいる必要があり、個別に「準備」行動を行う必要があります。これは特徴の効果を授けるものであって、それを使う能力を授けるものではありません。あなたはそれを「オフ」または「オン」にし、そのレベルを設定するなどして、その決定があなたとすべての受容者に等しく適用されるのです。
あなたの能力は、他人があなたに触れている間だけ影響します。彼らは、あなたとの接触を断つことで、いつでもその効果を終了させることができます。近くにいるだけの人に影響を与えるには、「範囲に効果」を追加します。この場合、1回の「準備」行動によって、自分のエリア内にいる人であれば、自分の限界までの人数に影響を与えることができます。
上記バージョンの「他人に影響」は、移動能力(「飛行」や「物質透過」など)や物理的な変身(「巨大化」や「縮小」など)に対するものです。空を飛べない人、縮むことができない人などを置いてけぼりにしてしまうような冒険でも、PCを一緒に行動させることができるのです。GMは、このような目的に適う場合、他の特性への「他人に影響」を許可することができます。
「力場状」(P.14)をその増強のためにリストされた防御の1つに適用する場合、少なくとも1レベルの「範囲に効果」も取ることを条件に、一律+50%の「他人に影響」を追加してもかまいません。この3つの修正を組み合わせると、自分の範囲内にいるすべての人に自分の特徴の保護が及ぶようになります。この力場は、外からの攻撃や危険に対して機能します。力場の内側にある脅威は、その保護を無視します。
「防護点」に基づく場合、力場は移動も阻害します。それを越えようとする敵は、無理矢理にでも入ってこなければなりません。自由行動としてこれを試みる者(1ターンに1回まで許可されます)は、突きダメージを算出します。「攻撃」「移動攻撃」「全力攻撃」を使って爆走する人は、その攻撃の通常ダメージを算出します。ダメージがDRを上回ると、通り抜け可能な大きさの開口部を作ることができます。これはそのターンの終了時に閉じられ、力場を弱めることはありません。
GMは、「治療できる」、「特殊攻撃」、「精神支配」のような、使用者に何かをさせる特徴に「他人に影響」を許可してはいけません。禁じられた特性を与えたり、望まない対象に影響を与えるには、適切な「有利特徴付与」の増強で「特殊効果」を購入します。
「他人に影響」[さまざま(基本的に+50%)]……増強
この増強を施した「有利な特徴」の効果を他者に付与することができます。
この力場は、外部からの攻撃や危険に対抗する働きをします。ただし、力場内の脅威に対しては無視されます。
「防護点」に基づいている場合、力場は“力場を横断する動き”も妨げます。
敵は力場を横断したいなら無理やり押し入らなければなりません。これを「自由行動」(1ターンに1回許可)として試みる者は突きダメージを判定します。
攻撃者は、移動して攻撃するか、または全力攻撃を行い、攻撃の通常のダメージを判定します。
ダメージが力場のDRを超えると、通り抜けるのに十分な大きさの開口部ができます。ただし、この開口部は攻撃者のターン終了時に閉じますし、開口部ができたからといって力場全体が弱まるわけでもありません。
特例として“知性ある超常の道具”(例:インテリジェンスソード)等が使用者にその手の能力(例えば自分も使える「特殊攻撃」など)を「他人に影響」で貸し与えることはある。左記は、『GURPS Thaumatology』発売前の暫定情報です。現在は「Must Be Wielded」の限定か「Can Be Wielded」の増強を使用します(『GURPS Thaumatology』p.119参照)。
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