最終更新: tominosyou 2022年12月11日(日) 16:02:42履歴
- オートマチック銃器と「フルオートのみ」(Automatic Weapons and Full-Auto Only)
オートマチック銃器――連射4以上の銃器――は「速射」のルールを用います。その大半は制御されたバースト射撃と「フルオート射撃」(引き金を引いている間ずっと発射し続ける)の両方が可能です。
オートマチック銃器の一部には(例:機関銃)フルオートでしか射撃できないものがあります――セミオートや、数発に限定したバースト設定(発射速度変更)ができません。「フルオートのみ」の武器は連射の数値の後に「!」の記号があります。こうした武器で短いバースト射撃を行なうためには、引き金を1秒以下の時間で戻すしか方法はありません。発射数の最低値は、完全な連射地の4分の1(端数切り上げ)か、斬弾数のうち小さい方です。
- 速射と至近距離の静止した目標(Rapid Fire vs. Close Stationary Targets)
目標が完全に静止しており(例えば動かないもの、完全に拘束されていたり意識を失っている人)、サイズ修正が距離修正を完全に打ち消すほど大きい場合、命中判定に成功すれば射撃した弾丸の半分(端数切り上げ)が命中します。攻撃の成功度が武器の反動よりも大きかった場合は、全弾が命中します。
例:SM+2のドアを射撃します。このルールは距離5m(距離修正-2)以内で射撃する場合に適用します。人(SM0)を撃つ時には、距離2m(距離修正0)以内で射撃する時しか適用しません――そして、相手が拘束されているか、意識を失っている場合のみです。
- ショットガンと多弾頭武器(Shotguns and Multiple Projectiles)
- 多弾頭武器(Multiple Projectiles)
例:
とある神父のショットガンは連射3×9です。彼は自分に向かって飛んでくる悪魔に3発発射します。連射のルールを用いる上では、彼の放った3発の弾丸は3×9で連射27として計算します。なぜなら彼の発射した弾丸はそれぞれ多数の大粒の散弾を発射するからです。
極至近距離では、多弾頭弾は充分に拡散する時間がありません。これは致傷力を増加させます!
半致傷距離の10%以下で射撃した場合、連射(RoF)の値の掛け算はしません。その代わり、本来掛ける数字の半分(端数切り捨て)を、基本ダメージと目標のDRに掛けて計算します。
エラッタ修正:「RoF」の訳語不統一【誤】連射値? → 【正】連射の値例:
とある神父が持っているショットガンの半致傷距離は50です。ですから、悪魔が5m以内まで飛んで来たら、散弾が充分に拡散しない距離になります。ここで神父が3発撃った場合、彼の連射は27ではなく3になります。しかし、この攻撃は「×9」の散弾ですから、基本ダメージと悪魔のDR両方を×4します。ショットガンの基本ダメージは1D+1です。ですから神父は各命中弾ごとに4D+4のダメージを与えます(3発まで。何発命中したかは命中判定の出目によって決まります)。しかし悪魔のDRは、この攻撃に対しては本来の3から12に上昇します。
- 複数射撃(Spraying Fire)
連射5以上の武器は、1回の連射で複数の目標を撃つことができます。目標はだいたい同じ方向にいなければなりません(30度以内)。そして攻撃は連続して行なわなければなりません――右から左でも、左から右でも構いません。あなたが選択してください。
命中判定を行なう前に、それぞれの目標に何発撃つかを宣言しなければなりません。連射の値は好きに割り振ることができますが、目標の間が1メートルを越えて離れていれば、その間を横切る時に、何発か弾が無駄になります。連射16以下なら、1メートルごとに1発が無駄になります。連射が17以上なら、1メートルごとに2発が無駄になります。“それた弾丸”は、意図しない目標に命中するかもしれません(「誤射」参照)。
エラッタ修正:「RoF」の訳語不統一【誤】連射値? → 【正】連射の値
また、例を見る限り、目標間にそれた無駄弾数にて、「1メートルごとに」の説明部分は「(目標間の距離-1メートルが)1メートルあるごとに」と見なすべきだと思われる。
命中判定はそれぞれの目標ごとに行ないます。実質の連射はその目標に対して発射した弾の数になります。こうして“五月雨(さみだれ)式”に複数の目標を狙う場合、武器を制御するのが難しくなるため、2つめの目標に対しては反動が+1されます。3つめの目標に対しては(さらに+1され)+2されます(以下同様)。
例:
とある特殊空挺部隊の軍曹はドアを蹴破って、3人の武装テロリストを視認しました。視界内に人質はいません。軍曹は発砲を始めました!
- 制圧射撃(Suppression Fire)
連射5以上の武器を使っている場合、あなたは「制圧射撃」を行なうことができます。これは引き金を下げたまま、水道のホースのように射撃しながら、1つのヘクスに狙いをつけることを意味します。これはあなたの次のターンが始まるまでに、そのヘクスに侵入した人に影響を与えます。射撃を始めた時に、目標がその範囲にいる必要はありません!
制圧射撃を使うためには、武器の射程内にある直径2メートルの範囲を指定して「全力攻撃(制圧射撃)」を選択し、射撃を開始します。これには完全な1秒間がかかります。そのターン、あなたは他に何もできません。
武器を何発発射するかを特定してください。ただし最大でも武器の連射までです。もし連射10以上の武器を使用している場合、直径2メートルの範囲を複数制圧することもできます。ただし、それらは隣接していなければならず、それぞれに最低でも5発発射しなければなりません。それぞれの範囲での実質的な連射は、あなたの射撃した弾数の総計ではなく、それぞれの範囲に発射した弾数になります。
一度制圧射撃を始めてしまうと、その範囲に入った者や、目標範囲の中心とあなたを結んだ直線の両側1メートルの場所に入った者には、必ず――敵でも味方でも――攻撃しなければなりません。目標の可視性によるペナルティを除いて、通常の攻撃修正をすべて適用します――実質的な連射の値によって得られる連射ボーナスと、それ以前の「狙い」によるボーナスを含めます。大半の武器の場合、最終的な目標値は「6+連射によるボーナス」を越えることはありません。車載やトライポッド使用の場合、「8+連射によるボーナス」までです。
もし命中したら「ランダム命中部位」を使ってください――あなたは制圧射撃で目標の特定部位を狙うことはできません。この結果、何発かは遮蔽に命中するかもしれません(「遮蔽」参照)。もしあなたの発射した弾丸がすべて目標に命中したら、そのターンそれ以上別の者に命中することはありません。
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