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旧名は《遅発》。名称重複系呪文
魔法大全』のpp.60-61参照。

呪文《呪文遅発》(Delay) M60-61P

■《呪文遅発》 通常呪文呪文操作系呪文39(連動系呪文01)
《[[呪文遅発]]》
 この呪文は他の呪文に対して唱えます。その呪文の目の前――つまり連動する呪文が唱えられた品物や範囲の前――で特定のできごとがおこるまで、発動するのを遅らせます。発動のきっかけとなるできごとは、単純でも複雑でもかまいません。複雑なものであれば、紙に書いておくべきでしょう。きっかけとなるできごとは《呪文遅発》のかけられた場所からふつうの人間が見たときに判断できるようなことでなければなりません。最終的な決定はGMがくだします。ふつうに見てもわからないことをきっかけとしたいのであれば、《魔術師眼》のような適切な呪文を《呪文遅発》に対してかけることもできます。《番犬》など他の呪文の発動をきっかけとして《呪文遅発》を発動させることもできます。ただし1つの《呪文遅発》で発動を制御できるのは1つの呪文だけです。
 2つの呪文はあいだをおかずに続けて唱えます。《呪文遅発》をまず先に唱えます。連動される呪文を次に唱えるときには、呪文を1つ(《呪文遅発》を)維持していることに気をつけてください――9〜10ページ「呪文を維持しているあいだに他の呪文をかける」参照。連動される呪文と《呪文遅発》に必要なエネルギーはこのときすべて支払っておかなければなりません。連動される呪文の対象を人間サイズと想定してエネルギーを消費したのに、実際にはもっと大きな目標エネルギーがさらに必要――11ページの「魔法の種類」や「通常呪文」参照)にかかってしまったときには、効果はまったく与えられないか、効果の度合が減ってしまいます。どうなるかは呪文によります。最終的にはGMが判断します。
 《呪文遅発》には2種類の使い方があります。連動される呪文目標を特定する方法と、「罠」のように誰でもいいからきっかけとなるできごとを引き起こした相手に呪文を発動させる方法の2つです。後者の場合《呪文遅発》と連動される呪文は両方とも「罠の品物」にかけ、きっかけとなるできごとが起こった瞬間に、品物からの距離で効果範囲を考えます。罠にかかった相手が「魔法の耐性」などを持っていれば、連動された呪文技能判定に影響します。
 《呪文遅発》の判定は、最初にかけるときにおこないます。連動される呪文は、きっかけとなったできごとが起こるまで判定しません。連動される呪文をかけたとき、予期される目標がその場にいなければ、目標を触ったり見たりできないということで-5の不利な修正をうけます《呪文連動》の場合は例外です)11ページを参照してください。たとえばドアのノブに《死の手》をかけ、「最初に触った人物に対して発動する」という設定で《呪文遅発》をかけた場合、発動するときの判定に-5の修正をうけます。
 《呪文遅発》のきっかけとなったできごとが起こると、連動される呪文は発動をはじめ、次のターンに効果を発揮します。そのため《呪文遅発》を防御呪文として使うことはできないわけです。罠としては効果をあげるでしょう。犠牲者は意表をつかれることになります。予期していなかった場合、犠牲者は知力判定に成功しなければ呪文がすっかり発動してしまうまで気付きません。「戦闘即応」があれば+6の修正をうけます。
 《呪文遅発》と連動される呪文は両方「維持している」とみなします。さらに情報呪文を重ねている場合は、それも維持しているとみなします。連動される呪文維持については気にする必要がありませんが、《呪文遅発》と情報呪文維持しなければなりません。きっかけとなるできごとが起こると《呪文遅発》は消えます。そのかわり、連動された呪文維持するなら通常通りにエネルギーを消費しなければなりません。《呪文遅発》はまたきっかけとなるできごとが起こったとき、ずっと維持している呪文を「とめる」よう設定することもできます。その場合、術者は連動される呪文をずっと維持しなければなりませんが、《呪文連動》自体をを維持する必要はありません。
 防御呪文射撃呪文を遅らせることはできません――その他の呪文なら可能です。《雷鳴》のような「一瞬」の呪文は、1度発動すればそれっきり、呪文は消えてしまいます。《作音》のように持続する呪文は、発動の時点から時間を数えはじめ、効果が切れるまでその場に残ります。

呪文の解説
エラッタ修正:参照先のページが内容とあってない(原書ではp.11の「魔法の種類」(DIFFERENT KINDS OF MAGIC)を参照するよう書かれている)。【誤】(2箇所ある)――9〜10ページ参照。 【正】(1つ目)――9〜10ページ「呪文を維持しているあいだに他の呪文をかける」参照。 (2つ目)――11ページの「魔法の種類」や「通常呪文」参照

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