最終更新: tyounekogami 2023年07月12日(水) 01:22:49履歴
『ベーシックセット』第10章「成功判定」より。
通常、1人の人間は1日(24時間)に8時間労働します。1日の終わりに各キャラクターは、その日の労働に使った技能の判定を行ないます。NPCに関してはGMが判定します。成功すれば、その日の仕事が上手くいったものとみなします。失敗すると半分しか達成できなかったことになります。クリティカルで成功すると、50%余分に作業できたことになります。ファンブルで失敗すると、その日の仕事が上手くいかなかっただけでなく、すでに済んでいる仕事2d人時分を台無しにしてしまいます。
監督は作業時間中ずっと自分が働く代わりに、スタッフに指揮することを選んでもかまいません。その場合、作業員が組織化されていれば<管理>、それほど複雑でなければ<指揮>で判定を行ないます(GM判断)。成功すれば作業員はその日の作業の判定に+1できます。クリティカルなら+2です。失敗すると監督は何の貢献もできなかったことになります。
8時間より長く労働することもできます。NPCにそれを要求するには影響判定を行なわなければなりません。長時間労働する場合、1日ごとに生命力判定を行ないます。10時間を越える1時間ごとに-1の修正がかかります。生命力判定に成功すれば、通常通り技能判定を行なうことができます(ファンブルで失敗しない限り、超過労働も数えて労働時間を計算します)。生命力判定に失敗したら、出目が目標値を上回った分だけのマイナス修正(最低でも-2)をして技能判定を行ないます。また、同じ点数分だけ疲労します。それでも技能判定に成功すれば、労働に余分に貢献できたことになります。生命力判定にファンブルで失敗すると、そのキャラクターは疲れ切ってしまい、次の日は働くことはできません。
「時間の消費」で述べられているように、手順を飛ばすことによって必要とされる作業の人時を切り詰めることが可能です。与えられた作業を行なう労働者は全員、「急ぐ」時のペナルティを通常通り受けます。例えば、上記の吊り橋の建築に取り組む肉体労働者は、20人時(-50%)に作業を短縮することができます。しかし全員が敏捷力-5で判定を行なわなければ成りません。
同様に、余分に時間をかけることによってボーナスを得ることができます。例えば、もし労働者たちが80人時労働した場合、敏捷力+1で判定できます。しかし余分に時間をかけることによって超過労働が必要になるようなら、このやり方は裏目に出るでしょう。
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